小学生向け【面白い自由研究】18選|簡単ですぐにできるテーマを大調査!

PR

始まったと思ったらすぐ終わってしまうのが夏休み。特に夏休みの自由研究は、テーマ選びや準備に手間取っているうちにうっかり後まわしにしがち。そこでHugKumでは小学生の「自由研究」についてアンケートを実施。テーマの決め方や実際のテーマなど、ヒントやアドバイスをまとめました。

自由研究のテーマはどうやって決める?

HugKumでは、小学生のお子さんを持つママやパパ120人を対象に自由研究のテーマ決めについてアンケートで聞いてみました。

Q:自由研究のアイデアはどこから得ていますか?

Q:自由研究のアイデアはどこから得ていますか?

 

「子どもが自分で考える」が1位で、2位の「インターネット検索」とほぼ同率です。

実際の道筋としては、お子さんが興味・関心のあることや、普段から疑問に思っていることをいくつか検索し、そこからそれが検証可能であるかどうか、実際にどんな実験方法があるか、どんな考察結果を導き出せそうかを予想して、研究テーマを絞っていくようです。

検索などの事前調査を親が手伝う場合にも、まずは「どんなことをやってみたい?」「調べてみたいことってある?」といった親子の対話の中からお子さんの興味の対象を引き出すことで、お子さんが「自分で選んだ」という当事者意識と達成感を持てるようになるでしょう。

それでは、具体的にはどんな研究テーマがあるでしょうか。アンケートをもとに、学年ごとにおすすめの自由研究をいくつかご紹介します。

4年生向けの面白い自由研究テーマ

小学4年生向けの面白い自由研究テーマ

スライム作り

ビヨーンと伸びて独特の感触が面白い「スライム」。手作りすることで化学実験の手応えと完成後の楽しみの一挙両得。聞き慣れない材料の「ホウ砂」は洗浄剤や研磨剤としても使われますので、スライム作りとあわせて、ホウ砂の用途について調べてみてもいいですね。

【材料】

ホウ砂 ⇒ 約5g(ドラッグストアやホームセンター、ネットショップなどで入手できます)
洗濯のり(PVA入り) ⇒ 100cc
水 ⇒ (100 + 50 )cc
計量カップ・ボウル・かきまぜ棒・絵の具(着色料)

【作り方】

1)ボウルに100ccと洗濯のり100ccを入れて混ぜ、さらに絵の具を入れて色が均一になるように混ぜる。
2)あらかじめ水50ccにホウ砂5gを溶かしたホウ砂溶液を作っておき、1のボウルに入れてよく混ぜ合わせる。

ホウ砂を使わない作り方もありますので、ネットの情報を参考にしてください。スライム作りのキットなども販売されています。

保護者の声

「簡単にできるし、理科の勉強にもなる」(40代・大阪府・子ども1人)

デビカ 工作 スライミーができちゃう~

 

星座観察

夏の夜空に輝く、いて座やさそり座や「夏の大三角形」などを見つけて、スケッチや写真にまとめて観察日誌をつけてみましょう。

星座は星座早見表や星座の図鑑などであらかじめ調べておき、灯火や建造物などがない場所で観察します。高機能の天体望遠鏡がなくても、環境条件がよければ双眼鏡や肉眼でも観察することができます。

写真を撮る場合には奨励されるレンズやコツなどがありますので、カメラ専門サイトの情報などを参考にしてください。

参考:TAMRON【星空(星景)の撮り方】

【用意するもの】

星座早見表(市販のものやダウンロードしたものなど)
懐中電灯
方眼紙
時計
方位磁石

【観察方法】

1)観察ポイントを決め、明るさや星の並び方に特徴のある星・星座を見つけ、そこから星座表を参考に他の星座を探していく。
2)星座を見つけたら方眼紙に記録し、日にちや時刻を記入する。

何日かに分けて記録をつけたり、一時間ごとの星の移動を観察したり、見つけた星座にまつわる伝説などを調べてみてもよいですね。また、既存の星座に加えて、自分で自由に星座をつくって名前をつけてみても。
星座の観察キットなども販売されています。

保護者の声

「星の動きの勉強になる」(40代・福岡県・子ども2人)

星座観察キット

 

警察犬について調べる

動物が好きだけど、家でペットは飼っていないし、動物園に行っても何を観察したらいいかわからない…。そんなときは警察犬や盲導犬など、社会貢献している動物について調べることで、社会科的な発見と知識を得られます。

