漫画家・中村光の最新作を福田雄一監督が実写映画化した『ブラックナイトパレード』(12月23日公開)のサンタクロースイベントが12月14日(水)に丸ビルホール&コンファレンススクエアで開催され、吉沢亮、橋本環奈、中川大志が登壇。フィンランドのサンタクロース村があるロヴァ二エミ市から本物のサンタクロースが会場に駆けつけ、3人が感激の表情を見せました。
吉沢亮たちが本物のサンタさんとの対面に感激!
この日は、“ブラックサンタ”たちがサンタクロースハウスで働きながら、本物の赤いサンタを目指すという本作のストーリーにちなみ、本物のサンタクロースが来場。
赤い衣装をまとったサンタクロースがステージに姿を現すと、主人公の三春役を演じる吉沢さんは「サンタさんだ、やったー!誰も見たことがないサンタさん、見ちゃった!」と大感激で、「僕が思っていた以上にサンタさんなので。ちょっと今、動揺しています」と興奮しきり。
天才ハッカーの北条志乃に扮した橋本さんも「本物に会えた!という感動がすごいです」、チャラ男の田中カイザー役を演じた中川さんも「感動しています」と笑顔を弾けさせるなど、大盛り上がりとなりました。
吉沢亮が「何人体制でやっていますか」サンタさんの回答は…?
貴重な機会とあってサンタクロースに質問をしてみることになると、吉沢さんは「全世界の子どもに一夜のうちにプレゼントを配りきる。だいたい何人体制でやっていますか?1人当たり、何人くらいの子どもを相手にするんでしょうか?」とサンタクロースにシビアな話題を投げかける。
サンタクロースは「世界にサンタクロースは1人きりです。1人で世界中の子どもに配るんですが、ずっと昔からやっているのでまったく問題はありません」とキッパリ。吉沢さんは「そうだ!」と恐縮しきりで、「体力がすごい」とその奮闘を称えていました。
またキャスト陣の中で「誰が一番サンタとしての資質があるか?」を調査するために、あらゆる質問に3人がサンタになったつもりで答えを捻り出す一幕も。
「もし悪い子が『ゲーム機を欲しい』とお願いしてきたら、あなたならどんなプレゼントを配りますか?」というお題が飛び出すと、吉沢さんは「僕はちゃんとゲーム機をあげます。でもこれは、親御さんとの協力体制で1日あげる日をズラします。26日の朝に、枕元に置きます」とのこと。
吉沢亮&橋本環奈、「どちらにサンタに相応しいか」論争が白熱
その意図として、吉沢さんは「(クリスマス当日に)子どもは『なぜサンタが来ないんだ』と思うじゃないですか。その時に、親御さんに『悪いところを直さない限り、まだあげられない。1日だけチャンスをあげる』とサンタさんが言っていると、話してもらう。その1日をいい子に過ごせたら、プレゼントあげる。これが本物のサンタです」と一度反省する機会を子どもに与えるのが、本物のサンタだと自信満々に語ります。
すると橋本さんが「ゲーム機はあげずに、ゲームソフトをあげます。『悪い子だから、ゲームはできない。いい子になったら、来年はもらえるかもね』ということにします」と回答。さらに「吉沢さんの回答に文句をつけるつもりはないんですが」と切り出し、「26日にあげるとしたら、クリスマスのレア感がなくなっちゃう。やっぱりクリスマスプレゼントとなると、本物のサンタは25日に渡す」と吉沢さんの答えに疑問を投げかけました。
悔しそうな表情を見せた吉沢さんは「やることもできないゲームをあげるというのは、ある意味で拷問に近い!」と反論するなど、討論会さながらの雰囲気となり会場も爆笑。
中川さんは「ちょっと2人は優しすぎますね。悪い子ですから。もはやゲーム機ではなく、HDMIケーブルだけ。テレビとゲーム機を繋ぐ、HDMIケーブル1本」と続き、さらに会場を笑わせていました。
映画同様に、笑顔いっぱいのひと時となったこの日のイベント。吉沢さんは「笑いもありつつ、それだけではない、家族や仲間の友情も描かれた、いろいろな意味で温かくなれるクリスマスにぴったりの映画です」と力強く本作をアピール。イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。
取材・文/成田おり枝
『ブラックナイトパレード』の概要
“良い子のところには、欲しいプレゼントを持った赤いサンタが、悪い子のところには欲しくもないプレゼントを渡しに黒いサンタがやってくる”。そんなサンタクロースにまつわる実在の伝承を基にした中村光の人気コミックを、「銀魂」実写版映画などの福田雄一監督が映画化。主演は福田監督作品初主演となる吉沢亮で、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐ら、豪華キャスト陣が共演した。
原作:「ブラックナイトパレード」中村光(集英社)
脚本・監督:福田雄一
出演:吉沢亮、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐、若月佑美、藤井美菜、山田裕貴、佐藤二朗、玉木宏……ほか
公式HP:https://bnp-movie.jp
©︎2022「ブラックナイトパレード」製作委員会 ©︎中村光/集英社