【サンリオ展 FINAL ver.】60年の集大成は、 親子に刺さる“カワイイ”דエモい”がいっぱい♡ 監修者に聞いた見どころを徹底レポート!

「ハローキティ」に「マイメロディ」、「ポムポムプリン」に「シナモロール」。時代ごとに心をつかむキャラクターを生み出し、“カワイイ”文化を世界へ広げてきたサンリオ。その歩みをたどる人気の展覧会「サンリオ展」が、日本各地を巡回した集大成として、ついに東京で史上最大規模のフィナーレへ突入しています。ここでは、その見どころをたっぷりご紹介! さらに、会場同フロアにて開催中のコラボカフェ情報もお届けします。

「サンリオ展 FINAL ver. ニッポンのカワイイ文化60年史」とは?

株式会社サンリオの創業60年を記念して、2021年から日本各地をめぐってきた「サンリオ展」。ついにファイナルを迎え、約200キャラクターが勢ぞろいする史上最大規模の内容へと進化しました。

集大成ともいえる「サンリオ展 FINAL ver. (ファイナルバージョン)ニッポンのカワイイ文化60年史」は、新たなコンテンツも携え、2026年6月21日(日)まで六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで開催中です。

60年を超える歩みとともに、“カワイイ”文化がどう育ち、どんな想いが込められてきたのか。貴重なデザインや商品を通して、サンリオの“カワイイ”の源流と深みをひもとく展覧会です。

ハローキティ&シナモロールも祝福のテープカット! 開幕から“カワイイ”全開のセレモニー

サンリオ展 FINAL ver. の開幕当日に開催されたオープニングイベントを取材させていただきました。

特別ゲストとして「ハローキティ」と「シナモロール」が登場!

パッチワーク風のドレスがとびきりキュートなハローキティと、紫×ゴールドのセレモニースタイルで登場したシナモロール

二人ともステージに上がる前からかわいさ全開で、会場の空気をふわっと温めてくれました。

そしていよいよ、セレモニーの目玉・テープカットへ。司会者の開幕の言葉に続き、テープにハサミを入れるハローキティ。

ハサミを入れた瞬間、会場には大きな拍手が湧き起こり、 “ここから始まるんだ!”という期待と高揚感が一気に広がる、華やかな幕開けとなりました。

監修者が語る“カワイイ”の原点と、サンリオと意外な人物とのつながり

テープカットが終わると、本展の監修者であり、サンリオが発行する月刊紙「いちご新聞」元編集長の高桑秀樹さんが見どころを解説してくれました。

「chapter1 カワイイのはじまり」のコーナーに立った高桑さんは、来場者を引き込むように、テンポよく語り始めます。

1995年から2013年まで「いちご新聞」の編集長を務め、サンリオを知り尽くした高桑さん

「サンリオといえばハローキティと思われがちですが、創業当時はまだキティはいなかったんです」

高桑さんが語ったのは、サンリオのイメージを覆す意外な事実。

1960年の創業当時、ハローキティはまだ存在しておらず、キャラクターづくりが始まったのはそれから15年後のこと。それまでは、食器やノートなどの雑貨に“いちご柄”をあしらい、かわいさという付加価値をつけることに挑戦していました。

当時としてはとても画期的な試みで、これがサンリオの“カワイイ”の原点になったのだそうです。

いちご柄が大成功したことで、続いて“さくらんぼ柄”に挑戦しますが、こちらはまさかの大失敗。この経験からサンリオは、「カワイイは簡単に生み出せるものではない」と痛感したといいます。

1960年代の半ばになると、当時人気だったイラストレーターの水森亜土さんや、やなせたかしさんらのデザインを借りて商品づくりを行い、これが大ヒットにつながりました。

