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入園シーズンがやってきました!
だんだんと寒さも和らいできて、春が近づいてきているな、と感じる季節です。春といえばいよいよ入園シーズンですね。保育園や幼稚園に入園するお子さんがいらっしゃるご家庭では、入園準備に忙しい日々ではないでしょうか。
入園準備で欠かせないのが上靴入れや体操服袋、コップ袋や、園によっては絵本袋なども必要でしょうか。入園にあたって、制服や通園かばんのほかにもたくさん準備しなければならないものがあります。ショッピングモールにも催事コーナーができ、かわいらしい入園グッズが並ぶ季節です。
はじめてママパパのそばを離れることになるお子さんも多いと思います。不安や期待の入り混じる新生活で頑張れるように、お子さんの好きな色や柄のグッズを揃えてあげたいものです。市販品にもたくさんいいものが出ていますが、中には「手作りしたい!」という人もいるかと思います。お子さんの好きな柄の布を使って、入学グッズをハンドメイドで準備してみてはいかがでしょうか?
Hugラボメンバーに、ハンドメイドの入園グッズを作るポイントを聞いてみました!
ハンドメイドでどんな入園グッズが作れる?
入園グッズをハンドメイドで準備するといっても、何が作れるのかかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずは、先輩ママたちがお子さんのために製作した入園グッズを見てみましょう。
丈夫で使いやすいことが大切!
保育園や幼稚園に入園するお子さんたちは、はじめてママと離れて生活をする子もたくさん。そのため、お友達の持ち物と間違えてしまったり、物を床に落としてしまうことも想定したほうが良いでしょう。
HugKum読者メンバーのハンドメイド入園グッズを例に紹介します。
裏地にキルティング生地をあわせて丈夫に
こちらは絵本バッグです。いくつかの生地で切り替えになっていてとってもキュートな仕上がりです。お友達の持ち物とも間違えにくくて良いですね。裏地にはキルティング生地を使用しているため丈夫な仕上がりになっています。
こちらの絵本バッグ、入学後も使えそうなほど丈夫だったそうなのですが、小学校のお道具箱を入れるのには少しサイズが足りなかったんだとか。そのまま小学校でも使うことを想定する場合は、少し大きめサイズにしても良いかもしれませんね。
こちらはお弁当袋と水筒カバーです。
園児さんに合うサイズ感の水筒を探すと、お友達と同じものである場合も少なくありません。そこで、お子さんが間違えてしまわないように付属のものから作り替えたそうです。こちらも絵本バッグと同様、裏地にはキルティング生地を使用しているため落とした時の衝撃をやわらげてくれているそう。
お店屋さんごっこやお料理体験にはエプロンも必要
多くの保育園や幼稚園で行われるイベントに、お店屋さんごっこやお料理体験があります。そのため、エプロンの準備が必要な場合が多く、HugKum読者の先輩ママの中にもエプロンをハンドメイドで準備したという方がいました。
お子さんがひとりで着脱できる工夫
エプロンというと、首にかける部分や腰ひもを結ぶ形状になっているものが多いですよね。園児さんにはまだまだ難しい場合が多いのではないでしょうか。
こちらのエプロンは、「なるほど!」という工夫がされています。画像を見ていただくと、首にかかる部分、腰ひもの部分がギャザーの寄せられたゴム状になっていることがわかります。
これなら着方を一度おうちで教えてあげれば、年少さんでもひとりで着られそうですよね。
合わせて作った三角巾もすっぽりかぶるだけの簡単仕様になっています。三角巾をかぶるのは、大きな子でも苦労するので小学校の調理実習用にも使えそうなアイデアです。
サイズアウトした子ども服のリメイクも
こちらも、HugKum読者のママが作ったエプロンです。
実はこれ、サイズアウトした子ども服のリメイクなんだそうです。上半分がお子さんのシャツの前身ごろで下半分に背中側を使用してあるのだそう。シャツの胸ポケット部分をアクセントに残しているのもおしゃれですよね。
こちらのママは、サイズアウトしたベビー服を組み合わせてパッチワークし、キルト芯を入れ、キルティングを施してお昼寝ケットも製作中なんだとか。
お子さんの着ていた服って、ママたちにとっては思い出の詰まったものが多くてサイズアウトしてもなかなか捨てられなかったりしますよね。ハンドメイドならこうして生まれかわらせることもできて素敵ですよね。
長く使える工夫も
年長さん向けにシックなカラーで入園グッズを作っているママもいらっしゃいました。
手提げ袋とお弁当袋、コップケースの3点です。落ち着きのある色の生地を娘さんと一緒に選んだんだそうです。
この3点、ほぼ同じ作り方で直線縫いだけでできており、裏地をつけることで生地の端処理もいらなかったんだとか。見た目には、すごく凝った造りに見えますよね。
シックなカラーリングは卒園後も使えそうです。ママが持っていてもおかしくないくらい大人っぽい仕上がりですね。
初めてでも作れるの?
