本格的なイタリアンピザ~米粉を使えば、窯焼き風の軽い食感。 しかも簡単!
梅子さんのお宅のハレの日メニューである「米粉のお菓子やパン」の中でも、最も「特別感」が高く、お子さんたちが大喜びするというのがピザだとか。
ピザといえば通常は捏ねたり発酵させたりと、生地作りには手間も時間もかかりますが、梅子さんが考案した米粉のピザ生地はなんと、「捏ねない」「発酵させない」とっても簡単&時短レシピ。嬉しいこと尽くし。
トマトソースも鍋で煮詰めるだけの簡単レシピ。市販のピザソースよりトマトの旨味とコクが感じられて、とても美味しいそう!
■材料(作りやすい分量)
米粉 100g 卵 50g きび砂糖 7g 自然塩 ひとつまみ 水 85g フライパンに引く油 適量
■準備
オーブンに天板を入れて、250℃に予熱する(天板は表裏を逆にして、平らな面を上にしておくと、生地の出し入れがしやすい)
シンプルトマトソース
トマトソースは、市販のものでもOKですが、簡単にできるので、是非お試しを!
■材料(作りやすい分量)
トマトの水煮缶 1缶 ニンニク 2~3片 バジルの葉 3枚(大きめの葉)※バジルの葉は、小さめの場合は枚数を増やす。 オリーブオイル 大さじ2弱
自然塩 小さじ1
※酸味を少しまろやかにしたい場合は、好みで仕上げにメープルシロップを大さじ1弱を加える。
米粉のスコップケーキで、子どもと一緒に楽しむクリスマスケーキ作り
米粉のスポンジケーキと泡立てた生クリーム、フルーツを、ホーローバットなどの器に重ねて入れていくだけで、見た目にも華やかなケーキが完成。
ココアスポンジケーキ(15cm)
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■材料(15cmの丸型1台分)
- 卵(Lサイズ) 2個 きび砂糖 80g※砂糖は、きび砂糖以外に甜菜糖、素焚糖などその他のお砂糖に置き換えてもOK。 米粉 60g ココアパウダー 10g
- 米油 20g ※太白ごま油などクセが少ない他の油に置き換えてもOK。 牛乳(または成分無調整豆乳) 20g
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デコレーション
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■材料(ホーローバット1台分)
生クリーム 200ml チョコレート 40g いちご 1パック ブルーベリー(冷凍可) 好きなだけ ミント(チャービルでも可) 好きなだけ
【シロップ】
水 20ml きび砂糖 10g 好みの洋酒 少々
■準備
・フルーツやミントは洗って、水気を切っておく。
- <梅子さんからのおすすめコメント> ■準備 ・型にオーブンシートを敷いておく。 ・ココアパウダーをふるってから、米粉と合わせておく(米粉と振るったココアパウダーをポリ袋に入れてシャカシャカ振って混ぜる) ・米油と牛乳(豆乳)はひとつのカップに合わせておく。 ・オーブンを180℃に予熱する。
- ■作り方はこちらから>>>
上手に作るには米粉選びが大きなポイントになります
今回ご紹介するレシピは、「米の粉」(共立食品)を使用しています。
新潟県産の米を使った超微粒子の「米の粉」です。小麦粉よりも細かい超微粒子の粉なので、ダマになりにくく、きめの細かい生地に仕上がるのが特徴です。なめらかな口溶け、ふんわりと仕上げたいケーキ生地に最適です。 280gとお徳用の1㎏があります。
共立食品Webサイト:https://www.kyoritsu-foods.co.jp/komeko/
米粉のお菓子やパンで子どもたちとハッピータイム
梅子さんのお宅では、とくに、下のお子さん(年少の女の子)がお手伝い大好きだとか。
「私がキッチンで何か作っていると、自分にも何かできることはないか…という感じで、しっかり見張られている感じ(笑)。なんでもやりたがりますね」
自分でやってしまったほうが早いし、きれいにできるのになぁと思いながらも、お子さんが興味持ったことは、できるだけやらせてあげるようにしているそうです。
「こうしたキッチンで過ごす、子どもたちとの時間も大切にしていきたいです」と梅子さん。
ご紹介したピザとスコップケーキは、クリスマスパーティーのほか、お誕生日やハロウィーン、ひな祭りなど。パーティーと名の付く日にはいつでおすすめ。 手軽に作れますので、もちろん日常の食卓にも。ぜひお子さんと一緒にトライしてみてくださいね。
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教えてくれたのは
梅子さん|管理栄養士・お米と米粉料理研究家
大好きだった小麦を食べるのをやめてから、長年苦しんでいた原因不明の体調不良がなくなるという経験から、その魅力に気付き、お米と米粉が大好きに。やがて、グルテンフリーの米粉レシピを考えるようになり、2018年から自作のWebサイト「米粉のレシピ帖」でレシピを発信開始。 ご主人と2人のお子さん(小学校3年生の男の子と年少の女の子)の4人家族。
「米粉のレシピ帖」でレシピや情報を発信していくことで、自分の子供たちや家族や友人にだけでなく、もっともっと多くの方々にお米(米粉)の魅力を知ってもらったり、米粉を使ってみようと思うきっかけを作ったりできるというのが何よりうれしいこと。今後は、お米の消費量を少しでも増やして、日本の食料自給率を増やしていく活動も行うのが目標。 Webサイト「米粉のレシピ帖」、YouTube「米粉のレシピ帖チャンネル」
取材・構成/瀬戸由美子