煮物のレシピ33選|大根、鶏肉、じゃがいも、厚揚げ…人気の具材を使った簡単レシピ

幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載された中から、煮物のレシピを33品厳選しました。定番の肉じゃがやさばのみそ煮、大根を使った筑前煮やおろし煮、さらに野菜をたっぷり食べられる栄養満点のレシピや、甘いデザート系煮物まで♪今日の食卓に使える人気レシピ集です。

子どもが喜ぶ煮物のレシピ

【1】さばのみそ煮

定番人気のさば味噌は定期的に取り入れたいメニュー。煮詰めずにやわらかく仕上げるのがコツです。

◆材料

(大人4~5人分)
さば(切り身) 5切れ
しょうが 2かけ

【A】
だし汁 300cc
酒・みりん 各大さじ2
砂糖・みそ 各大さじ2
しょうゆ 小さじ2

【B】
片栗粉 小さじ1/2
水 小さじ1/2
※分量の大人1人分は、子ども2人分くらいになります。

◆作り方

【1】さばは皮に十文字に切り込みを入れ、熱湯を回しかける。しょうがは皮つきのまま薄切りにする。
【2】フライパンにしょうがと【A】を入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたらさばを加え、ときどき煮汁をかけながら10分ほど煮る。混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつける。

教えてくれたのは


YOMEちゃんさん

女の子のママ。愛情たっぷりの育児日記と日常のアイデアあふれる献立を綴ったブログ「よめ膳@YOMEカフェ」が毎月200万アクセスを誇る。

『ベビーブック』2013年10月号

【2】かれいの煮つけ

時間がかかる煮付けもレンジを使えば超簡単!中までしっかり熱が通り、煮くずれしません。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
かれい 3切れ(300g)

【A】
しょうゆ 大さじ3
砂糖 大さじ3
酒 大さじ3
*魚はたら、かじき、きんめだいなどでも。重さに合わせて加熱時間を増減する。

◆作り方

【1】かれいは、2切れは中央の縦に1本、骨に届くまで切り込みを入れる。1切れは子ども用に2つに切る。
【2】耐熱ボウルに【A】を入れ、混ぜて砂糖を溶かす。【1】をボウルの縁に立てかけるようにして置き、スプーンでたれをかける。
【3】両端を5mmずつあけてラップをかけ、電子レンジで8分加熱。取り出して器に盛り、たれをかける。
*電子レンジの加熱時間は、600Wの場合です。500Wの場合は2割増、700Wの場合は2割減にしてください。

◆ポイント

■魚をボウルの縁に立てかける

魚はたれにつけ込まず、ボウルの縁に立てかけるようにすると、中まで均等に熱が通る。

教えてくれたのは


村上祥子さん

福岡在住。国内外を飛行機で飛びまわる「空飛ぶ料理研究家」。電子レンジ料理のエキスパートであっと驚く独自のワザを次々に開発中。

『ベビーブック』2011年7月号

【3】かつおと青菜のみそ煮

ただ煮るだけで魚の臭みも消えて旨みが増します。青菜を添えれば彩りアップに。

◆材料

(大人2人分+子ども1人分)
かつお 250g
青梗菜(ちんげんさい) 1株

【A】
水 150ml
甘みそだれ 大さじ5
しょうが汁 小さじ1

◆作り方

【1】かつおと青梗菜は食べ やすく切る。
【2】鍋に【A】を入れて火にかけ、煮立たったら【1】を加えて3分ほど煮る。

※魚はさばやぶりなど、お好みのものでどうぞ。

◆ポイント

魚の煮物やみそ炒めなど、これで料理の腕前アップ!「甘みそだれ」の作り方。

■材料
(400ml程度)
みそ 250g
みりん 200ml
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ4

