幼児から楽しめるおすすめアプリゲーム8選!知育系から無料まで教育ライターが厳選!

今の子ども達は生まれた時からインターネットやスマートフォンが当たり前にある環境にいます。

子ども向けの育児や学習のアプリが次々に登場する一方で、「スマホ育児」という言葉が生まれ、小さい子どもにスマホを遊ばせることに抵抗を感じる保護者の方も多いでしょう。でも、スマホはうまく活用すれば、子どもとのコミュニケーションの道具としても役立ち、様々な学習の道具としても使えます。

そこで、1歳から子どもとともに、スマホやタブレットで「デジタル育児」を楽しんでいる教育ライターが、親子で楽しめるおすすめのアプリをご紹介します。

ごっこ遊びや絵本で!幼児も遊べる子供向けアプリ

まず、幼児から楽しめるアプリからご紹介していきます。

アプリを選ぶ際は、記事やレビューなどを参照にしつつ、まずは実際にお父さんやお母さんが遊んでみましょう。アプリの紹介通りの内容なのか、余分な広告は入っていないか、我が子に向いているかどうかは、実際に試してみないとわかりません。

無料の場合では気軽にダウンロードしてすぐに試すことができます。また、有料版でもステージや機能を限定してお試しができるものもあるので、まずは保護者が試してから子どもに遊ばせてみてください。

「Toca Boca」シリーズ

・Toca Boca AB
・価格:無料、有料(価格は、アプリによって異なる)
・対応機種:iOS/Android
(C) Toca Boca

  
↑左:親子でお店屋さんごっこが楽しめる「Toca Store」(iOS/480円)
右:ケーキやジュースなどを用意して、パーティを開く「Toca Bithday Party」(iOS/480円)

大人気の子ども向けアプリ「Toca Boca(トッカボッカ)」シリーズ。フィンランドの企業が制作しているこのシリーズは、教育ジャンルランキングでも常に上位に入るほど、世界中で支持されています。

  
↑幼児に人気の「Toca Kitchen 2」(iOS 480円/Android 無料)。野菜やお肉などの食材を切ったり焼いたり、自由に調理してキャラクターに食べさせます。食材や調理法によって、食べた時のリアクションが変わるのが、子ども達に大変好評です。

「お買い物ごっこ」や「お料理」「ロボットづくり」「クルマ遊び」など、様々なジャンルがそろっているので、子どもの興味にあわせて探してみてください。iOS版は有料ですが、数本をまとめたお得なセットもありますので、気に入ったら、まとめ買いするのもおすすめです。

  
↑子ども向けランキングでも上位に入っている「トッカ・ライフ・シティ」。

  
↑好きなキャラクターを選んで着せ替えしたり、お料理したりと、街の中で自由に遊びましょう。

「トッカ・ライフ・シティ」(iOS/Android、基本無料、課金あり)は、街にあるキャラクターやアイテムを動かして自由に嘘ぶことができる自由度の高いアプリです。街全体が、自由に動かせるおもちゃ箱のような空間なので、子ども達は、自分の好きなようにキャラクターやアイテムを使って、好きなだけ遊ぶことが可能です。

「どうぶつしょうぎ」

・G-mode
・価格:iOS版 120円, Android版 99円
・対応機種:iOS/Android
(C)Madoka Kitao Maiko Fujita 2012/(C)G-MODE

 

かわいらしいどうぶつが将棋のコマになった、人気のテーブルゲーム「どうぶつしょうぎ」のアプリ版です。「ひよこ」「ぞう」「きりん」「ライオン」のそれぞれ動ける範囲が異なるコマを動かし、先に相手のライオンを捕まえたほうが勝ちとなります。

 
↑1人で遊ぶときは、9匹のどうぶつたちと、5つの森で対局をします。相手に勝つとハンコがもらえ、遊べる森が増えていきます。

アプリ版では、実際の「どうぶつしょうぎ」と同様に2人で対局ができるだけでなく、コンピュータを相手に1人で遊ぶことができます。
自分だけでなく、家族や友達のデータも名前をつけて保存しておくことができるので、みんなで順番に遊ぶのにもおすすめです。

