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100均なら自由研究も手軽に♪
キッチン用品や文房具などの日用品から食材まで、さまざまな商品を取り扱う100円ショップなら自由研究の道具も揃えられる!
自由研究について小学生のお子さんがいるパパとママにアンケートしたところ、100円ショップのアイテムを使って自由研究を行ったことがあるという回答がたくさんありました。そこで、実際に作ったものやアイデアを教えてもらったので紹介していきます。
100均の商品できるおしゃれな工作
部屋に飾りたくなるような、おしゃれな作品を作ってみよう!自分だけのオリジナルフォトフレームや、キャンドル、スノードームなど100円ショップのアイテムを使って作る方法を教えてもらいました。
ヒンメリ作り
ヒンメリとはフィンランド発祥の伝統的な装飾品で、麦わらやストローなどの細長い材料を使って作られる幾何学模様のモビールです。インテリアのアクセントとしても人気があるヒンメリを、手軽に作ってみましょう。
◆用意するもの
・ストロー
・凧糸
・ヘアピン
・はさみ
・定規
◆やり方
①ストローを切る
ストローを5センチの長さに切ります。定規で測ってから、はさみで正確に切りましょう。
②三角形を作る
切ったストローを3本使って三角形を作ります。三角形が崩れないように、ヘアピンを使って固定します。
③凧糸を通す
三角形に並べたストローの中を凧糸でつなぎます。凧糸を通す際に、ヘアピンを使うと通しやすくなります。
④立体に組み立てる
複数の三角形を作り、順番に凧糸を通して立体を作ります。四面体やその他の立体形状を作るために、凧糸でしっかり結びます。
⑤仕上げ
すべてのストローがしっかりつながったら、凧糸を結んで固定します。完成したヒンメリは、飾りとして吊るすことができます。
玉転がしゲーム
玉転がしゲームは、シンプルな材料で作る楽しいゲームです。子どもたちと一緒に作って、みんなで楽しみましょう。
◆用意するもの
・有孔ボード
・フック
・ビー玉
・木の板(複数枚)
・有孔ボードを立てる土台(脚)
・はさみ
・定規
◆やり方
①有孔ボードを立てる
有孔ボードを土台にしっかりと固定して立てます。土台がしっかりしていることを確認しましょう。
②坂道を作る
木の板を使って坂道を作ります。木の板1枚につきフックを2個使い、有孔ボードに取り付けます。坂道を上から下へジグザグになるようにセットしましょう。複数の坂道を作ることで、ビー玉がスムーズに下っていくようにします。
③ビー玉を転がす
坂道が完成したら、ビー玉を上から転がしてみましょう。ビー玉がスムーズに下っていくことを確認し、必要に応じて坂道の角度や位置を調整します。
④仕上げ
すべての坂道がうまく機能することを確認したら、遊びをスタート!友達や家族と一緒に、ビー玉がどのように下っていくか観察しながら楽しみましょう。
貯金箱作り
自由研究の定番でもある『貯金箱』。紙粘土を使えば、低学年の子どもでもひとりで簡単に作ることが出来ます。
◆用意するもの
・芯にするもの(お菓子の空き箱や牛乳パック、ペットボトルなど)
・紙粘土
・絵の具
◆やり方
紙粘土で好きな形を作り、絵の具で色を塗る
①芯にするものは家にあるお菓子の空き箱や牛乳パック、ペットボトルなどを使います。貯金箱のベースとなる部分なので、好きな形に円柱や四角柱を作り、お金を入れる穴をカッターかはさみで開けます
②①の周りに紙粘土を好きな形に貼り付けていきます。その時に、お金を入れる穴をふさがないように気を付けましょう
③紙粘土が乾いたら絵の具を塗って完成。仕上げにニスを塗るとつやがでますよ
フォトフレーム作り
好きなパーツを付けて作るオリジナルのフォトフレーム。作った後は、部屋に飾ることもできます。
◆用意するもの
・木製のフォトフレーム
・フェルト、モール、ビーズなど好きなパーツ
・ボンド
◆やり方
①フォトフレームに付ける飾り付けを選ぶ
②ボンドで木枠の上に貼り付けて乾いたら完成
貝殻やリボンなどパーツ選びをするのも楽しいですね!
