基本の揚げ物やおもてなし料理に◎な野菜の揚げ物、おつまみや衣のアレンジレシピなどを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中から、15品厳選しました!いずれも簡単にできる人気レシピばかりです。
衣に一工夫!揚げ物レシピ
【1】オクラのパコダ
スパイスを混ぜた衣をつけて揚げるインド風天ぷら。スパイス香る衣の中に、ほんのりきなこの香りも。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
オクラ 10本
【A】
きなこ 大さじ3
薄力粉 大さじ3
クミンパウダー※ 小さじ1/2
コリアンダーパウダー※ 小さじ1/2
塩 小さじ1/4
しょう油、しょうがのしぼり汁 各少々
冷水 大さじ5
揚げ油 適宜
※クミンパウダー、コリアンダーパウダーのかわりにカレー粉小さじ1/2でも可。
◆作り方
【1】オクラはへたの部分を切り落とす。
【2】ボウルに【A】を順に入れて混ぜ合わせる。
【3】【1】に【2】の衣をつけ、180度の油で揚げる。衣がおいしそうに色づいたらOK。
教えてくれたのは
カノウユミコさん
野菜料理研究家。鳥取県の専業農家に生まれ、生来の野菜好き。高校時代から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理・精進料理を研究。現在は鳥取に住み、自ら野菜を自然栽培。東京でも毎月、野菜料理教室を開催している。
『めばえ』2017年7月号
おつまみに◎|揚げ物レシピ
【1】ぶりの青のり風味から揚げ
魚が苦手…そんな子供には、臭みを消して、形をアレンジ!一口大に切って食べやすく!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ぶり 3切れ
【A】
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 小さじ1
しょうがすりおろし 小さじ1/2
青のり 大さじ1
溶き卵 大さじ1
片栗粉 大さじ2
片栗粉・揚げ油 各適量
◆作り方
【1】ぶりは皮と骨を除き、3~4cm角に切り、混ぜ合わせた【A】をよくもみ込む。
【2】揚げる直前に【1】に片栗粉をまぶし、170℃の中温で3~4分揚げる。
教えてくれたのは
阪下 千恵さん
料理研究家、栄養士。おいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年4月号
【2】煮干しスナック
サクサク、ポリポリ手軽にCaチャージ!
◆材料
(作りやすい量)
煮干しの出汁がら 30g
いり白ごま 大さじ1
水 大さじ1
小麦粉 大さじ2
油 適量
◆作り方
【1】出汁を取ったあとの煮干し(出汁がら)に、ごま、水、小麦粉を混ぜて、160℃の油でカリッと香ばしく揚げる。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
ふじいめぐみ/料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学在学中から料理アシスタントを務め、料理家の道へ。25~30歳の5年間育児休業するも、復帰後、メディア各種、イベント、講演会など、幅広く活躍。「キユーピー3分クッキング」(日本テレビ系)の講師としても人気。
『めばえ』2017年1月号
【3】ブロッコリーと豆腐のナゲット
チキンナゲットにブロッコリーを混ぜ込んで彩りと栄養価を加えます。子どもが大好きなふわふわの食感が◎。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
ブロッコリー 1株
鶏胸肉 400g
卵 1個
木綿豆腐 1/2丁(150g)
鶏ガラスープの素 小さじ1
小麦粉 大さじ1~2
塩 適量
油 適量
◆作り方
【1】ブロッコリーはやわらかく塩ゆでし、みじん切りにする。鶏胸肉はスライスしてみじん切りにし、さらにたたいておく。
【2】ボウルで【1】のブロッコリーと肉、卵、豆腐、スープの素、小麦粉を混ぜる。
【3】フライパンに油を深さ1cmほど入れて中火で温め、スプーンですくった【2】の表面に薄く小麦粉(分量外)をまぶして落とし入れ、きつね色になるまで揚げる。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
いざわゆみこ/料理家。調理師、国際中医薬膳師、中医師の免許をもち、健やかな体作りをサポートする食レシピを多数考案。旬の食材の効能と素材の味を生かした料理に定評があり、発酵食と身近な薬膳を組み合わせた独自のメソッドが人気。テレビの料理番組、雑誌、書籍、カタログなど幅広く活躍。
『めばえ』2017年3月号
簡単にできる|揚げ物レシピ
【1】ころころメンチカツ
たまねぎをたっぷり使うと柔らかな食感に。外はカリッと中はジューシーなので、子供たちに大人気!
