【楽しいことだけ、やろう!】小中学生の不登校が35万人を超える今、フリースクールを舞台にしたドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』は多様化する生き方に親子で触れられる作品

町田啓太主演の日本テレビ系土曜ドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』の第3話が、4月25日に放送されました。「楽しいことだけ、やろう!」をモットーに、学校に行けない子どもたちと向き合うフリースクール『ユカナイ』のスタッフ“タツキ先生”。生き方の正解がひとつではない時代に、子どもにも親にもそっと寄り添ってくれる本作は、子育て中のママパパも必見です。

町田啓太が“甘すぎる”フリースクールのスタッフを演じるヒューマンドラマ!

ドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』の舞台は、学校に行けない子どもたちの居場所となっているフリースクール『ユカナイ』。町田啓太演じるフリースクールのスタッフ“タツキ先生”は「楽しいことだけ、やろう!」をモットーに、子どもたちと全力で遊び、向き合っています。

4月25日に放送された第3話では、小学6年生の橘寧々(本屋碧美)の母・珠美(黒川智花)がやって来て、『ユカナイ』の退会を申し出ます。寧々は塾とピアノに通う以外、部屋に閉じこもってばかり。「このままひきこもりにならないといいんですけど……」と心配する母親に対し、「ひきこもりを楽しめてるかもしれないんで」と発言するタツキ。

その後、母が持ち帰ったチラシに載っている“ビーズアート”に興味を持った寧々は久しぶりに『ユカナイ』を訪れます。馬の形をしたビーズアートを丁寧に作り始めますが、どんな色を使うか自分で決められません。

一方、寧々の家では塾に行かせたい父・行雄(忍成修吾)と、ピアノを続けさせたい珠美の意見が対立。「寧々はどうしたい?」と問われても、寧々は答えられません。

「自分の意思を表現するのが怖い」…本当の気持ちが言えない子どもに寄り添うタツキ

第3話のストーリーでは、塾や習い事、進路など、「子どもの将来のため」「子どもの才能を伸ばすため」と親が一生懸命になる行動が、いつしか、子どもの本当の声を奪ってしまっていることもあると気づかされます。ビーズアートで自分の好みではなく、お父さんとお母さんが好きそうな色を選んだ寧々。そんな寧々に何かアドバイスするのではなく、ただ「そっか」と静かに受け止めるタツキの姿勢にハッとさせられる視聴者も多いのではないでしょうか。

『タツキ先生は甘すぎる!』の中で、特に印象に残るのがタツキが子どもたちに向ける柔らかな眼差しと、たびたび出てくる「○○はどうしたい?」という言葉。子どもがどんな答えを出したとしても、それを受け入れてくれるという安心感によって『ユカナイ』の子どもたちがのびのびと自分を発揮しているように感じられます。また、元中学校教師でタツキとは意見がぶつかりがちな新人スタッフのしずく(松本穂香)が、タツキの本当の思いに少しずつ気づいていく過程にも心が温まります。

そもそもフリースクールとはどんなところ?

文部科学省の調査によると、2024年度の小・中学校における不登校児童生徒数は過去最多の35万3970人(前年度比7488人増)となりました。小学校では約44人に1人、中学校では約15人に1人が不登校という計算になります

そんな中、かつては不登校の子どもを「学校に復帰させること」がゴールとされがちでしたが、現在は多様な学び方を尊重し、子どもの意思を尊重しながら、社会で自立するための支援を目的とする方針となり、それに伴い、フリースクールやオンライン学習などの整備が進められるようになっています。多くのフリースクールは、子どもたちの居場所としての役割を担っていて、『ユカナイ』のような自由なスタイルもまさにその一例です。

ドラマ『タツキ先生は甘すぎる!』で映し出されているのは、まさにこうした現在の景色。学校に行くことだけが当たり前ではない時代。わが子が「学校に行きたくない」と言ったときにどんな選択肢があるのかを知っておくことは保護者にとっても大切なことではないでしょうか。

タツキの“甘すぎる”姿勢の裏にあるものは…? ドラマはますます見逃せない展開に

さて、どこまでも“甘すぎる”姿勢で子どもたちと向き合うタツキですが、その裏には、自身の苦い経験からくる「子どもの気持ちを知りたい」と強く願う思いがあるよう…。ドラマはこれからタツキと元妻の優(比嘉愛未)、そして息子・蒼空(山岸想)の過去に迫っていきます。物語のもう一つの核心からも目が離せません。

「子どもにとって学校とはどんなところなのか」「家族は子どもとどう向き合っていくのか」…当たり前のようであって難しいことを優しく問いかけてくれるこのドラマ。ぜひ土曜の夜に家族一緒に観てみてくださいね。

『タツキ先生は甘すぎる!』日本テレビ土曜よる10時放送
公式ホームページ

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