いくつ知ってる?【世界のクリスマス伝統菓子】10選|簡単レシピで世界のスイーツを味わおう♡

今年のクリスマスは、手作りお菓子で楽しみたい! できれば簡単に作れるお菓子がいいな!
そんな親子に贈るお手軽レシピ&アレンジテクを大紹介。一緒に作って、一緒に食べれば、心はもっとあったかくなるはず。今年のクリスマスならではのステキな思い出を作りませんか。

おすすめお菓子①  サンタの故郷フィンランドの  ヨウルトルットゥ

「ヨウルトルットゥ」は、「クリスマスのタルト」という意味で、クリスマスツリーの星に見立てたお菓子。
独特の星の形は、折り紙みたいに、小さな子どもも簡単に作れますよ♪

【用意するもの】8個分

・市販の冷凍パイシート … 8枚(10cm×10cmぐらいの正方形にカットしたもの)
・ 溶き卵 … 適量
・ 粉糖(あれば溶けないタイプ)… 適量
・お好みのジャム…適量(目安は15~20g)

焼くとジャムが溶けるので、
固形物の多いゴロゴロタイプの
ジャムがおすすめ!

【作り方】

①パイシートの四つ角から中心に向かって5cmほど切り込みを入れる。

②切り込みを入れた角の片方の端を、中心に向かって折る。開かないように真ん中に溶き卵を塗って留める。4回繰り返し、風車のような形にする。

③②の中心にジャムを乗せる。

➃オーブンシートの上に③を並べる。パイ生地の表面に薄く溶き卵を塗って、少し膨らんで薄く焼き色がつくまでオーブンで焼く。目安は、200℃に予熱したオーブン8~12分ほど

ご家庭のオーブンによって温度と時間は調整してください。

⑤粗熱が取れたら、➃にお好みで粉糖をまぶす。

風車の折り紙なら、まかせて~♪

おすすめお菓子②  ドイツのクリスマスに欠かせないシュトレーン

コロンとしたラグビーボールのような形は、キリスト生誕時の「おくるみ姿」を表現しているんですって。
材料を混ぜて焼くだけ、型いらず、発酵いらずのスピードレシピです♪

【用意するもの】

・ホットケーキミックス … 200g
・アーモンドパウダー(プードル) … 20g
・溶き卵 … 1/2個
・溶かしバター … 30g
・砂糖 … 30g
・お好みのドライフルーツ … 40g
・ラム酒 … 大さじ1
・水きりヨーグルト(ギリシアヨーグルト)… 150g
・カルダモンパウダー … 少々(お好みで)
・シナモンパウダー … 少々(お好みで)
・仕上げ用の溶かしバター … 20g
・粉糖 … 大さじ1

【作り方】

Ⅰ 混ぜる

①溶き卵に砂糖を加えて混ぜ、さらに溶かしバターも混ぜる。(あれば、カルダモンパウダーやシナモンパウダーを加えてもOK)

②ヨーグルトを加えて混ぜる。

③ホットケーキミックスとアーモンドパウダーを加えて混ぜる。

➃ドライフルーツをラム酒に浸す(約10分)。その後、ザルなどで水気を切って、③に加えてよく混ぜる。(お好みでクルミなどのナッツ類をプラスしてもOK)

⑤食品用保存袋に➃を入れ、空気を抜きながらラグビーボールのような形に整えて、冷蔵庫で寝かせる(約10分)。

液体を混ぜるときは泡立て器、
粉物はゴムベラを使うと
よく混ざりますよ♪

Ⅱ 焼く

①オーブンを170度で余熱する。

②オーブンシートの上に生地をのせ、170度で30分焼く。

③仕上げ用の溶かしバターを準備し、焼きあがったら、熱々のうちに溶かしバターを全体に塗る。

➃粗熱が取れたら、粉糖を茶こしなどで振りかける。

⑤ラップに包んで1日常温で置き、味を染み込ませる。

持ち寄りパーティでも活躍しそうな
ゴージャス感もうれしい♪

おすすめお菓子③  イギリスの王様の願いが込められている!? ジンジャーマンクッキー

無病息災を願う王様の思いが由来とも言われる、人型のクッキー。
しょうがの絞り汁×はちみつなら、マイルドに仕上がりますよ。

【用意するもの】

・薄力粉……120g
・アーモンドパウダー……30g
・シナモンパウダー……小さじ1と1/2杯
・しょうがのしぼり汁……小さじ1/2杯
・無塩バター……65g
・卵黄……1個分
・はちみつ……45g
・飾り用のチョコペンや粉糖など……適量

【作り方】

①小鍋にはちみつとしょうがのしぼり汁を入れて温め、バターを入れて混ぜる。

②粗熱をとった①に、薄力粉、アーモンドパウダー、シナモンパウダーを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。

③空気を抜いて、ひとまとめにした②をラップで包み、冷蔵庫で休ませる(約1時間)。

➃麺棒などで4~5mmほどの厚さにのばし、型で抜き、クッキングシートに並べる。

⑤➃の表面に卵黄を塗り、180℃のオーブンで焼く(約12~14分)。

⑥クッキーを取り出し、完全に冷めたら、チョコレートペンや粉糖などで飾る。

家族みんなで型抜き、楽しい~!

おすすめお菓子➃  フランスの森をイメージしたブッシュ・ド・ノエル

「クリスマスの薪(木の切り株)」という意味。
市販のロールケーキをデコれば、あっという間に完成!

