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「太宰府天満宮」は1万社以上ある天満宮の総本宮
「太宰府天満宮」の由来は、平安時代の高官であり、学者・詩人・政治家として優れた才能を発揮した菅原道真公(天神さま)の「御墓所(お墓)」の上に社殿が築かれたことにあります。
全国に約10,000社ある天満宮の総本宮であり、年間約1,000万人が訪れる、日本を代表する由緒ある神社です。
菅原道真公は、幼少期から学問に励まれ、877年10月18日に当時の最高峰の学者である「文章博士(もんじょうはかせ)」に登用されたことにちなみ、学問や受験の神様として深く信仰されています。
美しくよみがえった御本殿。参拝のベストタイミング

明治時代以来124年ぶりとなる御本殿の「令和の大改修」が完了し、2026年9月19日より、約3年半ぶりに美しくよみがえった御本殿正面での参拝が再開。大きな話題を呼んでいます。
御本殿は1591年に小早川隆景によって造営。安土桃山時代の豪壮華麗な建築様式を今に伝える、国の重要文化財です。「令和の大改修」により、経年劣化していた漆の塗り替えや、約800点に及ぶ装飾金具の補修・金箔の施し直しが行われました。また、約30万枚の檜皮(ひわだ)を使って全面がふき替えられた、美しい屋根も必見です。
約430年前の桃山時代の建築当初を思わせる豪華絢爛な色彩や輝きがよみがえり、仮殿の解体や周辺の石畳の整備なども全て完了。新しくなった御本殿の正面からお参りができるようになった今、参拝のベストタイミングとなっています。
「飛龍天神ねぶた」のライトアップも!

10月の1か月間、境内の「楼門」には登龍門伝説の故事にちなんだ大きな「飛龍天神ねぶた」が掲げられます。険しい滝を乗り越えた鯉が龍となって天高く飛び立つように、受験生が難関を突破できるように、という願いが込められています。
期間中は夜間(開門〜22:00頃まで)ねぶたが美しく点灯され、昼間とは違った厳かな雰囲気を体感できます。
合格を引き寄せる! お参りのコツ
菅原道真公を祀る全国の天満宮の総本宮だからこそ、歴史的な意味が込められた作法が今も大切にされています。参拝前に事前に知っておくと良いポイントをご紹介します。
①「御神牛(ごしんぎゅう)」の頭をなでる

境内の各所には計11体の牛の像が奉納されています。菅原道真公の遺骸を運ぶ牛が動かなくなった場所が墓所(現在の御本殿)になったという由来があり、「頭をなでると知恵を授かる」と言われています。自分の頭と牛の頭を交互になでて、学力向上を祈願しましょう。
自分の体の不調部分と同じ場所を触ると快復するとも。ちなみに、表参道入口の「御神牛」は、行列ができやすくなっていますが、境内の奥にも御神牛はあるので、比較的並ばずに参拝できます。探してみてくださいね。
② 3つの橋(太鼓橋)の由来

御本殿へと続く「心字池(しんじいけ)」には3つの赤い橋がかかっています。それぞれ「過去・現在・未来」を表しているそうです。
それぞれの橋で、立ち止まったり、振り返ったり、引き返さないといわれることもありますが、「太宰府天満宮」によるとそのようなルールはないとのことなので、ゆっくり景色を楽しみながら渡ってみてください。
ちなみに、「太鼓橋」には急な傾斜があるため、ベビーカーで渡るのは危険です。太鼓橋のすぐ横に平たんなバリアフリー歩道が用意されているため、ベビーカー連れの方はこちらを。御本殿までストレスなく向かうことができます。
③ 御本殿で参拝をする

手水舎で手と口を清めたら、いよいよ御本殿へ向かいます.
おさい銭を入れ「二礼二拍手一拝」をしたら、いきなり願い事を言うのではなく、まずは自分の「住所・氏名」、そして日頃の「感謝」を心の中で伝えましょう。その後に「〇〇試験に合格できますように」と具体的にお願いするのが参拝の基本です。
ちなみに気になる参拝の混雑状況ですが、筆者は10月の連休中に行ったため、参道を含め多くの人でにぎわっていました。ですが、おさい銭箱は左右のスペースにもあるので、参拝自体はほとんど並ぶことなくスムーズにできましたよ。
④「特別受験合格祈願大祭」を狙うのもおすすめ
毎年10月1日〜31日(当日祭は10月18日)には、受験生のための特別な大祭が開催されます。菅原道真公が877年10月18日に学者として最高位の「文章博士(もんじょうはかせ)」になったことにちなんでいます。
この期間は、特別な御札やお守り、絵馬などが授与されるほか、遠方で足を運べない方向けに、10月限定で郵送での祈願申し込みも受け付けているとのことです。
初穂料10万円!? 貴重な「飛梅御守」

