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長野銘菓はバラエティ豊か
長野には「みすゞ飴」や「雷鳥の里」などの有名な銘菓がありますが、名産のりんごや栗を使ったお菓子や、和風にも洋風にも感じられる新感覚スイーツもたくさんあります。
この記事では、お土産としても喜ばれる、長野を代表する銘菓をご紹介していきます。
長野土産のど定番│長野銘菓【王道銘菓編】
まずは、定番のお菓子から。長野土産の代表的な銘菓を5つご紹介します。
みすゞ飴
「みすゞ飴」は、新鮮なフルーツ果汁と寒天からできたゼリー菓子です。
銘菓ポイント
「みすゞ飴」は1912年ごろに誕生したといわれており、その歴史は長く、長野の銘菓の代表格となっています。食べたときにほどよい弾力性が感じられ、果汁の風味と独特の歯ごたえが特徴です。
「みすゞ飴」
カラフルできらきらとしている見た目も「みすゞ飴」の魅力。もらってうれしい、食べておいしいお菓子です。
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雷鳥の里
北アルプスを象徴する鳥「雷鳥」の名をつけた欧風焼き菓子が「雷鳥の里」です。欧風せんべいにクリームを挟んでいます。
銘菓ポイント
「雷鳥の里」は昭和47年に誕生しました。これまで長きにわたり多くの人に親しまれ、長野のお土産の代表格となっています。
「雷鳥の里」
サクッとした食感とまろやかな味わい、軽やかなおいしさ。パッケージの雷鳥のイラストも印象的です。
そばおぼろ
「そばおぼろ(蕎麦朧)」は、長野県産の香り高い蕎麦粉「戸隠そば粉」を生地に練りこんだ焼き菓子です。
銘菓ポイント
「そばおぼろ」は、長野県産の小麦粉と戸隠そば粉を使っているのが特徴です。また日本の伝統的な砂糖「和三盆」 、風味豊かな「カルピスバター」のやさしい甘みとコクが感じられます。
「そばおぼろ」
ほろほろとしたやさしい口溶けがたまらない逸品。日本茶にもコーヒーにも、どちらにも不思議とよく合うお菓子です。
巣ごもり
飯田市に店を構える創業明治元年の老舗和菓子店「信州菓子処いと忠」。こちらのお店の信州を代表する銘菓「巣ごもり」は、玉子型の黄味あん×ホワイトチョコの和風スイーツです。
銘菓ポイント
「巣ごもり」の特徴は、ホワイトチョコレートを季節に応じて使い分けていることです。夏は常温で溶けないもの、冬には口溶けのよいものを使っているのだそう。また、黄身あんに鮮度のよい卵黄を使い、独自の配合で甘みをおさえ、後味が爽やかに感じられるように作られています。
「巣ごもり」
まろやかな黄味あんと上質なホワイトチョコの組み合わせは、和菓子のイメージを超越。新感覚の和風スイーツです。
天守石垣サブレ
「天守石垣サブレ」は、松本城の天守石垣をイメージしたサブレ。多くの人に親しまれ、松本を代表する銘菓となっています。
銘菓ポイント
「天守石垣サブレ」は、マカダミアンナッツを練り込んだサブレで、ホワイトチョコをサンドしているのが特徴です。また、松本城がパッケージに描かれていて、松本みやげにぴったりです。
「天守石垣サブレ」
さっくりとした歯ごたえに上品な甘さ。ついつい次の1枚に手が伸びるお菓子です。
りんご・栗・柿…地元のおいしい食材を生かしたお菓子│長野銘菓【長野ならではのお菓子編】
長野といえば、りんご、栗、柿の産地です。ここでは、地元の特産品や食材を使った銘菓をチェックしていきましょう。
りんご小径
「りんご小径」は、長野県産のりんごを煮て、クーヘン生地でサンドした洋菓子です。
銘菓ポイント
「りんご小径」は、厳選した長野県産りんごをたっぷり使用。そのおいしさと品質は、全国の菓匠が競う「全国菓子大博覧会」で認められ、農林水産大臣賞受賞に輝きました。
「りんご小径」
完熟りんごのさわやかな甘みと食感、クーヘン生地のふんわり感、ホワイトチョコのコーティングの三重奏が味わえます。
りんご乙女
「りんご乙女」は、クッキー生地にスライスした生のりんごをのせ、プレス焼きした薄焼きクッキーです。
銘菓ポイント
主原料に使っているりんごは「摘果りんご」と呼ばれるもの。摘果りんごは、秋に大きな実を育てるために初夏に間引きする「青りんご」のことです。使いみちなく捨てられていたりんごを生かしているのが「りんご乙女」の特徴です。
「りんご乙女」
袋を開けると、ふわっとりんごの香りが広がります。一口食べれば、りんごの甘みと酸味が味わえます。
栗鹿ノ子
「栗鹿ノ子」は、大粒の栗の実と、栗だけで練り上げられた栗あんを合わせた栗きんとんです。
