EXILE ÜSAさん「ダンスには不思議な力があるんです」体が弱かった小学生時代、ダンスにハマった理由は

第一線で活躍している人は、どんな〝小学1年生〟時代を過ごしていたのだろうか? 当時憧れていたもの、夢中だったものとは。

HugKumでは、俳優、声優、アーティスト、作家など、子どもたちが憧れる職業で活躍する方々にインタビュー連載を行なっています。 第5回のゲストはパフォーマーのEXILE ÜSAさん。Eテレ「Eダンスアカデミー」の主任講師やオンラインサロン開設など幅広く活動するÜSAさんに、ダンスを始めるきっかけや今後の目標などを伺いました。

EXILE ÜSAさんが小学1年生だったころ

小一のころは体も弱く、人前に出るのも苦手な子でした

──ÜSAさんはどんな小学1年生だったのですか?

EXILE ÜSAさん(以下ÜSA):ダンスを軸に考えると、小1の僕はダンスから1番遠いところにいたような気がします。というのも、走り回るだけで喘息の発作が起きてしまうほど体が弱かったんです。当時は夢もなくて〝喘息が治りますように〟が1番の願いでした。そのせいで友達と思いっきり遊べなかったこともあり、コンプレックスでしたね。しかも恥ずかしがり屋だったので、人前で何かをするのが苦手だったんです。

──それはすごく意外です。

ÜSA:名前が〝宇佐美〟なので、音楽の授業で歌のテストがあったりすると、あいうえお順で決まって最初のほうに歌うことになるんです。一度派手に音を外してしまったことがあり、クラス中に大爆笑されたことがあって…それ以降歌うことに恐怖心を抱くようになってしまったんですよ。

──音楽が好きではなかった…?

ÜSA:そうですね。音楽嫌いになっていた時期かもしれません。僕の父と母はディスコで出会って結婚したくらい、音楽もダンスも大好きなふたりだったんです。自宅には、音楽好きの仲間たちがよく遊びに来ていて、週末の自宅はとにかく賑やか。コンプレックスにまみれていた当時の僕は、音楽をかけて踊っていたりする人たちを見ると「何が楽しいんだろう」って思っていて…。

──子どもの頃のÜSAさんが、今のÜSAさんを見たら、すごく驚きますね。

ÜSA:本当にそう思います(笑)。

こう振り返ってみると、小学生のときにみたジャッキー・チェンが出ているカンフー映画との出会いがひとつのターニングポイントになったと思います。映画を観て、言葉にできないワクワクやドキドキを感じて〝僕も体が強くなりたい〟と強く思ったんです。その次の瞬間には、自転車に乗って行ける範囲でカンフーを習える道場を探していました。もう、親もびっくりですよ(笑)。

結果、カンフーではないんですが、日本拳法の道場に通うことになるんです。不思議なもので、体が強くなると心も強くなるわ、自然と喘息も発作も起こらなくなるわといいことづくめ。すると、自分に自信がもてるようになり、自分のやりたいことはなんだろうかと、将来についてあれこれ考えるようになりました。ここで、スタートラインに立つことができたという感じです。

──ダンスとの出会いは?

ÜSA:もう少し先で、中学生の頃ですね。世は空前のダンスブーム、ダンス甲子園やEXILEのHIROさんがいたZOOが大ブームでしたね。その時に、MCハマーのダンスを見て、またしても言葉にできないワクワクやドキドキを感じて、〝もしかしたら自分にもできるかも〟と思い、親に隠れてこっそり練習したりしていました。翌日、学校の休み時間に披露したら、みんなが喜んでくれたことがあって、もっと練習してやってみたいなと思って、どんどんはまっていきました。

──ダンスの道に進もうと思ったきっかけは?

