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おうちでできるSDGsはどんなもの!? アイデアあふれる8種類の工作とまとめに挑戦!

――今回のテーマをSDGsにした理由を教えてください。
萌花さん 世界中の人たちがこの先幸せに暮らせるように、SDGs の目標になっている2030年までに私にできることはないのかなと思ったからです。
――SDGsについてはどんなきっかけで知ったのか覚えていますか?
萌花さん お母さんがエコラップのイベントをしていて知りました。
萌花さんのお母さん(以下お母さん) 元々は私が食育をメインとした、いろいろな親子教室を主宰していて、3~4年位前にエコラップとお野菜おやつを作るイベントをしたことがありました。そこに娘も参加したので、SDGsについて知ったんだと思います。

――過程をまとめたノートのほかに工作がたくさんありますね。制作期間はどのぐらいでしたか?
萌花さん 夏休みの間の2週間くらいです。工作は1日か2日に1つ作りました。
お母さん もともと工作はすごく好きで、幼稚園の頃からこの中の半分ぐらいは作ったことがあったんです。それをもう一度作る形だったのでスムーズに作れました。作っているところを私が写真に撮り、最後に娘自身がノートにまとめましたが、作るよりも書く方が大変な様子でした。
「やさいえのぐ」のパプリカは、食事中にソースが服についたことから絵の具にすることに!
――どのページも情報が多く、勉強になりました。工夫したのはどんなところですか?
萌花さん 表紙でSDGsを表現したところです。ダンボールをベースにして、亀の甲羅は海でゴミ拾いをしたときに見つけたシーグラスを使って、亀の絵はコーヒーのかすで描きました。小さい魚はペットボトルのラベルで作っています。最後のSDGsビンゴは、小さい頃にお母さんが作ってくれた英語のビンゴが好きで、それと同じようなものを作りました。ビンゴの内容も自分で考えました。
――ページ数が多いですが、大変ではなかったですか?
萌花さん 楽しかったです。
お母さん 書く方に時間をかけていました。途中で嫌になるかなと思いましたが、性格的に最後まできちんとやらないと気が済まないので、少し嫌になったらいったん終わりにし、また翌日頑張ってやっていた感じです。私としても無理強いはせず、最後までできなくてもそれでいいと、結果じゃなくて、楽しく作っていくことが大事だと思っていました。
――1年生でここまで長い文章を書けるのもすごいですね。普段は本を読むのは好きですか?
萌花さん はい、好きです。学校の図書の授業で本を借りるときに、時間が余ったらいつも読んでいます。勉強系の四字熟語の本を読んだりしています。
――イラストの色使いにもセンスを感じますが、絵を描くのも好きですか?
萌花さん 大好きです。猫の絵を描いたり、学校の「長いものを描こう」という授業では、キリンを描いたりして、横に紙を葉っぱの形に切って、クレヨンで塗って、ティッシュでぼかしたのを貼りました。
――アイデアがすごいですね。そういった教室に通っているんですか?
お母さん 通ってはいませんが、工作が好きだったので、幼稚園の頃から毎日何かを作っています。
――なるほど、だから工作が上手なんですね。特にお気に入りのものはどんな風に作ったのでしょうか。
萌花さん 「マイクロプラスチックまんげきょう」は、なかにミラーシートが入っているので、触らないようにするのが大変でした。周りの和紙は、この自由研究で作った「やさいえのぐ」で色をつけています。
「やさいえのぐ」は、パプリカのソースを食べていて服にこぼれたときに絵の具にできるんじゃないかと思って、やってみました。大根の葉っぱは黄緑色っぽく出たのに、紙などに色付けると透明になってびっくりしたし、にんじんは黄色になるかと思ったらオレンジになって、時間が経った今は薄くなりました。

――8種類の工作がありましたが、みんながすぐに作れそうなものはありますか?
萌花さん 簡単に作れたのは3つあって、「いろいろクレヨン」は、小さくなったクレヨンを電子レンジで固めて作りました。緑色と黄色と黄緑色を混ぜたらピスタチオ色になるかなとか、予想しながら作りました。実際にちゃんと使えます。
「しおり」は、ペットボトルキャップをハサミで細かく切ってからクッキングシートに挟んで、アイロンであたためて作れるので、これも簡単にできます。
「保冷剤消臭ポット」はガラス瓶の内側に水性ペンで着色して、保冷剤の中身を入れて混ぜるだけ。アロマで香りをつけました。

自然遊びに料理にルービックキューブ。好きなこと、やりたいことがたくさん
――普段はどんなことをして遊ぶのが好きですか。
萌花さん 自然遊びが好きです。前はグランピングで料理を作りました。家で遊ぶときは絵を描いたり、暇だなと思ったらルービックキューブをしたりしています。YouTubeは工作の参考に見ることが多くて、『あんの遊びチャンネル』をよく見ています。
――好きなことがたくさんあるんですね。さっき料理の話が出ましたが、料理もできるんですか。
萌花さん はい。自分で作れるのは卵焼き、簡単で好きなのはカプレーゼです。
――カプレーゼ! いろいろな言葉をよく知っていますね。
お母さん 学校の勉強はあまり好きではないようですが、料理など興味があることの知識を深めることが好きなんだと思います。
――そうなんですね。今年の自由研究は、何にチャレンジしたいと思ってますか?
萌花さん 魚のSDGsと魚の自由研究です。魚は見るのも食べるのも好きだし、SDGsも大事だと思うので、やってみたいと思っています。
――「こういうのをやりたい」、というのは萌花さんからお母さんに相談があるんですか?
お母さん そうですね。以前、「サングラスの研究がしたい。外から見ると目は見えないのに、なぜ中からはよく見えるのか知りたい」と言われ、もちろん研究をして考えるのは娘ですが、「どうまとめたらいい? ここの文章どう?」と相談されたときに、私自身があまりにもわからない分野だとサポートしきれないと思いまして……。これだったらサポートできるかな、とか相談されたらそういうお返事をすることはあります。
――萌花さんの将来の夢は何ですか? やってみたい仕事はありますか?
萌花さん SDGs博士と体操選手です。SDGsの工作の教室もやってみたいです。
――体操も習っているんですか?
お母さん 体操というよりアクロバットですね。今日はこういう機会だったのでワンピースを着ていますが、普段はとっても活発なんです。ピアノもやりたいと言っていて、やりたいことがたくさんあるようです。

