モヤる同僚は”宇宙人”と思うべし!「あとよろ星人」「メール長文星人」…あなたの周りにもいる?

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人間関係のモヤモヤは大きなストレス源

職場、ご近所、保育園や小学校、親戚関係・・・・組織の大きさに関係なく、そこでの人間関係に悩む人、多いですよね。その理由を突き詰めていくと、問題の内容そのものより、それにかかわる“人”との関係性が、モヤモヤの大きな原因だったりします。

顔見知りなのに会っても目を合わせようとしない隣の部署の人、内線電話にちっとも出ようとしない同僚、やたらと「忙しい、時間がない、これだけやっているわけではない」と“自分だけ忙しい自慢”をする人・・・・・・たとえ深くかかわる相手ではなくても、そばにいるだけでモヤッとします。

分かり合えない相手は”宇宙人”と定義しよう!

コピーライターの野澤幸司(のざわ・こうじ)さんもそんなモヤモヤを抱えているひとり。とりわけ最近は、職場の後輩女性との適度な距離感がつかめず、小さな炎上をくり返しているそう。はたして自分の価値観がずれているのか、それとも周囲の価値観がずれているのか--ところが最近、そんなモヤモヤを解消する方法を、発見したそうです。

「彼・彼女らのことを“宇宙人”と定義してしまうんです。理解不能な態度や対応をされても、“宇宙の不思議”ならしかたないですよね(笑)。生まれた星も、育った環境も、なじんだ文化も異なるんですから」

コピーライターの野澤幸司(のざわ・こうじ)さん

モヤる相手に名前をつけてみたら・・・・

そんな思いで身のまわりの“モヤる相手”を探索していき、名前をつけてみたところ、なんと82種類の“宇宙人”が見つかりました。たとえば――

  • 自分がプロジェクトの中心であるかのような顔をして仕事をスタートさせるが、“俺の仕事アピール”が完了すると同時に“あとはよろしく”とフェードアウトしていく《あとよろ星人》
  • 「絶対誰にも言うなよ」と言いながら、嬉しそうにウワサをたくさんの人に吹聴する《誰にも言うなよ星人》

――などは、トラブルには発展せずとも、近くにいるとちょっと厄介なタイプ。

デジタル化が進んだイマドキは、

  • メールの件名に“重要”を連発する《全部のメールに【重要】星人》
  • 几帳面で丁寧な性分ゆえ、メッセージが長すぎて面倒くさがられてしまう《メッセージ長文星人》

――といった問題児も。

ほかにも《イクメンアピール星人》《女性のセンパイ転がし星人》などなど、そのテクニックと巧みさに、逆にリスペクトを抱かせてしまう宇宙人も(悔しいけど)!

なかでも、女性にありがち(?)な宇宙人を、野澤さんがピックアップしてくれました。

 女性にありがちな、5つの宇宙人たち

ランチミーティングしたがり星人

11時半~13時あたりにミーティングをセッティングすることで、打ち合わせという大義名分のもと、有意義風なランチタイムを送ろうとするタイプです。たいていの場合、普通の打ち合わせの1割にも満たない生産性で、ほぼ間違いなくただのおしゃべりで終了します(笑)。本人に悪気はまったくないので、親交を深めるのも仕事の一部ととらえれば、無駄な時間にはなりません」

 戦略的タメ口星人

「先輩や上司に対して、ぐっと距離を近づけるためにあえてときどきタメ口を挟み込む。懐に飛び込むことによって、他の部下よりも少し特別な存在であることをアピールする上級テクニックの持ち主。生まれ持ってのコミュニケーションモンスターですね。ぼくらが安易にマネすると、突然タメ口でしゃべり出したクソ生意気な部下になるので要注意」

 今夜合コンなんだな星人

「パステルカラーやシフォンといった服に身を包み、ゆるふわの巻き髪で突然出社してくる。ふだんとのあまりの違いによって、同僚たちを混乱させるタイプです。まあ、幸せな混乱、といっていいかも(笑)。男性なんかは『いつもと雰囲気違うじゃん』と口を滑らしがちですが、このセリフは彼女たちの気合を顕在化させてしまうのでNGです」

 猫写真見せたがり星人

「リクエストしたわけでもないのに、勝手に愛猫の写真をチラつかせてくるタイプです。まわりが引いてても、温度感をつかめずにひたすら見せ続けてくる・・・・・。ぼくも娘ふたりの超親バカなので気持ちはわかる(笑)。なので、男の子?女の子?やんちゃ?おとなしい?キャットフードの銘柄は??など、踏みこんだ情報を連打で聞き出し逆に相手を引かせます」

同僚しか愛せない星人

 

「交際相手が、よりによっていつも社内の人。身近なところで手を打とうという打算もあるが、周りに知られてはいけない、という状況に興奮している可能性も高く・・・・ある意味、危険分子です」

どうですか? いるいる、あるある!と共感した方も多いのではないでしょうか。全種を知りたい方は、『同僚は宇宙人 職場のモヤモヤ一掃マニュアル』(小学館)を手に取ってみてください。読み進めていくうちにモヤモヤ度合いは下がっていき、読み終えるころには宇宙の広さ、神様のフトコロの広さに驚かされるかもしれません。

イラスト/川嶋ななえ

文・構成/小学館 出版局 生活編集室

著/野澤幸司 小学館 1,100円+税

オフィス。そこは未知との遭遇の連続です。世代、性別、立場。それらの違いによって、行動や発言が全く理解できない存在がいる。中にはこちらに甚大な被害を加えてくる者もいる。職場とは、重力の存在する小宇宙なのかもしれません。

彼らはどのようにして「オフィス宇宙人」と付き合えばいいのか。著者は、82種の宇宙人を捕獲し、研究し、4グループに分け、その【生態】および【対処法】をまとめて一冊の本にしました。

 

著者紹介

野澤幸司(のざわ・こうじ) 茨城県牛久市生まれ。青山学院大学法学部卒業。ハガキ職人を経てコピーライターに。 普段はいろいろな広告のコピーやCMを考える仕事をしている。近著にして初の著書『妄想国語辞典』(扶桑社)が発売からまもなくで2万部のスマッシュヒットに。本人は「人の目を見て話せない星人」「親バカを超えてただのバカ星人」。

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