今回のアンケートは、HugKumメルマガ会員への「英語学習に関するアンケート調査」内で行い、回答数は502人。調査期間は2025年5月14日〜27日です。
「英語は必要」「幼い頃から学ばせたい」と思っている家庭は約半数
学校や園以外で英語に触れている子は半数以上!
Q.お子さんは学校や園の授業以外で、英語に触れたり学んだりしていますか?

アニメやアプリなどで気軽に英語に触れられる今、半数以上のお子さんが英語に触れたり学んだりしているという結果に。
将来、英語が必要だと考える保護者も半数以上
Q.英語の学習をさせる目的はなんですか? 特に当てはまるものを2つまで選んでください。

そのほかの回答
・学びに無駄などないから。(5歳のパパ)
・通信教育のタブレット講座に入っているため。(10歳・4歳のママ)
・祖父母が日本語を話せないから。(6歳のママ)
英語が話せる保護者からは「世界中の人とコミュニケーションができる楽しさを知ってほしい」というポジティブな内容があるほか、「日本語が話せない家族や友達と意思疎通ができるようにするため」という、生活の中で必要となるシチュエーションのある方もいるようです。

「英語が好き」は全体の5割強。「英語は嫌い」は1割強、苦手意識を持つ子の多くは10歳以上
Q.お子さんの英語の取り組み方について、当てはまるものをひとつ選んでください。

「好きで積極的にやる」「好きだけど取り組みにムラがある」と答えた方の理由
・タブレットの講座が楽しいから。 (5歳のママ)
・オンライン英会話で英語の曲を歌い、ゲームをして褒められるのが楽しかったようです。(7歳のママ)
・先生やクラスのお友達との相性が良く、楽しく通えているのが1番だと思います。(10歳のママ)
・理解できるようになってからは楽しいようで自分から進んで勉強もするようになりました。(12歳のママ)
・映画を吹き替えではなく観たいらしいので。(10歳のママ)
未就学児は講座や教室に通うこと自体が楽しいと思っているお子さんがほとんど。楽しい時間を過ごしながら、無理なく積極的に学習しているようです。
一方、年齢が上がっていくほど、将来の夢や目的意識を持ってツールとして英語を学んでいるお子さんが増えるようです。
「嫌いだけどやっている」「嫌いでなかなかやらない」と答えた方の理由
・小さい頃から強制しすぎた。(11歳のママ)
・学校の英語の先生が嫌い。(10歳のママ)
・書くのが苦手で、罫線内にアルファベットをおさめられず、嫌になっている。(9歳のママ)
英語が嫌いと回答してくれたお子さんの年齢は10歳以上に集中していました。スペルが書けない、点数が取れないなど科目としての学習で英語が嫌いになるお子さんも多いようです。
興味を持てなければ「やめる」という選択肢もあった頃とは違い、必須科目として好き嫌いにかかわらず英語を学ばざるを得なくなる高学年は、苦手意識が出てきてしまうのかもしれません。

子どものモチベーションにつながる、英語を勉強させる理由とは
「将来の夢の実現」「受験で必要」など、保護者の実感が多数!
Q.お子さんに「なぜ英語を勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
世界中の人とコミュニケーションができるよ!
・(英語が話せる)ママは世界中に友達がいるし、いろんな国の人と友達になれて楽しいからだよ。(9歳のママ)
・オンラインゲームで外国の人と話ができるよ。(8歳のママ)
・好きなスポーツ選手と話せるようになるよ! (9歳のパパ)
・世界で一番たくさんの人に通じる言語だよ。(12歳のママ)
将来の夢が広がるよ
・スポーツで海外移籍をするなら英語でコミュニケーションできる方が良いよ。(3歳のパパ)
・宇宙飛行士になるのに必要だよ。(12歳のパパ)
・将来YouTuberになったとき、世界中の人が見てくれるよ! (8歳のママ)
・やりたいことを、英語が理由で諦めることにならないようにしたいね。(9歳のママ)
英語ができると便利!
・英語の映画が字幕なしで見られるようになるよ(10歳のママ)
・スポンジボブのアニメは英語版が先に公開されるので、新作を早くから楽しめるよ(8歳のママ)
・海外に行ったとき、英語で注文して自分の好きな食べ物が買えるよ(4歳のママ)
・プログラミングのとき、英語がわかるとソースの意味が理解できて、多方面で役立つよ(7歳のパパ)
高学年の親御さんはリアルな理由が並ぶ…
・ママやパパは、まじめにやらなくて後悔してるから。(9歳のママ)
・日本は人口が減っていくし、今後はさらに海外に目を向ける必要性があるよ。(11歳のママ)
・やらないと学校を卒業できないよ。(8歳のママ)
・高校受験では必要になるよ。(11歳のママ)
多数の回答が集まったこの質問。コミュニケーションできる機会が増え、将来の夢も広がることを示す保護者の方が多くみられました!
子どもと一緒に楽しみながら、英語を学び直す保護者も多い
Q.お子さんが英語を学ぶうえでのサポートで、おうちの方が気をつけていることは何ですか? (当てはまるものを2つまで選択)

英語の歌や本、アニメなどを利用し、習い事ではなく自然な形で英語に触れる機会を増やしているご家庭が多いようです。また、「自分も一緒に学ぶ」「子どもからの質問に答えられるようにする」など、ママやパパも英語を学び続ける姿勢がみられました。

「自分の学習法との違いに戸惑う」「選択肢が多すぎて選べない」というお悩みも
Q.お子さんの英語教育についてのお悩みはありますか?
学び方の正解がわからない
・今の大人は単語帳で単語を学ぶのが主流だったが、子どもが単語力をつけるにはどうすればいいか知りたい。(10歳のママ)
・自己流で効果があるのかわからない。(4歳のママ)
・どの程度勉強させればよいか、先取りした方が良いのか知りたいです。(9歳のママ)
・いつから始めるべきか、塾などに行くべきかなど考えたらきりがない。(9歳のママ)
園や学校の教育だけで大丈夫?
・高い学費は払えない。今ある学校教育だけで、どれほどまでの英語が身につくのかが気になります。(10歳のママ)
・英語教育に力を入れている学校ではないので、昔と変わりばえのしない学校の授業に疑問。(11歳のママ)
・学校での授業が少なすぎるし、遅すぎる。(11歳のママ)
・通っている保育園で一切英語のプログラムがなく、他の保育園や幼稚園でもっと小さい頃から英語を習っている子と差がつかないか不安。(5歳のママ)
そのほか
・ネイティブの発音が聞き取れない。そもそも、ネイティブスピーカーが近くにいない。(10歳のママ)
・他にも習い事をやっており英語教育まで手が回らない。(6歳のママ)
・英語圏への親子留学を叶えたいと思っているが、費用や手続きなど情報の収集先がわからない。(8歳のママ)
小学校での英語が必須ではなかった保護者世代。さまざまな選択肢が多数ある中、すぐに効果がわかりづらいことも多く、学びの正解がわからないという声がみられました。
また、英語が話せる楽しさを知る方はもちろん、生きた英語が身につかなかった、という自身の苦い経験から、お子さんの英語学習に力を入れているという声も。
英語を学ぶとどんな「世界」が広がるのか、子どもに示してあげたい
今回のアンケートでは、保護者が考える英語を学ぶ理由として「世界が広がる」という回答が多くみられました。
子どもたちにどんな世界を広げてもらいたいのかを具体的に示してあげることで、英語を学ぶ意欲に変えていけそうです。
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文/kidamaiko 構成/HugKum編集部