「消せる」と「消えない」が1本になった夢のボールペンが誕生! 芯の太さ2種類を文具プレゼンターが試してみました【フリクションボールスイッチ】

フリクションタイプのペンが誕生してから、ボールペンと言ったらほとんど消せるボールペンを使っている筆者ですが、使えないシーンもあり消えないボールペンもやっぱり必要ですよね。かといって持ち運びに2本持つのもちょっと面倒…。そんなユーザーのニーズにこたえた「消せる」と「消えない」が1本になったボールペンが誕生しました!

消せるボールペン「フリクション」

発売20年を迎える「フリクション」シリーズ

パイロットの「フリクション」シリーズが発売になったのは2006年。ヨーロッパでボールペンが先行発売され、続いて2007年に日本で販売が開始されました。ペンについている消去用ラバーでこすることで熱が発生し、筆記した線が消えるのはみなさんご存じの通りです。この20年間で「フリクション」シリーズの商品は世界累計販売数50億本を達成しています。

「消せる」便利さ

初めに登場したのはボールペンでしたが、その後、サインペンやスタンプなど様々な形態へ展開しています。保護者の方ならばお仕事はもちろん、お子さんの体調などで予定が急に変わることもありますので、「スケジュール帳にはフリクションじゃなきゃ!」とボールペンやスタンプを利用している方も多いのではないでしょうか?

使えない状況がある

その「フリクション」が使えないシチュエーションがあります。筆記線を消せるので、「証書類・宛名など消えてはいけないものには使用しないでください」と注意書きがあります。重要な書類に使ってしまった場合、消して書き換えられてしまう恐れがあるからです。そのため、重要な書類には使うことができないのです。

「フリクション」シリーズには3色や4色の複数の色を一本で持ち歩けるボールペンもあって便利なのですが、使えないときがある。それを不便に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「消せる」と「消えない」が合体

フリクション史上初めて「消せる」と「消えない」が一本に

2026年3月に発売になった「フリクションボールスイッチ」は「フリクション」シリーズでは初めての「消せる」インキと「消えない」インキを一本にまとめた筆記具です。

「消せる」インキとして「フリクション」の黒・赤・青のボールペンインキが使われています。そして「消えない」インキは今回この商品のために開発された黒の油性ボールペンインキが使われています。

「消せない」ボールペンインキの特長

4本の芯を1本の軸に入れて使う「フリクションボールスイッチ」。消せないインキは消去用ラバーでこすった場合はもちろん消えません。ですがそれだけではなく、油性ボールペンインキなので筆跡がすれにくく、汚れにくくなっているのが特徴の一つです。

また、フリクション3色はそれぞれの色がついたスライドレバーを押し下げてペン先を出しますが、油性インキはスライドレバーとは形の異なる「クリップ」を押し下げることでペン先を出すようになっています。

従来の太さにしました

ボールペンのボディは現在販売されている4色ボールペン「フリクションボール4」と同じ軸の太さにしています。これならばペンケースや手帳で持ち運ぶときの使いやすさが変わることがありません。

芯の太さは2種類

ボールペンの芯の太さは2種類です。

今回の「フリクションボールスイッチ」の太さのバリエーションは2つ。「0.38mm(フリクションインキ)+0.5mm(油性インキ)」と「0.5mm(フリクションインキ)+0.7mm(油性インキ)」です。購入時に軸に貼られているシール(上写真参照)に記載があるのでご確認の上ご購入ください。

芯の太さが違うことに疑問を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか? これは、筆記された線をほぼ同じにするための工夫なのです。インキの種類により同じ芯径でも筆記線の太さが変わります。フリクションインキは「ゲルインキ」と呼ばれる種類で紙に書くとインキが紙に染みて少し筆記線が太くなります。一方、「消えない」インキは「油性インキ」であまり紙に染み込まないため、上記の芯径の組み合わせにすると筆記線がほぼ同じくらいになります。

便利さと実用性からを持って生まれた「フリクションボールスイッチ」をぜひ一度お試しください。

フリクションボールスイッチについてはこちらをご覧ください

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この記事を書いたのは

ふじいなおみ 文房具プレゼンター

文房具の情報を声と文章で伝える、文房具プレゼンターとして活動。ラジオパーソナリティとして、パートナーの他故壁氏と共に制作する「30分間文房具の話だけをする」ラジオ番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」ほか、他番組へのゲスト出演も。

子育て経験とラジオ番組制作・出演を通して学んだ知識をベースに、文房具ライターとしても活動中。2025年9月には、文房具の特徴を商品ごとに解説した本「支援が必要な子からちょっと不器用な子まで 子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑」(学事出版)を刊行。

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