入園祝いは必要?
今回は入園祝いが必要なのかどうか、ママ・パパたちの体験談とともにご紹介します。
関係性別の入園祝いの相場
まずは、入園を経験した人たちに、入園祝いを誰から、どのくらいもらっているかをリサーチ。あげる場合にも、いちばん気になるところですよね。
祖父母から
まずは、いちばんお祝いをくれそうな祖父母について。なんと意外にも、いちばん多いのはもらっていないという回答。でも、逆にもらっている場合に多いのはダントツで1万円という結果に。中にはそれ以上もらっている人もいるので、考え方の差が大きいようです。
親戚から
ママ・パパの兄弟などの親戚から、もらったかを調査したところ祖父母と同様にもらってない人がほとんど。でも、1万円程度もらったという人もぱらぱらいるという結果になりました。
友人知人から
友人・知人の場合は、もらわないことがそもそも普通のようですが、かなり仲のいいママ友、パパ友の場合にはあげているのではないでしょうか。
入園祝いの熨斗の選び方・書き方
入園祝いを贈る場合、現金を贈る場合には封筒にどのように書けばいいのでしょう?意外と知らないので、恥ずかしいことにならないようにしっかりチェック。
熨斗は蝶結びを用意する
封筒には「おめでたいことなので何度あってもいい」という意味で、蝶結びの水引を使います。色は金・銀や赤・金を選びましょう。金額によって、豪華になるので、金額が小さい場合には、封筒に印刷されたものを、額が大きい場合には、実際に水引がついているものをセレクト。また、子どもに直接渡すのであれば、熨斗付きの封筒でなく、子ども用にデザインされた可愛い封筒を使うのもおすすめです。
表書きの書き方
熨斗の蝶結びより上に、表書きを書きます。代表的なのは、「祝 御入園」「御入園祝い」が一般的。蝶結びの下には名前を書きます。この場合、贈る相手は入園する子どもになるので、苗字だけ、フルネーム、どちらでも大丈夫です。
中袋の書き方・お金の入れ方
中袋には表に贈る金額を縦書きで書きます。難しい大字(壱萬圓)などを書くこともありますが、これは金額の改ざんを避けるため。実際にはそういったことは起こりにくいので、通常の漢数字で大丈夫です。また、最後に「也」をつける必要もありません。裏側には贈る人の住所と名前を封筒の左下に縦書きで書きましょう。
入園祝いに贈るメッセージ
入園祝いにメッセージカードをつける場合には、どんな文章を書けばいいのでしょう。お祝いの気持ちを表すものなので、適切な文章を書きたいですよね。
子ども宛ての書き方
⚪︎⚪︎ちゃん、ごにゅうえんおめでとう。おうたをうたったり、あそんだり、たくさんおともだちをつくったりして、たのしくすごしてね。
⚪︎⚪︎くん、ようちえんにゅうえんおめでとう!たくさんおともだちができるといいね。こんどあったときには、たのしいおはなしをいろいろきかせてね。
親宛ての書き方
この度は、⚪︎⚪︎くんのご入園、誠におめでとうございます。ご家族皆様の慶びもひとしおでしょう。新たな園でのお子様の健やかな成長と、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
⚪︎⚪︎ちゃんのご入園おめでとうございます。ママ・パパの手を離れる新たな一歩に、少しの寂しさもあるかもしれませんが、⚪︎⚪︎ちゃんの成長する姿が楽しみですね。楽しい園生活が送れるようお祈りしております。
◆メッセージを伝えるときのポイント
入園祝いにはまず、誰に宛てて書くのかがポイント。子どもに宛てるのあれば、園での楽しい生活が待っているというワクワク感を感じられるような内容にしてあげるのがおすすめ。初めての生活に不安を感じている子にも安心感が伝わるでしょう。両親などの保護者に宛てたメッセージであれば、まずはお祝いの気持ちを丁寧に伝えるとともに、これまで育ててきたねぎらいの言葉をいれるのがベスト。関係性によっては、少しくだけた文章になっても気持ちが伝わるのでOK。文章の最後には、子どもの成長や家族への幸せを願う言葉を入れて締めましょう。
入園祝に喜ばれるプレゼント
入園祝いには現金でなく、プレゼントを贈るのもおすすめ。もらってうれしかったものをママ・パパに教えてもらいました。
タオル、ハンカチ
「実用的であり、無駄が無いため」(40代・埼玉県・子ども2人)
服
「汚すから沢山あると嬉しい」(40代・千葉県・子ども1人)
絵本
靴
文房具
お弁当箱
入園するとお弁当生活が始まることがほとんど。可愛いお弁当箱をもらうと、子どもはもちろん、ママ・パパもうれしいですよね。いくつかあると入れるものによって変えられるので便利なよう。
給食グッズ
知育玩具
雨具
毎日通う園生活では、傘などの雨具は必須。振り回して遊んだりと壊れやすいのでいくつかあると便利。また、なかなか手に入らない可愛いデザインのものなどプレゼントにもうってつけ。
かばん類
お弁当袋や上履き入れなどの袋物はたくさん必要。なかなか用意するのが大変なので、好みを知っている場合には、喜んでもらえるもの。習い事を始める子も多いので、使い勝手がいいですね。
入園祝いのお返しのマナー
結婚式や出産などでもらうお祝いにはお返しをするのが一般的ですが、入園祝いにもお返しはいるのでしょうか?
入園祝いにお返しは不要
基本的に、入園祝いや入学祝いは子どもに贈られたものなので、お返しは不要。お返しをしてしまうと気を遣わせてしまうことになるので、ないものと考えておきましょう。
お返しをする場合はお菓子など
それでも高額なお祝いをいただいた場合には、少しお返しをしたいと思ってしまうもの。そんな時にはお菓子などの消えものがおすすめ。相手に気を遣わせることなく贈れます。熨斗をつける場合には「内祝い」としましょう。
お返しを送る時期は入園式が終わってから
お返しをするのは、実際に入園式が終わってから。すでに終わっている場合には、なるべく早めがいいでしょう。また食品を贈る場合には、賞味期限に気をつけてなるべく長いものを贈りましょう。
入園祝いは気持ちが伝わるものを
入園祝いは子どもに贈るもの。贈るのがマストではないですがお祝いの気持ちがダイレクトに伝わりますよね。仲の良い友達や親戚であれば、ちょっとしたプチギフトを贈ると喜ばれるのでおすすめです。子どもの成長を一緒に楽しんでくださいね。
文/松川麗 構成/HugKum編集部