 
↑2人で遊ぶときは、自分のキャラクターを登録しておくと、「きろくのへや」でこれまでの対局の記録や棋譜を確認することが可能です。

一回の対局は短時間で終わるため、小さな子どもでも飽きずに楽しむことができ、遊びながら思考力や集中力を養うことができます。

「白黒オバケのゲーム絵本「不思議なタネ」iPhone」

・UrumaDelvi
・価格:480円 ※無料試用版あり
・対応機種:iOS
(C) 1995-2019 UrumaDelvi, All rights reserved

  

「おしりかじり虫」などで知られるアーティスト、うるまでるびさんの人気絵本「白オバケ黒オバケ」シリーズを、スマホで遊べるように作者自らがアプリ化したデジタル絵本アプリです。

  
↑オバケのしまを舞台に、「絵さがし」や「かくし絵」「めいろ」などのクイズを楽しむことができます。

「絵さがし」では、かわいらしい白オバケ黒オバケのストーリーを楽しみながら、画面いっぱいに描かれた絵の中から、さがしものを見つけていきます。探すものは毎回ランダムで変わるため、何度も繰り返し楽しむことができます。注意力や観察力だけでなく、記憶力が身につくことも期待ができそうです。

  
↑ビーチに散らばったたくさんのアイテムの中から、問題と同じものを探します。スマホ版では、探しやすいように一部を拡大できる機能が搭載されています。

無料のお試し版が用意されているので、まずはそちらをダウンロードしてみてから、有料版を購入するのもよいでしょう。iPadに特化されたバージョンもあるので(600円)、iPadをお持ちの方はぜひ大きい画面で楽しんでみてください。また、iPad版のみになりますが、絵本の第二弾や英語版なども用意されています。

デジタルならではの楽しさがギュッと詰まった素敵なアプリです。

毎日の生活が楽しくなる!無料で遊べる幼児向けアプリ

無料でも楽しく遊べるアプリはたくさんあります。その中でも、特におすすめの2本をご紹介いたします。コレさえあれば、お出かけからおやすみまで、楽しめます。

「ワオっち!ランド」

・ワオ・コーポレーション
・価格:無料
・対応機種:iOS/Android
(C)ワオ・コーポレーション All rights reserved.

  

子ども向けのアプリでおなじみ「ワオ」シリーズの大人気作。
1本のアプリの中に、「もじ・かいわ」や「かず・けいさん」「ずけい」「ぱずる・かんがえる」「おえかき・つくる」の計5ジャンルがあり、iPhone版なら27本以上(Android版は26本)のミニゲームが入っています。

  
↑イラストの文字を探す「くるくるもじおしろ」や、物のグループ分けを考える「なかよしきゃっちゃー」など、文字や数だけでなく、考える力を養うゲームがたくさん。

  
↑6段階のレベルで算数を学べる「パ・リーグ さんすうホームラン」や、子どもが大好きな「まちがいさがし」もあります。

企業とコラボした実在の商品をモチーフにしたゲームや、月替わりで楽しめるゲームもあり、このアプリさえ入れておけば、子どもが飽きずに楽しめます。
ひとつひとつのゲームはとても手軽で、短時間でもできるので、待ち時間などのすき間時間に遊ばせるのにもおススメです。

  
↑それぞれのアプリごとに、保護者向けの解説がついているのもうれしいところ。また、子どもがどんなジャンルのゲームをよく遊んでいるか確認することができます。

ただ遊ぶだけでなく、保護者の画面では、実際に子どもが遊んだ履歴をもとにグラフ化した「学習傾向」が用意されています。子どもの好きなゲームの傾向や、得意なジャンルを把握できるのもうれしいところ。我が子の意外な一面を発見できるかもしれません。

「はみがき勇者」

・リタリコ
・価格:無料
・対応機種:iOS/Android
(C) LITALICO.Inc

  

