今回のアンケートは、HugKumメルマガ会員への「英語学習に関するアンケート調査」内で行い、回答数は502人。調査期間は2025年5月14日〜27日です。
子どもの英語学習、低年齢からスタートする派が半数に
園や学校以外で、英語に触れたり学んだりしている子どもは全体の半数以上
Q.お子さんは学校や園の授業以外で、英語に触れたり学んだりしていますか?

※インターナショナル(プリスクールも含む)に通っている場合は「はい」
3歳以下で始める子が最多! 約8割が小学校入学前にスタート
Q.「はい」と答えた方にお聞きします。何歳から英語に触れたり学んだりしていますか?

アンケートでは半分以上のお子さんが園や学校以外で英語に触れているという結果に。英語に触れているご家庭では、3歳以下から始めるご家庭が最も多く、約8割が就学前から英語に触れる機会を作っていることがわかりました。小学校での英語必須化に備えているご家庭も多いのかもしれません。
4人に1人が英会話教室や学習塾へ。次いで多いのが、自宅での英語学習
Q.お子さんが英語に触れたり遊んだりしているものは何ですか? (複数回答可)

※インターナショナルスクールはプリスクールも含む
他にはこんな回答も
・キッザニアの英語プログラムに参加。(13歳のママ)
・私が先生をしている。(7歳のママ)
・母が外国人。(14歳のママ)
・スマイルゼミの無料講座。(8歳のママ)
対面レッスンが最も多いものの、2位以降は自宅で行えるものがランクイン。教室に通っていなくても、自宅やおでかけ先で積極的に英語に触れさせたい、という保護者の想いが伝わってきました。
また、自宅で時間が取れない保護者からは、放課後に英語を学べる学童に入れているという回答も見られました。
英語に触れる機会は週に1~2日が最多。週5日以上取り組む人は2割強
Q.学校の授業以外で、お子さんが英語に触れたり学んだりしている頻度について、当てはまるものを一つ選んでください

対面の教室利用が多い結果からか、英語に触れる機会は週に1~2日が最多という結果になりました。「毎日」と答えた方は「インターナショナルスクールに通っている」「身近な大人が英語を話す環境にある」という方以外に、「自宅でアプリやドリルを使って自主的に取り組んでいる」「外国人が多い地域に住んでいるので、公園や学校でも英語を話す機会がある」というお子さんもいました。

【口コミ】やっていてよかったエピソード&やらなきゃよかった学習法
英語をやっていてよかった! 外国人観光客を助けた子どものエピソードも
Q.英語学習をしていて、良かったこととその理由は?
・海外の観光客に道を尋ねられて大人が戸惑っている中、娘が「I can help you!」と言って、習っていた英語を使いながら一生懸命に案内してくれました。完璧な英語ではないものの、相手の方にも感謝され、子ども自身も自信をつけたようでした。 (英語学習アプリ「トド英語」を利用している5歳の女の子)
・電車で英語のアナウンスや、親が口ずさんだ洋楽の意味を理解していたとき。(アプリで自主学習している8歳の男の子)
・洋画を字幕なしで見ている。(6歳から毎日英語教室に通っている10歳の女の子)
・海外旅行先で意思疎通が図れたり、案内板を見て理解できたりするため、不便を感じなかった。(毎日英語教室に通っている10歳の男の子)
・幼稚園の入園面接ですべて英語で返していた。(ベネッセのオンライン英語レッスンで自主学習していた7歳の女の子)
やらなきゃ良かった英語学習……。子どもの興味次第では、高額な教材が無駄になるケースも…
Q.今までにやった英語の習い事や教材で、効果を感じなかった、やらなくてもよかったと思うものはありますか?
キャラクターの英語教材
・子どもが、どちらかといえばそのキャラクターが嫌いだったので、英語自体を嫌がるようになってしまった。 (11歳のママ)
・子どもが全く興味がなくお飾りになった。費用が高かったから残念すぎる。(11歳のパパ)
・高額すぎる。親の努力がないと続かない。(9歳のママ)
オンライン英会話
・タイムラグがあると会話がしにくいらしく、上達する以前にストレスだった。(10歳のママ)
通信教育
・親がマンツーマンでついて促さないとなかなか身につかないので、フルタイムで働いている環境では難しかった。 (8歳のママ)
週1回だけの英語グループレッスン
・週1回だけではなかなか身につかない。毎日何かしら英語に触れていて、週1回のレッスンであれば意味がありそう。 (10歳のママ)
ネイティブの先生がいる幼稚園に通った
・本人があまり英語に興味がなく、英語が好きではなかったので、卒園したら何もなかったかのようなレベルになった。 (8歳のママ)
高額な教材や生きた英語がある環境でも、子どもの興味によっては全く身につかないこともあるようです。子どもに人気のキャラクターでも、必ずしもお子さんが気に入っているとは限らず、保護者の苦労が見える結果に。
英語学習への第一歩は子どもが楽しい! と思える環境づくりから
親世代には身近ではなかったためか、ついつい身構えてしまう、英語学習。とはいえ、子どもの興味と楽しい気持ちがあれば長く続けられるようです。
予算や環境にとらわれず、まずはお子さんが興味を持ったタイミングで、楽しく英語に触れることから始めてみてはいかがでしょうか。
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文/kidamaiko 構成/HugKum編集部