色が変わる瞬間をとらえよう! 水中ふん火【小学8年生発・自由研究アイデア】

「水中ふん火」で色変化を観察

酸性・アルカリ性・中性の性質を利用して、液体の色が変わる瞬間を観察しよう。

<実験をするときの注意!> 始める前にチェックしよう!

□弟や妹がいる場合は、小さい子の手の届かないところでやろう。
□実験する前に作業場所の周りを整理して、終わったらきちんと片付けよう。
□材料がないときは、おうちの人に相談してそろえよう。

用意するもの

●ムラサキキャベツ
●重そう
●酢
●サラダ油
●ビニールぶくろ
●透明なコップ

やり方

1赤色の液を作る。
数枚のムラサキキャベツをちぎって、ビニールぶくろに入れる。そこに、酢(コップ半分くらいの量)を入れて、手でよくもみ、赤色の液を作る。

2サラダ油に赤色の液を入れる。
コップの3分の1くらいまで、サラダ油を入れる。次に赤色の液(油と同じくらいの量)を入れる。赤色の液は油の下にたまるよ。

3重そうを入れて、液の変化を観察する。
コップに小さじ1ぱいの重そうを入れてみよう。あわが出るよ。あわの出方が少なくなったら、さらに1ぱい……と少しずつ入れていこう!

どうしてこうなるの?

ムラサキキャベツには、アントシアニンという色素がふくまれている。アントシアニンは酸性で赤くなり、中性では色が変わらないという性質をもっているんだ。だから、酸性の酢を入れると、ムラサキキャベツの青紫色の液は赤色に変わったんだ。

さて、酢と重そうが反応すると、二酸化炭素のあわが発生し、液をかき混ぜる。つまり酸性の酢とアルカリ性の重曹が混ざり合っていくんだ。

さらに、重そうを加え続けると、液はしだいに酸性から中性に変わっていくため、今度は赤色から青紫色に変化するよ。

レッツ!トライ

混ざる様子や色の変化などを 観察してレポートにまとめよう!

 

『小学8年生』は上のような自由研究アイデアのほか、すべての小学生の好奇心と創造性を伸ばす付録・学習コンテンツ・読み物が満載の新しい学習雑誌です。

『小学8年生』2019年8・9月号 実験指導/山田ふしぎ 構成/桧貝卓哉 撮影/岡本好明 モデル/岡村圭将 デザイン/堀中亜理+ベイブリッジ・スタジオ

 

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