毎朝・毎晩のはみがきタイムが画期的に変わる魔法のアプリです。

「はみがき勇者」のアプリを起ち上げたスマホに向かってはみがきすると、スマホのカメラ機能でアプリ内に「勇者」に変身した自分の姿が写ります。はみがきをするごとに、モンスターを攻撃し、次々とモンスターを倒していきます。続けるほどに味方のヒーローがどんどん増えて、レベルも上がっていくので、毎日欠かさず続けたくなります。

  
↑歯ブラシをもったら、勇者に変身! いつもよりみがき方に熱がこもっています。そして、ボスが出てくると、顔が真剣モードに……。

  
↑毎回のはみがきが終わると、最後に、獲得したコインに応じて新しいヒーローカードを獲得したり、レベルが上がったりします。

ヒーローカードやレベルアップのシステムで、子どもの「はみがき」へのやる気は毎日マックス状態。「言わないとはみがきをしなかった子が、毎日、自分から『はみがきする!』と言うようになった」という実例も多数あり、その効果は抜群です。

ただし、画面に夢中になりすぎて、肝心のはみがきが雑になってしまうこともあるので、きちんと歯をみがけているか、正しいみがき方をしているかは、チェックしておくとよいでしょう。

遊びながら知識が身につく!知育系アプリ

「せっかくスマホで遊ばせるなら、知識も身に着けさせたい」。
そんなふうに思っている保護者の方も多いでしょう。そこで、楽しく遊びながら、知識や考える力が身につくおススメの知育アプリをご紹介します。

「シンクシンク(Think!Think!)」

・花まるラボ
・価格:基本無料(有料コースあり)
・対応機種:iOS/Android
Copyright © HanamaruLab. All rights reserved

  

学習塾「花まる学習会」の人気教材や、世界的な算数大会の問題作成を手掛けている花まるラボによる、パズルや迷路で思考力を鍛える算数アプリです。

空間認識や平面図形、試行錯誤をテーマにした問題を中心に、80種類15,000問以上が用意され、問題は毎月増え続けています。1つのテーマにつき、制限時間は3分。3分の間にどれだけの問題をこなし、かつ正解できるかによって点数が決まるため、瞬間的な思考力だけでなく、集中力、判断力なども求められます。

  
↑立方体のパズルを積み上げて、倒れるか倒れないかを考える問題「たおれる?」。

  
↑3分間の問題を解いた後、同い年、年代、総合ランキングが出るので、子どものやる気もアップします。

  
↑毎月、難問に挑戦する大会も開催されています。

コースは、無料で楽しめる「フリーコース」のほか、有料の「スタンダード」(月額300円)、「プレミアム」(月額980円)の全3種類。フリーコースなら、1日1回の3分間、プレミアムコースでも1日3回までの挑戦と決められており、毎日無理なく継続できるのも特徴のひとつです。

  
↑「プレミアム」コースには、毎日の挑戦の他に、毎週更新される特別な問題も用意されています。

ユーザーのセーブデータを複数作成できるので、親子や兄弟で成績を競い合うのもおすすめです。有料コースには、7日間のお試し期間がありますので、ぜひ親子で問題に挑戦してみてください。

「あそんでまなべる日本地図パズル」

・Digital Gene
・価格:無料 ※広告表示あり
・iOS/Android

  

子どもが地図に興味をもち始めたら、ぜひ挑戦してほしい日本地図をテーマにしたパズルです。

  
↑クリアまでのタイムが計測され、他のユーザーと競い合うランキングも、子どものやる気を高めます。

日本全国の都道府県名や位置、県の形などをパズル形式で答えていく学習アプリです。ゲーム性が高く、かつしっかり学べる要素が入っているので、毎日1回遊ぶだけでも、自然に日本の都道府県の名前、位置、県の形が身についてきます。

  
↑慣れてきたら、少し難しい「ベーシック」や、ヒントがまったくない「エキスパート」モードに挑戦してみましょう。

「毎日続けていたら、いつの間にか県の形まで覚えていた」という声も多く、子どものペースで無理なく日本地図を覚えられるおすすめの1本です。

他にも、「あそんでまなべる」シリーズとして、県庁所在地クイズや、世界地図パズル、人体模型パズルなど、社会から算数、理科の分野まで幅広くそろっていますので、ぜひ試してみてください。

「Springin’」

・しくみデザイン
・価格:無料
・対応機種:iOS
(C) 2019SHIKUMI DESIGN Inc.

