母の日といえば、お花「カーネーション」
母の日は、アメリカのウェストバージニア州が1914年に「母の日」を制定したところから始まります。この制定の背景には、「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げ南北戦争での負傷兵を渾身的にケアしていた女性アン・ジャービスの話に遡ります。
アン・ジャービスの死後、娘のアンナ・ジャービスが亡き母を追悼する会を教会で開き、その場で参加者に配られたのが母の好きな「白いカーネーション」だったそう。それから、カーネーションは母の日の象徴となっています。
他にも、花に想いを託す風習はヨーロッパに始まり世界中で盛んです。各国にオリジナルの花言葉や花を贈る習慣が根付いています。母の日は各国でさまざまですが、「花に想いを託す」という風習は変わらず、感謝を伝えたい人へ、愛する人へ、お花を贈るのは嬉しいものです。
お花のデコレーションを施した手作りお菓子を、子どもたちからお母さんへ贈るのはいかが。
【レシピ】花束カップケーキ
カップケーキに、お花に見立てたクリームデコレーションを施して花束のようにプレゼントしてみよう。
作り方
■材料
(A)
・薄力粉 65g
・コーンスターチ 20g
・グラニュー糖 80g
・重曹 小さじ1
(B)
・サラダ油 60g
・牛乳 30g
・ヨーグルト 30g
・卵 1個
・生クリーム 100g
・いちごジャム 20g
・ミントの葉 適宜
・画用紙、サインペン、リボン
■下準備
型に、グラシンを敷いておく。オーブンは150度に予熱する。
■作り方
1.ボウルにAの材料を全て合わせる
2.別のボウルにBの材料を全て合わせ、泡立て器で混ぜる
3. 1に2を加えて合わせ、泡立て器で混ぜる。
4. 型に流し、150度のオーブンで35分焼く。
5. ボウルに生クリームといちごジャムを入れてハンドミキサーで泡立てる。
6. 星口金をセットした絞り袋に5を入れる。
7. 4の中央から円を描くように、ぐるりと絞り出す。
8. ミントの葉を添える。
9. 画用紙の上に8をのせてリボンで結ぶ。サインペンで茎を描いて花束に見立て、母の日のメッセージを添える。
母の日に、花束カップケーキを贈ろう!
母の日の手作りギフトのポイントは、感謝の気持ちを込めて作ること。少しうまくいかなくても、お母さんのために「ありがとう」と心を込めることが大切。お花に想いを乗せたなら、みんなが笑顔になることでしょう。
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レシピを教えてくれたのは…
太田さちか 先生
パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、慶應義塾大学、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都造形芸術大学大学院など日本とフランスで製菓、芸術を学ぶ。MFA(芸術系修士号)取得。芸術教育士として、キッズクリエイティビティを軸にしたアトリエアプローチを実現。2,000人を超える会員を迎え、2009年にこどもとママンのためのアトリエ「My little days」を設立。10年に渡り、子どもを対象にしたワークショップを展開。『sachi & cakes』ケーキデザイナー、コラムニストとしても幅広く活動。子供たちの興味や不思議、好き!といった感性に寄り添いながら、独自の世界観あふれるワークショップ、レシピが好評を呼び、『世界一受けたい授業』(NTV)にも先生として出演するなど、多数メディアで活躍。著書「メレンゲのお菓子 パブロバ」(立東舎)は国内外で好評を呼び台湾でも出版/(PAST FEATURE ISSUES)。
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