サンリオの初期を支えた水森亜土さんのデザイン商品

サンリオとは無関係に思えるスヌーピーにも、驚くべきことに深いつながりがありました。

1970年代にサンリオから発売されたスヌーピーグッズ

高桑さんいわく、「日本で最初にスヌーピーを本格的に扱ったのはサンリオ。『いちご新聞』創刊号の表紙もスヌーピーでした」。

こうしたキャラクターとの出会いが、サンリオの原点をつくっていったのだそうです。

アンパンマンとハローキティに共通する“根っこのやさしさ”

そんなサンリオの創業者・辻 信太郎さんがめざしたのは、“人を感動させるビジネス”。 その答えとして選んだのが、世代も国境も超えて心を動かす「カワイイ」でした。

「カワイイ」は、人の中にやさしさや思いやりを育て、世界をつなぐ力になる――。 その思想と深く響き合っていたのが、なんと『アンパンマン』のやなせたかしさん。

昨年のNHK朝ドラで描かれた、やなせたかしさんとその妻の物語。劇中で妻夫木聡さんが演じていた人物のモデルのひとりは、実はサンリオの創業者である辻さんだったそうです。

この二人は深い交流で結ばれていて、やなせさんは文芸誌「詩とメルヘン」の編集長として“美しい心”と“やさしさ”を発信し、「いちご新聞」にも言葉を寄せながら、サンリオの思想や哲学を、まるで代弁するように読者に届けていたのです。

「抒情詩とイラストで構成する季刊誌を自らの手でつくりたい」というやなせさんの願いに応えるかたちで、サンリオが1973年に創刊した文芸誌「詩とメルヘン」

ここで高桑さんは、ふたつの世界の共通点をこう結びます。

「アンパンマンもハローキティも、その根っこにあるのは“やさしさ”。あまり知られていないのですが、実はルーツは同じなんです」

まるで別世界の存在に見える二人。けれど同じルーツを共有していたと知り、思わず驚かされました。

半世紀以上も愛される「ハローキティ」。その理由はアップデートを止めないデザイン

「chapter3 ハローキティ 人気のヒミツ」のコーナーに進むと、まず目を奪われるのが、無数のキティのマスコットを縫い重ねた圧巻のドレス。

レディー・ガガさん着用で話題を集めたドレスのレプリカ

米国サンリオのキティ35周年記念イベントで、世界的アーティストのレディー・ガガさんが着用したドレスのレプリカで、かわいさと迫力が同居する、まさに特別な一着です。

ドレスを囲むようにぐるりと配置された、ファイナルで初披露となるハローキティのデザイン変遷パネルを前に、高桑さんは、キティが半世紀以上愛され続ける理由を語ってくれました。

「実を言うと、ハローキティのように50年以上も第一線で活躍し続けるキャラクターは、世界的に見てもまれなんです。では、なぜ50年以上もみんなに愛され続けたのか。その秘密は“変化する”ということなんです」

ハローキティは1974年のデビュー当時、太いけい線(輪郭線)で描かれていました。

デビュー当時の「はじめてのハローキティ」は、太い輪郭線と横座りのポーズが特徴

しかし80年代に入るとパステルカラーが流行し、太く黒いけい線では、その軽やかな雰囲気に合わなくなります。

写真右は1986年の「ビビッドシリーズ」。輪郭線を持たないデザインのキティ

パステルの時代には輪郭線を消し、モノトーンが流行すれば黒いキティに。象徴のリボンでさえ、時代の気分に合わせて姿を変え、ハイビスカスなどへとやわらかく変化していきました。

写真右が1996年「パールシリーズ」。ハイビスカスをつけたキティが登場

「こんなふうに大胆に変化するキャラクターは、実際にはあまりいません。アニメ発のキャラクターは世界観が固定されていて変えづらいし、原作者が変化を嫌がることも多い。でもキティは企業がつくったキャラクター。だからこそ、時代に合わせて柔軟に変えられたんです」と高桑さん。

