じゃがいもを使った煮物のレシピ
【1】肉じゃが
様々なおかずにリメイクできる肉じゃがは、多めに作っておけば次の日の調理が格段にラクに。仕上げのいんげんが彩りアップのポイント!
◆材料
(大人4人分+子ども4人分)
じゃがいも 6個
豚バラ薄切り肉 300g
玉ねぎ(大) 1と1/2個
にんじん 1本
いんげん 50g
しらたき 100g
サラダ油 大さじ1
【A】
水 3カップ
砂糖 大さじ2
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
顆粒和風だし 小さじ2
しょうゆ 大さじ4
◆作り方
【1】じゃがいもは一口大に切って水にさらす。玉ねぎはくし形、 にんじんは乱切り、いんげん は3~4cm長さ、しらたきは食べやすい大きさに切る。豚肉 は5cm長さに切る。
【2】鍋にサラダ油を熱し、じゃが いも、玉ねぎ、にんじんを炒める。全体に油が回ったら、【A】と豚肉を加え、沸騰したらアクを取り、中火で5分ほど煮る。
【3】しらたきとしょうゆを加え、アルミホイルで落しブタをして 中弱火で10分煮、仕上げにいんげんを加えてひと煮する。
教えてくれたのは
島本美由紀さん
料理研究家・ラク家事アドバイザー。 忙しい主婦に向けて、身近な食材でパパッと作れるおいしい時短レシピを考案。テレビや雑誌を中心に活躍。暮らし全般のハッピーもプロデュース。
『ベビーブック』2017年5月号
【2】キャベツ巻きみそカツ
薄切り肉とせん切りキャベツでふわっと柔らかいみそカツに仕上げたアイディアレシピ。つけ合わせの定番・せん切りキャベツは、くるっと巻けばひと口で食べやすく、ボリュームアップにも!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
牛切り落とし肉 250g
【A】
にんにく(すりおろし) 少々
酒 大さじ1/2
塩・こしょう 各少々
小麦粉 適量
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
じゃがいも 1個
白ワイン(または酒) 大さじ2
トマトの水煮(缶詰) 1缶(400g)
水 1カップ
【B】
みそ 大さじ2
トマトケチャップ 大さじ1
絹さや 20g
サラダ油 大さじ1
バター 20g
◆作り方
【1】牛肉はざっくりちぎって【A】をもみ込み、一口大に丸める。玉ねぎ、にんじん、じゃがいもは一口大に切る。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、【1】の肉に小麦粉をまぶして入れ、強中火でこんがりと焼いて取り出す。
【3】【2】のフライパンにバターを溶かし、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを加えて炒め、油が回 ったら白ワインを加えてアルコールをとばす。トマトの水煮を細かくつぶして加え、1~2分煮る。
【4】【3】に水を加えて【2】を戻し、ふたをずらしてかけ、弱火で15~20分煮る。【B】を加えて2~3分煮、筋を除いて斜め切りにした絹さやを加えてサッと煮る。
◆ポイント
みそはスプーンに入れ、煮汁で少しずつ溶かしていくとダマにならない。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『めばえ』2016年1月号
厚揚げを使った煮物のレシピ
【1】新玉ねぎと厚揚げの煮物
甘くてやわらかい新玉ねぎは丸ごと煮込むだけでごちそうに!ほろほろとほぐれるので、小さなお子さんにも食べてもらえます。
◆材料
(3~4人分)
新玉ねぎ 3~4個
厚揚げ 1枚
粒こしょう 15粒
酒 大さじ1
水 400ml
粗塩 小さじ1/2
◆作り方
【1】新玉ねぎの皮を除き、鍋に入れて粒こしょう、酒、水を入れ、強火にかける。煮立ったら、弱火にしてフタをし、15分煮る。
【2】4等分に切った厚揚げを加え、さらに10分煮たら、粗塩で味を調える。
教えてくれたのは
ウー・ウェンさん
北京生まれ。1990年に来日。雑誌で紹介した「北京の小麦粉料理」が評判となり、料理研究家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。
『めばえ』2018年6月号
【2】なすと厚揚げの煮物
なす、厚揚げは短時間でもたっぷりと煮汁を吸ってうま味たっぷりの一品に。ママにとって心得強い副菜になりますね。
◆材料
(大人2人分+子ども1人分)
【1】なす3本は縦半分に切り、皮に切り目を入れて一口大に切る。厚揚げ小2枚といんげん8本は食べやすい大きさに切る。
