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富士サファリパークは冬もおすすめ
冬場は空いている
大人気の富士サファリパーク。富士山の標高850mに位置する動物園でマイカーやバスに乗り、野生に近い状態で飼育されているライオンなどの動物たちの中をドライブするアトラクションが特に人気です。夏場は平日でも開園直後に入口付近の駐車場は満車、ジャングルバスのチケットも売り切れということも。今回は、12月の週末でしたが、駐車場にも余裕があり、ジャングルバスのチケットも午後からであれば当日購入できたようです。
富士山が見える確率が高い
当日は、晴天に恵まれ、富士山の頂上もバッチリ見えました!実は、富士山は一年を通しても頂上が見えるのは三分の一ほど。晴れていても富士山が見えないことも多いのです。
冬は、雪化粧の美しい富士が見える確率も高く、運が良ければ、富士山をバックに動物達を撮影することもできます。ただ、冬場は雪による休園日などもあるそうなのでご注意ください。
ジャングルバスかマイカー、どっちがいい?
ガイドさんの説明も楽しいジャングルバス
イチオシはジャングルバスです!特に、初めての方は、ライオンやクマなどの猛獣にも餌やりの出来るジャングルバスがおすすめです。動物たちの臭いや息遣いまで伝わるサファリパークならではの迫力が味わえ、ガイドさんの説明も楽しめます。小学生以上であれば、バスの上も金網になっている「スーパージャングルバス」に乗ることもできます。
自分のペースで見られるマイカー
マイカーであれば入園料のみで楽しめるので、一番リーズナブルに楽しむことができます。自分のペースでゆっくり見ることができます。マイカーには金網がないので、猛獣の餌やりなどはできませんが、写真も綺麗に撮ることができます。
野生動物に接近できるナビゲーションカー
ゼブラ模様の4WDで、サイドの窓部分が金網になっているナビゲーションカーに乗車することもできます。タッチパネル式のタブレット端末を操作して、動物の説明を聞きながらサファリゾーンを周遊できます。オフロードを走行したり、キリンやムフロンなどにエサをあげることができます。リピーターの方にオススメです。
ジャングルバスにいざ乗車!
ワクワク、ドキドキしながらジャングルバスに乗車です。事前にオンラインで予約済なのでチケットの購入にも並ぶ必要がなく、スムーズ。10分前から乗車可能なので、乗車時間より少し早めにバス停に集合しましょう。
乗車するときにガイドさんから餌を受け取り、横並びのシートに座ります。
大きなアメリカグマに驚き!
まるで、映画のようなものものしいゲートをくぐり、現れたのは猛獣エリアのクマたち。ここで初めの餌やり体験ができます。アメリカグマは、ずんぐりむっくりしていて、おっとりした見た目ですが、実はとても俊敏で、時速40kmくらいのスピードで走ることができるそう。すぐに、バスに近寄ってきました。立ち上がると想像以上に大きい!ぬいぐるみ「テディベア」のモデルになったと言われている種類ですが、近くで見ると爪や歯も鋭くて、全く印象が違います。
ライオンの餌やりに挑戦
ライオンも息遣いが伝わるほど間近に!ライオンは水が嫌いで水浴びをほとんどしないそうで、この距離だと獣臭も感じることができました。獰猛な肉食獣なのだと実感し、網越しとはいえドキドキ。ライオンは元々、狩が下手で出来るだけエネルギーを使わないように寝ていることが多いので、午前中の方が餌への食いつきが良いそうです。まだ午前中でしたが、バスが来たのにごろごろしているライオンも多かったです。
草食動物のエリアではラクダに餌やり
最後の餌やりは草食動物エリアのラクダです。専用の餌を座席の前にあるケースに入れて与えます。ライオンはゆっくり近づいてきて、全くガツガツしていないのですが、ラクダは、ジャングルバスが近づいてきた時点ですでに集まっていて、おねだりの猛アピール!背中のコブの中は、水ではなく良質な脂肪が蓄えられており、それをエネルギーとして長い距離と歩き続けることができるそうです。羨ましいくらい長いまつ毛も印象的でした。
優しいバイソン
山岳草食ゾーンには、アメリカバイソンもいました。大きな頭部と発達した肩の筋肉が特徴で、オスの体重は最大で1tを超えることも。ちょっと怖そうな見た目の印象と違い、本当はとても優しい動物なのだそう。穏やかな性格で、仲間同士で喧嘩をすることはほとんどなく、小動物に餌を分け与えることもあるそう。
ディズニー映画の「美女と野獣」の野獣のモデルともいわれているそうです。そんなガイドさんの楽しい解説であっという間の50分でした。
ジャングルバスは何歳くらいから楽しめる?
