ネギ塩だれは、鶏肉や豚肉、魚、野菜など、さまざまな食材と相性がよく、焼くだけ・和えるだけの調理でも満足感のある味に仕上がります。冷めてもおいしく、作り置きやお弁当作りにもぴったりな万能調味料なんですよ。
子どもが食べやすいメニューを中心に、日常使いからアウトドアまで活躍するレシピを紹介します。
ネギ塩だれとは?
ネギ塩だれは、長ネギ・ごま油・塩をベースにした手作りの調味料です。シンプルな材料で、混ぜるだけで作れるのに、料理にコクと香ばしさを加えてくれます。鶏肉や豚肉、魚、野菜と相性がよく、炒め物や漬け込み料理に使うと、いつもの食材がぐっとおいしくなりますよ。
また、作り置きも可能ですから冷蔵庫に常備しておけば、忙しい日の料理も楽になります。
基本のネギ塩だれレシピ
シンプルな材料で作れる基本のネギ塩だれと、使い方をご紹介します。冷蔵保存で3~5日ほど日持ちするので、週末にまとめて作っておくのがおすすめです。

・材料
(作りやすい分量)
葉ネギ 2本
にんにく すりおろしを小さじ1/2
塩 小さじ1/2
ごま油 大さじ1
レモン汁 小さじ2
ガラスープの素 小さじ1/2
・作り方
【1】葉ネギをみじん切りにします。
一般的には白ネギを使いますが、お子さん向けの場合、葉ネギを使うと辛みが少なく食べやすいです。
【2】ボウルにすべての材料を入れ、よく混ぜてください。
作り立てはネギがシャキシャキしていますが、時間が経つとしんなりとしてきます。

・ポイント
レモン汁を加えることで、さっぱりとした味わいになります。
塩加減や、調味料の量はお好みで調整できます。
蒸し鶏のネギ塩だれがけ
しっとりやわらかく仕上げた蒸し鶏に、香ばしいネギ塩だれをたっぷり絡めた一品です。電子レンジで調理できる時短メニューですよ。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもぴったりです。
・材料
(2~3人前)
鶏むね肉 1枚(約250g)
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1/3
塩 小さじ1/4
おろししょうが 1片分
ネギ塩だれ 大さじ2
・作り方
【1】鶏むね肉はフォークで数か所刺し、調味料をまぶして10分ほど置きます。
【2】耐熱皿に鶏肉を入れ、ふんわりラップをします。電子レンジ(600W)で3分加熱します。

このときはまだ、全体に火が通っていません。裏返してさらに2分加熱します。

そのまま粗熱が取れるまで置きます。
こうして余熱を使い、中まで火を通すことで、パサつきを防ぐことができます。
【3】鶏肉をスライスし、ネギ塩だれをかけて完成です。
・ポイント
鶏むね肉の大きさによって、加熱時間は調節が必要です。加熱不足がないように様子を見ながら進めてください。
ネギ塩だれを使った常備菜レシピ
サッと作れて普段の食卓にピッタリなレシピです。ぜひ活用してください。
豚もも肉のネギ塩だれ
一口カツ用の豚肉を焼いて、ネギ塩だれで和えると、お弁当のおかずが1品仕上がります。

・材料
(1~2人前)
一口カツ用の豚もも肉 150g
塩とこしょう 適量
片栗粉 小さじ1
油 適量
ネギ塩だれ 大さじ2
・作り方
【1】豚肉に塩とこしょうをふりかけ、馴染ませます。次に片栗粉をまんべんなくまぶしてください。
【2】フライパンに油をひいて温め、【1】の豚肉を加熱します。
【3】豚肉に火が通ったら火を止めてください。ネギ塩だれを上からかけて完成です。
・ポイント
豚肉が焼き上がる直前にネギ塩だれを加え、一緒に加熱する方法もあります。ネギの甘みが増し、お子さんが食べやすい味に。ネギ塩だれはあまり加熱しすぎず、サッと仕上げてください。
きゅうりとタコのネギ塩だれ
具材を切って、ネギ塩だれで和えるだけの、簡単レシピです。

・材料
(2人前)
茹でタコ 200g
きゅうり 1本
ネギ塩だれ 大さじ2
・作り方
【1】きゅうりを叩いて、手でちぎります。こうすることで、不均一な断面から味がよく染み込み、おいしくなります。

塩(分量外)を適量まぶし、10分ほど置いてから水を絞ります。
【2】タコを削ぎ切りにします。
【3】【1】のきゅうり、【2】のタコ、ネギ塩だれを混ぜ合わせます。
アウトドアでも大活躍! BBQ向けネギ塩だれアレンジ
鶏もも肉をネギ塩だれに漬けて串に刺し、炭火で焼くと香ばしさが増し、食欲をそそります。その他、アウトドアでの食事に役立つレシピをご紹介します。
豚こま肉とキャベツのネギ塩炒め
豚こま肉とキャベツを炒めるだけの簡単メニューです。ご飯にのせれば丼としても楽しめますよ。
アウトドアでの料理の場合は、網で焼いた具材にネギ塩だれを絡ませれば、OKです。

・材料
(2人前)
豚ロース肉 150g
キャベツ 1/4玉
ネギ塩だれ 大さじ2
・作り方
【1】キャベツをざく切りにします。
【2】フライパンで豚こま肉を炒め、火が通ったらキャベツを加えます。
【3】全体が馴染んだら、ネギ塩だれを加え、さっと炒めれば完成です。
・ポイント
キャベツのシャキシャキ感を残すため、炒めすぎないようにしましょう。
ネギ塩ポテトのグリル
皮付きのまま切ったじゃがいもにネギ塩だれを和えてから焼く調理方法です。ホクホクのじゃがいもに、ネギの甘さが馴染んで、おいしく仕上がります。

・材料
(2人前)
じゃがいも 2個
ネギ塩だれ 大さじ5
・作り方
- 【1】じゃがいもは皮付きのまま一口大に切ります。ネギ塩だれを全体に絡ませてください。
【2】アルミホイルに包み、BBQグリルや、魚焼きグリルなどで焼きます。
・ポイント
アウトドアの場合は、アルミホイルを使うと後片づけが簡単です。
キッチンで調理する場合は、じゃがいもをあらかじめ電子レンジで加熱しておくと、やわらかくなり調理時間の短縮につながります。
普段にも、イベントにも使えるネギ塩だれ
ネギ塩だれは、常備菜からBBQメニューまで幅広く活用できます。子どもが好きな鶏肉やじゃがいもなどと合わせると、さっぱりとした味付けで楽しめますよ。ぜひ、今回紹介したレシピを試してみてください。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)