■作り方
【1】みりんを小鍋に入れて弱火にかけ、1~2割煮詰めてアルコール分を飛ばす。
【2】残りの調味料と混ぜて保存容器に入れる。

※冷蔵庫で1か月程度保存可能。

教えてくれたのは


石澤清美さん

料理研究家。国際中医師・国際中医薬 膳師。食養生やハーブなどの専門家でもあり、体にいいものを簡単においしく作れるレシピが人気。

『ベビーブック』2017年6月号

【4】鮭とこんにゃくのみそ煮

魚を煮るのもあっという間で手間いらず。鮭に熱湯をかける下処理でグンとおいしさが変わります。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
鮭(大) 2切れ
こんにゃく 1/2枚

【A】
みそソース 大さじ6
水 1カップ

◆作り方

【1】鮭は2~3等分に切 って熱湯をかける。こんにゃくは5mm厚さに切り、中央に切り込みを入れてくるりと回し、手綱こんにゃくにし、下ゆでする。
【2】鍋に【A】とこんにゃくを入れて煮立て、鮭を入れて中火にし、ふたをして6~7分煮る。

◆ポイント

すりおろしにんじんみそソースは、みそに、にんじんの甘みと水分が加わった、簡単で栄養たっぷりのソース。和風の一品を、味つけいらずでパパッと作れるから助かります。

(1カップ分)
にんじん 1本

【A】
みそ 大さじ3
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
しょうが(すりおろし) 1/2かけ分

【1】にんじんは耐熱皿にのせてラップをかけ、電子レンジで4分加熱し、粗熱がとれたらすりおろす。
【2】【1】と【A】を混ぜ合わせる。

教えてくれたのは


藤井恵さん

簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。二人の女の子のママ。

『めばえ』2014年5月号

【5】さんまのトマトケチャップ煮

トマトはまな板の汁ごと加えて風味よく仕上げましょう。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
さんま 3切れ
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1/2片
トマト 1個
塩・小麦粉 各少々
サラダ油 小さじ2

【A】
トマトケチャップ 大さじ2
酒 大さじ2
水 1/2カップ
砂糖 小さじ2
しょうゆ 小さじ1

◆作り方

【1】さんまは筒切りにして内臓を除き、洗って塩をふり、薄く小麦粉をまぶす。玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにする。トマトは角切りにする。
【2】フライパンにサラダ油とにんにくを入れて熱し、玉ねぎを炒め、しんなりしたらトマトをまな板の汁ごと加え、【A】も加えて混ぜる。さんまを入れて落としぶたをし、5分ほど煮る。
*お好みでパセリをふっても。

教えてくれたのは


山本ゆりさん

学生時代から料理ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」をスタート。『syunkonカフェごはん』などの著書は計350万部の大ヒット中。二人の女の子の母。

『めばえ』2015年9月号

【6】かじきのトマトソース煮

お好みの魚で洋風煮込みを手軽に!トマトソースで煮れば、いつもと少し変わった魚料理が楽しめます。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
トマトソース 1カップ
かじき(大) 2切れ
塩・こしょう 各適量
いんげん 10本
サラダ油 小さじ1

◆作り方

【1】かじきは2~3等分に切り、塩小さじ1/3をふり、5分おいて水けを拭き、こしょう少々をふる。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、【1】を入れて両面をこんがり焼き、2~3等分に切ったいんげん、トマトソ ース、水1/2カップを加え、ふたをして2~3分煮る。塩、こしょう各少々をふる。

◆ポイント

野菜たっぷりトマトソースは、子どもの苦手な野菜をさりげなくたっぷり食べさせらる、親心を安心させてくれるソースなんです。
最初の一品を作るとき、ソースを2~3回分、作っておき、残りは保存容器で冷蔵するのがおすすめ。

(3カップ分)
【A】
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
セロリ 1本
にんにく 1かけ

トマトの水煮(缶詰) 300g
オリーブ油 大さじ3
塩 大さじ1/2
こしょう 少々

【1】【A】はみじん切りにし、鍋にオリーブ油とともに入れて強火で炒める。水けがとんでしんなりしたら弱火にし、薄く色づくまで炒める。
【2】【1】にトマトを細かくつぶして加え、強火で1~2分煮立て、弱火にしてふたをし、20~30分煮る。塩、こしょうをふる。

1回分ずつ小分けにし、冷凍保存用袋などに入れて冷凍しても◎。

教えてくれたのは


藤井恵さん

簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。二人の女の子のママ。

『めばえ』2014年5月号

【7】花煮しめ

お祝い料理の「煮しめ」をかわいく♪味付けはそのままに、キャッチーな花形で飾れば、子供が喜ぶメニューに早変わり!

