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チョコレートを作る過程で、年間12トンもの「カカオハスク」が廃棄されている
カカオハスクというのは、チョコレートの原料となる「カカオ豆」の外皮のこと。カカオ豆を焙煎・粉砕する時に外皮の「カカオハスク」と、中身の「カカオニブ」に分けられますが、カカオハスクは通常廃棄され、使われることがありません。
チョコレートを作るために年間およそ12トンも排出されるこの「カカオハスク」をアップサイクルする方法の一つとして生まれたのが、「カカオハスクの森のタンブラー」です。
捨てられてしまう「カカオハスク」をアップサイクルしたタンブラー
横浜発のチョコレート専門店「バニラビーンズ」を展開するチョコレートデザイン株式会社と、アサヒユウアス株式会社によって共同開発されたのが、カカオハスクを主原料とした「カカオハスクの森のタンブラー」。
チョコレートの製造過程で廃棄されてしまうカカオハスクが30%使用されているこのタンブラーは、サスティナブルなだけではなく、甘いカカオの香りを楽しむことができます。温かい飲み物が美味しいこの季節、コーヒーや紅茶、ホットミルク、ホットココアなど色々なドリンクを入れてみたいですね。
- カカオハスクの森のタンブラー
- 開発:アサヒユウアス株式会社
- 原料:カカオハスク(30%)、ヒノキ間伐材(25%)、ポリプロピレン(45%)
- 容量:475ml / 耐熱性:110°C、食洗機不可、電子レンジ不可
- サイズ:直径 約90mm(飲み口部分)、高さ 約117mm、外箱サイズ約93×93×118mm
- 価格:1,980円(税込)
- 販売開始:2022年12月8日(木) 〜
- ・火のそばに置かない、強い衝撃を与えないでください。
- ・香りは使用と共に薄れます。
- ・飲み物を入れて⻑時間放置すると、色や香りが移ることがありますが、安全上に問題はありません。
お買い求めは
- バニラビーンズ みなとみらい本店(横浜市中区海岸通5-25-2 シャレール海岸通1F)
- バニラビーンズ 川崎店(川崎市川崎区駅前本町26番地2-1042 川崎地下街「アゼリア」内)
- VANILLABEANS THE ROASTERY(横浜市中区新港2-14-1 横浜ハンマーヘッド 2階)
- VANILLABEANS BAYSIDE(横浜市金沢区白帆5-2三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドCブロック1F)
- アサヒユウアスモール
他にも、使い捨てを減らす様々な取り組みが!
「カカオハスクの森のタンブラー」を開発したアサヒユウアス株式会社は、他にも、えびせんなどの食べられる素材を使った「もぐカップ」や、折れてしまったバットの中身部分を使った「森のタンブラー for 阪神タイガース」、さとうきびの搾りかすを使った「島のタンブラー by 森のタンブラー【宮古島】」など、私たちに身近で伝わりやすいサステナブル商品やサービスを提供しています。
これらを使うことで、楽しみながら使い捨てを減らし、限りある資源を有効活用していきたいですね。
チョコレートを購入することで、カカオ原産国へのサポートも
また、チョコレートデザイン株式会社は「チョコレートで世界を幸せに」を理念に掲げ、消費者と作り手、カカオ原産国も幸せになる仕組み作りを行っています。メインブランドである「VANILLABEANS(バニラビーンズ)」は、2007年からフェアトレードチョコレートを導入し、ガーナに小中一貫校を建設するプロジェクトや農園事業の支援など売上金を活動費用にあて、原産国へのサポートも行っています。
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文・構成/平丸真梨子