『仮面ライダーガッチャード』から本島純政さん富園力也さんとのプライベートトーク満載の2ショットインタビュー【12月22日映画公開!】

現在テレビ朝日系で絶賛放送中の「仮面ライダーガッチャード」と、前作「仮面ライダーギーツ」がクロスオーバーする最新映画『仮面ライダーガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』がいよいよ12月22日より公開されます。

今回は「仮面ライダーガッチャード」で一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャードを演じる本島純政さんと、鶴原錆丸役で仮面ライダードレッドにも変身した富園力也さんの2人に聞いた、映画の話から役作り、お互いの印象など盛りだくさんでお届けします!

宝太郎そのもの!? スイーツやお弁当まで作ってしまう役作り

――「仮面ライダーガッチャード」での役は、自分自身と比べて共通点もしくは違いなどはありますか?

本島さん:僕と宝太郎は似ている部分もあると思います。

 

一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役 本島純政(もとじま・じゅんせい)さん。東京都出身、18歳。

ガッチャードの撮影が始まって、役作りで僕も宝太郎と同じように料理をするようになったんです。最初は野菜とか使った料理だったんですけど、最近はスイーツを作ることにもハマっています、マグカップケーキとか。ティラミスは豆乳で作るんですよ。それにプロテインとかも入れて。

――プロテイン入りティラミス! 美味しいんですか?(笑)

本島さん:美味しいんですよ! 僕は甘党なので、甘味が足りない分はカロリーゼロのシロップを少しかけたりとかしています。

――それを富園さんが食べたことは?

富園さん:ないですね〜(笑)

 

鶴原錆丸役 富園力也(とみぞの・りきや)さん。 兵庫県出身、25歳。ダンスボーカルグループ「UNiFY」のメンバー。

 

本島さん:テレビシリーズを撮影する一年間は、体型維持とか健康管理も大事だけど、でも美味しいもの食べたいじゃないですか。だから自分で作ろうって思ったんです。

昼ごはんも自分で作るようになって、もう1か月くらいは作ってますよ。

 

――自分でお弁当作って持ってきているんですか? すごいですね! 富園さんはそのお弁当見たことありますか?

富園さん:見てます。見栄えは、そうですねーなんか…。

本島さん:えー? 見栄え良くない!?

富園さん:いやいや、美味しそうなのも全然あるんだけど(笑)

宝太郎と純政ってすごく似てるなって思うんですけど、ただちょっと違うなって思うところは純政のカロリー計算がすごいんですよ。こんな細かいとこまで考える?って思って。

18歳ですごくないですか? 糖質がゼロで、脂質がどうでとか…、そんなの気にしたことないよ、知らんし!(笑) って。まあ真面目なんですよね。

――富園さんは「錆丸」と自分自身を比べてどうですか?

富園さん:錆丸は人見知りの部分を極端に振り切った、ちょっと変わった性格なんですよね。でもケミーが大好きで、僕もモンスターゲームが好きだし、実家で飼ってる犬と一緒に出かけるとかも好きなので、そういったところは似てるかなって思います。錆丸がケミーに接するシーンは、僕も実家の犬に接しているみたいな気持ちで演じてます。

(ここで手元にあった錆丸のプロフィールを見て)

「褒められると照れがち」って…。えー? 最初は錆丸にこんな設定なかったですよ。

(本島さんも隣でプロフィールを見て)

本島さん:えーほんとだ! これ多分「先輩のシーン」だ!

僕がテレビシリーズの5話で「錆丸先輩、ケミーのこと色々教えてください!」って言って、錆丸先輩が照れるシーンがあるんですよ。

富園さん:台本には「照れる」って指示はなかったんですけど、きっと錆丸は「先輩」なんて言われたことないだろうなって思った時に、普段喜ばない人間が喜ぶみたいな演じ方をややオーバーにやったんです。そのとき、あのシーンよかったね、って言われて皆さんの印象に残ったみたいです。

ーーじゃあこの追加プロフィールは、2人で作った錆丸のキャラクターの1つなんですね。

本島さん:本当に、今びっくりしました。でも嬉しいですね、こうやってプラスされてると。

富園さん:自分たちで作ってる感があっていいよね。

 

――本島さんと富園さんが初めて会った時のお互いの印象は? その後共演してみて何か変わりましたか?

