小学館の学習雑誌『小学一年生』2017年9月号の、保護者向け別冊ふろく『HugKum』(ハグクム)では、夏休みの自由研究と読書感想文について大特集しています。
おうちの方の協力が不可欠といえる1年生の夏休みの宿題の“テーマ探し”から“まとめ方”までを、親子で楽しく取り組めるポイントとともに紹介しています。
今回は、特集「親子で楽しく! 自由研究ガイド」より、先輩「小学1年生」たちの自由研究作品をたっぷりお見せします。誌面に載せきれなかった分も加えていますよ。
それぞれに込められた工夫やアイデアをぜひ参考にしてください。
■のびのび作れるアート系作品
夏の味覚を紙ねんどで表現「なつのスイーツとくだもの」
色つき紙ねんどを使って、自分の好きな夏の食べものを作りました。キウイやスイカの種、かき氷のレモンみつのかかり具合など、細かい部分までかなりリアルに再現できたなと思います。
果物をのせた皿は、紙皿にねんどを貼りつけて作りました。ねんどをこねながら、娘と母で楽しく取り組むことができました。(なつこさん)
卵の殻がモザイクタイルみたい!「たまごのからのアート」
ゆで卵の殻に絵の具で色を塗り、細かく砕いてから、下絵に貼りつけて彩色。フレームには、海で拾った思い出の貝殻をホットボンド(熱を利用した接着剤)でつけました。
殻をつけていくのは根気がいりますが、1年生でもできる簡単な作業です。夏の思い出のワンシーンを残す記念になりました。(まなみさん)
本物みたいなフェイクスイーツ「ふわふわのマカロン」
100円ショップのパーツコーナーで、デコレーションキットとマカロン型を購入し、飾りつけました。色や飾りを変えたものをたくさん作り、空き箱に詰めたら、カラフルでかわいく仕上がりました。(ゆいこさん)
旅の思い出がこもった「葉ずり染め」
旅行先のワークショップで、草や葉の形を布に染めつける葉ずり染め体験をしました。そのまま提出してもよかったのですが、紙に布を貼り、タイトルと作り方、感想などを書いて添えました。(ひなたさん)
HugKumでは、自由研究のアイデア満載の特設サイトを開設しています。そちらもあわせてご覧ください。
■作った後も楽しめる! 工作いろいろ
磁石を使ったアイデアがユニーク!「じしゃくサッカーゲーム」
丈夫な空き箱をひっくり返して、サッカーのフィールドを作りました。2本の棒の先端に磁石をくっつけて、サッカー選手の人形にも磁石を取りつけます。
フィールドの下(サッカーゴールの下)から棒を差し入れて人形を操り、ボールをゴールに入れて遊びます。ボールはペットボトルのふたを使いました。(そうたろうくん)
遊べる立体迷路「コロコロゲーム」
箱を2段に重ねて穴をあけ、ビー玉を転がして遊ぶおもちゃを作りました。作り方はインターネットで調べました。材料や工程を紙に書いてまとめたものを、作品の後ろに貼って提出しました。(そうすけくん)
涼を呼ぶ夏アイテム「ペットボトルの風鈴」
市販の工作キットがきれいだったので購入しました。ペットボトルを半分にカットして、好きな絵を描きました。(なおさん)
ゆらゆら羽ばたく「鳥のモビール」
ティッシュの空き箱と折り紙で作ったモビールです。おなかの下のひもを引っぱると、ゆらゆら翼を動かします。ひもをつける作業は子どもには難しいので、親が手伝いました。(れんくん)
空き箱で作った深海ジオラマ「うみにすむさかなたち」
長方形の空き箱を青い絵の具で彩色し、海の中を表現しました。箱の内部はビニールひもを左右に通し、浅瀬から深海まで深さごとにすむ場所が違う魚を図鑑を見て描いた紙を貼りつけ。
上のほうにはハリセンボンが、海が深くなるにつれてイトマキエイやホオジロザメなどがいます。箱の横には魚の名前も書いて貼りました。(しょうたろうくん)
お部屋で星空が楽しめる!「プラネタリウム」
深型のアルミ皿を黒く塗って穴をあけ、100円ショップで買ったライトにかぶせるだけでできあがり。部屋を真っ暗にしたなかでライトをつけると、天井や壁に星がまたたきます。(いぶきくん)
■気になるものをとことん追求系
公園で虫を観察!「こうえんで見つけたカマキリのごしょうかい」
公園で見つけたカマキリを観察し、体や特性についてまとめました。写真を撮ったり、絵を描いたりしてスケッチブックにまとめました。(かいとくん)
手作り恐竜図鑑!「ぼくのすきなきょうりゅうたち」
大好きな恐竜たちの絵を、集中して描きました。描いた絵は、1枚ずつ透明なセロファンの袋に入れて、ひもで綴じました。(かずまくん)
パパと一緒にセミの研究「せみのうかのかんさつ」
息子が地上に出てきたセミの幼虫を拾ってきた瞬間に、自由研究が始まりました。セミがどのように羽化するか、父子で観察。写真は父が撮りました。
羽化は一晩中かかったため、途中から父ひとりでの観察となりました。観察したセミは羽化後、大空へ放しましたが、後日、別のセミを捕獲して標本をつくり、観察の記録とともに自由研究として学校に提出しました。(しょうたろうくん)
アリの生態を調べる実験「ありはなにがすき?」
アリが好きな食べものを調べるため、チョコレートやアジの干物などを庭に置き、1時間ごとに写真を撮ったものを貼りました。
字をまっすぐ書けるように、原稿用紙に書いてからスケッチブックに切り貼りしました。おかげで見やすくなったと思います。(はるとくん)
お仕事体験をレポートに「デパートのしごと」
デパートの仕事体験に参加したので、そこでのさまざまな仕事について写真や文でまとめました。市販の自由研究用のノートは、レイアウトの配置がしやすくおすすめです。(みやかさん)
大きな紙を使った「にくしょくきょうりゅうのへんか」
肉食恐竜が時代によってどう変化したかを図鑑などで調べ、大きな用紙にまとめました。母はインターネットでの調べものを手伝いました。
描くスペースがたくさんあるので、自由にのびのびと取り組めました。(ゆうじくん)
自分なりのテーマを探してみて
不要品を利用したり、旅の思い出を作品に盛り込んだり、参考になるアイデアがいっぱいですね。市販のキットを活用したり、インターネットでアイデアを調べたりすれば、手間を省くこともできます。思い出に残る自由研究のテーマを見つけてみてください。
夏休みの自由研究
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構成・文/HugKum編集部