ÜSA:
高校卒業を目前に進路を決めなきゃいけないというときに、学校の先生から分厚い就職案内本を渡されたんです。ぺらぺらと本をめくっていたんですが、どうもピンとくるものがなくて…。この中から僕の人生を選ばなきゃいけないのかと思ったら、急に気分が塞がってしまったんです。二時間くらいその本を読んだ後に、自分の脳裏にふと浮かんだのはダンスだったんです。

プロになるとか、アーティストになるとか、明確な目標があったわけじゃないんですが、単純にダンスが上手くなりたいと思い、本場ニューヨークに行くことを決意しました。周囲には笑われましたね。その後、アルバイトをしてお金を貯めて、18歳の夏にニューヨークに行くことになるんです。

──実際にダンスの本場ニューヨークに行ってみてどうでしたか?

ÜSA:
最初の1カ月半ぐらいはまさに武者修行でしたね。そこからはやはり、本気の、本場のダンスを見て、まだまだ上手くならないといけない、もっともっとうまくなりたいなっていう気持ちがふつふつとわいてきたんです。ただ、アーティストとして、生活したいと思ったのはもう少し後になります。

──今でこそ、ダンスを仕事にしている人は多いですけれども、当時は少なかったですよね。

ÜSA:
そうですね。今は歌う人や楽器を奏でる人と同じく僕たちのようなパフォーマーと呼ばれる人たちがフロントに立つ地位がありますけど、当時はバックダンサーやダンスコーチのような人はいてもアーティスト的な存在というのはなかなかいなかったですね。

──ÜSAさんが本格的にアーティストを目指しはじめたのはきっかけがあったんですか?

ÜSA:帰国してからも、ダンスの仕事だけでは生活ができなかったので、イタリアンレストランでシェフとして働いていたんです。そのレストランもすごく楽しくて、初めてダンス以外の仕事をして楽しいと思ったんです。当時では珍しい無農薬野菜を使った料理を出すお店で、店員はみんなサーフィンが好き。スタッフ間のそんな空気感も肌に合っていて、シェフをしながら趣味でダンスを続けるのも悪くないかなと思っていたんです。

そのときすでにHIROさんには出会っていたのですが、とある日「ドリカムの武道館公演にバックダンサーとして出てみないか」と声をかけてもらったんです。初めて大きなステージに立ったのですが、そこからみた景色やお客さんの熱狂が忘れられず、「僕もこうなりたい」と強烈に思うようになりました。

2001年よりEXILEとして活動をはじめました。夢を叶えるまでには、少し時間はかかりましたが、ありがたいことに思い描いていた夢は叶えられたと思っています。

EXILE ÜSA オンラインサロン インタビュー

 

オンラインサロンを始めた理由

ダンスには不思議な力があって、
音楽に体を委ねて、手を叩いたりジャンプするだけで心が開放的になるんです

──2006年からDANCEARTHの活動をスタートし、2013年からEテレ「Eダンスアカデミー」の主任講師としても活躍されています。

ÜSA:ダンスには本当に不思議な力があって、音楽に体を委ねて、手を叩いたりジャンプするだけで表情がほぐれて心が開放的になり、最終的には笑顔になるんです。今、Eテレの『Eダンスアカデミー』で子どもたちにダンスを教えているのですが、最初は『無理かも』と言っていた子もダンスすることで、コミュニケーション能力も上がり、表現も豊かになり、心も身体も健康になっていくんです。

 

──番組でどんどん表情が変わってく子どもたちに、毎回驚きます。自信がつき、キラキラと目を輝かせていきますよね。ÜSAさんは、オンラインサロンも運営されています。はじめるきっかけは?