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
れんこん 1/2節
にんじん 1/2本
里いも 3個
しいたけ 3個
絹さや 6枚
サラダ油 小さじ2

【A】
だし汁 2カップ
酒 大さじ1
みりん 大さじ2
砂糖 小さじ2
しょうゆ 大さじ1と1/2

◆作り方

【1】れんこんは厚さ1cmの輪切りにし、外周に切り込みを入れて花形にする。にんじんも厚さ1cmの輪切りにし、里いもは横半分に切り、ともに花型で抜く。しいたけは半分に切る。
【2】鍋にサラダ油を熱して【1】を炒め、【A】を加える。煮立ったら弱火にしてやわらかくなるまで煮、中火にして煮汁を半分量までとばす。
【3】ゆでた絹さやを添える。
※盛りつけに串を使っていますが、子どもに食べさせるときは必ず抜いてください。

教えてくれたのは


神みよ子さん

じんみよこ/フードコーディネーター。編集プロダクション勤務、フリーランス編集者を経て、料理の世界へ。おいしく、楽しく、簡単なオリジナル料理をはじめ、キャラクターメニューの精巧さにも定評がある。

『ベビーブック』2011年1月号

【8】ひじきの煮物

乾物はゆっくりと時間をかけて戻す。オーソドックスなお惣菜は味付けをしっかり覚えて「わが家の味」を完成させたいですね。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
ひじき(乾) 10g
にんじん 30g
油揚げ 15g
大豆(水煮) 大さじ3
ごま油 小さじ1

【A】
水 100cc~
酒 大さじ1
砂糖 小さじ2

しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ1

◆作り方

【1】ひじきはサッと洗って汚れを落とす。たっぷりの水に入れて、15~30分おいて戻す。ざるにとって水けをよくきる。
【2】にんじんは皮をむき、せん切りにする。
【3】油揚げは、両面に熱湯をかけて、油抜きをし(油臭さを除き、カロリーを落とせる。味のしみ込みがよくなる)、縦半分に切ってせん切りにする。
【4】鍋にごま油を熱し、【1】~【3】を加え、にんじんがしんなりするまで、中火で4分ほど炒める。
【5】大豆を加えてサッと炒め、【A】を加えて煮る。
【6】ひと煮立ちして、アクが出たら除き、2~3分煮る。しょうゆ小さじ1とみりんを回し入れ、全体を混ぜて落としぶたをし、にんじんがやわらかくなるまで、弱めの中火で8分ほど煮る。
【7】仕上げに残りのしょうゆを回し入れ、火を強めて1分ほど煮る。ふたをしてそのままおく。

◆ポイント

ひじきは、たっぷりの水で、ゆっくり時間をかけて戻す。

戻った状態。完全に戻っていないと芯が残ることがある。

教えてくれたのは


ABC Cooking Studioさん

ABC Cooking Studioは、初心者の方にもおすすめの、料理・パン・ケーキ作りが楽しく学べる女性専用の料理教室です。少人数レッスン、復習にも最適なイラストレシピ、 HPや携帯からの予約など、システムが充実。入会金不要、1回完結の「1dayレッスン」や授業の雰囲気を体験できる「体験レッスン」を毎日開催しています。

『ベビーブック』2012年9月号

【9】焼きりんごの蒸し煮

蒸し煮にするとりんごの自然な甘さがグッと顔を出す!甘さは加えず、シナモンをふるだけで、素敵なデザートに。

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
りんご 2個
油 大さじ1
シナモン 少々

◆作り方

【1】りんごは皮と種を除いて、ひと口大に切る。
【2】フライパンに油とりんごを入れて、中火で油がなじむように炒めたら、弱火にしてフタをし、15分蒸し煮する。シナモンをふる。

教えてくれたのは


ウー・ウェンさん

北京生まれ。1990年に来日。北京家庭料理が評判となり、料理家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。

『めばえ』2017年6月号

【10】いちごのはちみつ煮

甘くて酸っぱい、大人も子ども大好きな味!上に沿えたリコッタチーズとの相性◎!

