手作りなら「小松菜としらすのふりかけ」一択! 野菜が苦手でも食べやすい、栄養満点、アレンジ豊富が推しの理由

市販のふりかけは手軽ですが、塩分や添加物が気になることもありますよね。手作りふりかけなら、材料を選び、味つけも加減できるので、子どもの体に合わせた食事が用意できます。小松菜としらすを使って、カルシウムや鉄分などの栄養もしっかりとれるふりかけを作りましょう。

野菜が苦手な子どもでも、ふりかけなら食べられる場合も多いですよね。小松菜としらすのふりかけなら、にぎっておにぎりにしたり、卵焼きに混ぜたりとアレンジもできるので、野菜を取り入れる方法として役立つかもしれません。

家庭のキッチンでも短時間で作れて保存もきくので、常備しておくと助かりますよ。家族の好みに合わせてアレンジしながら、毎日の食卓に取り入れてみませんか?

小松菜×しらすで栄養満点

小松菜としらすの組み合わせは、子どもの成長を支える栄養がたっぷり含まれたふりかけに仕上がります。毎日の料理に取り入れられる、簡単な作り方を見ていきましょう。

カルシウム・鉄分・ビタミンがとれる!

小松菜は、カルシウム、ビタミンC、鉄分を多く含みます。アクが少ないので、子ども向けの料理にぴったりです。

しらすはたんぱく質とカルシウムが補え、もともと塩気があるので味つけも控えめで済みますよ。育ち盛りの子どもたちに、食べてほしい食材ですね。

基本の作り方|炒めるだけの簡単レシピ

小松菜としらすがあれば、あとは調味料をそろえ、炒めるだけのレシピです。慣れれば数分で作れるので、忙しい朝にも役立ちます。

・材料

(作りやすい分量)

小松菜 1束(約200g)
しらす 40g
ごま油 小さじ2
しょうゆ 小さじ1
炒りごま 小さじ1

・作り方

【1】小松菜は流水で丁寧に洗い、土や汚れをしっかり落とします。根元に砂が挟まっている場合も多いので、よく洗ってください。

【2】水気をよく切ってから、細かく刻んでおきましょう。

【3】フライパンにごま油を入れて中火で熱し、小松菜を加えて炒めます。全体がしんなりしてきたら、しらすを加え、焦がさないように混ぜながら炒め合わせます。

加熱中に小松菜の緑が鮮やかになり、しらすの香ばしさも立ってきます。 
加熱中に小松菜の緑が鮮やかになり、しらすの香ばしさも立ってきます。

【4】仕上げにしょうゆといりごまを加えたら、すぐに火を止めましょう。炒めすぎると水分が飛びすぎてパサつくので、しっとり感を保つように加減してください。

【5】最後に味を確認し、必要があればしょうゆを少し足してください。

子ども向けアレンジ

好みに合わせて材料を変えると、子どもが食べやすくなるアレンジも自在です。工夫を加えるヒントを見ていきましょう。

ごまやかつお節で風味アップ

具材を炒めた後にかつお節を加えると、香りとうまみが引き立ちます。仕上げに加えてさっと混ぜるだけで、ふりかけの風味が豊かになります。

余分な水分を吸い取る役目にもなるので、お弁当に詰めるときに役立ちますよ。

かつお節のほか、ごまを加えることでも香ばしさと風味が加わります。シンプルな材料でも満足感が得られる味つけに近づきます。

すりごまに変更

子どもの食事に使う場合は、炒りごまを、すりごまに変更するのもおすすめです。すりごまは消化がよく、栄養の吸収率も高くなります。噛む力が弱い子どもには、すりごまのほうが食べやすいでしょう。

ただし、すりごまは酸化しやすいので、早めに使い切る心がけが大切です。

一方で、ぷちぷちとした食感を楽しみたいときには、炒りごまでも構いません。

必要な分だけをその都度すり鉢ですることもできますよ。すりたては香りが強く感じられて、風味が増します。 
必要な分だけをその都度すり鉢ですることもできますよ。すりたては香りが強く感じられて、風味が増します。

用途や好みに合わせて使い分けてみてください。

しらすなしバージョン

しらすの代わりに、炒り卵を加えると、やさしい甘みが加わり、たんぱく質を補えます。

卵にアレルギーがあるお子さんには、豆腐を水切りして加え、炒り豆腐風に仕上げる方法もあります。仕上げにかつお節と、すりおろしたしょうがを少量加えると、より香りが立ち、風味が豊かになりますね。

離乳食後期(9か月ごろ)から取り入れる際は、小松菜の葉先を細かく刻み、しらすは湯通しして塩分を抜いてから使いましょう。調味料は使わず、サラダ油で軽く炒めることで、やさしい味に仕上がります。

すりつぶすようにしてあげると、噛む力が未発達な子にも食べやすくなります。

保存のコツと、活用ポイント

小松菜としらすのふりかけは、一度に多めに作っておくと、毎日の食事がぐっと楽になります。無駄が出ない保存方法や、活用方法を知っておきましょう。

作ったふりかけは冷凍OK? 日持ちは?

出来上がったふりかけは、しっかり冷ましたあと、保存容器に入れて冷蔵で2〜3日ほど保存できます。

すぐに使い切れない場合は、小分けにして冷凍もできます。フリーザーバッグに薄く詰めて冷凍すると、割り出して取り出せますよ。

解凍は、自然解凍かレンジで温めて使ってください。

ごはん・卵焼き・おにぎりに活用 

ふりかけは、白いごはんにそのままかけるだけでも彩りが良く、食欲がわいてきます。手間を省いて栄養をプラスできるのはうれしいですよね。

おにぎりの具として中に入れれば、見た目で野菜を避けがちな子どもにも食べやすくなります。

さらに、納豆、韓国海苔を一緒に混ぜ、ごま油を少量足すと、たんぱく質やミネラルが加わり、味にも深みが出ます。ごはんに混ぜ込んでもおいしいので、忙しい日の頼れる一品になりますよ。

卵焼きに混ぜて焼けば、小松菜の緑がアクセントとなり、見た目も鮮やかになります。

しらすの塩気も加わるため、味つけも控えめで十分です。お弁当のおかずにもぴったりですね。
しらすの塩気も加わるため、味つけも控えめで十分です。お弁当のおかずにもぴったりですね。

パン派の朝には、トーストにチーズやマヨネーズを塗ってからふりかけをのせて焼くと、塩味とコクが引き立ち、ボリュームのある一皿になります。洋風な朝ごはんにもよく合いますよ。

このように、小松菜としらすのふりかけは、ごはん・パン・卵など、さまざまな食材と相性がよく、優秀な常備菜です。

ふりかけ一つで栄養バランスUP! 親子で続けたい常備菜

小松菜としらすのふりかけは、短時間で作れて、いろいろな食事に使える便利なおかずです。素材の風味をいかしたやさしい味つけなら、子どもにも野菜と魚が無理なくとれます。保存やアレンジもしやすいので、家庭の定番として、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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