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2年前の春、トレンドに乗った私たちの決断は思わぬ展開に…
私は現在、小学1年生の男の子の母親です。皆さんと同じように、2年前の春、息子の入学に合わせて、ランドセル選びをしました。
2年前というのはちょうど、ナイロン製ランドセルが話題となり、小学生の体への負荷、特に「ランドセルの重さ」が注目されていました。
それまで我が家では、恐竜が大好きな息子が気に入った「恐竜ランドセル」にするつもりで、私自身も紹介記事を書いていたくらいなのですが、この新しいトレンドに、そしてなにより「子どもの為にいいものなら試してみたい」そんな気持ちから、結果的にナイロン製のランドセルを選びました。
息子のナイロン製ランドセルに感じた課題
我が家が選んだナイロン製のランドセルには、期待していた通りの特長もありました。
背あてのメッシュが夏場は快適そうであったこと。雨の日など水に濡れても乾きやすい素材であったこと。マチが広く大きな絵具セットや体操服などもスムーズに収納できることです。
荷物をひとまとめにすることができ、通学時の負担は少なかったのですが、継続して使ってみると意外な課題も浮上しました。
我が家で購入したナイロン製ランドセルは、リュックの上からスタイリッシュなカバー(かぶせ)をかぶせることで、「ランドセルのような見た目」になるのが魅力でしたが、時々ものを多く詰め込んだ際に、かぶせのボタンが開いてしまうことがあり、カバー(かぶせ)を外して使うことになり、リュックのような見た目で使うシーンが増えました。
また、肩ベルトが息子の肩の形に合わなかったようで、後ろに引っ張られて重く感じたことがあったそう。せっかくの素材の軽さが実感できていないようでした。
我が家は、学校の荷物の量や、肩ベルトとの相性など、予測できない様々な要因が重なってランドセルを改めて考え直すことにしました。
「恐竜ランドセル」とは
「恐竜ランドセル」は、恐竜の聖地福井のランドセル専門店イクラボ(現:ダイナソーベース)で生まれ、SNSで話題になり、恐竜を愛する親子の間で全国に知名度を広げています。
恐竜が大好きな子どもたちにはまずそのデザインが人気ですが、それだけでなく、代理店や販売店を使わず、これらのランドセルを一から企画したオーナー自らが全国で展示会をし、親子と直接接客することでも人気を得ています。我が家も社長に今の状況を相談し、展示会の予約をとってもらいました。
インタビューから見える、不安を一掃する信頼の声
息子のくたっとしたランドセルを見て思い出したのが、過去にこのHugKumで「恐竜ランドセル」を紹介する記事を執筆した時に行ったSNSインタビューでした。
「息子はいま2年生です。息子はランドセルに水筒も入れるので、シルエットが縦長気味になっていますが、ちゃんと全部入りますし、ロックもきちんとかかります。それから、息子はランドセルを立ったままドスンと床に落とす降ろし方をするのですが…目立つ傷やゆがみなどもないです。本当に丈夫でありがたいです。」
◆菓子工房ルコタージュさん
「息子はいま5年生です。きれいでしっかりしていて(きょうだいは違うランドセルなのですが)、人にも『本当にこのランドセルが1番よかった!』と自信をもって言っていますよ。」
新宿マルイで開催の展示会を訪問。恐竜親子が続々
新宿マルイで開催された展示会にやってきました。
会場はこちらの通り、様々なタイプのランドセルと、その合間には、恐竜のキーホルダーやグッズが豊富に置かれており、ワクワクしてしまう空間です。
ランドセルの展示会は完全予約制で、30分ごと3組の貸し切りなので、混雑も気にせず、思う存分試着ができます。皆さんそれぞれ、ご家族やスタッフとゆったりランドセルを見て回りながら、会話をされていました。(恐竜グッズのみのご購入でしたら、予約は不要です。)
ここからは今年の人気ランドセル2つと、その他のラインナップをご紹介していきます。
2025年度モデル「ストロング恐竜ランドセル」
今年は新しく「ストロング恐竜ランドセル」が登場しました。
全体にはオールブラックのシックなデザインを採用し、背あてはレッド、ブラウン、ブラックの3種類を展開。
両サイドには、反射材によるティラノサウルスの頭骨をあしらい、ブラックのプリントでレッドは赤く、ブラウンは青く、ブラックは白く光ります。かぶせにも反射材による爪痕をあしらっています。
ストロング恐竜ランドセルはその名の通り、時代を築いた強者たちをイメージ。恐竜が生きた三畳紀、ジュラ紀、白亜紀、それぞれの時代の頂点の捕食者たちを表現したランドセルです。
子どもたちの活発な動きや荷物の重さにもしっかりと対応し、長く愛用できる仕様となっています。とくにポケット部分の刺繍が圧巻で、惚れ惚れする美しさです!