【2】鍋に和風だし1/2 カップ、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1、塩少々、しょうが汁小さじ1を 入れ、【1】を加えて火にかけ、煮立ったら蓋をして弱めの中火で6分煮る。
◆ポイント
水に浸けておくだけで みそ汁にも何にでも!「和風万能だし」の作り方。
■材料(1リットル分)
昆布 3cm角×2枚(約5g)
煮干し 5?6尾(正味約5g)
かつお節 5g
【1】煮干しは頭と内臓を取り除く。 かつお節は市販のだしパック に入れる。
【2】【1】と昆布を容器に入れ、水1リットルを注ぐ。
※ だしをとった後の出し殻は、水3カップとともに鍋に入れて火にかけ、煮立ってから3分ほど煮出すと二番だしが取れます。
教えてくれたのは
石澤清美さん
料理研究家。国際中医師・国際中医薬 膳師。食養生やハーブなどの専門家でもあり、体にいいものを簡単においしく作れるレシピが人気。
『ベビーブック』2017年6月号
野菜を食べられる煮物のレシピ
【1】牛肉と野菜のすき煮
子どもが大好きな甘辛すき焼き風煮物はめんつゆだれで。サッと炒めるだけで絶品のおいしさ。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
牛薄切り肉 200g
めんつゆだれ 1/4量
長ねぎ 1本
しめじ 1パック(100g)
にんじん 1/3本
ごま油 大さじ1
だし汁 1/2カップ
◆作り方
【1】牛肉はたれに1時間以上漬け、食べやすい大きさに切る(漬けだれは取っておく)。
【2】長ねぎは斜め薄切りにし、しめじは根元を除いてほぐす。にんじんは薄切りにし、あれば型で抜いて、下ゆでする。
【3】フライパンにごま油を中火で熱し、【1】の牛肉をサッと炒め、だし汁と漬けだれを加えて混ぜる。【2】を加え、汁がほんの少しになるまで煮る。
◆ポイント
めんつゆだれは、トマト、はちみつ、ごま油で甘酸っぱさと風味をプラス。
(作りやすい分量)
めんつゆ(3倍希釈) 1/2カップ
トマト 1個
はちみつ 大さじ1
ごま油 大さじ1
【1】トマトはヘタを除いて粗みじん切りにする。
【2】すべての材料を混ぜる。
*冷蔵庫で10日ほど保存可能。
教えてくれたのは
夏梅美智子さん
身近な食材を使った、作りやすくておいしい家庭料理が人気。基本の料理からエスニックまで幅広いレパートリーがある。男の子のママでもある。
『めばえ』2015年2月号
【2】豚肉と白菜のすき煮
家族みんなが大好きなすき焼き味の鍋。たんぱく質+ビタミンCで風邪を予防しましょう。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
白菜 1/8個
長ねぎ 1本
豚しゃぶしゃぶ用肉 200g
焼き豆腐 1/2パック
小結びしらたき 6個
【A】
昆布だし(または水) 1/3カップ
しょうゆ 1/4カップ
みりん 1/4カップ
酒 大さじ2
砂糖 大さじ2~3
◆作り方
【1】白菜は葉の部分をざく切りに、芯の部分はそぎ切りにする。長ねぎは斜め切りにし、焼き豆腐は6等分にする。
【2】鍋に白菜と長ねぎを入れ、【A】を加えて中火で煮立て、しらたき、焼き豆腐も加えて野菜がやわらかくなるまで煮る。豚肉を広げながら加え、完全に火が通るまで煮る。
*具には、きのこ、青菜などを加えてもおいしい。
教えてくれたのは
阪下千恵さん
栄養士。2人の女の子のママ。家族のために作り続けてきたという、おいしくて、栄養バランスもいいレシピが人気。
『ベビーブック』2012年1月号
【3】冬野菜と白身魚のミルク煮
白菜とほうれん草をたっぷり使ったソースと、ごま油の風味のカリッと焼いたたらのソテーがとってもマッチ。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
白身魚(たらなど) 3切れ
白菜 3枚
ほうれん草 1/2束
片栗粉 適量
ごま油 適量
【A】
水 2カップ
鶏ガラスープの素 小さじ1
牛乳 150cc
塩 適量
◆作り方
【1】白菜とほうれん草は3cm幅に切る。
【2】白身魚は3cm角に切り、片栗粉をまぶし、ごま油を熱したフライパンで転がしながら焼いて取り出す。
【3】【2】のフライパンに【A】と白菜を入れて火にかけ、やわらかくなったらほうれん草、【2】の魚、牛乳を加えて煮、塩で味を調える。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
「ル・コルドン・ブルー」やイタリアにて料理を学び、OLから料理研究家に転身。現在、「料理教室Assiette de KINU」を主宰。男の子のママでもある。
『めばえ』2014年2月号
【4】白菜と鮭のミルク煮
