TVアニメ『呪術廻戦』の前日譚が描かれる『劇場版 呪術廻戦 0』
芥見下々原作の『呪術廻戦』。漫画は2018年3月から週刊少年ジャンプで連載されていて、2020年10月から2021年3月まで放送されたTVアニメもすでに人気を博していますが、遂にシリーズ初の映画となる『劇場版 呪術廻戦 0』が12月24日(金)より劇場公開されました!
『呪術廻戦』は、人間の負の感情から生まれる呪いを、呪いで祓う呪術師たちの激闘を描く物語。2020年10月~2021年3月に放送されたTVアニメは、深夜アニメ枠ながらも高視聴率を獲得し、サブスクの動画配信サービス全体の視聴者数週間ランキングでも約2カ月にわたり1位をマークしました(GEMランキングクラブ調べ/2021年1月23日~3月20日の毎週土曜に過去1週間の視聴作品を調査)。
劇場版で描かれるのは、エピソード0に当たる「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」の物語なので、すでに熱狂的なファンである方はもちろん、初心者が入門編としても観るにも最適です。きっとママパパは、子どもたちとすでに漫画やアニメはチェック済みかもしれませんが、シリーズの原点となる劇場版となっているので、ぜひ映画館で観ていただきたいです。
主人公は怨霊に憑りつかれた少年・乙骨憂太
主人公は、幼なじみの祈本里香(声:花澤香菜)を、交通事故によって目の前で亡くした乙骨憂太(声:緒方恵美)。大人になったら結婚しようという約束を交わしていた里香は、怨霊と化して乙骨に憑りつきます。
苦悩して自身の死を望む乙骨でしたが、最強の呪術師・五条悟との出会いにより、呪術高専に編入することに。そこで、同級生の禪院真希(声:小松未可子)、狗巻 棘(声:内山昂輝)、パンダ(声:関智一)たちと交流していくなかで、乙骨はある決意をします。
また、乙骨たちの前に、かつて一般人を大量虐殺して高専を追放された最悪の呪詛師・夏油傑(声:櫻井孝宏)が現れ、非術師を殲滅させるべく「来たる12月24日 我々は百鬼夜行を行う」と宣言。果たして乙骨は生きる希望を見いだし、夏油の暴走をくい止められるのでしょうか?
なんとも切ない恋と壮絶なバトルを描く劇場版。主人公の乙骨役を緒方恵美が、里香役を花澤香菜という人気声優がキャスティングされたことで、期待度がさらに上がりました。
緒方恵美、花澤香菜ら人気声優陣が語る『劇場版 呪術廻戦 0』の魅力
先日行われたジャンプフェスタ2022での『呪術廻戦』ステージでは、緒方恵美、花澤香菜、小松未可子、TVアニメの主人公・虎杖悠仁役の榎木淳弥が登壇し、会場を熱気に包みました。榎木さんと小松さんがMCを務め、好きなキャラクターを発表したり、TVアニメシリーズの振り返りつつ、劇場版のアフレコ秘話を語るなどして、盛大な拍手を浴びたばかり。また、4人がそれぞれ『劇場版 呪術廻戦 0』の見どころやポイントについてもコメントしてくれました。
緒方さんは「とにかくスタッフのみなさん、キャストのみなさんのおかげですごい映像に仕上がったと思います。いろんな意味で楽しんでいただけると思いますので、ぜひ劇場に観に来ていただけると嬉しいです」と、花澤さんは「公開まで、この1年頑張ってきたぞという方たちもいっぱいいらっしゃると思います。完成版をいち早く観させていただきましたが、『これはご褒美だぞ』と思うくらい素敵なフィルムに仕上がっていますので、ぜひ楽しみにしていてください」と期待感をあおります。
禪院真希役の小松さんは「きっとみなさんアニメシリーズを観終わった後からずっと楽しみに待っていてくれたと思います。改めて『呪術廻戦』の原点であり始まりの時を描いた作品をぜひ見逃さないようにしてほしいです。本当に瞬きできないくらいアクションシーンも満載ですし、原作にはなかったオリジナルシーンも少しありますので、そこも楽しみにしていただけたら嬉しいです」と映画ならではの見どころをアピール。
虎杖悠仁役の榎木さんも「劇場版はすごいクオリティになっています。作画はもちろんですが、演技の方もみんなの気合がすごく伝わってきますし、必ずみなさんの期待を上回るような作品になっておりますので、ぜひ公開をお楽しみに」と太鼓判を押していました。
コロナ禍でなかなか遠出がしにくい年末年始ですが、冬休み映画の本命とされている『劇場版 呪術廻戦 0』を家族で観に行って、みんなで推しのキャラクターについて熱いトークを繰り広げるというのもアリかと。映画館は換気が行き届いているので、ぜひ温かくしてお出かけください。
監督:朴性厚 原作:芥見下々「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
声の出演:緒方恵美、花澤香菜、小松未可子、内山昂輝、関智一、中村悠一、櫻井孝宏…ほか
公式HP:jujutsukaisen-movie.jp
文/山崎伸子
©2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 ©芥見下々/集英社