「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」から冬野心央さん(ゴジュウウルフ/レッド)と、松本仁さん(ゴジュウイーグル/グリーン)2人の戦士が登場!【ヒーローインタビュー】

スーパー戦隊50周年記念作品として、現在テレビ朝日系で絶賛放送中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」が映画にも登場し、いよいよ公開です。今回は6人の戦士から「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」で遠野 吠/ゴジュウウルフを演じる冬野心央さんと、猛原 禽次郎/ゴジュウイーグルを演じる松本 仁さんが登場!
実はこのペアでの取材・撮影は初めてだというから超レアな組み合わせ! お互いとても似ているという二人ですが、どんな仲なのでしょうか…?

テレビシリーズとは違い『はぐれ者』たちが協力するのは映画ならでは!

ゴジュウジャーにとって初めての映画は、テレビシリーズとの違いを何か演技で意識されましたか?

松本さん:初の映画ということで気が引き締まる思いでした。テレビシリーズと違いを見せたいなと思ったところは、普段僕たちははぐれ者であまり協力をしません。でも映画では初めて共闘するので、協力に慣れてない描写が多く、その「慣れてない共闘」をわかりやすく、ゴジュウジャーぽいなって思ってもらえるように意識しました。

冬野さん:今回の映画ではゴジュウジャーみんなが協力して戦うので、そこの意識はテレビシリーズと少し変えてみました。いろんな試練がある中でみんなの個性を生かして戦うんですけど、純粋に試練を楽しんで勝とうとする気持ちがあれば自然に協力していくのかなって感じながら演じました。

冬野心央(ふゆの・みお) 2003年12月3日生まれの 21歳。山口県出身。

今回の映画でそれぞれ印象に残ったシーンや、大変だったシーンはありますか?

冬野さん:テガソードを鼓舞するシーンがあって、そこが印象的なシーンですね。テガソードに対して吠が伝えたいことをどう伝えたらいいかってを考えながら、何回も台詞を見直して撮影に臨んだのを覚えてます。

冒頭、いきなり巨神「テガソード」が倒れているシーンから物語が始まります。

松本さん:吠が一人でコックピットに乗って戦おうとするシーンで、決め台詞の「お前は俺の獲物だ」って言おうとするんです。そこに4人が後ろから来て、陸王が「僕たちもいるよ」と声をかけて一緒に戦おうってなり、吠が少し「ふん」という感じになるところは、ゴジュウジャーらしく見えるシーンだと思います。そこで吠がちょっと喜んでいるようにも見えるのも、素敵なシーンだなと思いました。

松本 仁(まつもと・じん) 2005年2月14日生まれ、20歳。奈良県出身。

テレビ・映画を通じて、今自身が演じる役は、実際の自分と比べて共通点や違いはありますか?

冬野さん:吠と共通するところは多いなと感じます。キャラクターのプロフィールを見て「これお前じゃん」って、友だちにも言われたりするくらい似てる部分が多いんです。テレビシリーズ1話の遠野吠から徐々に成長していって、一度落ちてもはい上がっていく姿がありますが、そういう部分は自分とは違うな、逆に見習う部分ではあるなと思っています。

どのあたりが特に似ていると思われますか?

冬野さん:どれを言っても吠の印象がイマイチですけど…。

松本さん:僕から見たら、一見とげとげしいですけど今となってはテレビシリーズでも可愛らしさというか、愛嬌があったりというのは、客観的に見ても彼と似てるところだなって。

冬野さん:ファーストインプレッションはあまり良くないけど、打ち解けたら仲良くなれるっていう感じですかね(笑)。

遠野吠は “はぐれアルバイター”。愛想がなく口も悪いが、腕っぷしは強く、根は素直で子どもにも優しい。

松本さんはいかがですか?

松本さん:難しいですけど、卵は僕もたくさん食べます。やっぱりタンパク質が大事なんで。すごく食べるってところでは共通していますね。(禽次郎は)卵が絶対に必要ってキャラで、僕はただ好きっていうだけなんですけど、卵は必要です(笑) 。

中身は老人という禽次郎の設定がなかなか難しいと思いますが、何か意識された部分はありますか?

松本さん:完全におじいちゃんになりきっても面白くないし、17歳とおじいちゃんとどっちも見えた方がいいじゃないですか。17歳の禽次郎と87歳の譲二の共通点は、好奇心が旺盛だなってところです。譲二さんはパリピを知らないからこそ知りたい気持ちが強いし、17歳の禽次郎はなんでも知りたい年頃なので。僕自身、気になったらなんでもすぐ調べたりする方なので、そこは共通してるかなって思います。

猛原禽次郎は “パリピ高校生”。その正体は、テガソードの恩恵で若返った、真面目で堅物な87歳の老人・猛原譲二。卵料理を食べることで、高校2年生の姿を維持できています。

冬野さんと松本さんが初めて会ったときのお互いの印象と、その後共演してみて変わった部分を教えてください

松本さん:初めてオーディションで会ったとき、すごく声が色っぽい人がいるなって思ったのをよく覚えていて。クールなイメージで、しゃべりかけたら静かな人かなって思っていたんですけど、今となれば自分と似ている分波長があったりしています。

お二人は結構似ているところがあるんですか?

