「読書感想文」で言葉力に差をつけよう!取り組み方のコツを麻布中学・高等学校国語科教諭が伝授

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中島先生が選ぶ小学校低学年へのオススメ本

読み聞かせにオススメの3冊

 

『だれにも話さなかった祖父のこと』

作・マイケル・モーパーゴ 絵・ジェマ・オチャラハン 訳・柳田邦男あすなろ書房

幼い少年が若かりし日の祖父に何が起きたのかを知る。つらい過去と未来を託す祖父の思いが胸に迫る物語。

 

『大きい1年生と小さな2年生

作・古田足日 絵・中山正美偕成社

新入生まさやと、しっかり者の少女あきよの、友情と自立の物語。お父さんとお母さんで交互に読み聞かせしてあげても。

 

『エリカ 奇跡のいのち

作・ルース・バンダー・ジー 絵・ロベルト・インノチェンティ 訳・柳田邦男講談社

走行中の列車から我が子を投げ捨てる——? 第二次世界大戦中のドイツを舞台に、母親の本当の愛を感じられる一冊。

自分で読むのにオススメの3冊

『泣いた赤鬼』

作・浜田 廣介作 画・浦沢直樹小学館1400円+税

人間と仲良くなりたいと願う赤鬼を助けてくれた青鬼だったが——? 青鬼に共感する男の子も多いはず。

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『おこだでませんように』

作・くすのき しげのり 絵・石井 聖岳小学館1500円+税

「ぼくは、いつでもおこられる」。いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…?

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中島克治先生の「言葉の力をはぐくむ教材」も発売中

中島克治小学館650円+税

小学生のうちに身につけてほしい語彙・表現を、楽しく学べるようにパズル形式にしたドリル。お子さんの豊かな言葉と可能性を伸ばすために、最適な一冊です。入門編 初級編も大好評発売中!

記事監修

麻布中学・高等学校 国語科教諭
中島 克治 先生

東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程に進んだ後、現職。著書に『小学生のための読解力をつける魔法の本棚』『小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚』『本物の国語力をつけることばパズル』(すべて小学館)などがある。一女の父。

記事監修

雑誌『小学一年生』|1925年の創刊の国民的児童学習誌

1925年の創刊以来、豊かな世の中の実現を目指し、子どもの健やかな成長をサポートしてきた児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターに関わっていただき、子ども達各々が自身の無限の可能性に気づき、各々の才能を伸ばすきっかけとなる誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載しています。


『小学一年生』2019年8月号 別冊『HugKum』 イラスト/macco 構成・文/塚田智恵美

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