キティが半世紀以上にわたって愛され続けてきた背景には、こうした“変化を恐れない姿勢”がありました。それこそが、サンリオキャラクターの大きな魅力でもあります。

シンプルでシンボリックなハローキティのデザインは、大人向けの商品とも相性抜群。その象徴が、このピンクのキルティングシリーズ

「それぞれの時代で、思い出のキティちゃんがいるはず。この展示はぜひ親子で楽しんで、自分だけのお気に入りのデザイン、商品などを見つけていただけたらと思います」

親子で歩きながら“自分だけのハローキティ”を探す、そのワクワクまで想像させる、温かなメッセージでした。

キャラクターを育て、ファンとサンリオをつないできた「いちご新聞」の歩み

高桑さんのまなざしが熱を帯びていたのが、「chapter4 ファンと一緒に“カワイイ”を育てる」コーナー。ここには、高桑さんが編集長として長年向き合ってきた「いちご新聞」の歩みをたどれる展示が並びます。

歴代表紙が一望できる光景は、時代ごとの空気がふっと立ち上がるような見応えがあります。

高桑さんは、「いちご新聞はキャラクターの世界を届け、まだ知られていない新キャラクターを紹介し、そしてファンの声に寄り添い続けてきた媒体」と語ります。

表紙展示の下には歴代の付録が並び、思い出がよみがえるようなエモい空間に

その役割を象徴するのが、「キキ&ララ(リトルツインスターズ)」のエピソードです。

chapter2に登場する、サンリオ展初公開となるリトルツインスターズ誕生物語の原画コーナー

デビュー当初はそれほど注目されていなかったものの、いちご新聞の表紙に登場した途端、読者から「この子たちは誰?」「商品はいつ出るの?」とハガキが殺到。その反響を受けて、一気に大きなキャラクターへと成長していきました。

また、80年代に人気を博したビビッドヘアが印象的な「ゴロピカドン」は、当初はデビューの予定すらない“ボツキャラ”だったそう。

作者自身がいちご新聞で「何とか救ってほしい!」と訴えたところ、読者から大量の陳情書が寄せられ、その熱意に押されてデビューが実現したといいます。

キャラクターを育て、ファンの声を受け止めてきた、いちご新聞という存在。 その関係性が今も変わらず続いていることに、あらためて胸が温かくなりました。

約200キャラクターと1,500点のグッズに出会える、ファイナルならではの特別体験

「chapter 5 キャラクター大集合」では、中央にハローキティ・クロミ・マイメロディが背中合わせに座る巨大バルーンが、存在感たっぷりにドドーンと登場。

その周りをぐるりと囲む壁際には、サンリオが生み出してきたオリジナルキャラクターが、有名どころからレアキャラまで幅広く紹介されています。

1974年に誕生した「パティ&ジミー」は、サンリオの初期キャラクターのひとつ
躍動感あるポーズが特徴の「ポチャッコ」は、1989年に誕生。サンリオキャラクター大賞でも上位常連
1996年、社内の“犬キャラコンテスト”で選ばれて生まれた「ポムポムプリン」。2025年のサンリオキャラクター大賞では堂々の1位を獲得

サンリオのキャラクターは、今や約450種類。

今回のファイナルでは、そのうち約200キャラクターが会場のあちこちに登場し、サンリオ展史上最大規模の展示に。さらに、展示されるグッズは過去最多の1,500点にのぼります。

「親子で歩きながら“これ知ってる!”“昔これ使ってたよ”と思い出をシェアできる、そんな時間を楽しんでほしい」と語る高桑さん。

その想いは、サンリオが紡いできた60年以上の歩みとも響き合い、親子が時代をまたいで楽しめる空間を生み出していました。

「THE SUN & THE MOON(Cafe)」にて開催中のコラボカフェも要チェック

六本木ヒルズ森タワー52階、サンリオ展の会場と同フロアにある「THE SUN & THE MOON(Cafe)」では、サンリオ展 FINAL ver. と連動したコラボカフェを開催中。キャラクターの世界観をそのままお皿にのせた、とびきりキュートなコラボメニューが並びます。