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
いちご 1パック
水 100ml
はちみつ 大さじ2
リコッタチーズ 大さじ2
※リコッタチーズは、水切りしたヨーグルトでも代用可。

◆作り方

【1】いちごはヘタを取って半分に切る。
【2】鍋に水、【1】、はちみつを入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをし、10分煮る。食べる前にリコッタチーズをのせる。

教えてくれたのは


ウー・ウェンさん

北京生まれ。1990年に来日。北京家庭料理が評判となり、料理家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。

『めばえ』2017年6月号

大根を使った煮物のレシピ

【1】筑前煮

フライパンで作れば炒め煮もくっつかず、火の通りも早い!多めに作っておけば常備菜としても◎。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
鶏もも肉 1枚
にんじん 1/2本
エリンギ 2本
大根 4cm
れんこん 4cm
サラダ油 大さじ1/2

【A】
水 150cc
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ4
砂糖 大さじ3

◆作り方

【1】鶏肉とにんじん、エリンギは一口大に切り、大根とれんこんは1cm幅のいちょう切りにする。
【2】【A】を合わせる。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【1】を炒め、【2】を加え、弱火で20分ほど煮る。

◆ポイント

鍋で炒めるより、具材がくっつかないからラク。そのまま水と調味料を入れて煮込めば、面積が広いぶん火の通りが早く、味も早く染み込みます。

教えてくれたのは


尾田衣子さん

「ル・コルドン・ブルー」やイタリアにて料理を学び、OLから料理研究家に転身。現在、「料理教室 Assiette de KINU」を 主 宰。男の子のママでもある。

『ベビーブック』2011年2月号

【2】魚介と冬野菜の中華丼

あさり、えびとしめじからうま味がたっぷり。とろみのついた具がご飯によくからみ、たくさん食べられます!

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
えび 8尾
あさりのむき身 130g
小松菜 1/2束
大根 5cm
しめじ 1パック
コーン 大さじ4
かつおだし汁 1と1/2カップ

【A】
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ2

【B】
片栗粉 大さじ1
水 大さじ1

ご飯 茶碗3杯

◆作り方

【1】えびは4等分する。小松菜は3cm幅に切り、大根は2cmの角切りにする。しめじは石突きを除いてほぐす。
【2】鍋にだし汁、大根、しめじ、コーンを入れて火にかけ、大根がやわらかくなったら、えびとあさりを加えてひと煮し、【A】で調味する。
【3】小松菜を加え、しんなりしたら混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつける。
【4】器にご飯を盛り、【3】をのせる。

教えてくれたのは


尾田衣子さん

「ル・コルドン・ブルー」やイタリアにて料理を学び、OLから料理研究家に転身。現在、「料理教室Assiette de KINU」を主宰。男の子のママでもある。

『めばえ』2014年2月号

【3】鶏手羽とえびのちゃんこ鍋

鶏手羽とえびの出汁が絶品!しょうがの風味をほんのり効かせて。リーズナブルなのに味わい深く、ワンタンも喉ごしつるりとあとひくおいしさ!

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
手羽先 10本
えび 1パック(6尾)
チンゲン菜 1束
長ねぎ 1本
大根 1/5本
しょうが(薄切り) 4枚
塩 小さじ1/4

【A】
水 800cc
酒 50cc

しょうゆ 少々
ワンタンの皮 13枚

◆作り方

【1】手羽先に塩をまぶす。チンゲン菜と長ねぎはざく切りにする。大根は半月切りにする。
【2】鍋に手羽先と【A】、長ねぎの青い部分、大根を入れ、ふたをして中弱火で20分煮る。えび、チンゲン菜、長ねぎの白い部分、しょうがを加えて煮、しょうゆで味つけする。

◆ポイント

鶏手羽に塩をもみ込んで水から煮ると、いいだしがとれます。肉がほろりと取れるので食べやすい!