休みの日はやりたいと言ったことを全部体験! 京都まで出向き和菓子作りを習った時期も
――萌花さんは普段どんなお子さんですか?
お母さん とにかく好奇心旺盛で天真爛漫。活発で、壁などどこにでも登ってしまうような元気な子です。
性格的には集中すると1つのことをやり遂げる力、意思が強いです。例えば折り紙を数回折ってハサミで切り、桜の花を作るようなものもきれいにできるまでやり続けていました。今回の自由研究でも疲れたからやめる? と聞いても、「絶対やる」というので、この意志の強さがいいところだと思います。
――いろいろなことに興味を持っているのが印象的です。やりたいこと、好きなことは萌花さんが見つけてきますか?
お母さん 自分で見つけてくることもありますし、休みの日はやりたいと言ったことを全部体験して、一緒に楽しもうと心がけています。私は自然遊びが苦手ですが、しようと言われれば、海にも川にも行きます。
幼稚園のときは和菓子作りにハマっていて、半年から一年ごとに京都まで行って職人さんに教えてもらっていました。クリスマスプレゼントも、和菓子のお道具セットでしたね。
――京都まで! この取材には変わったキューブを持ってきていますね。
お母さん そうですね。今ハマっているのでそれならばといろんなキューブを買ってみるとか、自然ならいろいろな川の生態系を一緒に楽しんだり、“好き”と言ったことが続いて、深掘りできるように気をつけています。

自由研究は口出しをせず、娘が学んだり失敗したりすることを止めない、見守るように
――今回の自由研究をサポートする際、気を付けていたことを教えてください。
お母さん サポートしたのは、写真を撮ること、あとは定規を使って書くなどきれいに見える書き方を教えたことです。それ以外は私の意見を言わないようにしていました。
例えば「やさいえのぐ」は、私から見ると「大根の葉からは色が出ないよなぁ」と思ったり、「これはやっても絶対できないだろう」と思っても、「じゃぁやってみようか」と言って、娘が学んだり失敗することを止めない、見守るようにしています。
――なるほど、さっき萌花さんはまさにそのときの体験をお話ししていましたね。
お母さん 見ていてこっちにした方が簡単だよと思っても、まずは本人の意見を聞くことも大事にしています。一緒に図書館に行っても「これを読みなさい」ではなく、「この中ではどの本がいい?」と選んでもらうようにしています。
――では今回の工作を選んだのもご自身でしたか?
お母さん そうです。エコラップはさっきもお話ししたように私の教室でやっていたので、私からの発信ですが、「いろいろクレヨン」は家にあった絵本『ちいさなくれよん 』を読んで、「クレヨンは最後まで大事にしたいね。捨てるときに何か使えるのかな、何にできるかな」のような話をしていたところから、このような形になりました。
――自由研究のまとめのなかに、海でゴミ拾いをしたことが書かれていました。普段からご家庭でもSDGsを意識していますか?
お母さん 意識しています。私が食の仕事をしていることもあって、フードロスの問題を一緒に考えたり、なるべく関東近郊の野菜を買うようにしたり、家にあるおもちゃもプラスチックでなく木のおもちゃがメインです。

――最後に子育てに関して大切にしてること、実践していることをぜひ教えてください。
お母さん 私が育った時代と娘が育っていく今の時代は全く違いますし、ここからも変化が激しいと思います。どう育てていけばいいのか時々わからなくなりますが、だからこそ、好きなことに熱中して、将来自分の好きなことを見つけて仕事にもしてほしいと思っています。
そのためには子どもが興味を持ったことは私も同じ目線で、一緒に全力で楽しむようにしています。親が教えているというよりも教わることの方がたくさんあるので、一緒に学んでいきたいです。
人に対してはもちろんですが、環境や動物などいろいろなことに優しい子でいられるような、そんな子育てができたらと思います。
小学1年生にして仮説を立てて研究、文章にまとめる力が素晴らしい
なんとなくやらされる自由研究ではなく、当時小学1年生にしてやってみたい! からスタートし、SDGsというテーマに沿った材料を考えて選び、それぞれの工作に無駄なく使っていること。8種類の工作も「こうなるかな?」と仮説を立てて研究を進め、うまくいったことも少し予想と違ったこともきちんとまとめている力に脱帽しました。
そのような姿勢を導いているのがお母さんの見守る力。「これはできないだろう」と思っても、口を出さず、せかさず、じっくりと寄り添うことで、萌花さんの力が伸びていることを実感。今年の自由研究も進化した内容になりそうで楽しみです。
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この記事を書いたのは
子育てや教育、エンタメにまつわる方々への人物インタビューを多く取材・執筆。大人はもちろん、子どもたちから話を聞くのも好きです。3兄弟を育てる母でもあり、同じように子育てに向き合っている方たちが共感できたり、悩みや困りごとに寄り添えるような記事を発信しています。