スノードーム作り
液体の中でゆらゆら落ちていくビーズがきれいなスノードームが、100円ショップのアイテムで作れる!とっても簡単に作れるので試してみてください。
◆用意するもの
・蓋つきの瓶(できたら円形)
・水
・洗濯のり(薬局などでも購入できます)
・接着剤
・パール、ビーズ、ミニ人形など
◆やり方
①瓶の蓋の内側に、ミニ人形や貝殻などスノードームの底になるものを接着材で貼り付けます
②瓶の中に水と洗濯のりを7対3くらいの割合で入れます。よく混ぜたらその中にビーズやラメを入れます
③①が乾いたら水が漏れないように瓶の蓋をしっかりしめてひっくり返したらスノードームの完成
オリジナルキャンドル
本物そっくりな野菜の形をしたキャンドル作り!寒天を使って型を取るところから作ります。
◆用意するもの
・タコ糸
・寒天粉末
・プラカップ
・割りばし
・鍋
・クレヨン
・ロウ(白いろうそく)
・野菜(とうもろこしやピーマンなどがおすすめ)
◆やり方
①ロウソクの型にしたい野菜を用意する。プラカップに溶かした寒天を入れて野菜の型をとる
②固まったらプラカップから取り出して寒天を半分に切り、型をとった野菜を取り出す。そして、また型をプラカップに戻します
③白いロウソクに好きな色のクレヨンを鍋に入れ溶かす
④割りばしの間にタコ糸を挟んでプラカップの真ん中に置いて、タコ糸が型の底面まで落ちるように吊るす
⑤③で溶かしたロウを型に注いで固まったら完成
巾着袋作り
小学5年生になると、家庭科で裁縫の授業がはじまります。直線縫いで簡単に作れる巾着なら子どもだけでも簡単に作ることができますね。
◆用意するもの
・生地
・糸
・裁縫セット
・紐
◆やり方
①作りたい巾着のサイズを決めて材料を用意する
②紐のサイズに合わせて紐を通す場所の幅を決めて縫う場所を決める(アイロンで折り目をつけると縫いやすくなります)
③裁縫セットを使って手縫いしていく
④最後に紐を通して完成
マスク作り
感染症の予防や給食の時間に使うマスクを自分の好きな柄の布で作ったら、愛着がわきますね。縫う部分が少ないので巾着よりも簡単に作れます。
◆用意するもの
・布(手ぬぐいの様な長方形の布を用意する)
・ゴム
・裁縫セット
◆やり方
①自分の顔の大きさに合わせて布の上下、左右の順に折り、両サイドが輪になるようにする
②両サイドの部分にゴムを通して耳の位置と合わせて輪にする
③ゴムが抜けないように四隅を縫えば完成
食品サンプル作り
樹脂粘土を使って食品サンプルのような、ミニチュアフードを作ってみよう。ニスを使ってつやを出せば、より本物に近いような出来上がりになります。
◆用意するもの
・樹脂粘土
・ニス
・ボンド
・絵具
◆やり方
①粘土で作りたい食材の形をパーツごとに作っていきます。それぞれのパーツが固まったらボンドでくっつけていきます
②①に絵具で色を付けていき、乾いたらニスでつやを出して完成
100均の商品できる調べ学習
ここからは、100均の商品を使ってできる調べ学習をご紹介します。
ネクタイの構造調べ
「物のしくみを知る」自由研究。パパが会社に行くときに使うネクタイを解体して構造を調べてみよう!簡単に解体できるものならネクタイ以外の物でやってもいいですね。
◆用意するもの
・ネクタイ
・ハサミ
・画用紙
◆やり方
①ネクタイの形をよくみて、ハサミで縫い目を切っていく
②縫い目を切ったら広げてネクタイの原型や折り目を調べる
③ネクタイを解体してわかった、構造について画用紙にまとめて書く
100均グッズの収納力調べ
100円ショップの収納アイテムを使ったり、板やすのこを使って棚を作って自分の部屋をお片付け。収納について学ぶ自由研究は部屋も片付いて一石二鳥。
