イベントでの生歌唱は圧巻！実写版ディズニー映画『リトル・マーメイド』の豪華なプレミアム吹替声優陣が勢ぞろい

まるで海の中にいるようなステージに…！アリエル役を務めるのは、２００８年のミュージカル「アニー」のアニー役でデビューして注目を集めた豊原江理佳さん。ベイリーと同じくオーディションでこのアリエル役を掴んだ豊原さんは、名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」を歌唱し、会場もそののびやかで透き通った美しい歌声にうっとり♪

豊原さん自身もこの日、ほかのキャスト陣の生歌唱を聴き「今日皆さんの歌を初めて生で聴くことができて、とても素敵でこれを映画館で聴けるのかと思うととてもワクワクしています！」と終始興奮気味の様子。

続いて登場したエリック役の海宝直人さんは、注目の新曲「まだ見ぬ世界へ」を初パフォーマンスで披露！エリックが自身の胸の内を情熱的に歌い上げる、劇中でも大切な楽曲となっています。

海宝さんは「エリックはやはり一目惚れならぬ、一聞き惚れですね（笑）」とエリックがアリエルに夢中になった理由を笑顔で語りながら、「素晴らしい新曲が書き下ろされているので、少しでも想いが伝わったら嬉しいです！」とコメント。

またアースラ役を務めるのは、FUNK THE PEANUTSの一員としても活動し多くの舞台などで活躍する浦嶋りんこさん。アニメーション版でもおなじみの「哀れな人々」を迫力満点に披露し、「ここにいる人が、みんな哀れだと思って歌いました（笑）。

アースラ役は演じていてとっても楽しいです」とアースラになりきった口調でコメント。思わずアリエル役の豊原さんが「話されている時からアースラ」だと明かすと、「それ褒めてるのよね…？」と鋭くツッコみ会場を笑わす一幕も。

さらに、セバスチャン役の木村昴さんとスカットル役の高乃麗さんは、人気曲「キス・ザ・ガール」を２人で仲良く披露。すると高乃さんは「セバスチャンはめっちゃ上から目線なんですけど…昴くんはすごく優しいです！」と木村さんをベタ褒め。

息のあった様子を見せ、木村さんが「実はもう一曲、（劇中で２人で一緒に）歌っている曲があるんです。お楽しみに！」というメッセージも。

そして最後には、「アンダー・ザ・シー」を全員で歌唱！劇中で歌っているセバスチャン役の木村さんは、「みんなで一緒に歌える誰もが知る名曲だと思いますので、映画を観ながら心の中で一緒に歌ってもらえたらと思いますし、僕も映画を観た帰り道、しばらくずっと「アンダー・ザ・シ〜♪」と口ずさんでしまっていたので（笑）。みなさんの一日に、少しでも彩りを与えられることができたら嬉しいなと思います！」と呼びかけました。

映画について、木村さんは「映画が持つ様々なメッセージがあるかと思うんですけど、なかでも僕は『自分の信じる道を自信をもって突き進んでいけば、その先にきっと素晴らしい未来が開けてくる』というメッセージにいつも心打たれますので、みなさんにも映画をご覧になっていただいて、少しでも元気になっていただけたら嬉しいなと思います」と笑顔でコメント。

豊原さんも「収録してから公開まで本当に待ち遠しかったですし、早く皆さんの元にお届けしたいという一心でおりましたのでドキドキなんですけど、きっと楽しんでいただけると思うので楽しみにしていてください！皆さんの背中を押してくれるような、一歩踏み出す勇気をもらえる作品になっていると思います」と心からのメッセージを贈りました。

 

珠玉の一作。気になるストーリーと見どころは？

今年記念すべき創立１００周年を迎えるディズニーが、満を持して送りだすのがこの実写版『リトル・マーメイド』。１９９１年に日本公開されたアニメーションからおよそ３２年－－、鮮やかにスクリーンに映しだされる本作は、思わず口ずさみたくなるような胸躍るおなじみのミュージカルナンバーはもちろんのこと、没入感たっぷりの海の中の美しい映像や、新しい要素も加わってさらに深みを増したキャラクターたちが織りなす心打つストーリーと、ぜひ先入観なく家族そろって観ていただきたい珠玉の一作となっています。

人間の世界に憧れる人魚姫のアリエルは、ある日嵐で海に放り出されたエリック王子を助けだしたことから運命の歯車が急転。エリック王子への恋心と、人間の世界に飛び出したいという気持ちが抑えきれなくなり、海の魔女アースラとの取引によって３日間だけ人間の姿になる。しかし、その代償として自身の美しい声をアースラに差し出すことに…。

実写版オリジナルの新曲も登場！どんなシーンで歌われるかにも注目

本作でアリエルを演じるのは、オーディションで大抜擢された新人女優のハリー・ベイリー。すでに歌手として活躍しその実力は折り紙つきのベイリーですが、アニメ版よりさらにアグレッシブで意志の強い現代版アリエルを、持ち前のチャーミングさいっぱいに体現しています。また音楽を手がけるのは、アカデミー賞歌曲賞を受賞した主題歌「アンダー・ザ・シー」や「パート・オブ・ユア・ワールド」の生みの親でディズニー音楽のレジェンドであるアラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など近年のディズニー音楽を担い熱い注目を浴びる新鋭リン＝マニュエル・ミランダ。最強タッグが書き下ろした、実写版オリジナルの新曲にも注目です！さらに監督は、アカデミー賞６部門を受賞した『シカゴ』や『メリー・ポピンズ リターンズ』のロブ・マーシャル。

似た境遇にシンパシーを感じあうアリエルとエリックや、アリエルとトリトン王のすれ違う親子関係など、より深みを増して胸に迫るドラマは実写版ならではの魅力となっており、鑑賞後には実写版とアニメーション版の違いをそれぞれ語り合えるのも本作の大きな醍醐味かもしれません。
親子で一緒に鑑賞していただきたい作品です。

 

 

取材・文/富塚沙羅