【調べる項目】

向いている犬種について調べる
仕事の内容について調べる
訓練の内容と過程について調べる

【方法】

警察庁や日本警察犬協会のHPなど
日本盲導犬協会東日本盲導犬協会のHP、またはそのイベント
訓練施設のHPやパンフレットなど

絵が得意なら、犬種の違いや特徴をイラストで図解してもいいですね。

保護者の声

「警察犬の活躍を勉強してもらいたい」(30代・東京都・子ども2人)

5年生向けの面白い自由研究テーマ

昆虫の標本をつくる

夏の自由研究として定番の昆虫標本。とはいえ、虫が苦手なママパパには手伝いにくいこともあり、実際はそれほどみんながやっているものではありません。標本にふさわしい虫が手に入れば、市販のキットを使って小学生でも昆虫標本をつくることができます。

標本をつくったら、採取場所や年月日・図鑑で調べた内容なども記載すると、学習要素が深まります。

【用意するもの】

・昆虫(セミやバッタなど、足や羽が欠けていないもの)
・昆虫標本キット(ピン・発泡スチロール・ラベルなどが入ったもの)
・虫を固定するためのピンセット
・ピン
・記録ノートと筆記用具
・図鑑(昆虫の名前や特徴が載っているもの)
・虫かご、虫取り網(採集時に使用)
・ラップや小箱(虫を一時保管するため)
・使い捨て手袋(虫に触れるのが苦手な場合)

【作り方】

① 子どもと一緒に虫を探しましょう。公園や森、庭先など、自然が多い場所がおすすめです。
② なるべく傷のない虫を見つけたら、そっと虫かごに入れて持ち帰ります。
③ 標本キットを広げて、発泡スチロールの上に虫を置き、ピンで固定します。足や羽が広がるように整えると見栄えがきれいです。
④ 固定できたら、図鑑で虫の名前や特徴を調べて、記録ノートに「名前・採集した場所・日付・特徴」などを書きましょう。
⑤ ラベルを作って、標本のそばに添えましょう。
⑥ 完成した標本は、箱などに入れて保存します。

保護者の声

「虫が好きなので一生懸命作っている」(30代・千葉県・子ども2人)

マルカン はじめてのかんたん昆虫標本セット

 

ハーバリウムを作る

ガラス瓶の中に乾燥処理をした植物を入れ、保存オイルや防腐剤などに浸したハーバリウムは、見た目もインテリアのようにきれいで、女児の自由研究に人気です。

ハーバリウムは植物標本の意味もありますので、使用した植物について調べたことを記載すると学習面も補強されます。材料にはハーバリウムオイルや乾燥処理された花材を使いますので、材料集めに困ったら制作キットを利用するのも手です。

【用意するもの】

・ガラス瓶(高さ10〜15cm程度、細長いタイプが人気)
・ハーバリウムオイル(透明な専用オイル)
・乾燥処理された花材(プリザーブドフラワーやドライフラワー)
・ピンセット(瓶に花を入れるときに便利)
・竹串や細いスティック(花材の位置調整に使用)
・ラベルやタグ(瓶に貼ると自由研究らしさが出る)
・新聞紙または作業マット(こぼれ防止に下に敷く)
※制作キットを使えば花材・瓶・オイルがセットになっており便利です。

【作り方】

① 花材を選ぶ:色や形の組み合わせを考えて、楽しく花材を選びましょう。
② 瓶の中をチェック:水分や汚れがないよう、事前に乾いた状態にしておきます。
③ 花を配置する:ピンセットや竹串を使い、花材をバランスよく瓶の中へ入れます。小さな葉や実をアクセントにすると華やかになります。
④ オイルを注ぐ:花材の配置が決まったら、ハーバリウムオイルをゆっくり注ぎます。瓶の8〜9分目くらいまででOKです。
⑤ ラベルや植物名を書く:使用した植物を図鑑で調べ、名前や特徴を書いたラベルを瓶に貼ると学習にもつながります。
⑥ 完成:ふたをしっかり閉めて完成です。

保護者の声

「簡単だけど仕上がりがきれい」(40代・新潟県・子ども1人)

ハーバリウム 手作りキット ロングサイズ 2本セット

 