◆用意するもの
・収納アイテム
・棚を作る場合は、板やすのこ、釘などの材料
◆やり方
①自分の部屋の中で片付いていない場所や収納が必要な場所を確認する。ビフォーアフターがわかるように、部屋の写真を撮っておく
②100円ショップに行って、自分の部屋に必要な収納アイテムを選んで購入する。板などの材料を購入して自分で収納グッズを作ってもOK
③実際に収納アイテムを使って自分の部屋を片付ける。片付けた後の写真を撮影して、ビフォーアフターを確認して収納について考えをまとめる
HugKumでは、自由研究のアイデア満載の特設サイトを開設しています。そちらもあわせてご覧ください。
100均の商品でできる実験
アンケートの中で自由研究に、100円ショップのアイテムを使って実験をするという回答がたくさんありました。その中からいくつかピックアップして紹介します。
色の温度変化
色画用紙の温度がどのように変化するかを調べてみましょう。日向に置いた色画用紙の温度を時間ごとに測定し、色ごとの温度変化を記録します。
◆用意するもの
・色画用紙(複数色)
・模造紙
・マジックペン
・温度計
・タイマーまたは時計
◆やり方
① 色画用紙を複数枚用意し、それぞれに異なる色を選びます。
② 色画用紙を日向に並べて置きます。
③ 置いてすぐの温度を温度計で測り、記録します。
④ 1時間、2時間、3時間ごとに温度を測り、その都度記録します。
⑤ 記録したデータを模造紙にまとめ、色ごとの温度変化をグラフや表にして表現しましょう。
シャボン玉の実験
シャボン玉を自分で作ってみよう!家にあるもので簡単に作ることができるシャボン玉、水と洗剤をどのくらいの割合にして作ればいいのか、液体のりを入れるとどのようになるのか調べてみましょう。
◆用意するもの
・水
・食器用洗剤
・洗濯のり(薬局でも購入できます)
・カップ
・ストロー
◆やり方
①カップの中に水を入れてその中に洗剤を少しずつ入れていき、どのくらいの分量でシャボン玉ができるのか調べる
②①でシャボン玉ができたら、洗濯のりを入れて割れにくいシャボン玉を作ってみる。このときも洗濯のりを少しずつ入れていきましょう
③調べたことを絵と文章でまとめてみよう
スライムの実験
触った時の感触がくせになる!子どもたちが大好きなスライムも簡単に作ることができます。粉や液体を混ぜていく工程はまさに実験をしているみたいで楽しいです。
◆用意するもの
・プラカップ2個
・ボウル
・水
・洗濯のり(薬局でも購入できます)
・ホウ素(薬局でも購入できます)
・絵具
・割りばし
◆やり方
①プラカップに水70mlと絵具を入れて色水を作る
②もう1つのプラカップにお湯50mlとホウ素5gを入れてよく混ぜ合わせる
③ボウルに①と洗濯のり70mlを入れて割りばしでよく混ぜ合わせる
④③に②を少しずつ入れて割りばしで素早く混ぜたら完成
家で作れる電池
果物を使って電気をつけるという面白い実験。実験用の豆電球はホームセンターなどでも購入することができます。
◆用意するもの
・アルミホイル
・ステンレスフォーク
・レモン(スーパーで購入)
・実験用の銅線付き豆電球
◆やり方
①レモンを半分に切り、20cmくらいに切ったアルミホイルの上にレモンの切った面を下にしてのせます
②レモンにフォークをさしてフォークとアルミホイルに電球の銅線それぞれ2本をくっつける
③電気がついたら実験成功
振り子の実験
糸の先にビー玉を付けて振り子を作って実験してみよう。糸の種類や長さを変えて、振り子の動きの変化を調べてみましょう。
◆用意するもの
・糸
・ビー玉
・細めのストロー
・セロテープ
◆やり方