◆材料
玉ねぎ 1/2個
【A】
合いびき肉 300g
卵 1個
しょうゆ 大さじ1/2
砂糖 大さじ1/2
塩 少々
パン粉 1/2カップ
【B】
小麦粉 大さじ5
水 大さじ5
パン粉・揚げ油 各適量
◆作り方
【1】玉ねぎはみじん切りにし、【A】と合わせてよくこね、16等分にして丸める。
【2】【1】 に、混ぜ合わせた【B】とパン粉の順に衣をまぶし、中温に熱した油で揚げる。
*お好みでグリーンレタスを敷いたり、ピックを刺しても。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネータ ー、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『めばえ』2013年10月号
【2】ぶりのふわふわナゲット
ぶりとはんぺんを混ぜるだけのお魚フリット。はんぺんがつなぎになって硬くならず柔らかいので子供も大好物です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ぶり(切り身) 2切れ
はんぺん 大1枚
揚げ油 適量
◆作り方
【1】ぶりは皮を除いて適当に切り、ポリ袋にはんぺんとともに入れ、よくもみつぶす。
【2】揚げ油を180℃に熱し、【1】からスプーンですくって落とし入れ、こんがりと揚げる。
*せん切りのレタスを敷いても。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。
『ベビーブック』2014年1月号
【3】エビフライにぎり|大きなおかずをのりで固定!にぎりずし風おにぎり
簡単なのにかわいくて華やか!海苔を撒くとシャリとネタが安定します。手づかみでどうぞ。
◆材料
(1個分)
エビ(殻付き) 1尾
溶き卵 1個分
塩、酒、こしょう 各少々
小麦粉、パン粉、揚げ油、焼きのり 各適量
ご飯 30~40g
◆作り方
【1】エビは尾の一節を残して殻をむき、背ワタを除く。塩と酒を振ってもみ込み、水洗いして水気をふき取る。こしょうを振り、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけ、170℃に熱した油できつね色になるまで2~3分揚げる。
【2】俵形に握ったご飯に【1】をのせ、幅1cmの帯状に切ったのりを巻いて固定する。
教えてくれたのは
関岡弘美さん
料理研究家。出版社で料理雑誌の編集に携わった後、渡仏。ル・コルドン・ブルーパリ本校にてグラン・ディプロムを取得。2008年に帰国後は、雑誌やテレビ、広告、イベントなどで活躍。おもてなし料理とワインの教室も主宰。
『めばえ』2017年11月号
【4】やわらかカツ丼
薄切り肉で厚揚げを巻いてふんわりヘルシーな活カツの完成!節約メニューとしても。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
厚揚げ 2枚
豚バラ肉 200g
焼き肉のたれ 大さじ2
塩 少々
小麦粉・溶き卵・パン粉・揚げ油 各適量
ご飯 茶碗3杯
レタス(せん切り) 適量
◆作り方
【1】厚揚げは横半分に切って、焼き肉のたれをからめ、豚肉を巻きつけ、塩をふる。
【2】【1】に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけ、中温の油でじっくり揚げる。
【3】器にご飯を盛って、レタスを敷き、【2】を切ってのせる。
*お好みでソースをかけて。大人は辛子じょうゆでも。
教えてくれたのは
飛石なぎささん
三児の母であり、個人でギャラリーも経営しており、その忙しい生活から生まれた、簡単で、パパッと作れて、子どもが喜ぶレシピが人気。
『ベビーブック』2011年6月号
子どもに人気|揚げ物レシピ
【1】いわしとチーズのパリパリ餃子揚げ
パリパリの食感が楽しい餃子でいわしを隠したら、目にも口にもおいしさがいっぱい!
◆材料
(作りやすい分量)
いわし(刺身用/皮なし) 1尾分
にんにく 1/5片
プロセスチーズ 20g
みそ 小さじ1/2
餃子の皮 10枚
揚げ油 適量
◆作り方
【1】いわし(※ポイント参照)は1cm角程度に切る。塩少々(分量外)をふって10分ほどおき、水気を拭き取る。にんにくはすりおろし、チーズは5mm角程度に切る。
【2】ボウルに【1】とみそを入れて混ぜる。10等分にして餃子の皮にのせ、縁の半分に水(分量外)を塗り、半分に折ってひだをつける。
【3】揚げ油を170℃に熱し、【2】をきつね色になるまで揚げる。
◆ポイント
※いわしを丸ごと仕入れた場合は、「手開き」が簡単!
≪下準備≫
頭を落として腹の薄い皮指でやぶいて広げ、溜め水の中で内臓などをサッと洗い流す。水気はキッチンペーパーでしっかり拭き取っておく。
【1】親指を尾に向けて滑らせながら尾下までしっかり開く。
【2】身を押さえながら、中骨を取る。
【3】表に返してまな板に広げ、皮をむく。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。
『めばえ』2018年7月号
【2】たらとかぼちゃのフィッシュ&チップス
白身魚と野菜のフライコンビは、手軽におやつ気分で食べられて栄養バランスも◎!