手作りキャンドル

手作りキャンドルは作ったあと実際に家庭で使うことができ、特別な日の食卓に使えば、お子さんも「自分が作った」と得意な気持ちになれることでしょう。

【用意するもの】

古いろうそく
クレヨン
紙コップ
割りばし
鍋と耐熱ボウル

【作り方】

1)細かく削ったろうそくを湯煎や電子レンジなどで溶かす。芯の糸は鍋から菜箸などで引き上げておく
2)削ったクレヨンを入れて色をつける
3)紙コップの上に割りばしを渡し、1で引き上げた芯の糸や新しいたこ糸を、その割りばしに挟んで垂らして糸を固定する
4)2を、3の割りばしにかからないよう、紙コップに注いで1~2時間常温で冷やす
5)かたまったら紙コップをはがしとり、芯の長さをはさみで調整してできあがり

※キャンドルづくりは火傷に注意して、必ず保護者の方がいっしょにつくってください。

キャンドルの色づけは、最初につくったろうに違う色のクレヨンを少しずつ足していって、新しい色やマーブル模様を作りだすこともでき、色のかけあわせの学習にもなります。

手作りキャンドルも、専用キットを入手してチャレンジできるのでお手軽です。

カメヤマキャンドルハウス ボタニカルキャンドルキット 3個アソート

 

自分の街の歴史を調べる

定番ですが、調査・理解・総括といった総合的学習能力を高めることができ、フィールドワーク的思考も身につくことから、評価の高いテーマです。

居住している地域の役所や図書館、公的施設、史跡や歴史的建造物をたずね、パンフレット・HPなどで情報を集めます。画像や情報はネットでも手に入りますが、評価アップのコツは実際にたずねていき、自分で写真を撮ったりスケッチをしたりすること。

地図も手描きにして、調べた地区・ポイントごとに章を立て、写真やスケッチ、調べたことや感じたことをまとめてみましょう。単なる資料のひきうつしではなく、実際に取材したレポート風にすることでオリジナルな研究になります。

自分の住んでいる街でもいいですし、祖父母の家に帰省した思い出といっしょに、その地域を研究してもいいですね。

【研究のヒント】

・国全体の歴史と、地域の歴史を年表で比較する
・歴史的建造物・史跡の年表をまとめる
・地域のメイン産業のなりたちを調べる
・特産品や名物の発祥や由来を調べる
・河川、鉄道、商店街などのスポットに絞って歴史的変遷をまとめる
・地域出身の歴史的人物について調べる
・自分の通っている学校の歴史を調べる
・交通標識や看板から、その区画の特性を読み解く

どこに行けばどんな情報が手に入るかといったことから親子で話し合い、家族のレジャー外出もかねて、自分が住む街の知らなかった一面にふれてみましょう。

保護者の声

「自分の住んでいる場所に愛着を持ってほしいから」(40代・神奈川県・子ども2人)
「身近にあるショッピング施設の歴史を学び、この地方の歴史を学べるから」(30代・愛知県・子ども2人)

6年生向けの面白い自由研究テーマ

6年生向けの面白い自由研究テーマ

海の生物の研究

海に行ったら、磯遊びで見つけた生き物や魚を記録に残して、図鑑で調べた内容とともにまとめてみましょう。

干潮時の水位が下がったときに現れる岩場は、潮が引く際に凹部に水がたまり、「タイドプール」と呼ばれる潮だまりができます。ここでは小さい魚や生き物をたくさん観察できます。それを写真に撮って、図鑑の分類別に整理して自分だけの生物図鑑をつくってみましょう。

生き物が苦手なお子さんは、貝殻を収集して図鑑で調べ、「科」や「属」で分けた標本をつくるのもおすすめです。微小貝と呼ばれる大きさ数ミリの貝は、破損されずにきれいな形で拾えることも多いので、採取した微小貝をルーペで拡大してスケッチしてまとめても、オリジナルのイラスト図鑑ができますよ。

【観察のアドバイス・注意点】

・毒性を持っている生き物もいますので、安易に素手で触れない
・満潮には水位が上がり、岸から離れた岩場に取り残されることもあるので場所と時間に注意する

磯遊びに便利な道具がありますので、準備を整えてから行きましょう。

保護者の声

「プランクトンや魚《絶滅種含め》興味を持ってほしい」(50代・広島県・子ども1人)

エーワン 川磯遊び観察セット2

新聞記事の切り抜き

新聞を切り抜いてスクラップブックをつくってみましょう。新聞に目を通すことで、いま社会で何が起こっているか、どんなことが話題になっているかを知ることができます。ネットやデジタルニュースと違い、見出しの大きさやレイアウト上の扱いなどから記事の重要度を把握することもでき、それらの切り抜きを自分なりのテーマで再レイアウトすることで、総括やまとめの力が身につきます。

