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はじめての学用品管理。どうしたらいい?
小学校に入学すると、プリントの多さにビックリ!はじめのうちは親子ともに戸惑うこともありますね。今回のテーマは「プリント整理のコツ」です。4年生と新1年生のわが家の実体験をもとに、無理なく取り入れられるハードル低めの管理方法をお伝えします。気負わず、肩の力を抜いてお読みくださいね。
①小学校のプリントはざっくり3種類!
子どもが持ち帰ってくるプリントは、大まかに3つに分けられます。
【おたより】
保護者向けのプリント。子どもには「字が小さめで漢字が多いもの」と伝えると理解しやすいです。発行元は学校全体、学年、クラス、PTAなどさまざま。はじめは混乱しやすいですが、確認しながら徐々に慣れていきましょう。
【もっていく】
子どもが先生に提出するプリント。宿題や、間違えた部分を直して再提出するもの、音頭カード、体温表など。中には保護者と先生のサインを繰り返し、家と小学校を何度も往復するプリントもあります。
【もうつかわない】
授業や宿題で使って役目を終え、小学校でも家でも使わないプリント。採点済のテストなども含まれます。「もう使わないかどうか」は保護者は判断しづらいのて、子どもが先生に確認できるようにしましょう。
以上がプリントの3分類です。この分類名はあくまで一例なので、親子ともにわかりやすい言い方に変えてOKです。
②まずは「全部持ち帰る」ことから
プリント整理の第一歩は「全部持ち帰る」こと
小学校生活がはじまったばかりの頃は、親子ともに慣れないのは当たり前。完璧を求めずに、少しずつプリント整理に慣れていきましょう。まずは「とにかく、全部持ち帰る」ことからスタート。基本的なことですがとても大切なことです。
小学校でプリントが配られた時、そのまま机に入れてしまうと教科書やノートの出し入れでグチャグチャに…!それを避けるため、すぐに連絡袋やファイルに入れる習慣をつけると確実に持ち帰ることができます。
余裕があれば「分ける」練習をしてみよう
プリントを全部持ち帰ることができたら、少しだけステップアップ。市販のクリアファイルを用意して、保護者用の【おたより】を配布された瞬間に分けるように伝えます。ひとつだけでも先に分類されていると、帰宅時にプリントを広げて整理する時のハードルがグッと下がります。
また、これも基本的なことですが、大きなプリントを折りたたむ時のコツも伝えます。片面印刷で裏側が真っ白のプリントは、印刷面が内側になっていると内容がわかりません。ひっくり返して折りたたみなおすひと手間を減らすために「中身が見えるようにすると、後でラクだよ」と実演してみましょう。
③【おたより】を紙で管理するコツ
一歩でも1メートルでも近く
保護者向けのプリント【おたより】を紙で管理する場合、それを一番見る人が普段よくいる場所(拠点)に収納すると便利です。特に、よく見返す可能性があるプリントは移動距離が少しでも短くなるように工夫して定位置を決めます。ダイニングの座席の近く、キッチンの一角など、それぞれの生活習慣や間取りに合わせてベストな位置を考えてみてくださいね。
溜めすぎない仕組み
よく見返す【おたより】の収納方法はさまざま。壁やボードに貼り付けたり、クリアポケットに入れたり。わが家はバインダーで保管しています。気軽にパラパラとめくることができるのと「クリップ部分に挟めないぐらい増えたら見直す」と整理のキッカケになるのでズボラさんにはオススメの方法です。
もらったらすぐ記入!年間予定表
年度初めに年間予定表が配布されたら、すぐに手帳やカレンダーアプリなどのスケジュール管理ツールに記入しましょう。運動会、保護者会、学校公開日など、先々の大きな予定を把握できると、家庭や仕事の他の予定が立てやすくなります。また、これらの行事関連は、あらかじめ配偶者にも共有を。「言ったor言わない」のトラブルを回避できます。
④【おたより】をデジタルで管理するコツ
難しいことぬき!シンプルデジタル管理
「プリントは紙で管理したくない!スマホに入れたい!」という方もいらっしゃると思います。わが家も一時期、全てデジタル管理にしようと試みましたが、プリントの多さから、徹底できずに挫折。それ以降、基本的にプリントは紙で管理して、一部の「出先でよく見直すもの」だけデジタル管理しています。
最近は高機能のプリント管理アプリがたくさんありますが、色々試した結果、わが家はデフォルトで入っている写真アプリのみ使用。「プリントを撮影して、フォルダで分ける」という極めてシンプルな方法です。
どんな情報をデジタル管理する?
フォルダ分けというと難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、デジタルで管理するものを4種類に絞っているので、それほど面倒に感じません。
例えば「健康記録フォルダ」は、学校での身体計測の記録を撮影。小児科や薬局などで、急に子どもの身長体重情報を聞かれた時に最新情報を迷わず伝えられます。
また「提出書類フォルダ」は、新入学や年度初めに記入した書類を提出直前に撮影。毎年同じような内容を書く機会があるので、昨年のひな型があると、次年度以降の記入スピードがアップします。
紙とデジタルを併用する場合、その基準が曖昧だと大切な情報が抜け落ちてしまう可能性があります。どんな情報を管理する?その理由は?なと明確にしておくことをオススメします。
⑤子どもが【もっていく】プリントは忘れない工夫を
とりあえずランドセルに入れたらOK!
子どもが先生に提出する【もっていく】プリントは「ランドセルに入れ忘れないこと」がとても大切です。宿題や体温表などは保護者がサインや丸つけをする機会もあるので、家の中のどこを移動するのか確認しておきましょう。
具体的には「どこでプリントを整理する?」「どこで宿題をする?」「どこでサインや丸つけをする?」「どこにランドセル置き場がある?」と動きながら確認しておきます。それぞれの場所が近いと一番理想的です。特に、ランドセル置き場が離れている場合、ウッカリ忘れやすくなるので注意が必要です。
忘れ物は大事な経験です
また、万が一持って行き忘れてしまっても、それは必要な経験なので反省したら切り替えて次に活かしましょう。トライアンドエラーを繰り返し、子どもと一緒に考えながら、少しずつ管理できたら理想的ですね。
⑥【もうつかわない】はまとめて学期末に整理
もうつかわないプリントの定位置を決める
授業や宿題、テストなどで使い、保護者も先生も確認して役目を終えた【もうつかわない】プリント。どんどん増える割に、捨ててOKかどうか判断しづらいので迷う方も多いカテゴリです。
オススメは、プリントボックスを決めて毎日どんどん入れていく方法。わが家の場合、上の画像の左端がプリントボックスです。いきなり捨てず、たくさん溜まった学期末に一斉整理します。
中には「思い出プリント」も!
「これは捨てていいのかな…?」と迷っていても、少し時間をおくと「もういらない」と判断できる場合も。また、学期末に整理すると「もう使わないけど、取っておきたい」というプリントがあるかもしれません。それは「思い出」なので、無理に捨てずに取っておいてOKです。
ただし、再びプリントボックスに戻さず、別の場所に分けて収納しておくといいでしょう。この作業を定期的に繰り返すことで、新学期を迎えるための準備ができます。
いかがでしたか?今回は「プリント整理のコツ」をテーマにお伝えしました。生活環境の変化に戸惑うことが多い春ですが、どうか無理せず、子どもと一緒に少しずつ整えていきましょう!
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