ÜSA:いいことがたくさん起きてくるのがダンスのいいところ。特別な道具は何も必要ないですしね。そんなダンスの力を多くの人に知ってほしくて、オンラインサロンを始めました。

きっかけは、やっぱりコロナ禍ですね。いろんなことが制限されている中、子どもたちにとって新しい道をひとつでも作りたいと思っている時に、オンラインイベントに誘ってもらう機会が何度かあったんです。最初はオンラインでダンスってあまりピンときてなかったのですが、実際にやってみると、これがすごく楽しくて。もちろん対面でダンスを教えるのも楽しいのですが、オンラインにはオンラインの良さがあるんです。日本だけでなく、カンボジアやフィリピンの子どもたちも参加してくれたり、世界中の人たちと繋がりながら交流しています。

 

僕が直接教えるオンラインダンスレッスンや質問コーナー、世界で活躍するダンサーを招いてのお話会などを実施しています。オンラインだけでなく、オフラインでのイベントも色々と用意しているんですよ。

──ÜSAさんの次なる目標はありますか?
ÜSA:オンラインサロンで世界中の子どもたちと繋がれるようになると、今度は言葉の壁が立ちはだかります。であれば、ダンスが言葉になったら僕らの気持ちを素直に伝えられるかなと。今はその、ダンスの言語化をしようと思い、〝ダンス語〟を開発中。このワクワクをパワーに、これからもダンスの魅力を多くの人に伝えていきたいと思っています。

EXILE ÜSA オンラインサロン概要

EXILE ÜSA オンラインサロン「DANCE EARTH KIDZ」(1か月3300円)

「ダンスでアースをハッピーに」がコンセプトのDANCEARTHプロジェクト。ÜSA本人によるオンラインダンスレッスンのほか、会員向けのスペシャルなイベントなど盛り沢山! 子どもたちはもちろん、普段運動不足を感じている大人も参加可能。

 

EXILE ÜSA オンラインサロン インタビュー

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提供コンテンツ

1:ダンスレッスン 毎週火曜日19:00〜生配信中

ダンスの基本ステップを身につけたり、日々の運動不足を解消したりできるコンテンツを配信。EXILEの楽曲をはじめ、ÜSAさんがこれまでに携わった楽曲の振付レッスンも実施。ÜSA本人から直接EXILEの楽曲の振付指導が受けられ、一緒に踊ることができます。生配信の時間に参加ができなくても、サロン内にてアーカイブを公開しているので、繰り返し視聴可能。

2:ÜSAさんへの質問・リクエスト

ダンスレッスンの中で感じた疑問やÜSAさんに配信してほしいコンテンツのリクエストをどんどん書きこめます。

3:ダンスステップ解説

レッスンの中で紹介した基本のダンスステップをÜSAさんが解説。

4:課題曲コーナー

配信レッスンの応用編。

5:世界中のダンスを踊ろう!

ゲストの方から世界中のダンスをÜSAさんと一緒に学ぶことができます。

6:ÜSAさんトークコーナー

これまでDANCEARTHプロジェクトを通して、世界中を見てきたことなど、不定期でトーク配信も。

7:ダンス自慢

ÜSAさんにみてほしい、会員の方々にみてほしい、というダンス動画を自由に投稿できます。

8:ダンスともだち

「DANCE EARTH KIDZ」の会員の方々が自由にコミュニケーションを取れるコーナー。

9:お知らせ

ÜSAさん出演情報や、サロン会員限定イベントの実施など、お知らせを配信。

※そのほか、オフラインイベントでは、親子で参加できるダンスイベントやÜSAさんと一緒にダンスのできる会員限定のイベントなども開催。

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▶︎インスタグラム @danceearthkidz

Profile

EXILE ÜSA オンラインサロン インタビュー
パフォーマー
EXILE ÜSA

1977年生まれ・神奈川県出身。2001年ボーカル&ダンスユニット“EXILE”のパフォーマーとしてデビュー。 2006年より世界中をダンスでつなぐプロジェクト「DANCEARTH」をスタートさせる。現在は、『Eダンスアカデミー』(NHK Eテレ)に主任講師として出演する他、国連WFPサポーターとしても活動中。2020年12月よりオンラインサロン「DANCE EARTH KIDZ(ダンスアースキッズ)」を開設するなど、活動は多岐にわたる。

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