目次
「CICA」ってなに?どんな効果があるの?
「CICA(シカ)」とは、ハーブの一種でセリ科の植物「ツボクサ」から抽出した成分のこと。ツボクサには、抗炎症作用・抗酸化作用・コラーゲン生成促進などの効能があると言われています。
シカアイテムにはトラの絵柄が描かれたものが多いのですが、これには理由があります。ツボクサの別名は“タイガーハーブ”。野生のトラが傷ついた体をツボクサに擦り付け、治癒していたという言い伝えがあり、古くから世界中で民間療法の薬として用いられていました。
ツボクサには肌荒れ・ニキビ・赤みなどを鎮静する効果があると言われ、美容大国である韓国を中心にスキンケア成分として注目を集めるように。
コロナ禍でのマスク着用による肌トラブルが増加した今、刺激が少なく肌に優しい成分でありながら、肌荒れ防止や美肌が期待できると人気に火がつきました。
メジャーな「シカクリーム」を中心に、化粧水や乳液、ファンデーションまでシカ成分を使用したアイテムが注目を集めているのです。
人気の韓国コスメブランド「VT COSMETICS」に注目
プチプラかつ美容効果が高いと言われ、幅広い世代から支持されている韓国コスメ。昨今のK-POPブームも後押しし、韓国コスメの人気も高まっています。
ハイセンスなブランドイメージで、写真映えするパッケージのかわいらしさから人気の「3ce」や「ETUDE HOUSE」では、アイメイクアイテムやリップティントなどが話題になりました。
シカクリームで注目を集めるのが「VT COSMETICS」。2021年まで、BTSがブランドイメージを務めていたこともあり、多くの世代から支持されているブランドです。
今回は、VTファンの筆者がCICAシリーズのおすすめアイテムをレビュー付きでご紹介します。
まずはこれから!「VT CICAクリーム」
初めてのシカアイテムなら、まずはこれから!
各ブランドでも販売されている、シカクリームを普段のスキンケアに取り入れるのがおすすめです。
化粧水・美容液・乳液で肌を整えたら、最後にシカクリームで肌にフタをしましょう。VTのシカクリームには、ツボクサエキス以外に、整肌成分のセンテラ4Xコンプレックス(アシアチコシド、マデカッソシド、アシアチン酸、マデカシン酸)や、保湿成分のプロポリスエキスが配合されています。
肌荒れをケアしながら整え、テカリやベタつきを抑えながらしっかりと保湿してくれるフェイスクリームです。ブランドでは、敏感肌・混合肌・脂性肌どのお肌タイプでも使用できると紹介されています。
ジェルのような見た目ですが、肌にのせるとすっと浸透します。どちらかというとさっぱりとしたつけ心地。軽めのテクスチャーですが、肌はしっとりしますよ。筆者の感覚ですが、うっすらとお香のような香りがします。
他のスキンケアアイテムでは感じたことのない香りですが、すっきりとした香りで嫌な感じはしません。どちらかというとクセになる香りです。
容量は50mlで、小さめのさくらんぼ大くらいの量を朝晩使用し、半年ほどで使い切りました。使用量は個人差がありますが、顔全体に使っても長持ちしてコスパが高いと思います。
シカクリームの気になる使用感は?
筆者の肌タイプは、乾燥しやすい混合肌。思春期はニキビに悩まされ、頬に残ったニキビ跡と赤みが悩みでした。鼻周りの毛穴の黒ずみも長年の悩み。
スキンケアアイテムは毛穴ケア・保湿を中心に選ぶことが多いのですが、「肌の鎮静化」や「赤み改善」という言葉にひかれシカクリームを使ってみることに。
使いはじめて感じたのは「肌がツルッとした感じ」でした。
ボコボコが気になっていた頬がなめらかになったように思えます。そして、ファンデーションでもなかなか隠せなかった赤みが少しひいたような気がしました。
半年使ってみたところ、肌が荒れることはありませんでした。ツルッと整ってきて、心なしか肌のトーンもアップしたような気がします。
ニキビ跡はまだ残っていますが、排卵日や生理付近の吹き出物ができにくくなったと思います。マスクをつける時間も長いですが、朝晩のケアでバリア機能があがっているのかもしれません。
個人的には効果を感じているので、引き続き使っていこうと思っています。
(※こちらで紹介したレビューはあくまでも筆者個人の感想です。使用感には個人差があり、効果・効能を約束するものではありません)
■VT CICAクリーム:定価2,730円(税込)
シカでトータルケアをしたいなら!「VT CICAスキン」「VT CICAエマルジョン」
シカクリームが気に入ったら、化粧水・乳液とのセット使いもおすすめです。筆者は別ブランドの化粧水・乳液を使っていましたが、使い切ってからはこちらに切り替えました。
化粧水「VT CICAスキン」(写真左)はとろみのあるテクスチャーで肌への浸透も良いです。つけ心地はさっぱりしつつ、「水分が入っている〜」という感じ。容量も200mlとたっぷりサイズなので、バシャバシャ使いできますよ。
美肌への道は、とにかくクレンジングと保湿と聞いたことがあるので、化粧水は安くても惜しげなく使えるものを選んでいます。
そして乳液「VT CICAエマルジョン」(写真右)は、シカクリームに比べるとろりとしたテクスチャーですが、つけ心地は軽め。つけた後、肌がベタつくこともありません。すーっと浸透していく感じで、筆者個人としてはかなり保湿感を感じます。
VTのシカクリームは単体使いの場合、人によっては保湿力が少し物足りなく感じるようで、乳液とのセット使いがおすすめと新大久保のコスメ売り場のお姉さんに教えてもらいました(笑)
実際セットで使うとしっかり保湿できてるように感じます。VTのシカクリーム&乳液を使った後はさらっとしつつも、もっちり感が残っていてすごく気持ち良いです。
■VT CICAスキン 定価2,934円(税込)
■VT CICAエマルジョン 定価2,934円(税込)
時間がある日の特別ケアは「VT CICAバブルスパークリングブースター」
子育てをしていると、毎日の入浴時間は戦争ですよね。筆者は3人兄弟がいるので、毎晩ひっちゃかめっちゃかなバスタイムを送っています(笑)
日頃は入浴後にはすぐフェイスマスクをつけて、なんとか乾燥を防いでいます。たまに夫がいるときは、少し長めにお風呂時間をもらって特別なパックやウォーターピーリングなどを行っているので「ちょっといいパック」には目がありません。
VTはそんな「ちょっといいパック」のラインナップが豊富!