松本さん:そうそう、MBTI診断とかも一緒なんです。

冬野さん:シンパシーは感じますね。でもまだ20歳なのに芯があって考え方もしっかりしていて、大人だなと思うことがたくさんあります。好奇心旺盛で、興味を持ったことに対して行動する力がある部分は学ぶべきところがあるなって。

松本さん:へ〜(笑)。確かに芯があって考えをあまり曲げないところは二人ともあるかなって思いました。外見がクールだと怖く見えたりもするじゃないですか。でも今はこんな可愛らしい部分がたくさんあるんだなって。「ゴジュウジャー」の中でも、吠は今一番可愛らしさが出てるんじゃないですかね。

確かに吠って役的にも、最初の頃よりどんどん可愛らしくなってますよね

冬野さん:みんなにイジられてますしね(笑)。

左からゴジュウティラノ、ゴジュウイーグル、ゴジュウウルフ、ゴジュウユニコーン、ゴジュウレオン。

「心央君からは、いろいろ勧誘されてます(笑)」(松本さん)

出演者同士ではどんな話題が上がりますか?

松本さん:5人で集まったときは、終わった後どこにご飯行こうかとかですかね。でもこの2人の共通点だと筋トレかな。

冬野さん:あの〜、僕が仁君をジムに勧誘して、やっと最近入ってくれたら僕よりもムキムキになってるんです。信じられないくらいジムへ行っていて、こんなにハマったんだって思いました。

松本さん: いや最初は「行かないよ」って2か月くらいずっと言ってたんですけど、行ってみたらハマっちゃって(笑)。

冬野さん:どハマりだよね。

松本さん:逆に今は僕が心央君に「来い」って(笑)。いい趣味ができたな、いい誘いをもらって本当に良かったなって思います。

一緒にジムへ行ったりもするんですか?

冬野さん:初めの頃は一緒に行ってたときもありますけど、最近はそれぞれのペースがあるので個々で行ってますね。

実は筋トレ仲間だという二人。

映画の後半にみんながそれぞれペスティスのいう”低俗な願い”を口にしますが、今思う願いは何かありますか?

冬野さん:……富士山に登りたいです。

松本さん:へ~、そうなの?

冬野さん:バンジージャンプしたり、ゴーカートに乗ったりとか、アウトドアなことに最近ハマっているので。だから次は富士登山をしてみたいです。

松本さん:映画の撮影も富士山の近くだったんですよね。

冬野さん:そう、だからあの景色を見てても「登りてえ!」ってなりましたね。

松本さん:僕は海外に行ったことがないので、行ってみたいって気持ちはずっとありますね。心央君が結構海外に行っていて、楽しいよって話をいろいろ聞いたこともあって。

冬野さんはどのあたりに行かれたことがあるんですか?

冬野さん:ここ3年間くらいで地元の友だちと、アメリカ、フランス、ベルギー、イギリスなどに行きました。

松本さん:めちゃめちゃオシャンティーな写真とか見せてくれて、いいなぁってなりました。

冬野さん:海外に行くといろんな人に出会えて、価値観が広がりますよね。

松本さん:なんか、いろいろな刺激をもらってるんですよ。筋トレやれとか、海外行けとか(笑)。

どこか具体的に行きたい国はありますか?

松本さん:僕はクリスマスの雰囲気が好きなので、本場というか、ああいったキラキラした世界観が感じられるところに行ってみたいですね。

冬野さんからの「お誘い」にいろいろ影響されているという松本さん。

「ダンス」に関しては正反対の二人

子どもの頃はどんなお子さんでしたか?

冬野さん:僕はもう内気でシャイな子どもでしたね。人前で発表するのも異性に話しかけたりするのも苦手でした。でも大人になったら経営者になりたかったです。自分で何かを作って売って、みたいなことをやってみたいと思っていました。

松本さん:小さいときは泣き虫で、母親がお風呂に入るだけでも泣いていたらしいです。小学生の頃は運動が大好きで、短い休み時間も運動場に出て必ず運動するみたいな子どもで、保育園から小学6年生までダンスを習っていました。体を動かすのが大好きなんです。

最近は何か筋トレ以外にも運動はしているんですか?

松本さん:最近だとランニングとかウォーキングはしていますが、他はあんまり。バッティングセンターへ一緒に行ったよね?

冬野さん:バッティングセンターブームがあったので…。

松本さん:それも心央君が先導で(笑)。 楽しかったです。

松本さんはなりたかったものはありますか?

