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自分にとって「STO」だった今回のゲスト声優
ーー今回9年ぶり、2度目の「映画きかんしゃトーマス」の声優オファーがきた感想をお聞かせください
DAIGOさん:「STO」=「(S)最高の(T)タイミングの(O)オファー」ですね。
9年前はまだ子どももいなかったし、初めてトーマスのキャラクター「ライアン」をできるという喜びでした。でも今は子どもがいて下の子は男の子で、車とか電車とかの乗り物系がめちゃくちゃブームなんです。そこにトーマスのオファーが来たっていう、これ以上無い、最高のタイミングでした。
このオファーをきっかけにトーマスの本を家で子どもに読み始めたんですけど、案の定どハマりです。「パーシー! カナ!」とか、もうどんどん名前を覚えていって、今は息子がわが家で一番詳しいですね。こんないいタイミングで吹き替えをやらせていただけたのは本当にありがたかったです。
ーーお子さんが特に好きなキャラクターはいますか?
DAIGOさん:カナやニアの女の子キャラです。出てくるとテンションが上がりますね。
ーーDAIGOさんはどうですか?
DAIGOさん:うーん、悩みますね。でもトーマスは基本的に好きかな。やっぱり主役だからトーマスは馴染みがあるし……、でもサンディーなんかも好きですね。

ーーただ今回は機関車ではなく、サンタクロースの声ということでした。普段のDAIGOさんの声とは違う雰囲気でしたが、どんなイメージでアフレコされましたか? 普段の声よりはやや年上っぽく感じました
DAIGOさん:もともと仮のガイドとして入っていた声があったんですけど、それがめちゃくちゃ良くて、もうこれこのまんま使えないかなって思ったんですけど(笑)。
ーー(一同爆笑)
DAIGOさん:それはちょっとDAIGOじゃないから(笑) でもある意味参考にとは思いました。サンタだからもう少しおじいちゃんぽくやろうかなとか考えていたんですけど、監督がそんなに渋い感じじゃなくていいと言ってくださって。元気はあるけど、時に子どもたちに優しく語りかけたりする感じで。でも恰幅はいいから、そこはイメージして声をあてました。すごくいい仕上がりになったと思います。

映画のオープニングが歌なので、子どもたちもテンションが上がって一気に引き込まれる
ーー今回の映画で好きなシーンや印象的なシーンはありますか
DAIGOさん:映画の最初って大事だと思うんです。だから歌で映画が始まるのはテンションが上がりますよね。一気に引き込まれる、すごく素敵なオープニングだなって思いました。曲もすごくいいんですよ。お互いを思いやってプレゼント交換するシーンとかも好きです。地球上でなかなか無いんじゃないか、っていうくらいの思いやりを感じました。
ーー映画も含めて「きかんしゃトーマス」の魅力はどんなところだと思われますか?
DAIGOさん:キャラクターがそれぞれ魅力的で役割もあって……、機関車に顔があってしゃべるっていうのがね、かわいくて。電車同士がしゃべるって実生活ではないけれど、もしかしたらみんなそんなことを考えて走っているのかもしれないし、って思うと夢がありますよね。
ーーご自身の子どもの頃のクリスマスの定番の過ごし方はどんなふうでしたか
DAIGOさん:そんなにクリスマスをフィーチャーする家ではなかったんですけど、クリスマスツリーを飾って、プレゼントに何をもらうかみたいな。プレゼントに何をもらえるかっていうのはやっぱりすごく楽しみなシーズンでした。
ーーなかでも一番思い出に残っているものはありますか?
DAIGOさん:「ゾイド(ZOIDS)」っていう恐竜をモチーフにしたメカのおもちゃが大好きで、それをもらったのがうれしくて記憶に残っています。
DAIGOさんにとってクリスマスの重要なミッションとは…?

ーー親になってからクリスマスの過ごし方は変わりましたか?
DAIGOさん:夫婦二人のときはツリーを飾ろうとかお互い全くなくて。食事にでも行けたらいいねとかそんな感じだったんです。でも子どもが生まれてからは、子どものためにツリーを買って飾ったり、クリスマスをどう過ごすのか考えたりするようになりましたね。
ーー料理番組にも出演されているDAIGOさんですが、クリスマス料理を作ったりもするのでしょうか?
DAIGOさん:クリスマスは基本ケンタッキーフライドチキンです。それをちゃんと予約できるかどうかが僕のすごく大きなミッションです! 最初クリスマスシーズンの事情を知らなくて、チキンが買えなかったんですよ。少しなら買えるのかなって甘い考えだったんですけど、予約しないと買えないってことを初めて知って。そのときから心を入れ替えて、しっかりいい時間帯に予約をしようって。自分の中で見つめ直して、早め早めに行動しています。時が経ち料理の腕が上がったら、クリスマス料理を作ってもいいですね!
ーーご自身の中での子育てルールは何かありますか
DAIGOさん:子どもがやりたいことをやらせてあげたいっていうのは、夫婦ともども思っています。あとは毎日子どもが早く寝られるようにしたいなって。もちろん寝ない日もあるんですけど、夜8~9時くらいには寝かせる流れを作っていくようにしていますね。特に上の子は幼稚園もあるし、いろいろ忙しいからこそしっかり寝てほしいと思います。
ーーお子さんが2人になったことで、気をつけていることなどはありますか
DAIGOさん:その子なりの個性みたいなものがあるので、そこを理解していくようにしています。例えば上の子は寝てくれたけど、下の子は途中で起きることもあります。でもそれぞれの性格があると思うので、いろいろ子どものこと見ながら感じ取っていきたいと思っています。
下の子はできることが少しずつ増えているし、上の子は下の子の面倒をみて本を読んであげたり、手を繋いで歩いたりしてくれるようになりました。風邪をひくとか、子育ては大変なこともありますけど、より楽しくなったなあ、って感じます。

ーー今作品を見る親子へ、映画の見どころとメッセージをDAI語でお願いします!
DAIGOさん:「TCS」=「(T)トーマスと(C)クリスマスを(S)過ごそう」ですね。トーマスの世界で、めちゃくちゃクリスマスを感じられるんです。本当にクリスマスのために、きかんしゃトーマスと仲間たちが本当にみんなで頑張るんですよ。
僕もこれまでいろいろな吹き替えをやらせてもらったんですけど、その中でもいいサンタさんができたんじゃないかなって思います。妻にも見てもらったんですけど「上手くなったね」って褒められました(笑) 。そこも注目してほしいです。トーマスたちの成長だけでなく、DAIGOの成長も感じられると思いますので、ぜひ劇場で見てください。

親子でクリスマス気分が高まる、「映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行」

2025年12月12日(金)より全国ロードショー!
「映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行」
<キャスト>
トーマス/田中美海、パーシー/越乃 奏、カナ/大久保瑠美、ニア/古賀英里奈、ディーゼル/山藤桃子、サンディー/山下七海、カーリー/土師亜文、ブルーノ/竹内恵美子、ジェームス/伊東健人、ハロルド/神尾晋一郎、トップハム・ハット卿/岡本幸輔
サンタクロース/DAIGO、サンタに手紙を書いた女の子/倉田瑛茉
原作:「汽車のえほん」ウィルバート・オードリー
脚本:リック・サヴァル
監督:キャンベル・ブライヤー
©2025 Gullane (Thomas) Limited.
取材・文/苗代みほ 撮影/小倉雄一郎(小学館) スタイリスト/林 峻之 ヘアメイク/礒野亜加梨