 

2020年から小学校で必修化となるプログラミングをいちはやく体験できるアプリです。
「Springin’」では大きく分けて、「あそぶ」と「つくる」の2つのことができます。
「あそぶ」では、Springin’のマーケットに公開されている他の人のワーク(作品)をダウンロードして、自由に遊ぶことができます。
「つくる」では、自分で実際にiPhoneやiPadで遊べる作品をつくり、マーケットに公開できます。また、ダウンロードした他の人の作品を改造して楽しむことも可能です。

このうち、「つくる」モードのマイワークでは、自分で背景やキャラクターなどのアイテムを描けるキャンバス画面と、シーンを作っていく画面があります。

 
↑キャンバスに、自由にイラストや文字を描いてみましょう。絵が苦手な場合は、写真を取り込んでトリミングすることも可能です。

まず、キャンバス画面で指やスタイラスペンを使って自由にイラストを描くか、写真を取り込んで、アプリに使うアイテムを作ります。次に、シーン画面でアイテムを自由に配置していきます。
アイテムはひとつのシーンにつき、最大100個まで配置できるので、キャラクターだけでなく、矢印のボタンや説明文なども手描きで入れることが可能です。

 
↑アイテムを作ったら、画面の中に配置し、メニューから属性を選びます。操作自体は、メニューのボタンから選ぶだけととても簡単。

アイテムを配置したら、次にアイテムヘ好きな属性をつけます。属性とは動きや音などで、たとえば「爆発する」「消える」など、様々なものが用意されています。

さらには、「このアイテムとぶつかったら消える」といったようにアイテム同士の関係性も設定できるので、組み合わせ次第でアクションゲームやパズルゲームなど、色々なワークを作りだすことができます。

  
↑Springin’で作ったワークの一例。子どもに絵を描いてもらい、親子で仕上げるのもおすすめです。

最初は難しいかもしれないので、ビデオチュートリアルを見たり、ほかの作品をダウンロードして遊んでみたりして、どんなことができるのかを親子で一緒に確認してください。

操作画面には、文字がほとんどなく、絵で表示されているため、慣れてくれば未就学児でもひとりで楽しむことができます。自分の描いた絵が動いてゲームになり、さらに他の人にも遊んでもらえるという体験は、子ども達のモチベーションを上げ、これからの時代に必要とされる”創造性(クリエイティビティ)”を育てます。

アプリを遊ばせる際に気をつけたいこと

以上、今回ご紹介したアプリは、どれも質が高く、子どもが夢中になって遊べるアプリばかりです。
ただし、気をつけたいのはその遊ばせ方。つい長時間遊ばせてしまったり、子どもが場所を問わずスマホばかりやりたがったりしてしまってはトラブルの元です。また、無料アプリの中には広告表示が入っているものが多いため、子どもがうっかり広告部分をクリックし、保護者の意図しないサイトを見てしまうこともありますので、注意してください。

スマホで遊ぶ前に、まず家庭のなかでしっかりとルールを決めて、かつ、保護者の方もきちんとマナーの範囲で利用することが大切です。

子どもにスマホを遊ばせる際に守りたいルール

  1. 遊ぶ時間を決める
  2. 勝手にアプリをインストールしたり、課金をしたりしないようにする
  3. 乗り物やお店の中では大きな音を出さないなど、マナーを考える

 

ここに挙げたルールはあくまで一例です。スマホのルールについては、家族で話し合い、ベストなルールを決めてみるのがよいでしょう。

また、親のスマホの関わり方は、そのまま子どもにも影響します。お父さんやお母さんが食事や歩行中など四六時中スマホを見ていたら、子どもに「歩きスマホはダメ」とは教えられないですね。子どもとスマホを楽しむ際は、ぜひ、自分自身のスマホとの付き合い方についても考えてみてください。

そして、スマホアプリを活用して、毎日の生活を楽しく便利にしましょう。

 

文/相川いずみ

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