※以下、HugKumムック「中学受験 親のフォローの正解ってなに?」第3章からの抜粋です。
目次
受験をするかしないか。検討する時期はいつごろ?
現実として、首都圏では小学4年生ごろから塾通いを始めるお子さんが急に増えます。多くの塾では小学3年生の2月を「新4年生」と位置づけ、ここから本格的な受験プログラムがスタートします。つまり、入試本番である6年生の2月まで、子どもたちは丸3年間も受験勉強に取り組むわけです。
親御さんとしては「そんなに長い期間が必要なの?」と疑問に思うでしょう。塾の説明会に行けば「難関校を目指すにはこのくらいの期間が必要です」と言われ、行かせなければ「うちの子は大丈夫だろうか」と不安になる。そもそも「公立中ではダメなの?」と根本的な問いに悩む方もいらっしゃいます。
ひと昔前のように「私立中学は一部の頭の良い子が行く場所」という時代ではなく、今では多様な子どもたちを受け入れる私立中学校がたくさんあります。だからこそ、中学受験は「迷う理由だらけ」なのです。

「どうして中学受験を考えたのか」まずは基本軸をつくろう
基本軸にするのは“そもそもの親の受験に対する思い”です。
当初は“子どもにのびのびと6年間を過ごさせたい”と言っていた親御さんが、いつのまにか“偏差値75を目指すには、どんな勉強させたらいいですか?”とお尻を叩いて子どもに勉強させることに躍起になり、結局うまくいかなくなったケースも少なくありません。
あふれる受験情報によって、親の基本軸がブレてしまいそうになることは多々あります。でも“うちはなんのために受験をさせるんだっけ?”という原点を夫婦でコンセンサスを取って固めておくこと、そして事あるごとに振り返ることが何よりも大事です。

「受験させる理由」を書いた受験コンセプトノートをつくろう
「受験コンセプトノート」が家族の指針になる
私がおすすめしているのは、「うちの子に受験させる理由」を書き留めた「受験コンセプトノート」をつくることです。特別なものではなく、普通の大学ノートで構いません。
まず、このコンセプトを夫婦で話し合って書き出してみてください。その後は、お子さんの言動や成長、学力の変化を見て感じたこと、受験情報に触れて考えたことなどを自由に書き加えていきましょう。
記録として残すことが重要です。文章にすることで考えが整理され、夫婦間の認識のズレも少なくなります。驚くかもしれませんが、このように文章化している親御さんは1割もいないのが現状です。

長い受験期間中には、子どもの成績が上下したり、もしかしたら受験をやめたほうがいいのかと悩んだりすることもあるでしょう。そんなとき、夫婦でノートの最初のページを見返し、「わが家の受験の理由って何だっけ?」と原点に立ち返るのです。そうすれば、冷静に今後の方向性を考えることができますし、親の思いが過熱していることに気づけるかもしれません。
ムック第3章では、4大塾の徹底比較や、ほか中堅塾の紹介もしています

スクールFCの松島先生による「中学受験をしてほしいと子どもに伝えるよい方法」や、ユウシンさんによる「SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーの4大塾の徹底比較」「中堅塾の情報」などを掲載しています。これから中学受験を考えるご家庭の方も必須の情報が満載。ぜひチェックしてみてください!
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文/鬼石有紀 構成/HugKum編集部


