【BTSファン小3息子】がメガネデビュー!憧れの「SUGA風メガネ」を作るまで

この夏、小学3年生の息子がメガネデビューしました。お気に入りの1本を購入し、いざメガネ生活をスタートするまでには親子で色々と悩み、相談し、紆余曲折がありました。これからメガネを購入するか検討されている方に参考になるかと思い、私たちの体験記をまとめてみましたので、お役に立てたら嬉しいです。

メガネデビューのきっかけは、学校の視力検査の通知

息子がメガネを購入したのは、小学3年生の夏のこと。しかし実際には、メガネが必要だろうと感じてから購入に至るまで、1年以上のタイムラグがあったのです。

小学2年生で初めて視力検査に引っかかる

小学1年生の視力検査では、何事もなく当然のように両目A・Aという検査結果の通知を持ち帰っていました。その頃、本人も普段の生活で見えづらいというような素振りは全くありませんでした。

しかし、翌年の小学2年生の視力検査で突然片目A・片目Cという検査結果で、眼科に行って下さいという旨のお手紙をもらって来たのです。これには私もとても驚きました。Cといえば0.6〜0.3ほど。「たった1年でこんなに視力って下がるものなの?」「学校の検査だし、本人が言い間違ったりしたんじゃない?」と、半ば信じられませんでした。

眼科にて視力測定。メガネをすすめられるものの…

眼科の先生からは、「この視力であれば、本人の為にもすぐにでもメガネ着用を検討して下さい。次回メガネ作成の為の検査をしようと思いますので、よかったら帰りに受付で予約をしていってください。」と告げられました。しかし、私の中でも心の整理が出来ておらず、息子にも「体育の時とか大変そうだし、顔が変わるみたいで絶対に嫌だ!」と返されてしまい、次回予約はせずに帰宅したのでした。

目を細める癖がつき始め、小学3年生でメガネを作成する覚悟を決める

その後、日常生活で息子がおそらく見えづらい時に、目を細める癖がついてしまいました。さらには、息子のテレビを観る位置がどんどん画面に近くなっていることにも気づきました。学校でも一番後ろの席になると黒板が見えないから、前の方を希望したといった話を本人から聞き、いよいよメガネを購入してあげなければいけないな、と思うようになったのです。

そして3年生に進級し、最初に行われた学校の視力検査にて両目Cという検査結果の紙をもらって来ました。いよいよだね、と親子でメガネを作成する覚悟を決めました。

息子に気分よくメガネデビューしてもらうためにやったことは?

メガネをかけることに対して、最初は抵抗があった息子。どのようにして本人を説得し、気分よくメガネデビューしてもらったのかについてご紹介します。

メガネに対するネガティブイメージを払拭

そもそも息子が最初メガネを嫌がっていた理由は、「面倒そうだから」と「カッコよくない」という2つでした。

「面倒そう」というものについては、「確かに多少不便は増えるかもしれないけど、周りがよく見えるって本当に気持ちがいいことだよ。」と、私が初めてメガネを作ってもらい、かけた時の感動体験を話して納得してもらおうと努力しました。

パパからも、「目がよく見えるということは、今まで以上に目で見た周りの情報が沢山入ってくるということだよ。そしたら、もっともっと色んなことを知ることができるし、感じることができるよ。」と話してもらいました。そして何度か話を聞くうちに、「そうか…」と本人も受け入れるようになってくれていました。

全ては推しが解決してくれた!!

もう一方の「カッコよくない」というものについては、「メガネはかっこいい!視力が悪くない人も、お洒落のためにかけることがある!メガネはおしゃれアイテムのひとつだ!」と私が熱弁しました。

息子はBTSのSUGAがとても大好き。ならば、とSUGAのメガネ姿の写真をたくさん見せることにしました。「ほら、メガネかけてるのかっこいいよ?」「こういうタイプのメガネもいいね!似合いそうだよ」などと盛り上げていると、息子のテンションもあっという間に上がっていきました。

そして「僕もこういうメガネかけたい!SUGAみたいなメガネ欲しい!」と、メガネをすんなりと、むしろ前のめりに受け入れてくれたのです。小学生男子の単純さと、推しへの強い想いにあっけに取られた瞬間でした。

息子の推しのSUGA(BTS公式Twitterより)

いよいよ子ども用メガネを作ることに

ここからは実際に私たちがメガネを作った時の流れについて、簡単にご説明します。

眼科ではメガネを作るための精密検査

メガネを作ると決めたら、まず眼科へ行きました。そして、メガネの処方箋を眼科で作成してもらうのですが、それにあたって精密な検査が必要とのことでした。それはどういった検査かというと、特殊な目薬をさして瞳孔を開かせてから視力を測定するのです。私たちの場合、処方箋を実際に頂くまで3回眼科に通院しました。また、ここで眼科の先生には、「両親が近視だと、子どもも近視になる確率は5倍以上だから、ある程度仕方のないことですね。」と言われました。

メガネの処方箋の期限は1ヶ月。その期間にメガネ屋さんへ

眼科で頂けるメガネの処方箋は、期限が1ヶ月と決まっています。その間にメガネを作成しなければなりません。

私たちは最初に、周りのお友達もここで子どものメガネを購入したと話している方が多かった、『アンファン』という子ども用のメガネ専門店へ伺いました。百貨店の中に入っていることが多いので信頼度も高く、子どものメガネ専門というところが安心感があったからです。そこではとても丁寧に話を聞いて頂きました。子どものメガネについても専門店というだけあってとても知識豊富で、子どもならではのアクシデントの例なども教えて頂き、勉強させて頂きました。初回は色々と試着させてもらい、イメージを掴んで、購入はしませんでした。

