小学校高学年は思春期のスタート時期。特に女子との向き合い方が難しい…
思春期を迎えようとする小学校高学年は、心も体も大きく変わる時期。なかでも女の子は初潮を迎えたりと、当然ながら個人差はありますが、男の子よりも比較的早く成長や変化が見受けられます。反抗的な態度を見せる子も増えて、そんな娘への対応に難しいと感じることもあるかもしれませんね。
HugKumのアンケートでも、小学校高学年女子の精神的な不安定さや反抗期の対応に悩んでいる親御さんが多くいました。この時期の子どもの特徴や反抗期の子どもへの声かけ法など、対処法やコツを松島先生に聞きました。
【実際に寄せられたお悩み】
【松島先生のお答え】大人になりかけの思春期に、親の考えを押し付ける態度はNG
この時期の女の子は、女性ホルモンの分泌が活発になり、心身ともに大人の女性へと成長を始めています。ただし、まだホルモンバランスが不安定な時期のため、それがイライラの原因になっていることもあります。一方、親のほうでも更年期に近づくと同様のことが起こります。娘と母親が些細なことからけんかになるのは、こうしたことが原因とも言われています。まずは親子ともにそういう時期であることを前提にしておきましょう。
私たち大人も不安や焦りでイライラしているとき、ただうなずきながら話を聞いてもらえるだけで安心しますよね。大人になりかけの思春期の子どもも、親の考えを押し付けるような態度を嫌がります。どうしていいかわからない葛藤を抱えながらも、自分でその答えを見つけたいという気持ちも強いのです。
「あなた自身はどうしたいのか」を一緒に考えてあげてください。イライラやぼーっとしている時期は一時期的なことが多いのですが、長引くようであれば、他の原因を考えましょう。友達関係や学習レベルの不一致など、改善できる点が見つかると思います。