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
生たら 3切
かぼちゃ 100g
【A】
天ぷら粉 大さじ4
水 大さじ4
しょう油 小さじ1/4
揚げ油 適量
◆作り方
【1】たらは皮をむいて骨を取り除き、ひと口大に切る。塩(分量外)をふって10分ほどおき、水気を拭き取る。
【2】かぼちゃはひと口大の薄切り(2mm程度)にする(スライサーを使うと便利)。
【3】耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、かぼちゃを重ならないように並べ、ラップをかけずに電子レンジで2分30秒ほど(600Wの場合)加熱する。
【4】ボウルに【A】を入れて混ぜる。
【5】揚げ油を170℃に熱し、【3】をカリッとするまで素揚げする。たらに【A】の衣をからめ、薄いきつね色になるまで揚げる。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。
『めばえ』2018年7月号
【3】型ぬきポテトフライ
じゃがいもに衣をつけてボリュームアップ! 手作りのポテトフライは、好みの形に型抜きすればかわいく仕上がります♪
◆材料
(12~13個分)
じゃがいも 4個
塩・こしょう 各少々
【A】
小麦粉・水 各大さじ5
パン粉・揚げ油 各適量
◆作り方
【1】じゃがいもは1cm厚さに切り、少しかためにゆでて、好みの型(直径4~5cmくらい)で抜く。
【2】塩、こしょうをまぶし、混ぜ合わせた【A】、パン粉の順に衣をつけて、油で揚げる。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネータ ー、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『ベビーブック』2011年10月号
【4】ミックスフライ(卵・乳製品・小麦なし)
衣におせんべいやおからなどお好みの素材を使ったミックスフライ。衣だけでしっかりとした味を感じられるので、食べるときの調味料は控えめでOK。カリッと揚げるのがコツ。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
【A】
えび(大) 6尾
かぼちゃ 6切れ
オクラ 6本
塩・こしょう 各少々
【B】
コーンスターチ 適量
せんべい・おから 各適量
揚げ油 適量
◆作り方
【1】せんべいは厚手のビニール袋に入れて、めん棒などで細かく砕く。おからは弱火で5分ほど、ふんわりするまで空炒りして冷ます。
【2】【A】に塩、こしょう、コーンスターチ、混ぜ合わせた【B】、せんべいまたはおからの順に衣をつける(手でしっかり衣を押さえる)。
【3】揚げ油を中温(170℃)に熱し、【2】をこんがりと揚げる。
*好みでソースを添える。せんべいの場合、原料のしょうゆに小麦使用もあるので注意。
教えてくれたのは
阪下千恵さん
栄養士。2人の女の子のママ。「複数の食物アレルギーがある長女のために、家族みんなで食べておいしい料理作りを試行錯誤してきました。その中から、ずっと作り続けている、わが家で人気のレシピを紹介します」
『ベビーブック』2011年4月号
野菜の揚げ物レシピ
【1】根菜チップス ごま塩味
素朴な味の野菜チップスは子供のおやつにぴったり! フライパンでパッと揚げられて簡単です。味付けは素材の味が引き立つごま塩のみ。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
さつまいも 1/2本(100g)
れんこん 5cm
ごぼう 1/2本
いんげん 8本
ごま塩 大さじ1
サラダ油 適量
◆作り方
【1】さつまいもとれんこんは薄い輪切りにする。ごぼうはピーラーなどで縦に薄切りにして、水に10分ほどさらす。
【2】フライパンにサラダ油を深さ1.5cmほど入れて中火で熱し、よく水けをふいた【1】といんげんを少量ずつ加えて揚げる。油をきってごま塩をふる。
教えてくれたのは
鈴木薫さん
シンプルで、おいしくて、センスのいいレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『めばえ』2013年11月号
【2】揚げかぼちゃのご飯
かぼちゃを一度揚げてカリッと仕上げるのがポイント。じゃことしょうゆの塩加減が絶妙。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
米 2合
【A】
水 400cc
昆布 5cm
酒 大さじ2
ちりめんじゃこ 30g
かぼちゃ 1/8個
しょうゆ 小さじ2
揚げ油 適量
※かぼちゃ1/8個は皮と種を除いた状態で150gが目安です。
◆作り方
【1】米は洗って炊飯器に入れ、【A】を加えて30分おく。ちりめんじゃこを入れて、普通に炊く。炊き上がったら昆布を取り出して、5mm角に切る。
【2】かぼちゃは皮の硬い部分と種を除いて、2cmの角切りにし、180 ℃に熱した油で5~6分揚げる。揚げたてにしょうゆをまぶし、【1】に加え、昆布も加えて混ぜる。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2012年11月号
おもてなし料理|揚げ物レシピ
【1】スティック春巻き
かぼちゃのマッシュを詰めて腹持ちよく! おかずにはもちろん、食べやすいスティック春巻きは小腹が空いたときにもぴったり!
◆材料
(10本分=作りやすい分量)
春巻きの皮 10枚
かぼちゃ 100g
ベーコン 3~4枚
プロセスチーズ 40g
【A】
小麦粉 大さじ1
水 大さじ1
揚げ油 適量
◆作り方
【1】かぼちゃは5mm角のマッチ棒のように切り、ふんわりとラップで包み、電子レンジ(600W)で50~60秒加熱する。ベーコンは1cm幅×8cm長さに切る。チーズは5mm幅のスティック状に切る。
【2】春巻きの皮に、【1】を1/10量ずつのせ、チーズが出ないようにしっかり折りたたむ。巻き終わりを混ぜ合わせた【A】で留める。
【3】170℃に熱した油でキツネ色になるまで揚げる。
教えてくれたのは
阪下千恵さん
料理研究家、栄養士。家族のために作り続けてきたおいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年12月号