ガラス張りの店内からは東京の景色が一望でき、展覧会を楽しんだあとに親子で一息つくのにぴったりです。

ごはんタイムには、シチューやカルボナーラうどん、バーガーなど、子どもがパクパク食べてくれそうなメニューがそろうのもうれしいところ。

「ポチャッコのかぼちゃシチュー」価格:1,890円(税込み) 
「ポムポムプリンのカルボナーラうどん」価格:1,950円(税込み)   

休憩タイムには、甘いデザートやドリンクが待っていて、気分までふわっとほどけます。

「クロミのケーキ」価格:2,080円(税込み)   
「ハローキティ、マイメロディ、ウィッシュミーメルのパフェ」価格:1,890円(税込み)
左「ポムポムプリンのプリンのシェイクに包まれて」価格:1,380円(税込み)
右「マイメロディのラブリーストロベリーミルク」価格:1,350円(税込み)
「シナモロールの風船旅行」価格:1,300円(税込み)   

コラボメニューをご注文の方には、1品につき1枚、オリジナルコースター(非売品)をプレゼント。

※オリジナルコースターは非売品です。転売は一切禁止となります。デザイン・仕様は変更になる場合があります

デザインは2種類あり、どちらをもらえるかは受け取ってからのお楽しみです。

THE SUN & THE MOON(Cafe)は、「森アーツセンターギャラリー」「東京シティビュー」「森美術館」のいずれかのチケットをお持ちの方のみ利用できます。

ラストの特別体験を逃さないで! 親子で「サンリオ展 FINAL ver.」へ

60年以上の歩みがぎゅっと詰まった展示は、親にとっては胸がギュっとなるほどエモく、子どもにとっては新鮮な“カワイイの原点”に触れられる特別な時間。

水森亜土さんのイラストをモチーフにした、ソフトビニール製のレトロな人形
80年代にヒットした「タキシードサム」。 2020年の「はぴだんぶい」加入で再び脚光を浴び、最近もサンリオキャラクター大賞のトップ10常連

ファイナルでは、これまでの集大成となる展示やフォトスポットがそろい、親子で語り合いながら楽しめる仕掛けがたくさん用意されています。

ポムポムプリンたちのすぐそばには、キャラの魅力を深掘りできる100問クイズを用意

サンリオの新アプリ「Omoide Badge」をインストールすると、 会場内の各チャプターに設置された2次元コードを読み取って、アプリ上で限定バッジを集めることもできます。

今だけのこの特別な出会いを、親子で楽しんでみてはいかが。

© 2026 SANRIO CO., LTD.  APPROVAL NO. SP660009

サンリオ展 FINAL ver. ニッポンのカワイイ文化60年史 開催概要

開催期間:2026年6月21日(日)まで ※会期中無休
開館時間:日~金曜日 10:00~18:00 土曜日・祝日 10:00~20:00 ※5月6日(水・休)は18:00閉館
会場:森アーツセンターギャラリー 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
アクセス:東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口から徒歩3分(コンコースにて直結)
都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口から徒歩6分
料金:一般/大学・専門学校生[平日]2,400円 [土・日・祝]2,800円 小学・中学・高校生[平日]1,000円 [土・日・祝]1,200円 ※未就学児無料
※全日日時指定制

詳しくは公式HPでご確認ください。

公式HPは>>コチラ

サンリオ展 FINAL ver. ニッポンのカワイイ文化60年史 コラボカフェ概要

開催期間:2026年6月21日(日)まで 会期中無休(貸切営業時を除く)
営業時間:11:00~22:00 ラストオーダー フード 21:00/ドリンク 21:30
会場:THE SUN & THE MOON(Cafe) 
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階

公式HPは>>コチラ

取材・文/あゆーや

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