恐竜図鑑や子ども向けの恐竜書籍も多く手掛けている、恐竜イラストレーターのケータさんがデザインされています。
福井県立恐竜博物館が監修の「自分で作る恐竜ランドセル」
こちらは昨年発表され、今1番人気の、福井の恐竜博物館監修「自分でカスタマイズできる恐竜ランドセル」です。
X(Twitter)でバズり、中でも大きく反応したのは、かつて恐竜を愛していた大人たち。「自分が小さい頃このランドセルがあったら絶対にこれを選んでいた!」「かっこよすぎる!」と悔しい悲鳴があがっていました(笑)。
こちらは、その全面を限りなく自由にカスタムできる、オーダーメイドなランドセル、というのが大きなポイントです。
- 本格的な恐竜骨格がデザインされた、<ティラノサウルス・トリケラトプス・ヴェロキラプトル・スピノサウルス・フクイラプトル>の中から好きな恐竜モデルを選び、
- ランドセル本体のカラー・背中のカラーを選んで、
- さらにサイドの爪あとの有り無しや、ナスカンをダイナソーバージョン(有料)のものにグレードアップもできます。
- 今年からは、個人ネームの刺繍も入れることができますよ。
息子は本体カラーは青、爪の色は赤、背あては赤、恐竜はフクイラプトルを選びました(笑)。
息子はこだわりが強く「自分はこれがいい」という意見がしっかりあるタイプです。
自分で社長と話し合いながら、楽しそうに、でもテキパキと選んでいるのを見て「ああ、2回目のラン活ができてよかったのかもしれないな」と思いました。「こっちのがいいんじゃない?」とか「あっちの色はどう?」とか言いそうになりましたが、そこはぐっとこらえました(笑)。
きっと彼はこのランドセルを長く大切にしてくれるでしょう。
他にも多彩なラインナップ
ダイナソーベースでは他にもこんなランドセルのラインナップがあります。
絶対的な人気を誇る海の王者「モササウルスランドセル」
こちらのモデルは昨年、過去の展示会で会ったお子さん達からの「モササウルスのランドセルが欲しい」という熱い声に応えるかたちで作られたそうです。
かぶせには反射材のアンモナイトが施され、肩ベルトはモササウルスのとげとげを鋲で表現しています。サイドにはモササウルスのウロコ柄を表現したエンボス加工を施しています。
「オーロラダイナソーランドセル」
こちらは、暗い所で車などのライトを受けると虹色に反射する反射材「オーロラリフレクター」搭載のランドセルです。サイドのプテラノドンとかぶせの爪痕が暗闇で反射して、お子さんを守ってくれます。
ダイナソーベースの恐竜ランドセルが、「オダイバ恐竜博覧会」にもやってくる!
恐竜専門店ダイナソーベースはこの春、「オダイバ恐竜博覧会2024」に出展し、恐竜ランドセルを展示販売します。ランドセル展示会を予約予定の方はぜひこの機会にご予約を! また、他にはない恐竜グッズを探しに、ぜひ「オダイバ恐竜博覧会2024」へ。
<開催概要>
タイトル : オダイバ恐竜博覧会2024―福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!―
会期 : 2024年3月20日(水・祝)~5月6日(月・休)[48日間] ※会期中無休
開催時間 : 10:00~18:00(最終入場17:30)※会期は変更になる場合がございます。
チケット料金:(税込)
〈前売券〉一般2,000円/中・高校生1,300円/3歳〜小学生1,100円
〈当日券〉一般2,200円/中・高校生1,500円/3歳〜小学生1,300円/3歳未満無料
前売券販売好評発売中!
公式サイトhttps://www.odaiba-dino2024.jp
公式SNS◇X(旧Twitter) ◇Instagram ◇TikTok
主 催:フジテレビジョン/福井テレビ
特別協力:福井県/福井県立恐竜博物館
特別協賛:にしたんクリニック
協 力:福井県立大学恐竜学研究所/福井県観光連盟/ふくい食の國291
展示協力:ココロ/タカラトミー
恐竜好きのお子さん、ぜひチェックしてみてください!
恐竜ランドセルはそのデザインだけでなく、オーナー自らが全国で展示会を行い、親子と直接接客することで人気を集めています。恐竜ランドセルを選んだ先輩たちのインタビューからは、その耐久性や使い勝手の良さ、そしてそこから生まれる愛着が伝わってきました。
ランドセル選びは見た目やトレンドだけでなく、いろいろなメーカーを比較して、お子さんに合うものを探すことが大切。「ラン活」は大変そう…と思われるかもしれませんが、ランドセルを探す過程も思い出になります。ぜひ楽しみながら探してみてください。
【店舗概要】
恐竜専門店ダイナソーベース
所在地: 〒915-0084 福井県越前市村国1丁目5-4
TEL : 0778-42-8377
HP :https://dinosaur-base.com/
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取材・文・写真/ホウボウ
<ホウボウ・プロフィール>
6歳息子、3歳娘の母親です。コロナ禍の子育てを通して、当たり前だった「体験ができること」の大切さとありがたみ、そして「子どもの興味のきっかけは心動く体験だ」と強く感じました。そこで、生き物の中でもとくに恐竜・古生物を愛する長男をきっかけに、「全国の恐竜イベントを探せる恐竜メディア」探究舎https://hnmamablog.com/を制作、運営中。2022年8月月間19万pv超達成。
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