富園さん:「仮面ライダーガッチャード」のオーディションですね。初対面なのに純政の胸ぐらをガッて掴むシーンがあって、僕結構強く掴んでしまったので心配になったんです。

本島さん:でもそのおかげで感情移入がしやすかったので、僕が富園さんに「ありがとうございます」って言ったのを覚えてます。富園さんはすごく申し訳なさそうにしていたのですが、有難かったです。

僕は富園さんは、静かでクールな人なのかなって印象だったんですけど、共演のシーンが多くなって前よりも喋るようになってから、印象が変わりました。この前も一緒にご飯へ行っておごってくれたんです。

富園さん:安いハンバーガーだったけどね(笑)

本島さん:美味しかったです。その日は自分の分だけじゃ足りなくて、富園さんのポテトもちょっともらいました!

富園さん:僕は純政の印象は最初に会った時からあまり変わらないですね。まっすぐで天然で、可愛くて。変わったのは、真面目すぎるカロリー計算のことくらいです(笑)  逆に僕は食べたいものを満足いくまで食べるがモットーなので。

最近待ち時間にはガッチャードメンバーみんなで、スマホのハンティングゲームを通信プレイしているそう。

「仮面ライダーギーツ」のメンバーとの共演してみて

――今作で「仮面ライダーギーツ」のメンバーと共演した印象や、エピソードなど教えて欲しいのですが、ケミー(人工生命体)になっちゃってますよね?

本島さん:ケミーになった仮面ライダータイクーンたちと喋っているシーンはメンバーは声のみのアフレコでしたが、「仮面ライダーギーツ」メンバーみんなと揃うシーンでは、先輩たちからお芝居について色々吸収させてもらいました。例えば最後みんなでバイバイするシーンがあるんです。そこで、宝太郎と一緒に行動していた桜井景和/仮面ライダータイクーンがアドリブで「じゃあな、宝太郎」って言ってくれて、そのひと言があることで2人の仲がぐっと深まるなって感じました。そういったアドリブ力が勉強になりましたし、なんか自由に演じてるなって。

魔法でケミーになった仮面ライダータイクーンとチームを組む宝太郎。

――さすが1年間走り抜けた先輩ですね。他に何か具体的なアドバイスとかはありましたか?

本島さん:浮世英寿/仮面ライダーギーツ役の簡さんとは共演シーンが多かったんですけど「1つ1つのシーンを大切にやっていけよ」ということは言われました。そう言われてからは、よりひとつひとつのシーンを丁寧に大切にすることを意識してやってますね。

――富園さんは「仮面ライダーギーツ」のメンバーについて何か印象深いことはありますか?

富園さん:簡くんは常にジョークを言っていて、歩くジョーク?って感じでした。

役とか画面で見てると全然そんな感じじゃないんですけど、裏ではみんなを盛り上げてくれる、頼もしい存在ですよね。本当にムードメーカーだなって感じで。僕もたくさん笑わせてもらいました。簡くんは京都出身だし、「仮面ライダーガッチャード」も僕を含めて関西出身のメンバーが結構多くて、関西ノリでワイワイ盛り上がりました。

――今回の映画でそれぞれ印象に残ったシーンや、大変だったシーンはどこですか?

本島さん:僕は「雨降らし」があったんですけど、そこがすごく大変でした。「雨降らし」のシーン自体が初めての経験で、体力や体温が奪われていくのが辛かったんです。

でも「仮面ライダーガッチャード」と「仮面ライダーギーツ」が同時に変身をする大事なシーンで、映画の見どころになる印象的なシーンにしたいという気持ちがすごくあったので集中して乗り越えました。

大変だったという簡秀吉さん(左)との「雨降らし」のシーン。

富園さん:僕が印象に残っているのは、クロスウィザードが宝太郎に見せた夢の中の世界で、スパナと蓮華と「キッチンいちのせ」にいるっていうシーンです。普段と違うところを見せたいシーンっていうことで、面白くしたいねって話し合いながら作り上げていき、どれだけ宝太郎を笑わせられるかって気持ちでやってました。

本島さん:現場ですごい笑いました。みんなのキャラがいつもと違いすぎて。宝太郎ってこんなことを考えてたんだ? ってびっくりました。

――映画に理想の世界を叶えるシーンがありますが、2人が叶うとしたら今、どんなことを望みますか?

本島さん:僕、動物の心がわかるようになりたいなって。最近昆虫、しかもバッタが好きになったんです。

撮影で森とかに行くとよくバッタと遭遇するんですけど、手に乗ってきたりするんですよ。なんで乗っかってくるんだろう? なんか伝えたいことがあるのかな、って思ったり。

――それって宝太郎そのものですね!

