夏は「和風ツナパスタ」で食欲回復! バターも大根おろしも好相性のスタミナ時短レシピを紹介

ツナ缶と玉ねぎがあれば、子どもが食べやすい和風パスタがすぐに作れます。洗い物も少なく、時間がない日でも無理なく取り入れられるレシピですから、ぜひ作ってみてください。いつもの定番食材でアレンジする工夫や、お好みによって味付けに変化をつける方法も紹介します。

和風ツナパスタの魅力とは? 

家族みんなが満足できる味の和風ツナパスタには、家庭で作りやすい魅力が詰まっています。 

調味料はシンプルでも味はしっかり 

味つけは、めんつゆか、しょうゆが中心です。どちらも家庭料理で馴地味のある調味料ですよね。塩味が強すぎず、やさしい味に仕上がるため、小さなお子さんでも安心して食べられます。 

鶏がらスープなどの出汁を意識して使うことによって、深みのある味を楽しむことができます。 

子どもが好むしょうゆ風味 

ツナとめんつゆの組み合わせで作るパスタは、ごはん派の子どもにも親しみやすい味です。バターやクリームを使わないため、重たくならず、食後もすっきりしていますよ。 

強すぎない香りとさっぱりとした口当たりが特徴です。 

材料の選び方|冷蔵庫にあるものでOK 

特別な買い物をしなくても、家にある材料で作れるのが、助かりますよね。 ここでは、基本の食材と、応用できる組み合わせを紹介します。 

基本の材料と代用アイデア 

和風ツナパスタに必要な材料は、以下のとおりです。

・材料

(2人分) 

スパゲッティ 160g 

ツナ缶 2缶 
玉ねぎ 1/2個 

めんつゆ(ストレートタイプ)、またはしょうゆ 大さじ2 
パスタのゆで汁 50㏄
鶏がらスープの素 小さじ1
こしょう 少々 

サラダ油 小さじ1 

・材料の応用例 

ツナの代わりにほぐした鶏ささみを使うこともできます。脂質を控えたいときに役立ちますね。 

パスタだけでは単調に感じるときは、海苔やかつお節をのせると見た目にも変化が出て、食欲を引き出してくれます。

ツナ缶は水煮でもオイル漬けでも、どちらでも構いません。あっさりとした味に仕上げたいときには水煮、コクが欲しいときはオイル漬けのようにお好みに合わせて使い分けてください。 

基本の作り方|手順と洗い物が少なくてラクチン 

忙しい日でもすぐに作れるところが和風ツナパスタの良さですね。サッと仕上げる方法を確認しておきましょう。 

・時間がない日にもぴったりの手順 

【1】鍋にたっぷりのお湯を沸かし始めます。その間に玉ねぎを薄切りにします。繊維に沿って切ると、炒めたときに食感が残ります。 

【2】お湯が沸いたら、スパゲッティをゆでます。少し硬めにゆでると、後でフライパンで炒めたときにちょうどいい食感になりますよ。 

ゆで汁をソースに使用するので、50㏄程、残しておくのを忘れずに。 

【3】フライパンにサラダ油を入れて中火で熱します。玉ねぎを入れて炒め、全体が透明になり、香ばしい香りがしてくるまで火を通します。 

余裕があれば、パスタの茹で鍋と、ソース用のフライパンを同時進行で調理すると時短になります。
余裕があれば、パスタのゆで鍋と、ソース用のフライパンを同時進行で調理すると時短になります。

玉ねぎに火が通ったら、ツナ缶を汁ごと加えます。全体を軽く炒めたあと、めんつゆ、ゆで汁、鶏がらスープを加えて、煮立たせます。 

煮立たせることにより、一体感と、とろみがつきます。
煮立たせることにより、味の一体感が生まれます。

【4】ゆで上がったスパゲッティを、フライパンに加えます。ソースとしっかり絡むように、煮立たせながら混ぜ合わせます。 

こしょうを加え、好みの味に調整してください。器に盛りつけて完成です。  

子どもが食べやすいアレンジ3選 

子どもが喜んで食べてくれる工夫を加えることで、毎日の食卓がもっと楽しくなります。簡単なアレンジ例を紹介します。 

大根おろしでさっぱり風味 

ツナの油分が気になるときは、大根おろしを添えるとさっぱりとした味になります。大根は、おろしてから時間が経つほど辛みが和らぎ、子どもでも食べやすい味になりますよ。よく冷やしておくと、暑い季節でもさっぱりと食べられます。 

さらに、細切りのきゅうりや大葉をのせて、味つけをポン酢に変更すれば、より軽やかな後味になります。

バターしょうゆでコクをプラス 

濃いめの味を好む場合は、仕上げにバターと、少量のしょうゆを加えるのがおすすめです。ツナとバターが調和し、しょうゆの香りを引き立てます。

大人向けには、刻んだニンニクを油で炒めてから調理すると、食欲をそそる香ばしさが加わります。 

小松菜や人参で栄養アップ 

彩りと栄養を加えたいときは、刻んだ小松菜や、細切り人参を加えてください。炒める工程で一緒に加えて加熱してもいいし、細かく刻めば最後に生のままトッピングもできます。 

作り置きや冷凍保存のコツ 

和風ツナパスタは、たくさん作っておけば、忙しい日にも頼れる一品になりますよ。保存の方法とポイントをまとめました。 

保存方法 

できあがったパスタは、冷蔵で2日ほど保存できます。密閉容器に入れ、食べる直前にレンジで温めてください。 

冷凍する場合は1食分ずつ小分けにして保存袋に入れると便利です。自然解凍後に温め直せば、食感を大きく損なうことなく食べられますよ。 

ただし、野菜を入れた場合は、やわらかくなりすぎることがあります。 

お弁当に活用する場合のポイント 

和風ツナパスタは、冷めても風味が落ちにくいため、お弁当にも向いています。前日の作り置きを活用することでより手軽に一品が完成しますね。 

詰めるときは、オリーブオイルやごま油を少量なじませてから詰めると、風味も加わり満足感が出ます。 

また、お弁当容器の中で仕切りをつけることもポイントです。ツナの油分が他のおかずに移らないよう、葉物野菜やカップなどで仕切ると、見た目もきれいに仕上がります。 

ミニトマトやブロッコリーなど、色味を添える野菜を一緒に入れると、栄養バランスも整いやすくなりますね。 

簡単に作れる和風ツナパスタで、楽しい食卓に 

和風ツナパスタは、手軽さとおいしさを両立できるレシピです。子どもも食べやすく、キッチンにある身近な材料で作れるのがうれしいポイントですね。アレンジや作り置きもしやすく、忙しい家庭にとって頼もしい存在になります。ぜひ一度作って、覚えておけば夕食やお弁当にサッと使えて役立ちますよ。 

こちらの記事もおすすめ

シーチキン(ツナ)レシピ40選|子どもが喜ぶご飯ものや麺類まで人気のレシピ集
子どもはシーチキン(ツナ)が好き? 常備しておくと、何かと助かるツナ。子どものツナの人気度について、0~12歳までのお子さんがいるママ...

構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン) 

編集部おすすめ

関連記事