【滋賀銘菓15選】クラブハリエの「バームクーヘン」や「でっち羊羹」、ひこにゃんモチーフのスイーツも美味!

「クラブハリエのバームクーヘン」「和た与のでっち羊羹」「たねや最中」など、滋賀には数多くの有名なお菓子があります。さらに滋賀県彦根市のキャラクター、ひこにゃんをモチーフにしたお菓子も。そんな滋賀を代表する銘菓を15個厳選しました。

滋賀銘菓とは

滋賀といえば、日本最大の湖である琵琶湖を抱える県。歴史ある神社や、戦国時代などの歴史情緒が残る街並みなどもあります。そんな滋賀で有名なお菓子にはどんなものがあるのでしょうか?

いくつかのジャンルにわけて順にご紹介します。

琵琶湖 近江舞子南浜
琵琶湖 近江舞子南浜

まずはおさえておきたい!│滋賀銘菓【定番編】

滋賀の銘菓といって最初に名前が挙がる、有名お菓子をまずはチェック。定番中の定番はこちらです。

クラブハリエ バームクーヘン

滋賀の銘菓としてはずせないのが「クラブハリエ」のバームクーヘン。昔ながらの製法を守り、一層一層、職人の手で丹念に焼き上げられています。

銘菓ポイント

「クラブハリエ」は、近江でこだわりの洋菓子を作り続けている名店。そしてバームクーヘンは、クラブハリエを代表するお菓子です。

「クラブハリエ バームクーヘン」

ふんわりしているのにしっとり。外側はシュガーのシャリシャリ感があって、上品な甘さです。自宅用にもプレゼント用にもピッタリの逸品です。

でっち羊羹

十勝産小豆のこし餡を使い、職人が竹の皮に1本1本手包みして蒸した羊羹です。竹の香りがふんわり広がります。

銘菓ポイント

でっち羊羹は、近江商人のもとで働いていたでっちさんが帰郷するときにお土産に持って帰ったことが由来のお菓子。近江地方ならではの銘菓です。

「和た与 でっち羊羹」

でっち羊羹で有名なのが、滋賀の「和た与」。150年以上の歴史があり、でっち羊羹を守り続けています。

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たねや最中

1872年に滋賀で生まれた和菓子店「たねや」が作る最中です。最中種に小豆皮パウダーを加え、種にも餡にも小豆をたっぷり使用した一品です。餡づくりの工程で出てしまう小豆皮を無駄にせず、乾燥・粉末化することに成功したそうです。

銘菓ポイント

最中種には、米どころ近江の滋賀羽二重糯を使用。シンプルな素材でおいしさが引き立つお菓子です。

「たねや最中」

小豆皮パウダーを加える工程をプラスして、2020年にリニューアルしたたねや最中。素材を無駄にしない精神が息づいています。

琵琶湖のえび煎餅

琵琶湖産のすじえびを使った煎餅です。やや厚みのある煎餅で、パリっと軽い歯ごたえにえびの甘みが加わって、癖になるおいしさです。

銘菓ポイント

すじえびは、琵琶湖に生息する体長3~5㎝ほどの小さな淡水えびです。そんなすじえびをたっぷり使った銘菓です。

「琵琶湖のえび煎餅」

米は近江米を使用し、地元産食材を使って仕上げました。えび好きの方もそうでない方も、ぜひ一度試してみてください。

くう

真ん中に穴が開いた薄い最中でできた「くう」。従来の最中のイメージを覆す、デザイン性の高いお菓子です。

銘菓ポイント

滋賀で大正15年に創業した老舗菓子店「菓匠禄兵衛」が、デザインユニット「トネリコ」とコラボレーションして誕生したお菓子です。

「菓匠禄兵衛 くう」

最中の間に挟まっているのは、こし餡、桜、よもぎ、黒ごまの4種類。皮と餡とが個別包装になっているから、いつでもサクサクの状態で食べられます。

ひこにゃんにメロメロ!│滋賀銘菓【ご当地キャラスイーツ編】

滋賀県彦根市のキャラクター、ひこにゃん。彦根藩の2代目藩主、井伊直孝にゆかりのある1匹の白猫をモチーフにしており、全国的にも人気のある存在です。そんなひこにゃんにちなんだスイーツをご紹介します。

