自宅学習で英語脳を育てるコツは?スーパーバイリンガル小学生・川上拓土くん&ママに聞いた!

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岡山県在住、英語ペラペラのスーパー小学生・川上拓土くんを直撃!

日本で生まれ育った岡山県在住の小学生・川上拓土くん(12)は、ネイティブのように流暢な英語を話し、岡山の後楽園や倉敷の美観地区などで、外国人観光客に向けたボランティアガイドをしています。スーパーキッズとして、テレビや新聞を始め、様々なメディアにも登場しているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

その拓土くんが、絵本『プラスチックのうみ』の翻訳に挑戦しました。拓土くんが初めて翻訳に挑戦した経緯や、多くのママやパパが気になる拓土くんのように育てるにはどうしたらいいかを、拓土くんのママにインタビューしました。

小学6年生の拓土くん(2020年6月現在)と、彼が翻訳した絵本『プラスチックのうみ』

 英語を話し始めるまでに必要な「インプット2000時間」

きっかけはディズニー英語システム

 拓土くんがそもそも英語を始めたきっかけは、生後6ヶ月の時、ショッピングモールでの「ディズニー英語システム」との出会いだったそうです。当初はミッキー、ミニーとの記念写真が教材紹介ブース立ち寄りの目的だったため、教材の説明を聞くのはそこそこにして帰ろうと思っていたそうですが、「お母さんは日本語を勉強して覚えましたか?」という一言が、拓土くんのママの英語観をがらっと変えました。

「ディズニー英語システム」の先生たちと会えるイベントでは生きた英語を体感できた

周りの家族が日本語を話している環境にいるから、赤ちゃんは日本語を自然と話せるようになる。同じように英語の音を赤ちゃんの耳に届ければ、英語も話せるようになる、そうした言語獲得の話に目から鱗が落ち、納得したので、英語を始めてみようと思ったそうです。

 生後6ヶ月、拓土くんはまだ日本語すら発していない状態からのスタートでした。赤ちゃんがおしゃべりをし始めるのは、その言語を2000時間聞いた後だと言われています。

拓土くんママの決意が、その後の大きな方向性に

「毎日英語を2時間インプットするとして、英語のアウトプットに繋がる2000時間を超えるには年近くかかる。長丁場になるんだということを覚悟して、毎日インプットを続けようと決心しました」と拓土くんママ。
言語獲得の仕組みを教えてもらったことが、英語環境を作る目標・目安となったそうです。

両親が英語ができないと、子どもも英語はできない…?

拓土くんのママご本人は、英語がとにかく苦手だったそう。さらに、ディズニー英語システムを始めた頃、拓土くんママの周囲にいたほかのユーザーママたちは英語を話せる人が多く、英語を話せない親の下で、子どもが英語を身に付けるのは難しいのではないかと不安になることも多かったとか。

しかし、「私は英語ができないから…」と卑屈になっていてもしょうがないと思い、自分が英語をしゃべれないなら、かわりにしゃべってくれるものを見つければいい、とDVDを利用し、英語の音とその音の意味を推測できる映像を伴ってインプットすることを心掛けたそうです。

英語の音声が聞こえるのが拓土くんの日常

とにかく日常に英語をすべりこませる

「例えば、まったく知識のないフランス語をラジオで2000時間聞くことを想像したんです。ラジオは音情報だけなので、その音が何を意味しているのか手がかりがないんです。だから、きっと時間だけ2000時間をクリアしても、意味がわかるようにはならないんじゃないかと。意味を推測できる状況を伴って英語を発してくれるものなら、子どもも理解できるし、英語を身に付けられると思ったんです」と拓土くんママ。

 親が英語を話せないなら、海外の子どもが見るアニメなどを使って、日常会話を見せることで乗り越える。また、寝る前の読み聞かせも、ネイティブの朗読CDを使って行っていたそうですよ。

「『毎回朗読CD付きの絵本を買ってたら、お金がかかって大変だね』と言われ、自分の英語力の無さを情けなく思ったこともありますが、今になって思えば、ネイティブの人が話すイントネーション、リズム、強弱の置き方をまるごとインプットできたのでよかったと思います」

こうして、言葉の意味と英語が拓土くんの頭の中でリンクするようにインプットを続けていったそうです。

家あそびのツールとして自然に英語に親しんだ幼児のころ

次のページでは、英語をマスターするための具体的な方法について紹介します!

次のページは▶▶ 子どもが興味のある分野に「英語」を持っていく

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