逆さま? のびてる? ふしぎな水槽
犬の人形とだるまを、水をはった水そうを通して見てみたよ。あれあれ、どうしてこんな変な見え方になるんだろう?
実験を始める前にチェックしよう!
□弟や妹がいる場合は、小さい子の手の届かないところでやろう。
□実験する前に作業場所の周りを整理して、終わったらきちんと片付けよう。
□材料がないときは、おうちの人に相談してそろえよう。
塩水がポイント! 水そうの中を二層にする
ふしぎな見え方のひみつは塩水。水槽の中を、ふつうの水と塩水の二層にするのがポイントなんだ。
用意するもの
●水そう(飼育ケースでもOK)
●人形
●塩
●ペットボトル
●牛乳パック
●ろうと
やり方
1 濃い塩水を作る。
500mLに塩180gをとかした、濃い塩水を作る。とかすときはペットボトルに入れてふたをしめ、水が透明になるまでしっかりとふってとかそう。
2 管を作って、ろうとにつける。
切った牛乳パックの白い面を内側にして、ななめに丸める。
2 セロハンテープでとめたら、口がまっすぐになるように切る。
3 ろうとがはずれそうなときは、セロハンテープで固定しよう。
3 水そうに水と塩水を入れる。
水そうの3分の1くらいまで水を入れる。次に、ろうとの管を水そうの底につけて、水と同じくらいの量の塩水を入れる。水そうの中に入っていた水と混ざらないように、ゆっくり入れてね。
4 水そうの向こう側に人形を置いて、見てみよう。
水の中をのぞくと、人形がおもしろい姿になって見えるよ!
なんでこうなるの?
水と塩水の境目あたりは、水と塩水がしだいに混ざり合って、下にいくほどだんだん塩水がこくなっていく。
水のこさが少しずつ変わっていく部分では、光は徐々に曲がって進むので、このようにさかさまになったり、のびたりして見えるんだ。
レッツ!トライ
人形と水そうのきょり、見る場所と水そうのきょり、見る高さなどを変えて、見え方を観察しよう。
『小学8年生』2019年8・9月号 実験指導/山田ふしぎ 構成/桧貝卓哉 撮影/岡本好明 モデル/岡村圭将 イラスト/杉山真理 デザイン/堀中亜理+ベイブリッジ・スタジオ
夏休みの自由研究
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