10年ぶりのおもちゃ関連パビリオン
今年3月に、職業体験のできる大人気テーマパークの「キッザニア東京」で10年ぶりにおもちゃ系のパビリオンのバンダイ「おもちゃ工場」がオープンしました。
バンダイ「おもちゃ工場」では、使用済みとなった「カプセルトイ」のカプセルを回収・再利用し、環境に配慮した商品がつくられていることを学びます。また「おもちゃ工場スタッフ」として、空カプセルをリサイクルした「リサイクルペレット」を材料の一部に用いてカプセルトイを製作。親の世代も懐かしいガシャポンということで、私もワクワクのパビリオン体験をご紹介したいと思います!
おもちゃ作りを体験
バンダイ「おもちゃ工場」は、「キッザニア東京」の入口であるANAの入国ゲートから左手すぐにあります。ガラス張りの「工場」でとても分かりやすいです。
まずは、作業用の赤い「BANDAI」のロゴの入った「キッザニア東京」だけのオリジナルのユニフォームに着替えます。その後、原料となる空のカプセルを見せてもらいながら、リサイクルの仕組みの説明を聞きます。どうやって空のカプセルがおもちゃになるのか子どもたちも興味津々。
プラスチックの成形作業から
説明の後は、カプセルトイ作りの作業に入ります。まずは、ハンドルを回して、上にある空のカプセルを粒状のプラスチックのペレットにする作業から。
ハンドルを回すことで、上にある空のカプセルが落ちてきて、下の機械に入り、細かくなり、空カプセルがペレットになる工程を体験することができます。
細かくなったペレットが実際に下から出てきます。
パーツを成形する金型も見て、触れることができます。どのパーツがどの型になるかを、みんなで考えます。
パーツを作る準備をするために金型を機械にセットします。
1人ずつ、リサイクルペレットをすくって機械に入れています。細かい工程がたくさんありますが、子どもたちもその過程が楽しいようです。
機械から出てきたパーツに大興奮の子ども達。これまでは、プラスチックの粒だったので、おもちゃのイメージを掴みにくかったのですが、実際の商品に近い部品が出てきたことで、実感が湧いてきたようです。
パーツの塗装
ようやく、各パーツが出てきましたが、塗装や組み立てなどまだまだ工程があります。色別のレバーを引いて塗装の体験をします。
塗装が完成。次は、各パーツを合わせ、ガシャポンから出てくる球状の形に組み立てます。
ガシャポンを使った排出検査にも挑戦
成形、塗装の終わったパーツを見せてもらい、組み立ての工程の説明を受けます。
カプセルトイを実際にガシャポンの機械に通して、きちんと出てくるかを試します。出てきたカプセルトイに子どもたちも大喜び!
楽しい組み立て作業
最後は自分たちで作ったおもちゃを組み立てます。細かいパーツもあり、小さなお子さんには難しい工程もありますがスタッフが手伝ってくれるので大丈夫。ガシャポンの丸い形がパックマンの形になっていくのが楽しいようで、みんな夢中になって組み立てていました。
「キッザニア東京」限定カラーの「パックマン」が完成です!「バンダイおもちゃ工場」を体験したお子さんしか手に入れることができないというのもレア感があって嬉しいですよね。
斬新!カプセル自体がおもちゃになる!?
このプロダクトのユニークな点は、パックマンの顔の部分がそのままカプセルになっていること!カプセルがおもちゃの一部となることで、カプセルが捨てられることがなくなり、プラスティック削減につながります。
また、通常のおもちゃは、遊ぶだけですが、作る過程が学べるのは素晴らしいと思います。自分のおもちゃがどうやってできているのかが分かれば、愛着も湧きますよね。内容はとても充実していて、リピーターも多いとのこと。オープンしたばかりのパビリオンですが、予約受付終了も早かったのも納得です。
SDGsについて学べる
- バンダイでは、年間1億個ものガシャポンを販売しているそう。捨てられてしまうことが多かった空カプセルですが、現在は年間30トン(600万個相当)以上を回収。これまでは、その空のカプセルを再度カプセルにしていたのですが、今回は業界初というリサイクルをして、カプセルトイを作る取り組みを実現したとのことです。
遊びながらリサイクルやSDGsについて学べるパビリオン。その他にも、子どもたちの感性を刺激する楽しいアクティビティがたくさんの「キッザニア東京」。ぜひ、体験してみてくださいね!
GWでも並ばずにすむ裏技
「キッザニア東京」は、週末、祝日、GWのような大型連休は大変混み合い、パビリオンの予約は先着順になるため、開場前から入場に長蛇の列ができています。それでも、キッザニアでは事前予約で入場者数をコントロールしているので、チケットが入手できれば入場は必ず出来ます。ですから人数制限を設けていないテーマパークに比べれば遊びやすいと思います。特にGWの当日券は入手が難しいので、必ず事前にチケットの購入をオススメします。
何か所くらい回れる?
パビリオンの所要時間は約30分弱なので、効率よくまわれれば休日でも一日5~6個まわれると思います。我が家は、平日は、ほぼ希望のパビリオンには全て行けましたし、7か所が最高でした。平日の午後が一番空いていると感じます。逆にGWは数個しかまわれない上、希望のパビリオンが先の入場者で予約が埋まってしまい、予約できない可能性もあります。
優先パス
そんなGWのような大型連休中は、最優先パスがオススメ! 通常チケットより料金は高いですが、並ばずに優先的に入れるので、ほぼ希望のパビリオンの体験が一つはできるので価値はあります!
一回でも元が取れる!プロフェッショナルメンバー
さらに、より確実に希望のパビリオンを体験したい場合は事前予約ができ、ウェブ予約が割引価格になったり、様々な特典があったりするプロフェッショナルメンバーに登録する裏技もあります。現在、4月30日まで春の入会キャンペーン中です。最大6名で利用できるデジタルインビテーションが1回分が付与され、1回の来場でお得です!※H.Sは対象外。
子どもだけでも入場できる
小学生以上のプロフェッショナルメンバーであれば、子どもだけで入場可能。(入退場口での保護者の送り迎えが必要。)
保護者はその間にモールでお買い物したり、ゆっくりできるので嬉しい特典ですね。保護者の入場料が必要なくなるので、登録料金を払ってもお得だと思います。
梅雨の季節も安心
室内の施設で暑さや寒さ、雨などの天候を気にすることなく楽しめるのでGWはもちろんのこと、これからの梅雨時のお出かけ先としてもオススメですよ。
最優先パスも!チケット&アクセス
チケット
- 通常料金パス
- 第1部(9:00〜15:00)と第2部(16:00〜21:00)の完全入れ替え制。営業時間の30分前に開場予定。 WEBからの予約は、第1部は来場当日12時まで、第2部は来場当日17時まで可能です。※7/23~8/28はH.S期間(夏季の特別料金)
- ★最優先パス
当日は「優先入場パス」を予約した順番で入場できます。(人数限定販売) - ・平日(金曜日を除く):こども15名
・金曜日・休日:こども30名
・H.S(ホリデーシーズン):こども40名
第1部:7:45~8:10(入場受付時間)入場開始は8:30頃
第2部:10:15~15:10(入場受付時間)入場開始は15:30頃
※7/23~8/28はHS期間。 - その他、様々なプランがありますので、詳しくはチケット予約のページをご確認ください。
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アクセス
- キッザニア東京
- 東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲1 ノースポート3階
- 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅の最寄出口「2番」より徒歩8分
- ゆりかもめ「豊洲」駅より徒歩8分
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文・構成/Rina Ota