銘菓ポイント
小布施堂の栗菓子に使われる栗は、秋に収穫された栗を素早く仕込んでいるのだそう。そのため鮮度の良い状態で栗餡が作られていて、栗の風味が生きています。
「栗鹿ノ子」
栗本来の風味、味わいが感じられる栗きんとんです。
市田柿ミルフィーユ
「市田柿ミルフィーユ」は、南信州の特産品である市田柿にバターをサンドしたスイーツです。
銘菓ポイント
市田柿農家は干し柿と乳製品の相性のよさを知っていて、昔から組み合わせて味わっていたのだそう。それをヒントに、干し柿の甘みとバターのコクを組み合わせてできたお菓子です。
「市田柿ミルフィーユ」
干し柿の自然な甘みと、バターのコクが重なり合い、とろりとした食感と絶妙な味わいを堪能できます。お茶のお供としてはもちろんのこと、お酒のおつまみにもぴったり。
くるみやまびこ
「くるみやまびこ」は、特製くるみキャラメルをサクサクのクッキーで包んだお菓子です。
銘菓ポイント
「くるみやまびこ」は、信州八ヶ岳山麓でとれる新鮮な牛乳と、長野県産小麦粉を使っているのが特徴。そのおいしさは、モンドセレクションで18年連続最高金賞受賞しているお墨付きです。
「くるみやまびこ」
じっくり煮込んだ特製くるみキャラメルの濃厚な味わいと、サクっとしたクッキーの相性がたまらないお菓子です。
見た瞬間、心がときめく!│長野銘菓【SNS映えしそうなお菓子編】
長野には、かわいいお菓子や心ときめくスイーツがたくさん。ここでは5つ紹介します。
味噌モナランタン
「味噌モナランタン」は、長野の民芸品である「松本てまり」を最中の皮にデザインし、信州二年味噌とキャラメルで作ったフロランタンを詰めた逸品です。和風のような洋風のような、新感覚のお菓子です。
銘菓ポイント
「味噌モナランタン」は、「松本てまり」をモチーフにしているのが特徴。色合いとデザインの美しさをお菓子で楽しめるのが魅力です。
「味噌モナランタン」
風味豊かな信州味噌とキャラメルに、香ばしいくるみやごまがいいアクセントとなっています。
白鳥の湖
「白鳥の湖」は、スペインの修道院で考案された「ポルポローネ」という、落雁に似た口どけのソフトクッキーです。口に入れて溶ける前に「ポルポロン」と3回唱えると、幸せが訪れるお菓子といわれています。
銘菓ポイント
「白鳥の湖」の最大の特徴は、クッキーにひとつひとつ型押しされたかわいらしい白鳥。安曇野市にある通称「白鳥湖」には、多くの白鳥が飛来します。その優雅で幸福そうな白鳥をモチーフにしています。
「白鳥の湖」
バターの香りが口いっぱいに広がる優しい味わいに、ノスタルジックな気持ちになること請け合いです。
信州ねころん
「信州ねころん」は、猫の肉球がデザインされた、マカロンのようなクッキーです。
銘菓ポイント
いちご風味、チーズ風味、ショコラ風味の3種あり、それぞれ色も違うのでカラフルでかわいらしいのも魅力です。
「信州ねころん」
ざっくりと焼き上げた生地で、ホワイトチョコクリームをサンド。食べれば、甘くてかわいいひとときを過ごせそう。
くまさんもなか
「くまさんもなか」は、くまさんの形をしたもなかです。食べるのがもったいないほどのかわいらしさ。もなかのなかには栗餡が入っています。
銘菓ポイント
「くまさんもなか」の特徴は、加賀地方で特別に焼いたパリッと香ばしい皮と、栗の濃厚な風味がたまらない栗餡です。王道のあずき餡もあります。
「くまさんもなか」
おすすめの食べ方は、お湯に同梱されている餡を溶かし、くまさんを浮かべること。くまさんが溶けると、栗餡しるこが楽しめます。もちろんそのままでも、アイスクリームといっしょに食べてもおいしいです。
きのこのこ
「きのこのこ」は、きのこの形をしたかわいらしいチョコレートクッキーです。チョコレートの味は、ほどよい甘さの「ビターチョコレート」、後味さっぱり「ストロベリー」、大人な味わい「抹茶」の3種類の味が楽しめます。
銘菓ポイント
実は、長野県はきのこ生産量全国1位。その事実を多くの人に知ってほしいということから、つくられたお菓子です。
「きのこのこ」
チョコレート部分に入っているクラッシュが、食感のアクセントに! 香ばしく、サクッとしたクッキーです。
長野スイーツを堪能しよう!
長野には、特産品であるりんごやそばを使ったお菓子から新定番になりそうなスイーツまで、さまざまなものがあります。長野にでかけた際にはお土産に買ってみたり、お取り寄せして楽しんでみてはいかがですか。
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文・構成/HugKum編集部