テーマに沿って新聞紙を切り抜いたら、ノートやルーズリーフに貼り付けます。わからない言葉や重要なキーワードに線を引き、それについて調べたことを切り抜きのまわりに書いたり、資料を貼り付けたりすると、単なるスクラップブックではなく手作りの時事ガイドブックが出来上がります。その夏にどんなことがあったか、大人になって読み返してみる楽しみもできますね。

【例1:夏休み中の世の中の動きをまとめる】

・夏休み中、もしくは8月中などに期間を定めて、その間にあった出来事を「政治」「社会」「海外」「文化」などジャンル別にまとめる

【例2:特定の出来事の変遷をまとめる】

・気になる事件や時事問題に関して、古い記事から順にスクラップして変遷をまとめる

【例3:新聞比較】

・同じ日の第一面や同一の出来事の記事について、数社の新聞を比較して、記事の大きさの違いや社説の論調などの違いを比べる

自宅で紙の新聞を購読していない場合は、図書館でコピーをとったり、ダウンロードサービスの紙面ビューアーをプリントアウトしたりして代用することも可能です。

保護者の声

「世の中のことがわかってくる頃だから勉強になる」(40代・神奈川県・子ども1人)

化学実験

自由研究の「研究」という響きから、化学実験をイメージするお子さんも多いのでは。といっても、自宅には実験器具もないし、何を用意すればどんな実験ができるかわからない…危険な実験もさせたくない…などの理由からハードルが高いのも現実です。でもこんなときこそ実験キットをじょうずに利用してトライしてみましょう。

保護者の声

「身近なものでできるものも意外と多いから発見がある」(30代・茨城県・子ども2人)

ここではネット通販で入手できる実験キットを、いくつかご紹介します。

触れる図鑑 つかめる水

商品に入っている2つの溶剤と、 ペットボトルなどの家庭にある容器でつかめる水が作れる実験キットです。

化学のヒカリ水でいろいろな色をつくろう!

混ぜると光る液体を使って、色の調合や色の三原色を観察できる実験キットです。

力学 超飛距離ペットボトルロケットキット

付属のテキストと合わせて、ロケットが飛ぶ仕組みを学習できる、ペットボトルロケットの制作キット。

HugKumでは、自由研究のアイデア満載の特設サイトを開設しています。そちらもあわせてご覧ください。

特設サイト「夏休み☆自由研究ハック」

低学年向けの簡単な自由研究テーマ

主に小学4~6年生の自由研究テーマをご紹介してきましたが、その他1~3年生の低学年でもできそうなテーマについても、アンケートからピックアップしました。

工作

ペットボトルや食品の空箱に音の鳴る物を入れて楽器をつくったり、モビールや風鈴をつくったり。男児であれば乗り物をつくっても楽しいです。

保護者の声

「物を作ることはいろいろな刺激になる」(40代・和歌山県・子ども1人)
「トイレットペーパーの芯や食品の空き箱などを使えば安上がり」(50代・東京都・子ども1人)

▼関連記事はこちら

すべて実例 先輩・小学1年生の夏休み自由研究作品がすごい!
小学館の学習雑誌『小学一年生』2017年9月号の、保護者向け別冊ふろく『HugKum』(ハグクム)では、夏休みの自由研究と読書感想文につい...

液体の凍る速さの実験(氷の実験)

家の中で完結できて手軽な割には、立派な理科実験レポートが得られます。凍らせる物によってかたまる温度が違うことを確認しましょう。

【用意するもの】

・同じ形・サイズの製氷皿(2〜3個)
・液体(例:水、砂糖水、塩水、ジュース、牛乳 など)
・冷凍庫(凍らせる環境)
・ラベルシールや紙とペン(液体の名前を記録)
・ストップウォッチまたは時計(時間計測に使用)
・記録用ノート(実験結果をまとめるため)
※液体の種類は、味付き・糖分や塩分のあるものなどを用意すると違いがわかりやすくなります。