ひこどら

ひこにゃんのキャラクターを使ったスイーツのなかでも、人気なのがこの「ひこどら」。ひこにゃんの焼印が押されたどら焼きです。

銘菓ポイント

1日寝かせて熟成させた生地を、一枚一枚手焼きしています。さらに、滋賀の多賀で育てられた原養鶏所のあかたまごを使用。ふわふわの生地が人気の理由です。

「ひこどら」

キュートな見た目と、ふわふわのやさしい味で大人気。1日3000個売れることもあるそうです。

ひこにゃんきんつば

小豆が主役の昔ながらのお菓子であるきんつばに、滋賀のご当地キャラクター、ひこにゃんの焼印を押した一品。彦根城前の店で販売されています。

銘菓ポイント

彦根城のお堀沿いの情緒ある街並みにある小さな和菓子屋「どら焼き 虎てつ」。その店で、丁寧に手作りされているきんつばです。

「ひこにゃんきんつば」

食べるのがもったいない可愛らしさ。厚みがあって、甘すぎないところも魅力。食べ応えがあるお菓子です。

ひこにゃんミルクパイ

牛乳をたっぷり使った、ミルク味がやさしいパイ。小さな子どもから大人まで、誰もが繰り返し食べたくなるおいしさです。

銘菓ポイント

牛乳は滋賀県産のものを使用。滋賀県内の駅の売店やサービスエリアなどでも販売され、累計販売実績は13万袋にもなります。

「ひこにゃんミルクパイ」

ひこにゃんスイーツの中でも、年齢や性別を問わずに愛されるお菓子のひとつです。

ひこにゃんショコラハート

名前のとおり、ハート形のタルトクッキー生地にホワイトチョコレートをあわせたお菓子です。

銘菓ポイント

パッケージには「I Love ひこにゃん」のメッセージが。タルトとチョコレートが口の中でやさしく溶けていきます。

「ひこにゃんショコラハート」

ひこにゃんの可愛らしさに負けない、見た目にもかわいいスイーツ。「滋賀に行ってきました」というメッセージとともに、大切な人にプレゼントしてみて。

ひこにゃんドーナツサブレ

ドーナツのようなのにクッキーのような、不思議なお菓子。チョコレートを半分だけコーティングしているから、1個でプレーンとチョコレートの2つの味を楽しめます。

銘菓ポイント

ひこにゃんの他に、彦根藩の井伊家が擁していた伊賀忍者の末裔をモチーフにした「いいのすけ」も一緒に描かれています。ひこにゃんをきっかけに、彦根や滋賀の歴史に興味を持てるかも。

「ひこにゃんドーナツサブレ」

ドーナツ型のクッキーは個包装されていて、賞味期限は製造日から180日と長く日持ちします。プレゼントや滋賀土産にもピッタリ。

まだまだある!│滋賀銘菓【和菓子&洋菓子編】

滋賀銘菓はまだまだあります。和菓子も洋菓子も、チェックしておきたい人気スイーツをずらりとご紹介します。

狸の腹つつみ

朝宮茶を使用した生地で粒あんを包み、さらに三笠生地で包んだ三層仕立てのお菓子です。

銘菓ポイント

朝宮茶は、滋賀と京都の県境の高地で作られる日本最古の銘茶。日本でもトップクラスの茶産地として知られる朝宮で作られる朝宮茶を生地に使用しています。

「うずくまる本舗 狸の腹つつみ」

朝宮茶のほろ苦さが、北海道産小豆の粒あんや生地の甘みとあわさって、くせになるおいしさに仕上げられています。

ふやき煎餅近江八景

「ふやき煎餅」とは餅米で作られた煎餅。麩のように軽いことから、そんな名前が付けられました。

銘菓ポイント

名前の通り、近江八景の絵柄を焼印で描いたお菓子。近江ならではの美しい景色を思い浮かべながら味わいたい一品です。

「ふやき煎餅近江八景」

白みそと赤みその風味が感じられる、サクッとした食感の煎餅です。さざ並み部分の砂糖掛けとあわさって、絶妙なおいしさを生み出しています。

大津百町百福物語 百福豆

滋賀県産の黒豆をお菓子にした「百福豆。ビールやお酒のおつまみにも、子どものおやつにもなります。

銘菓ポイント

滋賀で作られる黒豆は、肉厚なのが特長。さらに、味や風味も豊かです。そんな黒豆を炒り豆や甘納豆にして仕上げています。

大津百町百福物語 百福豆

うめじそ、びわこえび、煎茶きなこ、カレーなど、さまざまな味でコーティング。ぜひ豆のおいしさを感じてみてください。

湖のくに生チーズケーキ

酒粕とクリームチーズを使って作られる、珍しいチーズケーキです。

銘菓ポイント

琵琶湖をはじめ、山々がそびえ立つ滋賀は、水の恵みが豊かな場所で、銘酒が各地で作られています。そんな滋賀にある6つの酒蔵の酒粕を使った逸品、酒造ごとの味の違いを楽しんでみてくださいね。

「湖のくに生チーズケーキ」

チーズケーキがおちょこに入っているところもおしゃれ。酒粕を使ったビスコッティもありますから、ぜひ一緒にどうぞ。

滋賀の丁字麩 おふらすく

「滋賀の丁字麩 おふらすく」は、お麩でできたラスクです。サクサクの食感が心地いいおしゃれなスイーツです。

銘菓ポイント

丁字麩(ちょうじふ)とは、滋賀のご当地食材。一般的にお麩は丸い形のものが多いですが、丁字麩は四角く厚みがあります。そんな滋賀ならではの丁字麩を使ったスイーツです。丁字麩は、彦根・澤田製麸所のものを使用しています。

「滋賀の丁字麩 おふらすく」

滋賀の酒粕、土山のほうじ茶、安曇川のアドベリー、東近江のレモン、安土のはちみつと、ユニークな5つの味がラインアップしています。

琵琶湖を擁する滋賀には銘菓がいっぱい

本州の中央部にある滋賀には、日本最大の湖である琵琶湖が鎮座しています。自然豊かな滋賀では、ご当地スイーツがたくさん生まれています。この記事をきっかけに、そんな滋賀銘菓に注目してみてはいかがでしょうか。滋賀にお出かけの際には、ぜひご紹介した銘菓を手に取ってみてくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

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