飼い主が留守にしている間、ペットたちは自由気ままに楽しく過ごしているのではないか!? そんなユニークかつ大胆な発想で、ペットの知られざる日常を描く人気映画シリーズの続編『ペット2』が、7月26日より公開されました。
主人公は、少し気が小さいテリアのマックスで、飼い主のケイティが大好き。相棒はあとからやってきた大型の雑種犬、デュークで、今やマックスの良き相棒となっています。ケイティと2匹は仲良く平和に過ごしていましたが、やがてケイティが結婚し、赤ん坊のリアムが産まれたことで、マックスのポジションに暗雲がたちこめてきます。
日本語吹替版声優では、マックスとデュークの名コンビが好評だったバナナマンの設楽統と日村勇紀をはじめ、ケイティ役の佐藤栞里や、ツンデレネコのクロエ役の永作博美などが続投。また、新キャラの農場犬ルースター役を内藤剛志が、可愛いが負けん気の強いシーズー、デイジー役を伊藤沙莉が演じています。
第二子を迎えた家庭あるあるに共感
最初は、ハイハイを始めたばかりのケイティの息子、リアムに戦々恐々の思いだったマックス。なぜならリアムは、2匹にちょっかいを出しまくり、耳をつかんだり、しっぽをひっぱったりとやりたい放題です。ところが、リアムが少しずつ成長していくにつれ、マックスは「子どもは嫌いだけど、この子は違う」と感じ、いつしか彼の教育係になっていきます。
前作『ペット』では、ずっと独り占めをしていた大好きなケイティをデュークに取られてしまうと焦ったマックス。この状況は、まさに第二子を迎えた家庭あるあるでしたが、今回は、最初に手を焼いていたリアムに対し、マックスの親心が目覚めていくという親目線も加わり、ママたちは大いにうなずいてしまいそう。
また、「この子は本当に特別」と、リアムを溺愛していく親バカぶりも、子育て中の親であれば、大いに共感できそうです。ところがマックスはマックスで、いろいろと思うこともあり、気がつけばストレスで首をかく癖が出てしまい、動物病院のお世話になることに。
いろいろなことが思い通りにならないマックスでしたが、家族旅行先で出会った農場犬のリーダー、ルースターが、凛として牛や羊、豚たちの世話をしている姿に、心を動かされます。そういう他者からも学びもきちんと入れながら、ペットたちの成長を描いていく点が、『ペット』シリーズ最大の魅力です。
ちなみに、今回は、自分がスーパーヒーローだと思い込むウサギのスノーボールや、ポメラニアンのギジェットのプチ冒険も併行して描かれますが、3つの物語が相まって、最後に見事な結末へ着地するというウルトラCには思わず拍手! ブラックジョークというスパイスも利いていて、最高に楽しいです。
監督:クリス・ルノー
日本語吹替版・声の出演:バナナマン(設楽統・日村勇紀)、佐藤栞里、永作博美、伊藤沙莉、内藤剛志、宮野真守、梶裕貴、沢城みゆき、中尾隆聖…ほか
公式HP:http://pet-movie.jp/
マクドナルドの『ペット2』のハッピーセットが愉快!
マクドナルドでは『ペット2』のハッピーセットの販売が本日よりスタート。前作から人気のキャラクター「マックス」や「ギジェット」をはじめ、4匹の新キャラクターなどの楽しい仕掛け付きおもちゃ全10種が登場します。
たとえば尻尾と連動して首を振る「マックス」や、お掃除ロボットに乗った「ギジェット」など、個性豊かなキャラクターたちのおもちゃに、きっと子どもは大喜び。ぜひ映画を観たあと、家族で立ち寄って、楽しい映画トークを繰り広げてみてはいかがでしょう?
文/山崎伸子