子供用の主食は、ワンタンの皮を加えるのが◎。

教えてくれたのは


井澤由美子さん

旬の食材の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理が人気。食育にも力を注いでいる。一女の母。

『めばえ』2016年2月号

【4】さばのおろし煮

さばを大根おろしでやさしい煮物に。大根おろしが消化をサポートしてくれ、根菜もたっぷりとれるやさしい味わい。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
生さば 3切れ(約210g)

【A】
しょうゆ 小さじ1
酒 小さじ1

かぼちゃ 60g
にんじん 3cm
れんこん 3cm
片栗粉 適量
揚げ油 適量

【B】
だし汁 1カップ
しょうゆ 大さじ2と1/2
みりん 大さじ2と1/2
大根おろし 2/3カップ

◆作り方

【1】さばは3cm幅のそぎ切りにし、皮と骨を除き、【A】で下味をつける。
【2】かぼちゃは5mm厚さ、にんじんとれんこんは3mm厚さの一口大に切る。れんこんは水にさらして水けを拭く。
【3】【1】、【2】に片栗粉をまぶし、中温(170℃)の油で4分ほど揚げる。
【4】鍋に【B】を入れて沸騰させ、【3】を加えて1~2分煮る。
*大人用にはおろししょうがを添えても。ぶり、鮭などでもおしくできます

教えてくれたのは


阪下千恵さん

栄養士。2人の女の子のママ。家族のために作り続けてきたという、おいしくて、栄養バランスもいいレシピが人気。

『ベビーブック』2012年1月号

鶏肉を使った煮物のレシピ

【1】鶏肉とかぼちゃのトマト煮

鶏肉、かぼちゃ、しめじがそれぞれ違った食感で食べていて楽しくなります。トマトがどの食材にも相性よく、オリーブオイルが全体をしっとりとまとめてくれます。

◆材料

(大人2人分+子ども1人分)
鶏胸肉 250g
塩・薄力粉 各少々
かぼちゃ 200g
しめじ 1パック

【A】
トマトソース 200ml
水 100ml

オリーブ油 大さじ1

◆作り方

【1】鶏肉は一口大に切り、軽く塩を振って薄力粉をまぶす。しめじ、かぼちゃ は食べやすく切る。
【2】油を熱してしめじを焼き、鶏 肉を加えて全面を焼く。
【3】【A】とかぼちゃを加えてざっくり混ぜ、蓋をして弱めの中火で7?8分蒸し煮にする。途中1~2回混ぜて焦げないように煮る。

◆ポイント

パスタはもちろん、 使い方バリエは多彩!「トマトソース」の作り方。

■材料
(800ml程度)
トマトの水煮 2缶(800g)
にんにく 1かけ
ローリエ 1枚

【A】
白ワイン 50ml
水 150ml
塩 小さじ1

■作り方
【1】にんにくは半分に切り、トマト、ローリエとともに鍋に入れ、【A】を注ぐ。
【2】中火にかけ、混ぜながらとろりとするまで10分ほど煮詰める。

※冷蔵庫で1週間程度保存可能。それ以上は冷凍がおすすめ。

教えてくれたのは


石澤清美さん

料理研究家。国際中医師・国際中医薬 膳師。食養生やハーブなどの専門家でもあり、体にいいものを簡単においしく作れるレシピが人気。

『ベビーブック』2017年6月号

【2】栗きんとんで チキンのマロン煮込み

味付けのポイントは栗きんとん。コロコロとした栗もちょうどいいアクセントになって、コクのあるやわらかい甘みが洋風の煮ものに。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
栗きんとん 80~100g
鶏もも肉 300g
玉ねぎ 1/2個
しめじ 1パック
サラダ油 小さじ1
水 1カップ
牛乳 1/3カップ
塩・こしょう 適量