【用意するもの】

・市販のロールケーキ
・生クリーム200cc
※泡立てたときに角が立ちやすい乳脂肪分47%ぐらいのものがおすすめ

・チョコレート1枚(50g)
・砂糖 9g(大さじ1)
・飾り用のお菓子(「きのこの山」、「小枝」など)

【作り方】

①チョコレートを包丁で切る。

②生クリームの半量(100cc)を湯煎して温め、①とよく混ぜ合わせる。その後、残りの半量(100cc、冷たいまま)と砂糖も加えて混ぜる。

③氷で冷やしながら、泡だて器、ハンドミキサー、ブレンダーなどで②を角が立つくらいまで泡立てる。

➃冷蔵庫で休ませた③(20~30分)を、刷毛やスプーン、フォークなどでロールケーキの表面に塗る。

⑤皿の真ん中にケーキを置き、周りを「森の中」のイメージで飾る。

表面のクリームは
上手に塗るより素朴感が
切株らしくていいかも♪

おすすめのお菓子⑤  イタリア・ミラノ発祥!パネトーネ

パネトーネは、イタリアのクリスマスの時期(アドヴェント)に食べるドーム型のパン。
レーズンや、砂糖漬けの果皮、アーモンドなどが入っています。
伝統的にはホールケーキのような大きさだけど、マフィン風のサイズもおすすめ!

【用意するもの】マフィンカップ6個分

・ラム酒 大さじ3
・ホットケーキミックス200g
・お好みのドライフルーツ(レーズン、オレンジピール、クランベリーなど)合計40g
・くるみ20g(無塩または製菓用)
・たまご2個
・牛乳1カップ
・砂糖18g(大さじ2)
・バター30g

【作り方】

①ボウルに、ドライフルーツとくるみ(砕いたもの)を入れて、ラム酒を加え、混ぜ合わせる。ラップをかけ、一晩漬ける。

②別のボウルに、たまご、牛乳、砂糖、バターを入れてよく混ぜ合わせる。

③ホットケーキミックスを②に加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

➃汁気を切った①を③に加えて、全体をよく混ぜ合わる。

⑤マフィンカップに➃を入れて180度に温めたオーブンで約25分焼く。

クリスマスだけでなく、
ふだんの朝食にもよさそう♪

まだまだある!【海外のクリスマス】こんなお菓子も♪

ミンスパイ(イギリス)

もともとは挽肉のパイだったけど、現在の具材は、レーズン、りんご、くるみなど。

生姜、シナモンパウダー、クローブパウダー、ナツメグパウダーなど、スパイスをたっぷり入れるのも大きな特徴。

おうちでつくるなら、具材はできるだけ細かく刻むのがおすすめ(目安は5mm)。冷凍のパイシート薄くのばして、マフィン型などで型抜きすると、一口大のパイになります。

ストゥルッフォリ(イタリア)

なんと約2000年近く前から(!)作られているお菓子。ナポリに移住してきたギリシャ人によって伝えられ、ナポリの修道院で受け継がれてきたという歴史があります。

小さな丸いドーナツにたっぷりのはちみつをからめ、さらにカンディーティ(果物の砂糖漬け、シロップ漬け)やトッピング用の砂糖などを合わせた甘~いお菓子。

ホットケーキミックスでドーナツを作り、はちみつをからめ、お好みのカンディーティをトッピングすれば完成!

ツィムトシュテルネ(ドイツ)

ドイツのクリスマスを彩る伝統のお菓子♪「ツィムト(=シナモン)シュテルネ(=星)」という名の通り、シナモンをたっぷり使った星形のお菓子。小麦粉を使わず、挽いたアーモンドの粉を使うのも特徴。

基本的な作り方は、型抜きクッキーの要領で作った生地に、アイシングをして(卵白と粉砂糖を混ぜたものを塗って)焼けばOK。

混ぜたり塗ったり、クリスマスツリーに飾ったり、子どもたちが好きな作業が多いので、クリスマス気分をたっぷり味わえます。

クグロフ(フランス、オーストリア、スイスなど)

フランスやオーストリア、スイスなどでよく食べられる、クリスマスに欠かせない伝統のお菓子。王冠のような特徴的な型に生地を流し込んでつくるのが特徴。

その発祥や歴史にはさまざまな説やエピソードがありますが、マリー・アントワネットがオーストリアからフランスへ嫁ぐときに、大好きだったクグロフを持ち込んだという説は特に有名。

酵母による発酵が必要など、手作りするにはややハードルが高いため、取り寄せたクグロフに粉糖をまぶしたり、ホイップクリームやジャムなどでデコったりするのがおすすめ。

クリスマスプディング(イギリス)

イギリスの伝統的なクリスマスケーキ。中世のクリスマスに作られた濃厚なスープやポリッジ(ミルク粥)が起源とも言われています。いわゆる「カスタードプリン」ではなく、ドライフルーツと砂糖をギュッと固めたようなお菓子。

プラムが入っているのが特徴。伝統的な作り方では、生地を加熱する前に、家族全員で1回ずつ願い事を唱えながら右回りにかきまわすなどの儀式があります。

蒸しあがった後に1カ月ほど熟成させるなど、本格的に作るのは時間がかかるので、手軽に楽しむなら、市販品をホイップクリームやカスタードクリームなどでデコって、気軽に楽しみたいもの。

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構成・文/ひだいますみ
レシピ監修/嶋田和子(管理栄養士)

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