①ビー玉の上に5mmくらいに切ったストローをセロテープで貼り付けます
②ストローの中に糸を通して振り子のできあがり
自分で持ってみたり、棒に結んだりして観察しましょう。
空気砲
ダンボールで空気砲を作って的あてゲーム。段ボールの大きさでの空気の出方の違いなども調べてみましょう。
◆用意するもの
・段ボール
・ガムテープ
・カッターナイフ
◆やり方
①段ボールを組み立てて空気が漏れないようにガムテープでしっかり閉じます
②片方の側面に鉛筆で丸い穴を描き、カッターナイフで切り抜いたら空気砲のできあがり
③穴が開いているほうを的に向けて両側を手で挟むように叩くと空気が勢いよくでます
溶け方調べ
砂糖、塩、重曹が水に溶ける様子を観察して、それぞれの違いについてまとめてみましょう。
◆用意するもの
・小さじスプーン
・透明のコップ
・砂糖、塩、重曹
◆やり方
①透明のコップに200mlの水を入れます
②コップに小さじ1杯分の粉を入れて、水に溶けていく様子を観察していきます
ゼラチンと寒天の性質の違い調べ
液体をゼリー状に固めるゼラチンと寒天。見た目は同じゼリーだけど、ちょっと違う。固まり方の違いについて調べてみましょう。
◆用意するもの
・ゼラチン
・寒天
・ジュース
・鍋
◆やり方
①同じジュースを使って、ゼラチンと寒天それぞれに分けてゼリーを作ります
②それぞれのかたまり方の違いや色、味、触感の違いについてノートにまとめる
▼HugKumの、自由研究の特設サイトもあわせてご覧ください。
特設サイト「夏休み☆自由研究ハック」
100均の商品でできる観察
100均で買える虫かご、虫網、魚網を使って虫や魚を探しに行き、虫かごの中で生き物の成長を観察してみよう!
昆虫の観察
土の中や葉っぱの上にいる幼虫が成虫になっていく様子を虫かごの中で観察してみましょう。
◆用意するもの
・虫かご
・土(幼虫を育てる場合)
◆やり方
①虫を探しに行き、図鑑などをみて調べながらなにの幼虫なのか調べてみましょう
②虫かごの中で育てていき、毎日観察しながら絵日記などで成長の変化をまとめてみましょう
虫の標本作り
大切に育てていたカブトムシの寿命が尽きてしまったら…標本作りに挑戦してみましょう。硬直した部分を整えてあげることできれいに保管することができます。
◆用意するもの
・まち針
・ステンレス製の縫い針
・箱(お菓子の箱やタッパー)
・発泡スチロールの板(電化製品や食品の梱包材)
・衣料用防虫剤(パラゾールまたはピレスロイド系)
◆やり方
①昆虫をぬるま湯で洗い、硬直してしまった部分をやさしくほぐす
②発泡スチロールの上でにカブトムシを置いてまち針で形を整えて乾くまで抑える
③完全に乾いたら箱の底部分に発泡スチロールを敷いて、カブトムシをステンレス製の縫い針で抑えて完成
100均には便利な自由研究キットも!
100円ショップには、自由研究のキットも販売されています。木工の制作キット、ステンドグラスやドット絵を作る科学工作、泥水をろ過する実験キットなど種類はさまざま。お店によっても取り扱い商品が異なるので店頭でチェックしてみてください。
自由研究は身近なもので簡単にできる!
実際に皆さんがやっていた自由研究を紹介しましたが、いかがでしたか。アイデア次第で身近なもので、いろいろな実験や観察、制作ができることがわかりました。材料も100円ショップで揃えられるものを使うなど、手軽にできるものばかりだったので自由研究ではなくても、日常の工作の延長に取り入れてみても楽しそうですね。
文・構成/やまさきけいこ
夏休みの自由研究
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