松本さん:ダンサーになりたかったです。今はもうやってないんですけど、オーディションとかでちょくちょく披露したりすることはあるし、ダンスに絡んだ作品に出たいなとかもあります。ゴジュウジャーのオープニングもダンスがあったので、そこは楽しくできました。

今はSNSで披露したりとかもできますけど…

松本さん:いや、自分のアカウントでダンスを披露するのは普通に恥ずかしいです! でもテレビシリーズで出てくる、百夜陸王/(ゴジュウレオン)が歌う「野生のカン」とかはダンスっぽいダンスなんで、秀君(鈴木秀脩さん)といつか踊ってみたいなとかは思います。でも一人は嫌です。恥ずかしい(笑)。

冬野さんは、ダンスはどうですか?

冬野さん:ダンスはテレビシリーズのオープニングダンスがラストダンスです。あれが最後のダンスだと思って頑張りました。

松本さん:あの撮影以来、もう踊らないって宣言してました(笑)。

ダンスが苦手なんですか?

冬野さん:はい。ダンスは大の苦手です、やってもセンスがないので。うまくなれる素質が一切ないので……。

松本さん:オープニングのダンスは結構難しいというか速くて、でも、僕たちの(決まった)練習時間以外にもプラスで練習したりして、めちゃくちゃそこは努力してたと思います。

冬野さん:いやあ、あのときは講師の方がビシバシ鍛えてくださったんです。

少し照れながらも、かわいくハートを作ってくれた冬野さんと松本さんでした。

今、お二人が興味があることナンバー1を教えてください

冬野さん:最近アニメ『チ。 ―地球の運動について―』の展示に行って、地動説・天動説の歴史を学んだというか知ったんです。そこから歴史とか科学にちょっと興味が出てもっと知りたいなって思いました。

もともとガリレオ・ガリレイの「それでも地球は回っている」という言葉が大好きで、それで地動説のアニメがあるから見てみようってなりました。

松本さん:僕はちょっと前に見終わった韓国ドラマにハマって。キュンキュンするし泣けるし、ほんと声が出るくらい泣いてました。

冬野さん:よく言ってたね。「昨日泣いた〜」って。

松本さん:音楽聴くだけで泣けるっていうくらいハマって。本当に韓国ドラマって感情を揺さぶられるんですよ。普段ならない感情になれるので、楽しい気持ちになれましたね。

これまでも韓国ドラマは結構観てるんですか?

松本さん:いや、そのドラマを見るまではほとんど見たことがなくて、そのドラマをきっかけにハマった感じです。でもまだそれを超えるものには出合えてないですよ。

左から暴神竜儀、猛原禽次郎、遠野吠、一河角乃、百夜陸王。

それでは改めて映画の見どころを含めたメッセージをお願いします

冬野さん:いろんなゲストの方だったり、たくさんのスーパー戦隊のレッドが登場したり、テガソードが倒されてしまったりと盛りだくさんの内容になるんですけど、映画ならではの迫力や臨場感を味わってほしいので、ぜひ映画館で観てほしいです。

松本さん:テレビシリーズでは見られないような、敵幹部との共闘というか一つの目標に向かって戦うというのが絶対見られない光景なので、そこは映画ならではのカオスな状況をぜひ楽しんでいただきたいです。


映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』は、映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』とダブルで楽しめる!

かつてのユニバース大戦が勃発するきっかけとなった厄災、その残党”ペスティス”の猛攻によってなんとテガソードが倒されてしまったのです!

復活に必要なのは、奪われたテガソードの核となる指輪。ゴジュウジャーは指輪を奪い返すべく、ペスティスが潜むテガソードの体内へと飛び込み、様々な試練に挑みます。“はぐれ者”の5人は団結し、試練を乗り越えることができるのでしょうか? そして初めて語られる、テガソード誕生に隠された衝撃の真実とは!?

特撮好きで知られる中川翔子を始め、多くのゲストも登場。さらに、ある特撮ヒーロー役の俳優もシークレットで登場しますのでお見逃しなく!

7月25日(金)全国ロードショー!

映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』

同時上映:映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』
おまけムービー「ゴチゾウのなつやすみ」

<キャスト>
冬野心央 鈴木秀脩 神田聖司 松本 仁 今森茉耶 木村魁希 三本木大輔 まるぴ カルマ
(声)梶 裕貴 KENN 速水 奨  中川翔子/サンシャイン池崎/ゴー☆ジャス/てつや(東海オンエア)
中越典子

  • 原作:八手三郎
  • 脚本:井上亜樹子
    音楽:沢田 完 
  • アクション監督:福沢博文 
  • 特撮監督:佛田洋
  • 監督:田﨑竜太

映画「ガヴ・ゴジュウジャー」製作委員会
©テレビ朝日・東映AG・東映

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取材・文/苗代みほ 撮影/黒石あみ(小学館)

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