牛乳でやわらかく煮て、とろみをつける。鮭のうま味がたっぷりなミルク煮。野菜もたくさん入っているので栄養バッチリ!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
生鮭 3切れ
白菜 4枚
小松菜 1/4束
長ねぎ 1本
サラダ油 大さじ1
【A】
牛乳 300ml
顆粒スープの素 小さじ1と1/2
【B】
片栗粉 大さじ1
水 大さじ1
◆作り方
【1】鮭と白菜は2cm幅に、小松菜は1cm幅 に切る。長ねぎは斜め薄切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を熱して【1】を軽く炒め、【A】を加え、沸騰したら混ぜ合わ せた【B】を加えてとろみをつける。
教えてくれたのは
尾田衣子さん
「ル・コルドン・ブルー」 やイタリアにて料理を学び、料理研究家に。「料理教室Assiette de KINU」を主宰。親子で楽しむクッキングも人気。男の子のママ。
『ベビーブック』2016年1月号
【5】いか団子とキャベツのやわらか煮
万能めんつゆだれを使用。薄味なのにしっかり味がついている。子供が食べにくいいかも、細かく刻んでいるのでおいしく食べられます!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
するめいか 1ぱい
めんつゆだれ 1/4量
【A】
長ねぎのみじん切り 1/4本分
しょうがのすりおろし 大さじ1/2
小麦粉 大さじ1
キャベツ 5~6枚(400g)
だし汁 1と1/2カップ
【B】
片栗粉 大さじ1
水 大さじ1
◆作り方
【1】いかはワタ、軟骨、目、口、吸盤を除き、たれに1時間以上漬ける。いかを取り出して輪切りから細かく叩き(またはフードプロセッサーにかけ)、【A】を加えて混ぜる(漬けだれは取っておく)。
【2】キャベツは芯を除いて4cm角に切る。
【3】鍋にだし汁、漬けだれ、【2】を入れて火にかけ、煮立ったら火を弱め、ふたをして5分煮る。【1】を一口大に丸めながら加えてふたをし、3~4分煮る。混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつける。
*いかは冷凍のロールいかを解凍して使っても。
教えてくれたのは
夏梅美智子さん
身近な食材を使った、作りやすくておいしい家庭料理が人気。基本の料理からエスニックまで幅広いレパートリーがある。男の子のママでもある。
『めばえ』2015年2月号
【6】レタスと豆腐のスープ煮
たんぱく質や食物繊維がしっかりとれて、おなかにもやさしい!味付けはオイスターソースのみと、簡単です。
◆材料
(3~4人分)
木綿豆腐 1丁
レタス 1個
油 大さじ1
長ねぎ(斜め薄切り) 10cm分
オイスターソース 大さじ1と1/2
水 400ml
粗塩 ひとつまみ
こしょう 少々
◆作り方
【1】豆腐は6等分に切る。
【2】レタスは3~4cm幅のくし形に切る。
【3】鍋に油とねぎを入れて中火にかけ、香りが出たらオイスターソースを入れて煮立たせる。水を加えて【1】を入れ、再度煮立ったら弱火にし、フタをして5分煮る。
【4】【2】を加え、再度フタをして煮立たせ、粗塩・こしょうで味を調える。
教えてくれたのは
ウー・ウェンさん
北京生まれ。1990年に来日。雑誌で紹介した「北京の小麦粉料理」が評判となり、料理研究家に。東京と北京でクッキングサロンを主宰。
『めばえ』2018年6月号
【7】ひじきのツナ煮
ツナ缶のうまみで「だし」いらず!野菜、海藻、魚、豆……。栄養がギュッと詰まったこの一品は冷蔵で3日程度保存可能。常備菜として毎日食べたい。
◆材料
(作りやすい分量)
芽ひじき(乾燥) 15g
にんじん 3㎝
ツナ缶 1缶(80g)
大豆(ドライパック) 50g
【A】
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
◆作り方
【1】鍋にたっぷりの湯を沸かし、ひじきを入れてひと混ぜして火を止める。2~3分おいてざるに上げ、さっと洗う。にんじんはせん切りにする。
【2】【1】の鍋に油をきったツナ缶、大豆を入れ、【1】のひじきを戻し入れ、【A】を加えて中火にかけ、4~5分炒め煮にする。
【3】【2】ににんじんをのせ、フタをして2分ほど弱火で蒸し煮にし、ひと混ぜする。
教えてくれたのは
ほりえさわこさん
祖母の故・堀江泰子先生、母のひろ子先生と3代にわたって料理研究家。明るいお人柄と、ラクしておいしく作るアイディア豊富なレシピが人気。幼い姪っ子から祖父まで、みんないっしょに食卓を囲んでいる。
『ベビーブック』2017年12月号