◆作り方

【1】鶏肉は一口大に切り、塩・こしょう各少々で下味をつける。玉ねぎは薄切りにし、しめじは石づきを除いてほぐす。
【2】フライパンにサラダ油を熱して、鶏肉と玉ねぎをサッと炒め、しめじを加えて軽く炒める。水を加えてふたをし、5分ほど煮る。
【3】鶏肉にほぼ火が通ったら栗きんとんを加えてよく混ぜ、軽く煮詰め、仕上げに牛乳を加え、塩で味を調える。
*きんとんによって甘くなりすぎるときは、分量を調整しながら加えてください。

教えてくれたのは


上田淳子さん

ヨーロッパや日本のレストランなどで修業後、料理研究家として雑誌、書籍、テレビなどで活躍。双子の男の子の母。近著に『共働きごはん』(生活の友社)など。

『めばえ』2014年1月号

【3】かぼちゃとにんじん、チキンの洋風煮

型抜きしたにんじんがアクセント。大きめの具材が食べ応え十分で、この一品でお腹も満足。

◆材料

(大人3~4人分)
かぼちゃ 大1/4個
にんじん 1本
鶏もも肉 2枚(500g)

【A】
塩 小さじ1/2
にんにく(すりおろし) 小さじ1/4

バター 10g

【B】
顆粒スープの素 小さじ1
塩 小さじ1/4
*分量の「大人1人分」は「子ども2人分」に相当します。

◆作り方

【1】かぼちゃは種を除き、3cm角目安に切る。にんじんは1cm厚みの輪切りにし、かぼちゃ型で抜く。鶏肉は3cm角目安に切り、【A】をもみ込む。
【2】鍋にバターを中火で熱し、【1】を入れて炒め、肉の色が変わったら水1と1/2カップ(分量外)と【B】を入れる。
【3】沸騰したらアクを取り、ふたをずらしてのせ、弱めの中火で10分ほど煮る。

教えてくれたのは


みないきぬこさん

女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして幅広い分野で活躍中。二児の母。

『ベビーブック』2017年11月号

【4】手羽先とさつまいもの甘辛煮

子どもが好きな素材を合わせた和風おかず。甘辛いバターとしょうゆの味付けがやみつきに!

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
さつまいも 1本(250g)
手羽先 6本
長ねぎ 1/2本
しょうが 1かけ

【A】
酒 小さじ1
しょうゆ 小さじ1

【B】
水 1カップ
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 大さじ1と1/2
砂糖 大さじ1/2

サラダ油 大さじ1

◆作り方

【1】手羽先は裏から骨に添って切り目を入れ、【A】をからめる。
【2】さつまいもは乱切りにして、水にさらす。長ねぎは3~4cmのぶつ切り、しょうがは薄切りにする。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【1】を入れ、こんがり焼き色がついたら、【2】を加え、全体に油が回るまで炒める。
【4】【3】に【B】を加えて、ふたをし、汁けがほとんどなくなるまで15~20分煮る。

教えてくれたのは


藤井 恵さん

22歳で結婚し、二女を出産後、30歳で料理の世界に復帰。簡単でおいしく、栄養バランスのいいレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。

『ベビーブック』2011年11月号

【5】ふんわりつくねとうずら卵の甘辛煮

れんこんをおろして肉に混ぜると、つくねが柔らかな仕上がりに。甘辛なたれに食欲増進効果あり!