【やり方】

① 用意した液体をそれぞれ製氷皿に注ぎ、種類がわかるようラベルを貼ります。
② 製氷皿を冷凍庫に入れ、同時刻に凍らせスタート。
③ 30分おきに各液体の凍り具合を観察し、記録ノートにメモします。
④ どれが最も早く凍ったか、またはまったく凍らなかった液体があったかを確認します。
⑤ 凍る速さに差が出た理由を考え、液体の成分(糖分・塩分など)との関連を調べましょう。
⑥ わかったことをレポート形式にまとめます。

保護者の声

「簡単で、ジュースなどを凍らせて実験が終わったら食べられるので子どもが喜びます」(40代・広島県・子ども2人)
「がんばれば一日でもできる」(50代・神奈川県・子ども1人)

▼関連記事はこちら

はやくとけるのは、どの氷? 「熱のつたわりやすさ」について学ぼう【低~中学年・自由研究アイデア】
はやくとけるのは、どの氷? なにの上に  氷をのせるかで、氷のとけるスピードが  かわる!? アルミ、はっぽうスチロール、木...

砂浜に落ちているもの探し

海水浴レジャーと自由研究をかねることができて一石二鳥。砂浜では貝柄以外に、珊瑚のかけらや、水で洗われてエッジがまるくなったガラス片なども見つけることができます。

【用意するもの】

・探すための袋や小箱(拾ったものを持ち帰る用)
・図鑑や図解プリント(貝・ガラス・珊瑚などの種類を調べるため)
・虫眼鏡(細かい模様や形状を見るのに便利)
・筆記用具とノート(記録や発見メモに使用)
・スマホやカメラ(見つけたものの記録や撮影に)
・手袋(ガラスなどを安全に拾うため)
・水道水と小さなブラシ(砂や塩を洗い落とすとき用)
・帽子や水筒など熱中症対策グッズ

【やり方】

① 砂浜をゆっくり歩きながら、目を凝らして色や形の違うものを探します。
② 貝殻、珊瑚のかけら、波で丸くなったガラス片などを見つけたら、小箱に入れて保管します。
③ 拾ったものは種類ごとに分類し、図鑑で名称や特徴を調べて記録ノートにまとめましょう。
④ それぞれがどんな環境や生き物と関係しているのかも調べると、より深い学びになります。
⑤ 帰宅後に水洗いをして汚れを落とし、並べて写真撮影します。
⑥ 最後に、発見したものとその説明を自由研究としてまとめれば完成です。

保護者の声

「海など行って、自分で採取できる」(30代・長野県・子ども5人)
「ビーチコームがはやってるから」(50代・神奈川県・子ども1人)

雲の観察

普段なにげなく見上げている空も、きちんと観察するといろいろな形の雲があることに気づきます。雲の名前と気象状態との関係を調べても多くの発見が得られます。

【用意するもの】

・空を観察しやすい場所(公園や広場など安全な場所)
・雲の種類が載っている図鑑またはプリント(巻雲・積雲・層雲など)
・時計またはスマホ(観察時間を記録するため)
・ノートと筆記用具(雲の形や動きなどをメモ)
・カメラやスマホ(雲の写真を撮るため)
・色鉛筆(雲の形や空の色を描くのに便利)
・熱中症対策グッズ(帽子・水筒など)

【やり方】

① 晴れた日や曇りの日など、天気が違う日に空を観察します。午前と午後で比較するとさらに面白いです。
② 雲の形・色・高さ・動きなどに注目して観察します。
③ 図鑑を使って雲の種類を調べ、ノートに記録します。
④ その雲が出ていた日の天気(晴れ、雨、風の強さなど)も一緒に記録します。
⑤ 写真を撮ったり、絵を描いたりすると、あとで振り返りやすくなります。
⑥ 数日間観察して集めたデータから、「この雲が出ると雨が降りやすい」などの関係を見つけてみましょう。
⑦ 最後に、観察した雲の種類や気づいたことを自由研究としてまとめれば完成です。

保護者の声

「頻繁に外に出るので、楽しく体を鍛えられる」(40代・千葉県・子ども2人)
「写真が好きだから」(40代・神奈川県・子ども2人)

【自由研究】身近な”雲”を観察してみよう!虹色の雲、入道雲…気象予報士がまとめ方を解説
雲を観察してみよう!素敵な雲に出会えるかも! この綺麗な虹のような雲、みなさんは見たことがありますか?「彩雲」という...

