「中学で勉強についていけなくなる子の特徴は?」「英語は今からやっておいたほうがいい?」石田勝紀先生がお悩み解決

小学校高学年になって、まわりのお友だちが塾に通いはじめると「受験をする予定はないけど、このまま遊んでいて大丈夫?」「今から中学に備えてやっておくことはあるかしら…」と不安な気持ちになる親御さんも多いのではないでしょうか?そこで受験をしない親の悩みについて、カリスマ教育者の石田勝紀先生に気になるあれこれについて教えてもらいました。

【中学受験しない派】ママパパのお悩みを石田勝紀先生がズバッと解決!

石田勝紀先生

中学受験をしないけれど、小学校高学年から中学校に向けての勉強をどのように進めていけばよいのか、親御さんにとっては気になることがたくさんありますよね。そこで今回は、「カフェスタイル勉強会〜Mama Cafe」を全国で年100回以上主宰し、累計1万人のママたちと対面での相談を受けてきた、教育専門家の石田勝紀先生に受験しない派の親御さんの悩みに答えていただきました。

小学生の英語はどこまでやっておけばいいの?

中学受験をしないなら英語をやっておいたほうがいいと先輩ママに言われたのですが、英語はどの程度やっておくなど目安はありますか?(小5女子ママ)

小学校高学年であれば英検を基準に考えて勉強を

英語は、学校でも授業があるので無理にやらなくてもいいと思いますが、小学校高学年であれば英語検定を基準に考えて勉強するのがおすすめです。

英語に関しては、どのように勉強を進めればいいのかわからないという人が多いと思います。市販の本を買ってきてもモチベーションわかないということもあるので、検定試験だと合格・不合格があり、明確に結果が出るのでひとつの目標設定として勉強に取り組みやすいと思います。はじめに5級から挑戦して、やる気があれば4級、3級と進んでみましょう。

いずれにしても英語検定はこれから先、中学校や塾などで受けることになるので勉強しても損はありません。

数学の先取り学習は必要?

中学受験の算数は特殊と聞きます。中学に入ってから受験経験派と差がつかないか心配です。数学先取りはありですか?なしなら何をすべきでしょうか?(小4男子ママ)

小学校時代の基礎的な計算ができれば大丈夫!

中学校で学ぶ数学と中学受験の算数は別なので、差がつく心配はありません。中学受験の算数は頭のトレーニングのようなものです。中学校の数学からいったんゼロに戻ってスタートするので、小学校時代に基礎的な計算ができれば大丈夫です。

中学1年生の4月に数学がゼロからスタートするので、そこでつまずかないようにすることが大切です。中学に向けて算数を勉強するなら、100%解き方がわかっている問題をいかに早く正確に答える練習がおすすめです。基礎的なトレーニングで脳トレをしておき、中学校の数学に備えましょう。

子どものゲームや動画視聴、やっぱり制限時間は必要?

タブレットやゲームの制限時間は必要ですか?宿題など、やることが終わっていたら自由にやらせてもいいのでしょうか?(小5男子ママ)

なぜダメなのか、子どもにきちんと理由を話してルールを決めていく

各ご家庭の方針次第ですが、ルールを決めるケースがほとんどですよね。なぜルールを決めているのかというと、子どものためではなく親のイライラをなくすためという理由が多いと思います。

タブレット、動画、ゲームなどは中毒性があり、節度を保っていれば問題ないのですが依存症になってしまうケースがあります。子どもは自分で管理ができないので、面白いとのめり込んでしまう。そういったことも考え、基本的にルール決めをしておいた方が後々の為になるのではないかと思っています。

勉強が終わったら自由にやってもいいということにすると、ゲームをしたいから早く終わらせようとして勉強がおざなりになってしまいます。その辺もちゃんと子どもと話しておく必要があります。「依存症になる」、「視力が低下する」など考えられるリスクを情報として子どもに全部話していき、「じゃあどうしようか」と、一緒にルールを決めていくようにしましょう。

ただ闇雲にダメとだけ言うと子どもは「なんでダメなの?」と思います。きちんと理由を話してルールを決めていくことが大切です。

中学の勉強についていけなかったらどうしよう…と心配

中学の勉強についていけない子の特徴はありますか?中学の勉強に遅れないために今するべきことは何ですか?(小6男子ママ)

勉強についていけない子の特徴はいろいろありますが、いくつかまとめてみたので確認してみてください。

1.生活習慣

挨拶、整理整頓、時間を守る、この3つのうち2つ以上のことが継続的にできていない子は成績が芳しくない確率が高いです。
この3つは勉強と関わる部分があり、挨拶は主体性、整理整頓は頭の中の情報整理、時間を守るは遊びと勉強、テストと通常時の切り替えになります。

2.勉強のやり方を知らない

勉強ができる子はやり方を知っています。そのやり方を知らないで闇雲にやっているから、勉強をしていても結果が出ないため勉強が嫌になってしまいます。

3.自分は勉強ができない子だと思っている

自己肯定感は心の問題です。クラスでまん中くらいだという認識がある子はずっとまん中です。下の方だと認識がある子はずっと下。上にいるという認識がある子はずっと上です。たまに良い点数をとっても、自分が下だと思っていると次のテストで点数が悪くなる。上位にいくと居心地が悪いから自分の居場所に戻ってしまうので、自分のマインドを切り替えることが大切です。

子どもの好きなことをとことん応援しよう!

中学受験をしないなら、子どもが好きなこと得意なことをどんどん伸ばしてあげましょう。本が好きならたくさん読ませることで高校の勉強にも繋がります。算数が好きだったらそろばんをやってみる、昆虫が好きなら徹底的に研究する、子どもの好きなことを応援すると、得意なことができ自信がつきます。

そうすると他の科目にも良い影響が出てきます。全部まんべんなくではなくてもいいから、突出したものを一つ持っておき、他の科目の基礎的なことは最低限抑えておくようにしましょう。

石田先生への質問は、まだまだ続きます。後編はこちら!

「中学受験しなくても塾は行くべき?」「公立入学後の内申点が心配」石田勝紀先生が【中学受験しない派】ママパパの悩みに答えます!
漢字が苦手な子の勉強法が知りたい 何度練習しても漢字を覚えるのが苦手なようです。どのように勉強させたらいいですか?(小3男の子ママ) ...

お話を伺ったのは

石田勝紀先生
東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。20歳で学習塾を始め、これまで4000人以上の生徒に対し、「心を高める」「生活習慣を整える」「考えさせる」の3つを柱に指導。東洋経済オンラインで「ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?」は長期人気連載となり、累計1.1億PVを突破している。2016年からはママさん対象に「カフェスタイル勉強会〜Mama Cafe」を全国で主宰し、年100回以上実施し、累計1万人のママさんと対面での相談を受けてきた。書籍は22冊出版し、NHKあさイチ、フジテレビ「めざましテレビ」、日テレ「ZIP!」、TBS「あさチャン!」、「ガイアの夜明け」等、メディア出演多数

石田勝紀YouTubeオフィシャルチャンネル
Voicyパーソナリティ
公式ブログ

取材・文/やまさきけいこ

編集部おすすめ

関連記事