お裁縫なんてほとんどしたことないから、入園グッズなんて作れない!と思う方も多いのではないでしょうか。
ここからは、先輩ママさんたちに教えていただいた、手芸の便利グッズを紹介します。「これを使うと便利」「これがあれば作業が楽!」というものをいくつか紹介していきます。
みんな大好き裁ほう上手!
「裁ほう上手」とは、針や糸がなくても簡単にズボンの裾上げやお名前シールつけなどができる手芸用の接着剤です。手芸初心者だけでなく、経験者の方も持っている確率の高い便利道具の1つです。
ちょっとした仮止めから、本格的な裾上げなどにも使えて、これ1つで簡単な小物なら最後まで仕上げられます。
ゴム通しと仮止めクリップ
コップ袋や体操服袋など、入園グッズには巾着状の袋物が多いですよね。そんな時に大活躍するのがゴム通しです。
ヘアピンやクリップにひもをかけて、あと少しで終わる、というところでひもが外れてしまった、なんて経験がある方もいるのでは?「お裁縫が趣味や仕事でもないのに専用の道具なんて…」なんて思わず、一度使ってみてください。専用道具だけあってとてもスムーズにひも通しができます。
子ども服のウエストゴムの入れ替えにも使えます。手芸用品店で数百円程で購入可能です。また、最近では、100円ショップでも売っています。形状はさまざまなので、使いやすそうなものを選んでみてはいかがでしょうか。
そして仮止めクリップも多くのハンドメイド好きなママさんが使っている便利グッズです。布を仮止めする際、まち針を使用していると縫いながら手にチクチク刺さったりしませんか?仮止めクリップならそんな心配もいりません!仮止めクリップは、最近では100円ショップでも似たものが見つけられます。
ちょっとしたものへのお名前つけに
お名前シールをつけにくいものや、急に持たせることになった持ち物などにサッと付けられるのがこちらです。
リボン上の布部分にお名前を記入して、持ち物につけるだけ。スナップがついているので取り外しも自由です。
こんな風に手提げの取っ手部分にも簡単に装着可能です。ペンでお名前を書きにくい素材のときにも重宝しそうですね。
ハンドメイドは沼!?
今回、さまざまな作品の画像を送ってくださった手作り好きのママに共通していることがありました。それは、お仕事などで専門的にお裁縫をしていたわけではなく、お子さんになにかを作ってあげたい、という気持ちで入園グッズを製作しているということ。
「入園グッズを手作りするなんて無理無理!」と思っていた方でも、一度作るとハンドメイド沼にハマってしまうかもしれませんよ。
自分の作ったものを嬉しそうに使ってくれる子どもの姿を見るのはとてもうれしいものです。いきなり難しいものは無理でも、直線縫いから始められる入園グッズの袋ものならきっと大丈夫。まずは小さくて簡単な巾着袋から始めてみては?それをきっかけに、どんどん作りたくなるかもしれません。
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文・構成/ひむかちほ