植物の成長や花の種類調べ

自宅で育てている植物でもいいですし、レジャーで出かけた山や高原にも観察素材をもとめることができます。スケッチして種名を記すだけでも素敵なイラスト図鑑になりますよ。

【用意するもの】

・植物や花が観察できる場所(庭、公園、山、高原など)
・植物図鑑や種類別に分類された資料
・ノートやスケッチブック(観察・記録・絵を描くため)
・鉛筆・色鉛筆・水彩絵の具(植物の色や形を描写するのに使用)
・スマホやカメラ(成長の変化を記録するため)
・定規(葉の長さや茎の高さを測るため)
・筆記用具(記録やメモ用)
・帽子や水筒などの熱中症対策グッズ

【やり方】

① 自宅や外出先で気になる植物を選び、日々の成長や花の様子を観察します。
② 葉の形・色・花びらの数・つぼみの成長などを毎日または定期的に記録します。
③ 観察対象の植物が何という名前か、どんな特徴があるかを図鑑などで調べます。
④ スケッチブックに植物の絵を描き、名前や特徴を書き添えましょう。色鉛筆や水彩で本物に近い色で描くと、図鑑としての完成度が高まります。
⑤ 家で育てている場合は、毎日撮影して成長を写真で記録するのもおすすめです。
⑥ 野外で見つけた植物の場合は、日付や場所、天気とともに観察メモを残しておくと、あとでまとめやすくなります。
⑦ 描いたスケッチや撮影した写真、観察メモをまとめて「わたしの植物図鑑」などとして自由研究に仕上げます。

保護者の声

「学習との関連」(40代・広島県・子ども4人)
「調べる癖をつける」(40代・千葉県・子ども2人)

新幹線の歴史

鉄道が好きな子におすすめ。新幹線の種類と特徴・走行路線などの詳細をまとめると、大人顔負けの新幹線ガイドができあがります。

【用意するもの】

・新幹線の本や図鑑(歴史・種類・路線などの情報が載っているもの)
・インターネット(最新情報や写真などを調べるため)
・地図帳または鉄道路線図(どこを走っているかを確認するため)
・ノートと筆記用具(調べたことの記録やまとめ用)
・カメラやスマホ(駅で新幹線を撮影する場合)
・時刻表や駅パンフレット(実際に使われている情報を活用)
・スクラップブック(写真や記事を貼って自分だけの図鑑に)
・ICカードや切符(見学や乗車体験をする場合)

【やり方】

① 新幹線がはじめて走った年や路線(例:1964年・東海道新幹線)など、歴史的なポイントを調べます。
② N700系やE5系など、車両の種類ごとの特徴(速さ・形・車内設備など)をまとめます。
③ 新幹線が走る路線(東海道・山陽・東北・北海道など)のつながりを地図に書き込んでみましょう。
④ 駅で実際の新幹線を見たり写真を撮ったりして、自分の目で確認するのもおすすめです。
⑤ 資料や自分の撮影した写真・メモをもとに、新幹線の歴史ガイドをノートやスクラップブックにまとめます。
⑥ 「いちばん好きな車両は?」「乗ってみたい新幹線は?」など、自分の感想を書き添えると個性が光る研究になります。
⑦ 最後に、まとめた資料や図鑑を自由研究として提出すれば完成です。

保護者の声

「興味があるみたいなので」(40代・長野県・子ども1人)
「親が鉄道好きなので」(40代・神奈川県・子ども2人)

昆虫観察

「学習」「研究」と大袈裟にとらえず、好きなことをするのがいちばん。昆虫好きのお子さんなら夢中になるテーマです。

【用意するもの】

・昆虫がいそうな場所(公園、庭、草むらなど)
・昆虫図鑑や種類一覧プリント
・虫眼鏡(細かい特徴を見るため)
・ノートと筆記用具(観察メモやスケッチ用)
・スマホやカメラ(写真記録のため)
・虫取り網(観察のために一時的に捕まえる際)
・昆虫ケースや瓶(逃げないよう一時的に保管)
・色鉛筆や水彩(見た昆虫を描く用)
・軍手(安全のため、草むらを探すときに使用)
・帽子・水筒などの熱中症対策グッズ

【やり方】

① 昆虫がいそうな場所を探し、静かに歩いて見つけましょう。朝方や夕方が活動しやすい時間です。
② 見つけた昆虫は、種類・色・形・動き・鳴き方などに注目して観察します。
③ 図鑑で名前や特徴を調べながら、ノートに記録したり絵を描いてみましょう。
④ 一時的に虫取りケースに入れて詳しく観察するのも良いですが、終わったら元の場所へ戻してあげましょう。
⑤ 昆虫がいた場所の環境(植物の種類、地面の状態など)もメモしておくとより詳しい研究になります。
⑥ 観察の中で気づいたこと、不思議に思ったこと、自分の感じたことをまとめましょう。
⑦ 最後に観察記録・写真・イラストなどを整理して、オリジナルの「昆虫観察ノート」として自由研究を完成させます。