参拝時には、御本殿に向かって右手前に凛とたたずむ、同宮で最も神聖な御神木である「飛梅」にも注目です。
菅原道真公が無実の罪に問われ、京都から太宰府へと左遷される際、庭の梅との別れを惜しんで詠んだ有名な和歌があります。伝説では、主人の想いに応えるように、梅の木が京都の邸宅から太宰府まで一夜にして空を飛んできたと伝えられています。
「色玉垣(いろたまがき)」という白梅で、境内に約200種、6,000本ある梅の木のなかでも毎年いち早く開花することで知られ、例年1月下旬〜2月上旬頃に見頃を迎えます。
生涯ご利益が続く「飛梅御守」
毎年5月に「太宰府天満宮」で行われる伝統神事「飛梅ちぎり」にて、神職と巫女がご神木から丁寧に実を収穫します。収穫された貴重な梅の実は、天神さま(菅原道真公)の御衣として更衣祭(こういさい)で奉納された白絹で包まれ、「飛梅御守(とびうめおまもり)」というお守りへと仕上げられます。
ご神木から採れる実の数には限りがあり、毎年、気候の影響で数も異なるそう。近年では2025年に61個、2026年には少雨などの影響から、過去10年で最少となるわずか8個しか収穫されなかったとのことです。
「飛梅御守」として、神事のあとに授与されます。なんと、初穂料10万円! ただ、一般的なお守りのように毎年買い替えるものではなく、ご利益が生涯続く「一生一代」のお守りとして自宅の清浄な場所にお祀りするものということ。そう考えれば、コスパは最強かもしれません。
知る人ぞ知る!? 「梅干しの種」を奉納

梅の種を授かる「飛梅御守」とは逆で、「太宰府天満宮」には、食べた後の「梅干しの種」を納める『「梅の種」納め処』という場所があります。
梅の種の中にある白い実(胚乳)は「仁(じん)」と呼ばれます。菅原道真公が梅を深く愛されたことから、古くよりこの仁には「天神さまが宿る」と信じられ、別名「天神様」とも呼ばれています。種を粗末に扱ってはならないという教えがあり、梅干しの種をこの納所に納める風習があるのです。
筆者は梅が大好きで、毎年5キロほど、梅干しやカリカリ梅など様々な梅を漬けている梅干しマニア。梅干しにはご縁があると思っているので、今回の訪問でいちばん楽しみにしていたところです。自家製の梅干しの種をきれいに洗い、干して、しっかりと準備をしていきました。
梅干しの種を奉納するときの注意点
神社へ自宅から梅の種を持参して納める場合は、「太宰府天満宮」の公式サイトでも“自宅できれいに洗い、しっかり乾燥させてから持参する”というマナーを守るよう呼びかけています。
参道で購入した、食べた直後のぬれた梅干しの種を投げ入れるのは厳禁です。次回の参拝時に改めて持ってくることが推奨されていますので、奉納したい方は、あらかじめきれいに洗って乾燥させた梅干しの種を持参することをおすすめします。
御本殿だけじゃない「太宰府天満宮」の魅力

実は、「太宰府天満宮」は、天神さまをお祀りする御本殿以外に、境内外に合わせて37のお社である摂社・末社があり、それぞれに神様をお祀りしています。御本殿のすぐ真裏や東側の回廊裏には、主祭神である菅原道真公にゆかりの深い人々を祀る小さな社が集まっています。
とくに、筆者が注目したのが、菅原道真公の正室(妻)・宣来子(のぶきこ)様を祀る「楓社」です。夫婦円満や安産・子宝のご利益があるとのこと。神社は多くあれど、「妻」だけを単独で、しかも実名で祀った社があるのは大変珍しいと足を止めました。
寄り添うような温かさを感じるお社です。多くの人が御本殿へ素通りしてしまいがちな場所にありますが、ぜひ、立ち止まって、お二人の絆の深さにあやかってみてください。
摂社・末社巡りは、一般的な参拝ルートから一歩奥へ踏み込むことで、静かで落ち着いた神聖な空気感や歴史の深さを体感できる魅力的な楽しみ方です。御本殿だけではなく、摂社・末社にも訪れてみてくださいね。
受験生におすすめの授与品
「太宰府天満宮」で受験生向けに授与されている合格祈願・御守をご紹介します。受験生だけではなく、勉強を頑張りたい、資格を取りたいという方へのお土産にもおすすめです。
学業お守り(錦守・巾着守など)

定番の「学業錦守」の他、汚れや水に強い金属製の「学業鋼守」、かわいらしい「学業巾着守」などがあります。常に身につけておくことで、日々の勉強の成果を発揮できるよう見守ってくれます。
学業鉛筆

菅原道真公の御神徳が込められた鉛筆です。「2B」や「HB」のほか、マークシート試験に最適化された鉛筆も用意されており、実際の試験本番で使える実用的な授与品として非常に人気があります。
子連れでも安心の「太宰府天満宮」
受験生必見の「太宰府天満宮」はいかがでしたか?
ベビーカー対応の設備や清潔な授乳室が整備されており、小さなお子さん連れでも安心して参拝できるスポットです。 また、境内に隣接して「九州国立博物館」や幼児向けのレトロな「だざいふ遊園地」があるため、文化に触れつつ、子どもを飽きさせずに1日を過ごすことができます。
さらに、現在「九州ふっこう応援割」などでも注目されている福岡。九州全7県(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)を対象に、1泊以上の旅行や宿泊商品が最大50%〜60%OFFとなるとのこと。福岡は、12/15(火)宿泊分まで。
この機会にぜひ、「太宰府天満宮」を訪れてみてください。
>>>「太宰府天満宮」についてはこちらから
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この記事を書いたのは
海外通信社を経てバイリンガルのライター、フォトグラファー。お出かけライターとして旅行関連が得意。SDGs、防災、フェムテックなど誰かの助けになる情報も発信中。二児のママとしても子育てに奮闘中。