学校の健康診断の際、服装はどうする?事前準備や診断結果後の対応は?【専門医が回答】

学習雑誌『小学一年生』(小学館発行)では、日常の子育てや発達・健康上の心配など、読者のママ・パパのお悩みを募集しています。今回は、入学後に行われる健康診断について、服装や事前準備などのお悩みです。そんな時の対応を日本小児科医会「子どもの心相談医」川上一恵先生にアドバイスしてもらいました。

Q:入学後の健康診断。当日の準備はどうすればいいですか?

娘の学校では、入学してすぐに健康診断があります。内科健診や歯科健診、耳鼻科健診、心電図の検査もあるようです。また、服を脱いでの診察に抵抗感があります。服装など、当日はどのような準備をしていけばよいでしょう。また、検査結果をもらったら、どのような対処が必要になりますか?(N・Kさん) 

A:内科健診では、上下分かれる服装がおすすめです。

全国の小学校では、4月から健康診断がスタートします。とくに1年生は、内科健診のほかに、耳鼻科、眼科、歯科、さらに心電図測定など、さまざまな健診や検査の予定が組まれています。学校健診は、子どもが学校生活を安心して送るうえで大変重要です。日程を確認し、カレンダーにメモをするなど、忘れないようにしましょう。

耳鼻科では疾患のほかに、耳あかがたまっていないかをチェックし、何かあれば、6月から始まるプール授業までに治すよう家庭に通知します。眼科では視力検査をして、視力が悪ければ、眼科受診を促します。心電図測定では、心臓に疾患がないか、また体育の授業で走っても大丈夫なのかを確認します。さらに、尿検査、筋肉や関節の動きや痛みをチェックする運動器検診の問診など、家庭の協力が必要な検査もあります。

内科では呼吸や心臓の音を聞き、全身の状態を観察します。最近は、パーテーションなどで周囲から見えないようにするなど、子どものプライバシーに配慮しています。また、学校医も服を少しだけめくって聴診器を当てるなど、子どもたちが安心して受診できるように行っています。

これらをふまえ、当日は、最低限の着脱で検査を受けられるような服装がおすすめです。とくに女の子は、ワンピースなどは避け、Tシャツにズボン(スカート)など、上下が分かれている服が望ましいでしょう。

それでも子どもが不安を感じるようなら、担任の先生に相談したうえで、プール授業で着替える際に使う「タオルポンチョ」を持たせてはどうでしょう。内科健診では、脊椎側湾症の有無を診みるため、子どもにお辞儀をさせて背中を見ます。背中だけ見えるようにポンチョをかぶることで、安心して受診できるのではないかと思います。それから、普段から眼鏡をかけているお子さんは、視力検査で外すことがあるので、ケースを持たせるとよいでしょう。

学校健診の後、問題があれば、当該児童に受診をすすめる手紙が配布されます。プールや運動会の練習などに参加できなくなる可能性もあるので、手紙をもらったら、できるだけ早めに受診しましょう。

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私がお答えしました

川上一恵先生 かずえキッズクリニック院長・ 医学博士

診療の傍ら、地域の小学校、幼稚園、保育園の校医、園医も務める。日本小児科学会認定専門医。日本小児科医会「子どもの心相談医」。

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子どもたち各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心がけています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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イラスト/メイボランチ 構成/天辰陽子

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