しかも、面白いパックが多いのです。シカシリーズにもいくつかパックがあるのですが、今回ご紹介するのは「VT CICAバブルスパークリングブースター」。
一回ずつ個包装になっているパックを開けると濃いグリーンのドロっとした液体が出てきます。なかなか衝撃な色味!
こちらを顔全体に塗ってしばらく時間を置くと……
なんと泡状に変化します!このバブル感をわかっていただきたく、恥ずかしながら今回自分の顔をさらしました(笑)
このパチパチ弾ける泡が肌の老廃物や角質を吸着してくれる仕組みです。見た目は、映画『マスク』のジム・キャリーさながらですが、細かな泡がパチパチしている感じが気持ち良い〜!
この状態で3〜5分経ったら洗い流します。洗顔すると泡がジェル状に戻っていくのですが、肌に密着しているのでしっかりめの洗い流しが必要です。洗い上がりに若干ピリピリしましたが、整肌するとすぐ落ち着きました。
さっぱり洗い流したあとに驚いたのは、肌のトーン!筆者の個人的感覚では、ワントーン上がっていました。びっくり……!コスメサイトの口コミでも「肌のトーンアップ」について書かれていることが多かったです。
こちらの商品、福袋に入っていて知ったのですが、使い心地も良く10個入りで2000円以内なので、リピートしようかと思っています。
■VT CICAバブルスパークリングブースター:定価1,815円(税込)
毎日のリップケアでうるうるリップを作る!「VT CICA ナイトリップマスク」
VTのシカアイテムの中でも、かなりおすすめしたいのがこちらの「VT CICA ナイトリップマスク」です。就寝前に使うリップマスクですが、なによりすごいのはその保湿力!
こちらを塗って寝た日は、翌朝まで唇が潤います。就寝用マスクと併用すると尚よし。
指に取ったテスクチャーは重めですが、唇にのせると体温で溶け出しスーッと浸透します。グロスのようなベタつきはありませんが、しっとり感はあります。
毎年冬になると途端に唇が荒れ、皮むけや出血、ざらつきなどかなり悩まされるのですが、こちらをしばらく使っているとかなり落ち着いてきました。古い角質がきれいに取れていくような感じです。
鎮静効果のあるツボクサエキス以外に、潤いを与えるティーツリーエキスや角質を整える数種類のフルーツエキスが含まれていることが理由かもしれません。
今まで色々なタイプのリップやリップマスクを試しましたが、こちらはベタつかないことと保湿力の高さで、筆者的にはかなり高評価です!
■VT CICA ナイトリップマスク:定価1,760円(税込)
ベースメイクにもシカ成分を!「VT CICA レッドネスカバークッション」
ここまで、スキンケアアイテムをご紹介しましたが、最後にベースメイクアイテムをご紹介します。各ブランドからこぞって発売され、その人気の高さから今とにかく手に入らない、シカ成分が含まれたクッションファンデです。
VTには「VT CICA レッドネスカバークッション」というアイテムがあります。すべすべのセミマット肌を演出できるノーマルタイプと、保湿成分が含まれていてツヤ肌になるモイスチャータイプの2種類のラインナップ。それぞれ2〜3種類のカラーが展開されています。
クッションファンデにはUVケア入りのものもありますが、こちらはSPFなし。日焼け止め下地の併用がおすすめです。写真はモイスチャータイプ。緑の部分にシカ成分が含まれていて、ベースメイクをしながら肌の鎮静化が期待できます。
ノーマルタイプは緑の縁取りだけですが、モイスチャータイプにはピンク部分もあり、コントロールカラーの役割をしてくれるんです。
スキンケアをしながらのベースメイクができるので、肌荒れ気味のときも安心!つけ心地も軽く、パフに少量ずつ取りながら、ポンポンとタッピングしながら塗ることで、ベタつきにくくなります。気になるときはティッシュオフで調整を。
短時間でツヤ肌が完成するので忙しいママにぴったり。肌荒れも防いでくれるので一石二鳥なアイテムですよ!
■VT CICA レッドネスカバークッション:定価4,980円(税込)
奥深いCICAの世界!これからも韓国コスメから目が離せない
フェイスクリーム以外にも、豊富なアイテムが揃っているシカシリーズ。
ほかにも、手軽に角質ケアができると話題の「VT CICAマイルドトナーパッド」やデイリーケアに便利なフェイスマスク「VT CICAデイリースージングマスク」など、まだまだおすすめアイテムがあります。
マルチタスクで忙しいママにとって、セルフケアの時間を取るのは至難の業。
漢方やアーユルヴェーダの世界でも重宝されているツボクサエキスが含まれたシカアイテムは、手軽に肌を整えてくれそう。コスパの高いアイテムも多いので、チェックしてみてくださいね!
構成・文/秋音ゆう