保護者の声

「自然に触れる」(40代・愛知県・子ども2人)
「昆虫が大好きで毎年、昆虫に関する事で自由研究をしているため」(40代・東京都・子ども2人)

貼り絵

画用紙・折り紙・のりがあればでき、それでいて色の要素をひとつの画面に再統合するという構成力が問われます。ぜひ大作に挑戦してみましょう。

【用意するもの】

・画用紙(作品の土台になる紙)
・折り紙または色紙(色と素材の違いを楽しめる)
・のり(紙を貼るための接着剤)
・はさみ(形を切り抜くため)
・下描き用の鉛筆(全体の構成を考えるとき用)
・色鉛筆やマーカー(必要に応じて細かい部分に追加)
・テーマ例や参考資料(季節・動物・風景など)
・下に敷く新聞紙やマット(作業台を汚さないため)

【やり方】

① まずどんなテーマで貼り絵を作るかを考えましょう。季節の風景や好きな動物など、自由に発想してOKです。
② 画用紙に鉛筆で下描きをして、全体のバランスを確認します。
③ 折り紙や色紙を使って、必要な形やパーツをはさみで切り取ります。葉っぱや太陽、動物のパーツなど細かいところにも工夫を。
④ のりで紙を貼りながら、色の重ね方や位置に気を配って構成していきます。奥行きや動きを表す工夫も面白いです。
⑤ 全体が貼り終わったら、必要に応じて色鉛筆やマーカーで細部を描き加えると、完成度が高まります。
⑥ 作品が完成したら、テーマ・工夫した点・使った色の特徴などをノートにまとめて自由研究の発表資料にしましょう。

保護者の声

「手先を使うから」(40代・愛知県・子ども3人)
「作品を飾って記念にもなる」(40代・神奈川県・子ども3人)

まとめ方のポイント

自由研究の内容はさまざまでも、「見やすく・わかりやすく・楽しく伝える」ためにはまとめ方がとても大切です。ここでは、小学生が取り組む自由研究をカテゴリ別にわかりやすくまとめるコツや、使いやすい用紙の種類について紹介します。

観察

おすすめの用紙:ノート、スケッチブック、画用紙

まとめ方のコツ
・日付ごとに記録する「観察カレンダー」形式にすると変化がわかりやすくなる
・図や写真を貼りながら、見つけたこと・感じたことを自分の言葉で書く
・スケッチと合わせて色鉛筆などで描くと楽しい図鑑風に仕上がる

調べ学習

おすすめの用紙:画用紙、模造紙、ワークシート形式

まとめ方のコツ
・テーマを決めて「タイトル → 調べたこと → まとめ →感想」などで構成する
・写真や絵、文章をバランスよく並べると読みやすい
・資料の出典(図鑑やサイト名)を最後に書いておくといい

実験・比較

おすすめの用紙:レポート用紙、模造紙、自由研究シート

まとめ方のコツ
・「実験の目的 → 材料 → 方法 → 結果 → わかったこと」と順番で整理する表やグラフを手書きで作ると説得力アップ
・気づいた点や予想と違った点を、自分なりに考えて書くと良い

工作・創作

おすすめの用紙:画用紙、写真台紙、作品シート

まとめ方のコツ
・製作中の様子を写真で記録し、「工夫したところ」「材料の選び方」などを説明する
・完成写真だけでなく失敗した過程なども書くと、リアリティが出る
・タイトルや装飾に色紙やシールなどを使って、作品に合う見た目にすると楽しい

夏休みの自由研究は一生モノ

親の負担も大きい夏休みの自由研究ですが、大人になって振りかえると貴重な思い出になります。学校の勉強とは違う体験型の学習をやりきった記憶は、達成感や自信につながります。またパパやママに相談し協力してもらうことで、親子のコミュニケーションも活発になりますね。自由研究の思い出は、小学生時代の大切な経験として一生モノになることでしょう。

夏休みの自由研究
↓↓テーマ探しなら…ここをクリック↓↓

構成・文/HugKum編集部

自由研究 大特集

編集部おすすめ

関連記事