生活動作絵カードでトイレトレーニングをやってみた!
生活動作絵カードでは、子どもが毎日よく経験するような日常の生活動作の一連の流れを、ことばで説明してもらいます。
たとえば、「トイレに行く」「パンツを脱ぐ」「(便座に)座る」「うんちが出た」「うんちを流す」のような説明をしてくれたときに、「行く」「脱ぐ」「座る」「出た」「流す」のような動作のことばがしっかり言えているかな?に注目します。
説明の上達には、「使いこなせる動作のことば(動詞)のレパートリー」が鍵になります。動作のことばのレパートリーが広がると、お子さんが自分で作れる文のバリエーションが広がり、説明上手さんになります。なんでも「する」「やる」を使って説明しがちなお子さんと一緒に取り組んでみてください。
大人がお手本や例を伝えていくことが動作のことばを学ぶポイントです
取り組むときのポイントは、お子さんが使ったことばを否定せずに、大人がどんどんお手本や例を伝えていくことです。自分のことばで説明し、伝えられるようになることが大切なので、正解は必ずしも一通りではありません。いろんな表現の仕方があるんだなと知っていくことが大切です。
絵カードに慣れたらお気に入りの絵本で応用練習を
説明をする練習をするときには、いつも行っている日常生活の場面や行為を題材に選ぶこともポイントです。
発表会や遠足、運動会といった特別な行事は感動の場面も多く心に残りやすい一方で、普段は使わない表現を使わないと説明が難しい、ということもよくあります。
まずは日頃慣れ親しんでいる普段の状況や行っていることを説明の題材に選ぶと、ステップアップになり、練習した語い表現を普段の生活でも使うチャンスがたくさん訪れるのでおすすめです。