デリケートゾーン用ソープって本当に必要なのかモヤモヤ
フェムケアに関する商品が急激に増え、バラエティショップやドラッグストアでデリケートゾーン用のソープを目にする機会も多くなってきました。そうは言っても「これまで普通のボディソープを使ってきたし、専用のソープって本当に必要なの?」と思う方も多いのではないでしょうか。正直、私もそう思っていたひとりです。
デリケートゾーンの経皮吸収率は前腕の42倍
ところが、仕事のために受験した化粧品に関する検定テキストの中で「デリケートゾーンの経皮吸収率は、前腕の42倍」という数字を見つけてビックリ。
皮膚は場所によって角層の厚さが違うため、化粧品や外用薬などの吸収率が違います。でも、わきの下が3.6倍、頬でも13倍なのに、デリケートゾーンが42倍とは……。それならば、やさしい成分のソープを使ってみようかなと思い始めました。
デリケートゾーンに合わせたpHのソープを
デリケートゾーン用ソープを展開するアルジタルによると、デリケートゾーンは顔やボディとは違い、酸性のpH値に保たれており、外部からの菌の浸入を防ぐための自浄作用を持っています。これが、刺激の強いアルカリ性の石鹸で洗うことで皮膚トラブルが起きやすい状況に。また、お湯で洗うだけでは、尿や生理の経血による汚れはしっかり落とせないので、pHが調整された低刺激なソープで洗うのが良いのだそうです。
女児も使えるソープを厳選しました!
大人が専用のソープを使った方が良いのなら、女児の使うソープも気になるところ。そこで今回は、数あるデリケートゾーンのソープの中から女児も使える優しいソープを厳選してみました。
ご紹介する商品は全て、幼児~小学生でも使えることを確認していますが、赤ちゃん~幼児まではベビー用ソープを使っている方が多い時期。専用ソープを使い始めるのは小学生以降が目安となりそうです。生理が始まったタイミングも始めやすいですね。
無香料&泡タイプで初めてでも使いやすい「ママバター」
赤ちゃんから家族みんなで使えるアイテムが人気のママバターから、今年1月に登場したフェムケアライン「ママバター MOON LINE」。「ママバター デリケートケアウォッシュ」は、天然由来成分95%以上で、保湿にすぐれたシアバターや肌荒れに良いと言われるツボ草エキスを配合しています。
デリケートゾーン用ソープは香りがするものが多いですが、こちらは無香料なので、お子さんや初めてデリケートゾーン用ソープを使う方も抵抗感なく使えそうです。
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イタリア生まれのオーガニックコスメブランド「アルジタル」
アルジタルは、イタリアのシチリア島で採掘されるグリーンクレイ(海泥)を使ったオーガニックコスメブランド。
「デリケートハイジーンソープ」は、海洋性ミネラルや保湿成分をたっぷり含んだグリーンクレイ配合の泡が、汚れを優しく吸着します。
ニアウリ、セイヨウハッカ、ラベンダーなどのハーブを配合し、爽やかな香りと洗いあがりです。これから夏にかけて気持ちよく使えそう!
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ニーズに合わせてアイテム色々「アンティームオーガニック」
植物療法士の森田敦子さんがプロデュースするデリケートゾーン&パーツケアブランドのアンティーム。「アンティーム フェミニンウォッシュ」は、トウキ根エキスやドクダミエキスなど15種類の和漢植物のエキス配合で、うるおいを保ちながらスッキリ洗えます。
軽いテクスチャーのリキッドタイプ。ラベンダーやイランイラン、レモンなどの天然精油をブレンドしたタイプか、フレグランスフリータイプの2種類から選べます。ソープのほかにもローズ ローションやホワイト クリーム、外出時に使えるウェットシートなどアイテムも豊富。私もVIO脱毛中の肌にホワイト クリームを愛用中です。
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お気に入りのソープを見つけて快適な毎日を♪
デリケートゾーン専用のソープを用意しておくと、経血やおりものが気になるときにも安心して洗えてとっても快適。デリケートゾーンのケアが当たり前のヨーロッパでは、お店に色々な種類のソープが並び、祖母、母、娘が、それぞれ自分のお気に入りのソープを使っている家庭もあるそうですよ。ママや娘さんにとって、使いやすいソープを見つけてみてくださいね。
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寒河江尚子ライターの連載【ママの私をいたわるフェムケア】第1回から読みたいときはこちら>>「冷え対策の新定番「おまたカイロ」!ママの修行の場、冬の公園でも大活躍♪」