『アンファン』にてたくさんアドバイスを頂きました

その後『Zoff』にも足を運びましたが、そこでは価格に衝撃を受けました。通常のメガネ屋さんのおよそ半額以下で購入できるものばかりだったからです。それにデザインも可愛いものがたくさん!バリエーションも豊富でした。

どうしても欲しいSUGAが掛けていた「サーモントタイプ」のメガネ

たくさんのメガネを試着し、本人の好みの系統が分かってきましたが、私達にはどうしても忘れられないメガネがあったのです。それは、先ほど息子の推しであるSUGAが掛けていた、サーモントタイプというメガネ。眉毛の部分だけが縁が太くなっているような形状で、別名ブロウタイプとも呼ばれます。

サーモントタイプのメガネとはこういうタイプのものです。

子ども用のサーモントタイプのメガネをネットで探すと、唯一見つかったのが『ベセペセキッズ』というブランドでした。しかしこちらをメーカーに問い合わせてみると、すでに廃盤となっているようで、現状で全国の取扱店に出回っている分しか無いとのこと。最初はこの黒が欲しくて、首都圏のベセペセキッズ取扱店はほとんど電話で問い合わせをし、その後ネット販売をしている全国各地のメガネ屋さんにもメールをしたりしましたが、見つかりませんでした。結局、黒以外の色は数種類揃っているとお話を頂けた、吉祥寺にある『グラストリー イカラ』へ伺うことにしたのです。

こちらお店は、メガネのセレクトショップといった雰囲気で、並んでいる商品がとにかくお洒落!子ども用の品揃えも、デザインに凝ったものが多くてとても楽しかったです。結局お目当てのサーモントタイプのメガネの茶色のタイプを購入しました。本人の顔の形に合わせて微調整までその場でしてくれ、その後完成品を自宅まで発送してくれました。

『グラストリー イカラ』さんは、あれもこれも欲しくなる程オシャレなメガネ揃いでした。

ちなみに気になるメガネ作成にかかったお値段ですが、フレームが24,000円(税抜き)でレンズが薄型のものをお願いして約15,000円だったので、合計で40,000円ちょっとくらいのお支払いでした。

また、メガネ購入時には、こちらのくもり止めジェルをおすすめされ、一緒に購入しました。マスク生活で、メガネのくもりは付き物ですよね。こちらはお値段は500円ほどでした。

『アンチフォグ』という、ジェル状のくもり止めです。

子どものメガネの扱いで気をつけるべきポイント

メガネを購入したら、できるだけ壊れないように大切に取り扱って欲しいですよね。子どもがメガネの扱いで気をつけるポイントをまとめました。

アクティブな子にはメガネバンドが役立ちます

子どもは身体を動かすのが大好き!しかし、頭を振り回すとメガネが吹っ飛んでいってしまう危険も…。このようなアクティブな子には、メガネバンドが役立ちます。メガネの先を頭の後ろで繋ぐことで、しっかりと固定できるアイテムです。

息子もよく外遊びなどをするので、メガネバンドはメガネが届いたのちにAmazonで即購入しました。ゴムやシリコンなどいろんなタイプがあるので、お好みに合わせて選ばれるといいかと思います。我が家はスポーツアイウェアブランド『スワンズ』のワイヤータイプのものを購入しました。こちらは存在感も大きすぎず、装着後にアジャスターで頭の形ぴったりに調節できるのでとても使い心地が良さそうです。

『スワンズ』のワイヤー型のメガネバンド。2つ付いている丸い部分を左右に動かしてサイズを調節します。

レンズを傷つけないように気をつけよう

メガネを置く際に、子どもは何気なくレンズを下にして置くことが多いそうです。しかし、それはメガネのレンズの中で一番よく見えるように膨らんでいる中心の部分を傷つけてしまう、絶対にやってはいけない行為。購入したメガネ屋さんでも、息子は最初にこのことについて気を付けてねとお話を受けていました。また、メガネを置く場所も、誰かに踏まれてしまうような場所に置かないなどというお約束をしていました。

メガネの貸し借りはやめよう

子ども同士でよくありがちなのが、「そのメガネちょっとかけさせて」といった貸し借り。これは、せっかく本人用に合わせたフレームの大きさが狂ってしまう恐れがあるので、お願いされてもやっちゃダメだよと伝えましょう。

メガネデビューの先には快適な生活が待っています!

メガネデビューして快適な毎日のようです。

このようにいざメガネを作成してかけ始めるまでに、いろんなことがあったのですが、息子は現在メガネをかけはじめて、とても生活が快適になったと言っています。例えば、黒板の字がスムーズに見えるようになったり、テレビやゲームも画面に近づきすぎることなく観ることができるようになりました。また、習い事のピアノの時も鍵盤や楽譜が見えづらく、いつもどこか力が入っていたのですが、それも少し改善されたように思います。

メガネを購入する前は面倒そうだと思い込んでいましたが、本人はメガネ生活を始めてから一度も「面倒くさい」と言ったことはありません。

メガネに踏み切るまでには少々勇気の要る事かもしれませんが、その先には快適な生活が待っています。今回の私たちの体験談が、誰かのお役に立てれば嬉しいです!

文・構成/小島有里

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