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
れんこん(小) 1節(130g)
鶏ひき肉 200g
うずらの卵の水煮 5~6個
ごま油 大さじ1

【A】
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
酒 大さじ2

塩 少々

◆作り方

【1】れんこんは洗って皮ごとすりおろす。ボウルにひき肉、塩とともに入れ、粘りが出るまでよく混ぜ、食べやすく丸める。
【2】フライパンを中火で熱し、ごま油をなじませて【1】を入れ、両面に軽く焦げめがつくまで焼く。軽く油を拭いて、【A】とう ずらの卵を加え、煮汁が絡むまで煮込む。

*ミニトマトをあしらっても。

教えてくれたのは


井澤由美子さん

調理師、国際中医薬膳 師・中医師。旬の食材 の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理 が人気。NHK『あさイチ』などテレビでも活躍 中。一女の母。

『ベビーブック』2017年2月号

【6】鶏団子と卵のさっぱり煮

ひき肉を子供が食べやすい鶏団子に。酢を使った甘辛い煮汁は、豆腐や麺類を煮てもおいしいので、リメイクレシピまでたっぷり味わえます。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
鶏ひき肉 200g
長ねぎ 15cm
ゆで卵 3個
いんげん 6本

【A】
だし汁 1と1/2カップ
みりん 1/2カップ
しょうゆ 1/2カップ
酒 1/4カップ
酢 1/4カップ

◆作り方

【1】長ねぎをみじん切りにして鶏ひき肉と合わせ、粘りが出るまで混ぜ、10個の団子に丸める。ゆで卵は殻をむく。
【2】鍋に【A】を入れて火にかけ、沸騰したら強火で3分煮て酸味をとばす。【1】を加え、弱めの中火で4~5分煮、いんげんを加えてサッと煮る。
*鶏のうま味が出た煮汁は、麺類のつけ汁にしても。または、豆腐などを煮てもおいしい。

【7】鶏コーン団子の中華風煮もの

生のとうもろこしの食感が楽しく、優しい甘みと中華風とろみあんが食欲をそそります。とうもろこしとパプリカの黄色が元気にさせてくれます。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
鶏ひき肉 200g
とうもろこし(生) 1/2本

【A】
塩 小さじ1/3
片栗粉 大さじ1

黄パプリカ 1個
玉ねぎ 1/2個
キャベツ 6枚

【B】
水 1カップ
鶏ガラスープの素 大さじ1
オイスターソース 小さじ1
しょうゆ 小さじ1

【C】
片栗粉 小さじ2
水 大さじ2

◆作り方

【1】とうもろこしは芯から外し、鶏ひき肉と【A】と合わせ、粘りが出るまで混ぜ、10個の団子に丸める。
【2】パプリカは乱切り、玉ねぎは1cm幅に切る。キャベツは塩ゆでして食べやすく切る。
【3】鍋に【B】とパプリカ、玉ねぎ、【1】を入れ、ふたをして弱めの中火で4~5分煮、混ぜ合わせた【C】を加えてとろみをつける。
【4】器にキャベツを敷き、【3】を盛る。

教えてくれたのは


井澤由美子さん

旬の食材を使い、食べ合わせによる体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。食育にも力を注ぐ。一女の母。

『めばえ』2014年9月号

【8】かぶと鶏肉のミルク煮グラタン

簡単に作れるのに上品な味わいのかぶのグラタン。たっぷりの牛乳でとろとろに、チーズの香りが食欲をそそります。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
かぶ 中4個(400g)
鶏もも肉 150g
牛乳 1と1/2カップ
ピザ用チーズ 40g
サラダ油 小さじ1弱
塩・こしょう 各適量

◆作り方

【1】かぶは皮をむき、1.5cm角に切る。鶏肉も同様の大きさに切り、塩、こしょうをふる。
【2】鍋にサラダ油を熱して鶏肉をサッと炒め、かぶと牛乳を加え、火が通るまで加熱し、塩、こしょうで調味して耐熱容器に移す。
【3】【2】にチーズを散らし、200℃のオーブンで10分を目安に焼く。
※オーブンの代わりにオーブントースターでも焼けます。

教えてくれたのは


上田淳子さん

ヨーロッパや日本のレストランなどで修業後、料理研究家として雑誌、書籍、テレビなどで活躍。双子の男の子の母。近著に『共働きごはん』(生活の友社)など。

『めばえ』2015年1月号

 

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