お子さんが怖がらなければ、0歳から乗車は可能です。膝の上であれば3歳以下は無料です。
ただ、動物が間近まで来るので、かなりの迫力で、小さなお子さんには怖いと感じるかもしれません。特にクマは、可愛いキャラクターのイメージがあるので、ギャップが大きいかもしれません…。実際、同乗していた2歳くらいのお子さんは大泣きをしていました。トングもまだ上手く持てないので餌やりも難しいようでした。少しでも怖がる様であれば、無理せず、4歳くらいからだと餌やりも自分でできて、体験を満喫できるのかなと感じました。
今ならライオンの赤ちゃんに会える!
アクリル板越しに11月に生まれたばかりのかわいいライオンの赤ちゃんを見ることができます。人だかりはできていましたが、待ち時間は全く無しですぐに見ることができました。今回、見学できたのが12月で、ちょうど生後1ヶ月のかわいい盛り。まるで子猫のように戯れていて、見学者からもたくさんの「かわいいー!」の声が飛び交っています。実際は、近くで見ると子猫よりもずっとがっしりしていて、ライオンの力強さを感じました。
ぬいぐるみで重さを実感
1日3組限定で触れ合い体験も。触れ合い体験は人気で今回は予約ができなかったのですが、同じサイズのぬいぐるみを抱っこでき、ライオンの赤ちゃんの重さを体感することができました。かわいらしい見た目と違い「思ったより重い」と子どもは驚いたよう。
カピバラやカンガルーと触れあえるコーナーも
車でまわるサファリだけではないのが「富士サファリパーク」。動物とのふれあいや餌やりのできるコーナーが充実しています。特に、こちらのコーナーは未就学児や低学年の小学生におすすめです。
カンガルーもたくさんいます。こちらも餌やりや触ることができます。
牧場には、かわいいミニチュアホースやポーニーもいます。ミニチュアホースの馬車乗り体験やポニー乗馬が楽しめます。
ミーアキャットの後ろ姿にほっこり。名前に「キャット」とついていますが、ネコではなくマングースの仲間だそうです。ミーアキャットは普段は見るだけですが、期間限定で餌やり体験ができることもあるのでウェブサイトをチェックしてみてくださいね。
「犬の館」も大人気
小型犬の見学や触れ合いが楽しめる「イヌの館」も体験しました。屋内なので、雨の日でも楽しめます。犬のほか、猫とウサギの触れ合いの館もあります。別途入館料が必要で、早い時間帯は売り切れてしまうので、午前中に先に受付で希望の時間の当日券を購入するのがおすすめです。混み合う週末はオンラインで予約ができるので事前予約がベターです。
ほとんどのワンちゃんは膝の上でうたた寝してしまうほど大人しいです。ただし、バンダナをしているワンちゃんは特にお子さんが苦手とのことで、近づかないように注意が必要です。大人が見守りながら、親子で一緒に楽しむのが安心ですね。
ランチも楽しめる
動物たちとの触れあいを楽しんだ後は、園内の「サファリレストラン」でランチ。子連れで気軽に入れるファミリーレストランです。シチューやカレー、グラタンなど洋食メニューが充実しています。娘は、ふわふわの分厚いパンケーキにアイスをトッピングした、ボリューム満点のデザートの「厚焼きパンケーキ」(上の写真の右)が気に入ったようです。
【3月までの期間限定】お誕生日月ならチケット無料
オンラインチケットサービス「MySAFARI」に登録済みで、誕生月を迎える方を対象に、「入園無料」になるお得なキャンペーンを2023年4月から2024年3月まで実施中!オンラインでチケットを購入するときに一緒に利用できますし、当日も誕生日月の分かる身分証明書見せるだけ。誕生日でなくて、月というのも嬉しいですね。詳細はこちらから。冬休みや春休みなど、ぜひ、キャンペーン期間中に訪れてみてくださいね。
ライオンの赤ちゃん・特別展示
期間:2023年11月25日~
時間:1回目/11:30~13:20、2回目/14:00~15:20
料金:閲覧は無料(触れ合いはオンライ予約・別料金)
場所:ふれあい牧場内・ふれあい体験棟
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文・写真/Rina Ota