本島さん:本当にそうなんですよね。だからバッタの気持ちがわかったら面白いなって思います。

 

富園さん:僕はめっちゃ寝られる世界、いや海の中で息ができる世界!

――それは魚になりたいってことですか?

富園さん:いや、魚にはなりたくないです(笑)  人のまま海の中で息ができて魚を見てたいっていう。絶景を眺めていたいみたいな感じです。

本島さん:それはやっぱり、ウォーターベッドで寝たいっていうこと?

富園さん:あー違う!

本島さん:僕はちょっとよくわからない…(笑)

――2人は小さいとき、どんな子どもでしたか?

本島さん:僕は1日中公園の砂場で遊んでるような子どもでした。朝砂場に連れていってもらってお城とか作るんですけど、集中しすぎてお昼ご飯を食べることも忘れちゃったり。1つのことに集中すると他のことを忘れちゃう、今もそんな感じなんですけど。あと友だちとおままごとみたいなこともしたり…。

富園さん:「砂はゼロカロリーだ!」みたいなこと、言ってたの?

本島さん:そんなこと言わないよ!(笑)

富園さん:僕はがっつり野球少年でした。硬式野球チームに入っていて、体を動かすのが大好きでしたね。それとお肉が好きで、小学校の時の将来の夢が「焼肉屋の店長」でした。肉が好きなだけ食べられると思ったんですね、甘いなー自分(笑)

――最後に映画の見どころを含めたメッセージをお願いします。

本島さん:見どころは、テレビでは見られないスケールの大きさ。エキストラの方たちが200人出演しているシーンは、映画館のスクリーンで観ると絶対、迫力あるようになっていると思います。

そしてレベルナンバー10の最強ケミーが一気に6も出てくるところや、「仮面ライダーガッチャード」メンバーと「仮面ライダーギーツ」メンバーがガッチャンコして、さらに「仮面ライダーギーツ」メンバーがケミーになっちゃうっていうエッセンスも加わることで、予想がつかないおもしろさです!

富園さん:ケミーがたくさん出てくるところや、ミッションを与えられたゲームのような物語の中で「仮面ライダーガッチャード」メンバーと「仮面ライダーギーツ」メンバーとで協力しながらミッションをこなしていく様子は終始ワクワクするなって、撮影している自分たちも思ったし、見てくれる人はもっとワクワクするんじゃないかと思います。

錆丸としては、宝太郎の夢の中のシーンは普段のキャラとは違って「アイザック」無しですごくたくさんしゃべっているレアシーンです! アドリブも盛り込めたし、ぜひ見てください。そして映画ならではのバトルシーンもぜひお楽しみに!

最新映画は「仮面ライダーガッチャード」と「仮面ライダーギーツ」がチームを組んで、最強のケミー捕獲ゲームに挑戦!

一ノ瀬宝太郎たちと浮世英寿たちの前に現れたレベルナンバー10の大魔法使いのケミー・クロスウィザード。その魔法によって、桜井景和たちがなんとケミーの姿に! 宝太郎や英寿たちはそれぞれチームを組み、最強のケミー捕獲ゲームに挑みます。

このゲームに隠されたおそるべき目的、そして突如として現れたギーツケミーの謎とは? 「仮面ライダーガッチャード」と「仮面ライダーギーツ」、迫り来る難関を無事クリアすることができるのか!?

「仮面ライダーギーツ」メンバーと「仮面ライダーガッチャード」メンバーがそろう貴重なシーン。

映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミーガッチャ大作戦』

2023年12月22日(金)より全国公開

<キャスト>

本島純政 簡 秀吉
松本麗世 藤林泰也 安倍 乙 富園力也 熊木陸斗
佐藤瑠雅 星乃夢奈 杢代和人 青島 心
本宮泰風 /南野陽子 石丸幹二

(声の出演)

福圓美里/高橋李依 白上フブキ(ホロライブ)
宮本充 甲斐田裕子 杉田智和 KENN 天﨑滉平

原作: 石ノ森章太郎 脚本: 内田裕基/監督:高橋悠也 監督: 山口恭平 音楽: 高木洋 佐橋俊彦

アクション監督: 藤田 慧 特撮監督: 佛田 洋 

主題歌:「All for Love」blank paper

公式Twitter: https://twitter.com/toeihero_movie

公式ホームページ: https://kamenrider-winter.com/

「ガッチャード/ギーツ」製作委員会   ©️石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

取材・文/苗代みほ 撮影/横田紋子

 

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